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あるアメリカ将軍の驚き

2009年05月27日 | 全般
今日は、ここ数日のテーマに少し関連があると思うので『日中の興亡』(青山繁晴)のなかにあった以下のようなエピソードを取り上げる。

「アメリカ軍の将軍がこう語ってくれたことがある。
『青山さん、世界中にアメリカ軍の基地があるけれども、朝八時半に従業員が全員来る基地は日本だけです。つまり遅刻がない。それは日本だけです。五時半に帰ったあと、備品が一個もなくならない基地も日本だけです。』

日本国民にとっては当然の話だが、世界を相手にしているアメリカ人は驚く。本当に大事なことは、日本の基地で整備したアメリカ軍の飛行機は落ちないことだ。米本土も含めて、日本以外で整備した飛行機はよく落ちる。

ところが日本で整備したものは落ちない。アメリカ軍の人に『スペースシャトルも本当は日本が作って、日本が打ち上げていたら、爆発なんかしない」と言ったら、「そのとおり」と、あっさり答えた。日本ならネジの一本まで同じように作れる。」

前半の話は、まさにその通りなのだろうと思わせる話である。朝八時半の段階で、遅刻が何割かいるのと、ほとんどいないのとの違いは、目に見えてはっきり分かることである。従業員の帰宅時に備品がなくなっていないかどうかも、明らかに分かることである。アメリカ人の将軍は、その目に見えてはっきり分かる違いに強い印象をもっていて、それを率直に語ったに違いない。

後半の話は、はっきりしたデータ(数字の資料)がないのでなんともいえない。まあ、参考程度に聞いておくほかないが、前半の話だけでも充分興味深い。ここ数日紹介してきた、日本人の仕事への姿勢と重ね合わせれば、ますます鮮やかなイメージで日本人の姿が浮かんでくるだろう。
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