いつも楽しくハードな
masaさんの富士御来光旅行社の次の企画、
0630 KANAGAWA GRANFONDOに参加させていただきました。完走狙いの本隊からは遠く離れ、ショートコースでの参加でしたが、それでも辛く、それ以上に楽しく、気持ちいい道のりでした。
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天気予報と睨めっこの1週間を経て、6月30日がやってきた。1週間前の天気予報では土曜から崩れるというのが大方の予想。
でも週末に近づくにつれて、雨マークが小さくなり、晴れマークまで付いてた。
そして当日の朝、伊勢原に向かう途中、厚木基地付近で、目の前に富士山がくっきり。
このときは、「いやぁ、天気予報なんて当てにならんなぁ」なんていい気になってたね。
しかし、結局この日に富士山が見えたのはこのときだけでした。しかも、天気予報侮れないし・・・
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ほぼ6時30分ジャストに伊勢原駅に着くと、すでにそこにはレーパンを履いた猛者の方々が勢揃い。
凄い面々ですよね。ブルベライダーの方も沢山いて、皆さんの今年の走行距離を足すだけで地球何週しちゃうんだなんて余計なこと考えます。
主催のmasaさんのブリーフィングと自己紹介のあと、最初の目的地大山の浅間山林道に向かいます。
今日のオフ会は、浅間山林道前で集合写真を撮ったら、あとはそれぞれ自分のペースで、自分の目標で走る、恒例の勝手オフです。
伊勢原駅までで足はすっかり売り切れちゃってます(笑)。今日は勝手オフですし、夕方5時までに帰宅という時間制限もあったりします。
行けるところまで行く、そして、もちろん一人旅になるのは最初から折込済みです。
大山の浅間山林道入り口で皆さんと記念撮影。
集合から30分くらいかな、早くも「じゃぁ、これで」って(笑)完走狙いの本隊の皆さんとご一緒できたのは浅間山林道から蓑毛まででしたね。
蓑毛で休憩してるので、今日は足つきとか気にしないで待ったり登るぞと決め込み、菜の花台でも休憩。
下の町並みは良く見えるけど、やっぱり空はどんよりしてる。でも雨が降ってないだけ良いよね。
5分くらい休憩してまた登る。う~ん、足が攣りそう、って思ったらやっぱり攣った。
どうも毎回足攣ってるんですが、これは根本的になんか考えないとダメですね。去年の9月とか10月とかにヤビツ登ったときはここまでじゃなかったんだけどな。
攣った足をだましだまし登ってようやくヤビツ峠に到着。
一応お約束の写真もパチリ。
とそのとき、なんと
TETさんがいるじゃないですか!
わぉ!
TETさんがね、来ているというのは出発のときに聞いてたんですが、よもやヤビツ峠に自転車で来られていたとは。
もうすっかり、とまでは行かないかもしれませんが、いやいや、もうここまで自転車で来れるなんてすごいっす。
さて、いつもならここで目的地で、ここから折り返し、気持ちのよい裏ヤビツを下って帰ろうというところなんですけど、今日はまだ先があります。
ヤビツ峠でTETさん、K2Kのみなさん、大将@双龍とお別れして、Tonyさんと表丹沢林道に向かいます。
すっかり一人旅を覚悟してたんですが、ここからTonyさんがご一緒してくれました。
余裕じゃんTonyさん(^w^)
むふふふふ、でね、やっぱりこの二人の組み合わせってのはこうなるんだな。
表丹沢林道から萩山林道に向かい、「うぉ~すげ~、すべりそう~、うぁ、石が~、岩が~、落っこちる~~~」なんて言いながら道を下っていきます。
そして運命の分かれ道。
要所要所で地図やmasaさんの書いてくれた案内を見ながら進みます。
「途中で三叉路に当たりますがUターンするように左折し下ります。」とあります。
まさに目の前は三叉路です。Uターンもしてるし。
Tonyさん「大丈夫だよね、ここUターンしてますよね」
こん「してるしてる。きっとここだよ。」
このとき実は、ぜんぜん確信も何もなく即答してましたね。
そっちが下ってたんで、もう登りたくないという一心でいい加減な答えを・・・ごめん、Tonyさん。許してね(^^;
んでもって下り始めたらね、どのくらい降りたかなぁ。
道が違うって思い直しても戻りたくないくらいの距離を降りた辺りで、いきなり舗装が切れてダートになっちゃった。
でも、もう登りたくない~~~ってことで、「何とか走れそうだよ」なんていい加減なことを言って、Tonyさんを熱く口説いてそのまま下ります。
うががががががが
ブレーキを握る腕の痛いこと痛いこと。昔MTBでどっかの山に言ったときのことを思い出すくらい、とってもロードで下る場所じゃなかったっすね。
パンクしないか、タイヤがバーストしないかはらはらしながら下ります。
ブロガーのくせに余裕も何もなくて写真も撮ってません。
どこまでいくんだあぁぁぁぁぁ~
って思ったところでなんと登ってるし。でも登りはちょこっとだけだったんで助かったね。そこは押して上がり、再びダートを走ります。
ようやくその頃になって、あぁみち間違えたんだなぁと(爆)もっと速く気付けというか、気持ち的には
“認めたくないものだな。若さゆえの過ちというものを”
という感じでしょうか。
何はともあれ下ってさえしまえば何とかなると思って走ること10分くらいかな。何とか舗装路にでたでた。で、辺りを見回すと、なんだか芝生のグラウンドみたいなところに。
あ、あれ?ここ、ゴルフ場の中じゃね?
Tonyさんと「やばいやばい、見つかんないうちに速く抜けなきゃ」って焦りながらゴルフ場の中の道を通り過ぎて、やっと一般道に。
ここどこ?
地図をよく見ると少し行けばk705があって、なんとかコースに復帰できそうです。
K705にでて戸川駐在所前のコンビニで休憩。
コンビニの店員さんに、
「こんな格好した人たち来ませんでした?」って聞いたら
「来ました来ました。たくさん来ました。なんかイベントでもやっているんですか?」って興味津々に聞かれちゃいました。
勝手オフなんですが、こういうときに、ああ、同じ道を走っているんだなぁって思うんですね。一緒に走ってなくても、でも一緒に走っているってね。なんだか心強いというか。
でもこういうときに困ったことがひとつ。
Tonyさんが「先に本隊が来て、あとから来ると、補給する食べ物がなくなっているような気がする。」って言ってましたよ~(笑)。そういえばそうかも。
ところで、ごみ捨てようとゴミ箱に行ったらみんなが補給した後がありましたね。
このゴミ箱見て、「む、ホシはまだこの近くにいるはずだ」と。もうずいぶん前、1時間近く先に行っちゃったかなと思ってたんですが、どのくらい前に来ました?と聞いたら、店員さんは「15分、いやもう少し前かな。」って30分よりは短い感じで教えてくれました。
「よ~しそれなら」
・・・なんて、ぜんぜん力が出てきません(>_<)
ここはしっかり休憩&補給してまったり行きましょう。
Tonyさんも今日は“まったりモード”の様子。しっかり補給&休憩してから次の目的地、秦野林道~丹沢湖を目指して進みます。
途中大倉入り口で迷ってみたりしましたが、何とか堀川の交差点から道なりに三廻部方面へ。今思うとどの道を通ったんだか、うまい具合に気が付けばゴルフ場の近くの林道まで出てきましたね。
ちょっと登るとすぐ足が攣る感覚が・・・
Tonyさんも付き合ってくれて、休み休み進みます。
いや、しかし、ありがとね、Tonyさん。
一人旅を覚悟してというか、それはそれでもと思っていたけど、やっぱり普段走りなれてない林道だし、やっぱり一緒にいてくれたのはとても心強かったです。
何とか中山峠も越えて、気が付けば寄に。
こっから秦野林道までまた登りですね。でもまだ11時10分頃だったかな。朝が早い分まだ昼前かと気持ちに余裕はあります。
ここまではまだ天気ももってたんだよなぁ。
中津川沿いに秦野林道への道を登ります。長閑な感じでとても気持ちがいい(登りじゃなかったらもっといいのに)
赤い橋が秦野林道の目印らしいのですが、なかなか出てこないっす。
ボトルの中は温まった水しかないし、「あぁ~冷たいものがのみたい~」なんて叫びながら進みます。
と、目の前に結構な勾配の坂が!
「Tonyさん、ごめん、休む!」と叫ぶと、目の前に自販機があるじゃない。
Tonyさんも「自販機あるからいいよ、休もう」と。
んでもって冷たい飲み物♪冷たいもの♪って喜び勇んでコインを入れると・・・
チリンッ・・・・・・・・・・コトッ・・・・・
やってねーじゃん!!!!
自販機はそこで静かに寝てたんですね。くそ~期待しただけに余計に腹が立つ。
どうもここ、ミクロ山荘でしょうか、林道の入り口までまだもう少しありそうです。
そこそこ辛い坂を上り(いいえ、僕には結構辛かったけど)ようやく目印の赤い橋が登場。
こういう瞬間なんだよね。
皆さんのブログで見る景色、いいなぁ、自分もこういうところに行ってみたいなぁって思った景色に自分が来てる。来たよ~って思うんですね。
多分自分でプランニングしたのではここに来るというのはなかなか考えないと思うんですね。神奈川にもこんな気持ちのよいところがあるんだなって。
林道を走ってみるというのはとても勇気のあることだなって思います。masaさんもyuzitoさんもすごいよなぁって改めて確認。リスペクトです。
さて、ようやく秦野林道のゲートに到着。と同時に結構な雨が降ってきました。
おいおい、約束違うじゃんよ、ちょっと早過ぎるんじゃないか。
本降りの雨に二人ともちょっと意気消沈。
どうしようか、はじめての林道で、今までのコースを考えると雨の林道はヤバイ気もします。足が攣っているということはあるにせよ登りはまだ押しても行けるけど、特に下りが恐そう。滑って転倒したらどうすべぇなんてよぎります。
すっかり気分としてはハーフ&ハーフです。このまま丹沢に向かう気持ち半分、来た道を戻るの半分。さて、どうする?
逡巡する二人
と、そこへ林道を5人くらいのロード乗りの一群がやってこられます。
「こんちわー、あれ、行かないんですか?皆さんすっげー速さで行ってましたよ」
って。登りきった辺りですれ違ったとのこと。登ったところって秦野峠?日陰山?
でも降りてきた人がいるってことは何とかなるんだろうと、そしてみんなは前に進んでいると、この2つに背中を押されて丹沢湖を目指します。
辛いっすね、やっぱり。ヤビツ登ったあとまた登ってるんですものね。みんなすごいよなぁ。
でも、あざみラインよりはましだなって思いました。あざみラインの時は、足が攣って、乗れなくなって、そのあとすっかり乗れなかったんですが、ここだとまだちょっと休めば何とか乗れますものね。
それにしても登りはもうお腹一杯。
秦野峠にたどり着き、下りになるともう登りたくないんですが、どうも12%の坂があるらしいっす。
でその坂を目の前に、今日何度目かもう数え切れないほどですが
「Tonyさん、ごめん休憩する~~~~!」って叫んじゃいました。カバンから食い物を出して改めて補給。う~ん、雨が冷たいし、あったかくてしょっぱい物が食べたいなぁ。
心の準備をして12%へ。で、登ってみるにもうこうなってくると何%だって同じな気がしますね。ひぃぃぃ~っていいながら何とか登りきります。でも一番きつかったのはまさにピーク手前30mくらいのゆるい登りだったかも。
もう下がり勾配になるか、もうなるか、もう漕がなくていいかって気持ちが先取りしちゃうんで余計にきつい。
それでも何とかピークに到達。
丹沢湖が山の切れ間から見えたとき、すっごく嬉しかったね。
今日は(も)必死だったもので写真をほとんど撮ってないのですが、ここだけはTonyさんも写真撮影。
やっぱり富士山は見えませんね(TwT)
さて、こっからは下りです。慎重に慎重に進みます。ブレーキを握る腕の痛いこと。落石はある、土が雨で流れたところは滑りそうだし、いやはやこわいこわい。結構神経使いますね、雨の下りは。
ようやく丹沢湖畔のビジターセンターまで降りてきました。雨は本当に本降りになってます。
結局僕らのグランフォンドはここで終了。
masaさんに離脱メールを送信。13時23分。
みんなは走っているのに離脱してしまうのがちょっと寂しい気持ちがしました。
この次は、みんなから遅れようとも、制限時間なしでみんなが走っている間は参加していられるようにしたいな。もっとも足がもたなきゃしょうがないんですが。
このあと道の駅でうどんを食べ、15時00分に新松田駅から輪行で帰りました。
初輪行で、なんと一度も練習もせずに、袋も開けてない始末で輪行しようとしてまして、みかねたTonyさんが駅まで付き合ってくれて、袋詰めするまで手伝ってくださいました。
この日は本当に、何から何までお世話になっちゃいました。Tonyさんありがとう。
帰りの電車の中、渋沢、秦野辺りはものすごい雨だったなぁ。この雨の中、みんなはどこまで行ったんだろう。
今度会ったら、皆さん、それぞれのグランフォンドのお話聞かせてくださいね。
今回ハーフでしたが、やり残しの残りのハーフにも、また行ってみたいですね。
え?別々じゃだめ?(笑)
本日の走行距離 125.1km
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雨の中を走ってすっかり泥どろになっちゃったんでざっとお掃除。
ひっくり返した自転車の前輪に夏が来てた。
この次は赤とんぼが飛んでる頃に、ですかね。