まだ燃えています

州知事のシュワちゃんは直ぐに現地へ赴き、自ら陣頭指揮を執っていますが
今日はブッシュ大統領までが視察に来た位、大変な事になってます。
まあ、政治家はいつでも目立つチャンスがあれば
どこにでも現れるのですが・・・
ニュース解説者は地に落ちた（大統領）支持率の上昇は望めないが、
カトリーナ（台風）の時に対応がお粗末で非難を浴びた二の舞は回避できそうだと
話していました。

マリブの方は鎮火したようですが、アーバイン北部やサンディエゴ周辺は
未だ延焼が続いているようです。
幸い風も治まり、煙は上空高くへ昇っていますので、
昨日よりは空気が澄んで来ましたが、それでも独特なきな臭い匂いと
細かな灰が降り続けていて、車を外に停めると数分でうっすらと白くなります。

おかげで毎週楽しみにしていたフットボールの試合も今週は中止。
30分ほど前には学校から連絡があり、アーバイン市の公立校は明日（金曜日）
全て休校となるそうです。

30万人以上が避難をして1,400軒以上が焼失し、46万エーカー以上が燃えて
なおも延焼中ですが、46万エーカーと言われてもどれくらいなのか
想像出来ないくらいの広さですが、これを平方キロメートルに直すと、
約1,862平方キロメートルになります。

更にこの数字を分かりやすくする為に比べてみると、
1,875平方キロの香川県とほぼ同じ広さ、
そして2,187平方キロの東京都の約85%にもなります。

これだけ広い面積を普通の消防車で消すのは無理な話で、
今回も大活躍したのが、空からの消火活動。　もう、効果絶大！
小回りの利くヘリコプターはピンポイントで回数多く水を撒き、
固定翼の飛行機は直線的に長いエリアに散水して、炎の拡散を抑えます。
いろいろな機関からの応援もあり、機種も豊富で航空マニアにとっては
興味深い光景が多かったのですが、圧巻だったのは元アメリカン航空で
使用していたDC-10型旅客機を改造したTanker 910、さすがに凄いです。



この大きなエアバスが超低空で山間を縫って旋回し、
薬品の混じった赤い液体を胴体の下から一気に散布すると、
火は確実に消火されて、あたり一面が白い煙に包まれます。

カリフォルニア州はこの機体を山火事シーズンの6月から10月までの122日間
約500万ドルと飛行時間当たり5,500ドルの費用をかけて準備していますが、
効果も凄いけれど、費用もそれなりに高いですね。

国際救助隊（サンダーバード）は無料だったと思うけど、
どこかの大金持ちが、本物のサンダーバードを作ってくれないでしょうかね。

山火事

年間を通して雨が少なく暖かな南カリフォルニアは、
本当に理想的とも思えるような気候だが、大きな落とし穴が・・・・。

アリゾナやネバダ方面から吹き込む、暖かくて乾燥した風が
サンタ・アナ・ウインド（Santa Ana Wind)

消防署はこの風が吹く予報が出るとRed Flag Warningを発令し、
火事に対して最大の注意を促す。
（道幅の狭いHollywood Hill辺りでは消防車が通れるように、
路上駐車が制限されるのでご注意を。）

椰子の木が建ち並び、どこの家にもキレイな芝生の庭、プールがある家も多いが
元々は砂漠。人工的に水を撒いて草木を生やしているわけで、
宅地になっていない所はちょっとした事で直ぐに燃え出してしまう。

大自然の驚異で自然発火することも多いようだが、バーベキューやタバコの火の
不始末や、現実には放火も多い。それも犯人は現役の消防隊員だったり・・。

昨日はこのサンタ・アナ・ウインドが吹いて、我家のガーデン用パラソルが
倒れたりしたので、風の強い日によく使う”Bad Hair Day”を題材にブログを
書こうと思っていたのが、それどころではなくなってきた。

案の定、朝からマリブの火災でTVやラジオはどこのチャンネルでもこの中継。
炎はどこかの政治家が卒業したと嘘をついて日本でも有名になった
ペパーダイン大学の直ぐ前まで迫り、近くに多いセレブの家も危険な状態に。
17ミリオン（約20億円！）で売りに出ていて5ヶ月前に買手が決まり、
今週の金曜日には売却が完了するはずだった有名なお城のような豪邸も全焼。
インタビューに応えていたエージェントの声はさすがに元気がなく、
同業として悔しさがよく分かる。　建物のオーナーは保険があるが、
不動産業者は売買が成立しなければ、一銭にもならない。

こんなニュースを聞きながらダウンタウンで仕事を済ませ、
これから帰宅すると家に電話をすると、何とアーバインでも山火事との事。
アーバインも我家のある南側は開発が進み心配は無いが、
北へ行くと未だ手付かずの原野が広がっている。

既に日が暮れて空の状況が分からないが、近づくにつれて視界が悪くなり
まるで霧の中を走っているよう。　
実際に燃えている所とは直線距離にして約10キロ。　間にはフリーウェイもあり
我家は大丈夫と思いながらも、不安が過る。
家に着き車のドアをあけると、物凄い煙の匂い。
直ぐにガレージのドアを閉め、家中の窓が閉まっていることを確認。

幸い我家の方へは火の手は延びず一安心だが、
上の写真は（暗くて夜のようだが）今朝、庭から撮ったもの。
相変わらず燃え続けているようで、不気味な濃い色の煙が朝日を遮る。

そして下の写真。これはNASAの衛星写真。
上が月曜日の午前中で下の写真は今日の物で、延焼の凄さが理解できるはず。
アーバイン周辺まで写っていないのが残念だが
このサイトへ行けば他にも幾つか写真があるのでご覧あれ。
http://earthobservatory.nasa.gov/

サンディエゴ周辺でも大変な騒ぎになっていて、25万人！もに避難命令が出て
ゴーストタウンのようになった町もあり、フリーウェイは大渋滞！

南カリフォルニアで家を買う（借りる）場合は、
山火事危険地域、洪水危険地域、活断層に近い地震多発地域は避けましょう！
詳しくお知りになりたい場合は、お気軽にご連絡下さい。
これらの地域を避けると安心だけではなく、保険も安くなりますよ。

ステーションワゴン

毎度おなじみ、働き者のV70君。

今日は、約一年前にU.C. Irvineのメディカルセンターに研究で来られて
明後日帰国される産婦人科の先生の家具などを引き取りに行ってきました。

何と、積み込んだ荷物の明細は以下の通りです。
Twin SizeのBed Frame, Twin Sizeのマットレス、掛け布団、バスマット
19インチのTV、棚付きのTV台、ケーブルTVのBox、椅子1脚、Bar Stool2脚
電子レンジ、掃除機、炊飯器、ヤカン、食器一式、卓上ランプ、電気スタンド
花瓶、テニスラケット、バスケットボール、そして運搬用のドーリーも。

分解はしましたが、Bedのフレームが積めるのは流石です。
もちろん、マットレスも問題なく積めて、後ろのゲートも完全に閉まります。
簡単に後部座席の座面を跳ね上げて背もたれを倒せば
完全なフラットで広い荷台が出来るのも便利。
ホイールベースの長さもあるのでしょうが、ほぼ垂直に立っている
テールゲートのデザインが積載能力をかなり高めているはずです。

ここを寝かせるとデザイン的にはスマートな感じになるのでしょうが
いざ物を載せる際に役に立たないワゴンなんて、意味ないですよね。

ボルボのワゴン、お薦めです。
モデルは素のV70から、ターボ付きのV70 2.5T、ハイプレッシャーターボのV70T5
そして300馬力4駆のV70R、車高を上げた４駆のXC70までいろいろですが、
2.5Tあたりが一番バランスの良いモデルかもしれませんね。
パワーもそこそこ(208馬力）ありますし、T5より低回転でトルクが厚いので
街中では扱いやすいはずで、燃費もいいです。　
ノンターボのV70は、人や荷物を沢山載せた時にアンダーパワーを感じるでしょう。
趣味でのるならRモデルです。（僕も本当はこれが欲し～い！）

2008年型はフルモデルチェンジして更に大きくて豪華になるようですが、
現行モデルの最終バージョンを値切って買うのも悪くないと思いますよ。

6-0

上の写真は今日の夕飯です。

ホットドッグ、クッキー、チートス、ダイエットペプシ（計4ドル）
でも、何で外で食べるホットドックは美味しいのでしょうか？
遠足のオニギリと同じですよね。
ハンバーガーやピザも売っていますが、この雰囲気にはHotdogが合います。

と言うわけで今週も行ってきました、University HighschoolのFootballゲーム
ここまで我トロージャンズは５戦全勝！　
そして今日の対戦相手Irvine Highschoolも負け無しの互角。
この好カード、何と観客席は超満員。

前半は１０対１４でやや劣勢ながらも
これを後半早々に逆転して、その後突き放して、
最後は３１対１４でVICTORY！


試合の始まる前にホットドッグを食べておいてよかったですよ。
何しろ試合中は、立ちっぱなしで　拍手しっぱなしの　叫びっぱなし。
何かを食べている暇などありませんでした！
もう、喉は痛いし、手のひらも痛・痒い感じ。でも頬は緩んでウキウキ気分。

昔、後楽園球場の外野席でジャイアンツの応援をしていた時以来です、
こんなに試合に夢中になったのは。
でもフットボールの方が野球よりテンポが速くて娯楽性が高く
いかにもアメリカらしいスポーツで楽しいすね。
ひょっとすると、息子たちが卒業しても応援に来るようになるかも・・・。

お近くにお住いでご興味のある方がいらっしゃいましたらお知らせ下さい。
一緒に観戦しましょう！　因みに入場料は大人７ドルです。
来週の試合は１０月１８日（木）午後７時からOrange Coast Collegeで
Costa MesaのCalvary Chapel Highschoolとの対戦です。



試合終了後にグラウンドで喜び合うチアリーダーや選手と、その家族や友達。
近くで見ると、みんなまだアドケナイ子供たちです。
でも、あの一生懸命さが見ていて感動するのでしょうね。

New PC

日本IBMの5550というパソコンをご存知でしょうか。
日本語DOS搭載のこのマシンを米国内の日系企業に導入する為に
ハードやソフトのスペシャリストとして派遣されたのが、
僕がアメリカに住み始めるキッカケでした。

あの頃米国で一番普及していたモデルはIBMのPC/XTで
CPUがIntelの8088、クロックスピードが4.77Mhz。
そしてその上位機種がPC/ATで、こちらは6Mhzの80286搭載で、
20MbのHDD付きもあり、今では子供のオモチャ以下のスペックながら
格段に使い易かった事を覚えています。

もちろんWindowsが出る前ですので、操作は全てDOSのコマンド入力。
モニターもモノクロで表示される文字はグリーンが多かった時代です。

それから21年、パソコンも随分（物凄く！）発達したものです。

実は今月は長男と末っ子の誕生日が来るので何が欲しいかと尋ねたところ、
古くなったパソコンを新しくして欲しいとのリクエストがあり、
早速パソコンショッピングに出かけてきました。

ネットで簡単に候補機種や価格を調べてから、お店を何件か回りましたが、
最終的には一番品揃えの良かったFoutain ValleyのFry'sで購入しました。

このお店、英語を母国語としない店員が多い事でジョークに使われる事も
あるほどですが、パソコン関係の品揃えでは一番だと思います。
ベイエリアに住んでいる時にシリコンバレーに開店した一号店から
贔屓にしていますので、こことも長い付き合いになってますが、
若い従業員が多い為か上記の理由なのか、サービスの質がイマイチですね。

今回も熱心に（シツコク！）ある機種を薦める若い販売員にうんざりして
ちょっと難しい質問をしてみたら案の定、箱に書いてある程度の知識しかなく
”オジサンは君が生まれる前からコンピューターの仕事をしているんだよ”と
心の中でささやきながら、そのモデルの購入を丁寧にお断りして、
一人でゆっくりと選んだのが上の写真のモデル。

子供達が宿題用に使う物だから一番安い物で充分と思いながらも、
いざ色々な機種を見比べてしまうと機能や性能の良いモデルが魅力的に見えて
目移りしそうでしたが衝動買いをぐっと堪えて（大人になったな～）
超お買い得商品をゲット（表現が古い？）しました。

聞いた事もないようなメーカーではなくて、本体もモニターもCOMPAQ社製
IntelのCPUに１GbのRAM、120GbのハードディスクにDVDRW、
そして17インチのフラットスクリーン（LCD)のモニター、
更に写真には写っていませんがEpsonのAll-in-Oneプリンター
（ファックス、スキャナー、コピー機能付き）まで付いて、
価格は驚きの$399.98です。

実際に支払った金額はもう少し高いのですが後から帰ってくるリベートで
最終的にはこの値段になります。　もちろん消費税やリサイクル代（$8.00）が
必要ですが、それでも安いと思いませんか？　
モニターやプリンターまで付いて、もちろん、キーボードやマウス、
Windows VistaやMicrosoft WorksもPre-Installされて、直ぐに使える状態。
もちろん、Refurbished(中古再生品）ではなく全て新品です。

更に、長男にはCOMPAQのLapTopを購入。
これもほぼ同じようなスペック（AMD TK-55,1Gb RAM, 120Gb HDD, DVDRW)で
画面もワイドスクリーン、もちろんOSはWindows VistaでWi-Fiのモデムも内蔵。
そして価格は$499.99！　こちらもEpsonのプリンター付き。

お買物上手！と呼んでいだだけますよね。　本当にお買い得商品ですよね！

今まで使っていたモデルもメモリーを増やしたり、
ハードディスクの容量を増やせばまだまだ現役で使えるので、
ママさんのネット検索用マシンとして第2の人（パソコン）生を送れそう。

これで我家には4台のPCがワイヤレスでネットに接続していて、
更にNintendo DSや僕のPalmまでが・・・。

次はLinksysのラウターを現在のGから、
より速くて強力なWireless-NへUpgradeする必要がありそうです。

抽選永住権

Diversity Visa (DV) Program 2009、今日(10月3日）から受付開始です。
(締め切りは12月3日の正午）

さあ今年もやります！　大抽選会。
メール1本で永住権GETのチャンス！　それも5万人分。
因みに前回は382人の日本人が当選してますので、今年はあなたの番かも。

それにしても、抽選で永住権をあげちゃうなんて、
なんて(いい加減？)太っ腹な国なんでしょうね～。
過去に移民の数が多い、カナダ、ブラジル、中国、韓国などは対象外。

去年の当選者の情報を見ていて面白かった（驚いた？）のは、
何と北朝鮮から4人が当選していました。　
でも、永住権が当たったからといって、一般の人が移住できるの？
それとも、政府関係のお仕事で実際には・・・・・なんて。
米国政府も意図的に当選させて入国させて、その後は・・・・なんて。
スパイ映画のシナリオのようになって来ましたね～。

まあ、これさえあれば、アメリカに住めて、働けて、SSNも取れて・・・
こちらでの生活を望む方には最高ですよね。
既に就労ビザをお持ちの方には、転職の可能性も出て来ますし、
学生さんはこちらで就職する際に大きな武器になるはずです。

ただ、あくまでも”米国に永住”が前提ですので、
日本中心の生活で、たまにアメリカに来る程度であれば
直ぐに取り上げられてしまいますので注意が必要です。

弊社のお客様でも永住権を保持する為だけにアパートを借りたり
定期的に入国する方がいらっしゃいますが、
費用もかなり必要ですので、よく考えた方がいいですよ。

本当に必要で直ぐに欲しい人には、なかなか当たらない物のようです。
（Murphy's Law?)

でも、応募しないと当たりませんので、是非お試し下さい。

詳しい応募要領等はこのアドレスでご確認下さい。　GOOD LUCK !

http://www.travel.state.gov/visa/immigrants/types/types_1318.html