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見附島(みつけじま) 石川県珠洲(すず)市

2023-11-01 16:44:23 | 新日本紀行 北陸編 石川
2023 石川・福井・滋賀 深秋旅行 ベスト・ハイライトその3

★思いのほか良かった訪問先Best1

能登半島は、海絶景の見どころが多々あります。しかしそもそも、奥能登国際芸術祭がきっかけとなり、今回の来訪を決意したので、展示アートの鑑賞も欠かせません。
海岸線に唐突に巨岩があるのはシュールレアリスムっぽくって面白いですが、写真で十分な気もしないではなかったんです。だから見附島は、ぜひ行きたいというよりは、せっかく能登の先端まで来たから、ついでに訪れておくかという感じでした。

ところが、実際に行って経験してみないと、わからないことが旅には本当に多々あります。
見附島は事前にネットで調べても、「思った以上に大きかった」という声が多かったので、私も写真や動画で見るより、もっと大きく感じるんだろうな、と予想はしていました。

見附島駐車場に車を停め、防風の松林からチラチラ姿が見える見附島に(あっ かなり大きい?!)と思い、そこを抜けてババ―――ン!!と目の前に現れた見附島は、見る者をひれ伏させるような威光を放っていました。見附島は、二次元と三次元で、全く印象が違います。

おそらくこの理由は、千里浜なぎさドライブウェイでも思いましたが、能登半島の海岸線の目の前に開放的などこまでも広がる水平線と、寄せては返す浜辺の白波があってこそ、砂浜の8キロに渡るドライブウェイも映えるんです。

見附島は高さ28メートル(マンションで言うと9~10階建て)の巨岩で、弘法大師が佐渡から能登に渡る際に「見つけた」ので見附島、とのことで、先端部分が突き出た外観から、「軍艦島」とも呼ばれています。そしてこの岩だけをもっぱら大きく取り上げて旅行本でも載せていて、あの広大な水平線込みでないです。

上の写真は、見附島に向かって左側の海岸線の様子です。本当に何もないどこまでも広がる水平線の波の打ち寄せ際に唐突に、上に緑の帽子みたいに植物をアクセントに載せた、周囲400mある標高28mの白亜の島を目にすると、その絶妙な対比が間違いなく絶景だと思うし、来て良かったなと思わず微笑みました。波打ち際にある、マンション10階建ての高さのタダの大岩では全くないです。

踏み石が並べられているため、私が訪れた時には引き潮の時間帯だったので、上を島の近くまで歩いて行っている人もいました。

ここは「えんむすびーち」と呼ばれる恋人の聖地となっており、浜辺に縁結びの鐘もあります。

レストランも併設されており、見附島を観賞しながら休憩もできます。

行けばそのスゴさに圧倒される見附島。こうしてブログをしたためていても、見附島のあの大きさや威光は伝えきることができないというか、三次元立体を二次元平面で表現することの、一定の限界を感じざるを得ません。だからこそ、実際に旅行で訪問する価値があるんですね。珠洲市に来たら、マスト・ゴー!です。

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