こっこLife

こっこのお気楽・極楽・道楽な日々

愛と情熱のフラメンコ

2011年03月28日 23時33分07秒 | 観劇
昨日書ききれなかったソワレ分の感想を、
本日にはみ出して自分の備忘録として、
書き残しておこうと思います。
お付き合いいただける方はお付き合い下さい。
本日大千秋楽の幕が下りているので、
そのまま感想参ります。


カリフォルニアから自分を探しに来たディエゴ。
彼は村を治める総督の愛息であったが、
広い世界を見るために故郷を飛び出したのだ。
向かった先はスペイン。
そこには自由を愛し気高き心をもつジプシーたちがいた。
ジプシーと共に生活を送っていたディエゴのもとに、
幼なじみのルイサが訪れる。
ラモンが総督を亡き者とし独裁者になったと。
圧政に苦しめられる村を救ってほしいと言いに来たのだ。
ラモンは総督に養子として引き取られた、
ディエゴと血のつながらない兄弟。
信じられない思いでジプシーたちと故郷へ戻るディエゴ。
ところがそこには独裁者・ラモンに苦しめられる村人がいた。
村に平和と自由を取り戻すために、
ディエゴはマントに仮面、ハットを取り出し、
ディエゴではなく「ゾロ」と名乗り変装して戦う事にきめたのだが‥

タモリ派の私が「ザ ミュージカル」と名付けられた、
本格的なミュージカルを拝見すること自体、
本当に珍しい事だと思います(笑)
(ちなみにタモリ派とはミュージカル苦手な人というくくりです。
 タモリさんがそうらしいので勝手にそう言わせてもらってます)
本当にこれぞミュージカルって感じで、
歌もダンスもとてつもないパワーを伴って、
会場を席巻しておりました。
もうね‥圧倒されました、完全に。
会場全体が舞台に飲み込まれてた感じ。
タモリ派の私も白旗上げて舞台を心から楽しんだ。
そんな素敵な舞台だった。
たぶん私的チョイスでは拝見していなかった舞台。
友人から強く誘われて拝見する事になったんですが、
誘っていただいて本当に良かったと思った。
これを見逃さなくて良かったなぁって。
友人よ、ありがとう!!!!←超私信

ディエゴ役の坂本さん。
私的には生の舞台ではV6さんのコンサートで拝見したくらいです。
ミュージカル観ない人なので(汗)
コンサートの時にも、
歌がとってもお上手でダンスがとても綺麗な方で、
おまけに長身なので舞台の上で目を引くんですよね。
ついコンサート中も目で追ってしまう感じだったんですが、
今回の舞台のディエゴもゾロもカッコ良かったです!!
歌、めっちゃめちゃ上手い!!
女子たちとのラブシーンの雰囲気作りも上手!(笑)
そして‥やっぱ長身のマント姿は‥ずるいと思う(笑)
近頃ドラキュラものだとマントが裏地赤とかだったんですが、
今回のゾロは黒の一枚布。
これが長身に映えてとっても素敵だったんですよね。
もうひとつ。
私的にはディエゴのおネエ言葉もとっても好きでした。
ある意味‥めっちゃしっくりきてました(笑)
久々に拝見したイネス役の池田さん。
ジプシーのちょっとはすっぱな女の子がめっちゃお似合い!
男前な姐さんっぷりは惚れてまいますね。
こんな大きな舞台で歌い踊る池田さんを拝見しながら、
「池田友希子をスズナリで観れるなんて贅沢なのよ!」
と言われていた深沢さんの言葉を今更ながら実感しました。
それでもまた贅沢味わいたいです(笑)
「URASUJI」のおゆきで拝見したい!!
ヒロインの大塚さんは私的にどこかで拝見したと引っかかってたんですが、
どうやら‥珍しくミュージカルで拝見してたんだ。
おそらく初舞台になられるのかな?
「シンデレラストーリー」で拝見してましたよ。
あの頃よりずっとずっと歌が上手くなられてて、
凄く舞台慣れされてるから始め気付きませんでしたよ(汗)

育つ間に向けられる愛情にずっと疑念を抱いたラモン。
父の愛も弟の愛も幼なじみの愛も、
全てに背を向けてしまったときに、
彼に残された道は死以外になかったのかな?
最後に俺を信じろと言うディエゴ向かっていったラモン。
でもディエゴの手にもラモンの手にも、
しっかりとナイフが握られていた。
あっけないバットエンド。
そして‥ヒロインとのハッピーエンド。
これだけがなんとも‥私的にはしっくりこなかったな。
ディエゴがこれまたある種愛され体質なので、
愛情に違った意味で疎いんですよ(苦笑)
本人愛されている事をまったく見せつけるつもりじゃなくても、
ラモンにとっては見せつけられていると思ってしまうよね。
無意識下で愛されている事を知っているディエゴと、
愛されている事を確認しなくちゃ生きていけないラモン。
本当に対照的な義兄弟ですよね。
ラモンの嫉妬心もそりゃメラメラ燃えるか‥。
だからこそこのラストにしかなれなかった。
仕方なかったのかな。
あとは‥出来ればイネスは生きてて欲しかった。
瀕死の重傷くらいじゃダメだったのか‥。
まぁ‥あそこでイネスが殺されるからこそ、
ゾロの悲しみも増してラモンとの最期を決心させるんだろうけど。
私的にはイネス姐さん大好きだったので生きてて欲しかったな。
生きて‥気風のいい姐さんのままいて欲しかった。
好きな男が別の女と幸せになる姿を見るのは、
とてつもない痛みを伴うと思うけど、
きっと姐さんなら耐えれる‥乗り越えられると思うから。
そして‥また前を向けると思うから。
姐さんの死はとっても悲しかったな。

私的にはストーリーのラストが、
若干あっさりと終わってしまうのが少し残念な気はしましたが、
やっぱりヒーローものは大団円で終わるのが、
すっきり劇場を後に出来るので良いかなと思います。
でも何よりこのミュージカル、
歌と踊りが圧巻過ぎて‥ラストの芝居のあっさりさなんて、
大した事ないって思ってしまうんですよ(笑)
これぞミュージカルの力って感じですよね。
音楽も生音。
めちゃめちゃ贅沢感増しますよね。
舞台上のフラメンコギターが視覚的にも効果的でした。
そして‥フラメンコ。
ダンサーさんが本場スペインから来日されているダンサーさん。
これがもう‥圧巻!!!
私的にはオペラでも「カルメン」の楽曲が好きだったから、
フラメンコ音楽とっても好きなんです。
ジプシー・キングの楽曲にのって、
踊りが繰り広げられるのめちゃくちゃ贅沢な時間でした。
ソロで踊られてるのも、
役者さんたちたくさんの群舞も、
どちらもそれぞれの迫力があって心震えました。
ストーリーが終わった後は、
ダンスバトル状態で更にテンションアップ(笑)
あの手拍子のリズム。
劇場を後にした後もずっと耳の奥に残っていました。
独特のあのリズム‥やっぱり好きだなぁ。

私が拝見した時はイネス役の池田さんが千秋楽。
(イネスは島田さんとのWキャストだったんです)
今、日本は天災で大変な時で、
スペインキャストの方々に日本滞在をどうされるか聞かれたそうです。
もちろん自分の自由意思に任せると言う事で。
そうしたら「このキャストと千秋楽まで必ず共にする」と、
そうおっしゃって下さったそうです。
そのお話を舞台挨拶でして下さいました。
なんか‥涙出そうになりました。
私的には、
「逃げれる場所がある人は逃げても誰もとがめないのに」
そう思っていたんですが、
こうやって踏ん張ると言って下さる方がいるのは、
なんだか勇気づけられるものだなぁ‥と思いました。
キャスト・スタッフの皆様、
大阪までこんな素敵な舞台を届けに来て下さって、
本当にありがとうございました!!

このミュージカルを拝見して元気と勇気とをたくさんいただいて、
とってもテンション高く劇場を後にする事が出来て良かった。
一緒にいった友人はあまりにテンションあがりすぎてて、
「なんかさ‥凄いとか素敵とか、
ありきたりの言葉しか出てこなくて、
あの舞台の凄さを表現できない、
自分のボキャブラリーの低さに腹立つわ」
と興奮気味に言っておりました(笑)
気持ちはわかる(笑)

未来へと続く道

2011年03月27日 23時54分38秒 | Studio Life
本日も引き続き観劇DAYです。
久しぶりに2日間で3作品4ステージ観劇。
助かったのはどれもキタの方の劇場だった事。
特に今日は‥上下移動だけだったので、
非常に助かりました(笑)

Studio Life
『11人いる!』(Mizarチーム)
 於:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

THE MUSICAL ZORRO
 於:梅田芸術劇場 メインホール

本日は順番通りにマチネ分のLifeさんの感想を。
Lifeさんは東京公演の時に、
東京にいながら拝見できず終いでした。
‥えぇ‥別件をどっぷりと拝見していたものですから。
ですので正規のAlcorチームは拝見できませんでした。
でもようやく地方公演チームではありますが、
両チームを拝見する事が出来ました。
‥という事で昨日マチネ分の感想も加えて、
作品としての感想としたいと思います。
本日大千秋楽を迎えられましたので、
感想このまま参りたいと思います。


やはり‥正直な事を言えば、
Axleさんの「11人いる!」が頭に焼きついているんです。
それはどうしようもないなぁと思います。
だってAxleさん版の「11人いる!」大好きなんですもん。
だから再演は沢山拝見したんだもん(笑)←私的比ですが。
土曜日は若干Axleさんの舞台が横切ったりもしたんですが、
いい意味でそれぞれらしい部分があって、
なんとなく「それはそれ」「これはこれ」と拝見できました。
私的にそれは良かったなとホッとしたり(苦笑)
引きずったまま拝見しちゃうと、
見てる間もやもやしちゃうからね(笑)
静のLifeさん、動のAxleさん。
‥うん、そんな感じ。
原作通りというLifeさんの良さですが、
出だしの石飛さんの語りは‥
若干つらい部分もありましたが(汗)
あれは言葉だけで一度だけ聞いて理解するのは、
きっと至難の業だと思うんですよ。
星の説明とか‥色々‥聞いてても頭に入り辛いんですよ。
あれはやっぱり活字として読むもんだよなぁ‥
とか思ってしまいました(苦笑)
活字は活字の、絵は絵の、映像は映像の、
そしてもちろん舞台は舞台の良さがあるんだと。

「11人いる!」で初見だとやはり目がいってしまうのは、
ガンガなんですよね。
やっぱりどんな事になってても(?笑)、
ガンガは男前なんだと思う。
冷静で頭が切れて懐深くて一生懸命生きている人。
とっても素敵男子ですよね。
船戸さんの声とか仕草とかがとても落ち着いてて、
とってもとっても素敵だったんです。
ありゃ惚れてまうでしょ!(笑)
今日のソワレでは舞台挨拶で関戸さんに、
ヌーや石頭同様特殊メイクチームに無理無理入れられたけど(笑)
まったくナチュラルに男前でしたよ!!(笑)←いや、ホントに。
30歳で人生を終えてしまう星。
そのためのクロレラ移植の実験体。
幸せになるために長く生きる。
とても重い現実を背負って生きているからこそ、
人よりもきっと「生きる」という重さを知っている。
だからこそ生き延びるための努力を惜しまない。
とても素敵だったなぁと思います。
きらっきらだったフロル。
もう‥及川さんが可愛い過ぎだ!!
ありゃ女子と言われても仕方なかろう(笑)
松本さんとの身長差もちょうどいい感じで、
二人のラブっぷりは微笑ましく拝見しました。
フロルが女性化してタダと結婚したら、
そりゃぁさぞかし可愛くて、
よく似たような感じの子供たちが生まれる事だろう(笑)
三上さんのフロルは‥
松本タダとの身長差とかはやっぱり無理だよね(苦笑)
三上さんのほうが身長高い気がしてなりません。
思いっきりべったんこの靴はいてたけどさ。
おきゃんで可愛い中性体ではございましたが。
でもまぁ‥基本的に、
タダが逞しい男子かと言われると‥
絶対違う気がするので(笑)
あれぐらいのバランスでも悪くなかった気がします。
松本タダはか弱くて可愛かったです。
何気にフロルをかばってはいますが‥やっぱり可愛いよね。
どこで見てもタダはガンガにかばわれてるなぁ‥
と変に感心して見ちゃってました(笑)
こう考えるとガンガはやっぱりとっても男前だ。
王様は曽世さん、青木さん共にそれぞれの味で素敵だった。
金髪ストレート‥そのままやったのね(笑)
最後にボタンを押す王様。
ああやって一人で責任を背負っていくのか‥
そう思うと続編をLifeさんで拝見したくなったな。
そのあとにガンガがそっと視線を投げかける。
このへんも続編の王様とガンガの距離感と似てる気がする。
きっと続編の上演はLifeさんのほうが向いてると思う。
フォースはなんとなく関戸さんのほうが、
王様と対等な感じがした。
腰ぎんちゃくっていうより距離感近っ!って思ったな(笑)
関戸さんはママが好きでした。
優しい雰囲気でとっても素敵だった。
あんなママなら欲しい(笑)
アマゾンは‥あまりにAxleさん版が強烈で(笑)
おまけに大千秋楽はアマゾンさんご観劇だったし(笑)
男前キャラといえば男前キャラだったな‥二人とも。
めっちゃ出来る男って感じではなかったけど、
さりげに出来る男って感じ。
原作通りなのでそんなに出番はなかったけど。
しかし‥アマゾンとフロルのシャワーシーン。
Lifeさんらしいといえばらしいんですが‥
良く考えたら舞台上でよく役者脱がされてますよね(苦笑)
トト・赤鼻・チャコのお野菜栽培チーム(笑)
船戸ガンガもいじりようのないラップぷりで‥
やっぱりあの3人はある種白号の癒しチームなんだなぁと実感(笑)
ヌーと石頭の特殊メイクチーム。
以前倉田さんがインタビューで、
「近頃舞台でもリアル思考が高まっているように思うけど、
 舞台役者なら舞台上にない風景や、
 水や食べ物や匂いも観客に感じてもらえるような芝居をして欲しい。
 だから舞台上にリアルなものを乗せるのを、
 私はそんなに重要視していない」
みたいな事をおっしゃっていた気がしたんですが‥
今回は思いっきり原作にリアルにしたんだなぁって。
ちょっとしたLifeさんの新しい試みなのかなぁ‥と思いつつ拝見しました。
やっぱり石頭は重みのある役者さんで拝見するのが、
とってもしっくり落ち着くんだなぁと思いました。
山さんの石頭‥とっても落ち着いてましたね。
最後のガンガに責められるのはちょっと笑えましたけど(笑)
ヌーはこちらではますます変な人になってた(苦笑)
動きから喋り方から‥。
Axleさんの初演版はたしかそこそこ普通だった覚えがあるけど‥。
ヌーの宗教の哲学‥全ては定め。
流れる運命‥きっと大逆転も奇跡もそれも定め。
林さんの声とても好きなので、
もうすこししっかりと定め部分聞けたら良かったな。

今回舞台セットがめちゃくちゃ大掛かりで、
ちょっとだけ以前拝見したトーマの上手にあった、
回り舞台を思い出してしまった。
近未来感はとてつもなく出てましたね。
ただ‥大阪初日は、
投影してはならない舞台裏の映像がちらりと映りこんで、
あれ?って思ってしまいましたが(苦笑)
舞台も段上がりになってるから、
結構どこで観てても見切れる事が少なくて、
かなり気持ちよく拝見できました。
そして‥宇宙遊泳。
まさかの空中ブランコ!!
そういう表現方法かぁ‥とびっくりしましたね。
二人っきりになってちょっと甘いけどちょっと切ない。
そんな空気感も出せてて、
素敵な演出だったと思います。
舞台セットが素敵だったんですが、
今回は音楽がちょっとしっくりこなかったな。
いつも音楽素敵だなぁと思って拝聴するんですが、
フロルの「みんな一緒でいいじゃんか!」
っていう名台詞の時にかぶっていた音楽とか、
ちょいちょいかかっていた賑やかしっぽい音楽も、
なんか‥正直若干違和感感じてしまいました。

意図したわけでなく奇しくもこの舞台が、
今へと投影しやすい感じになっていました。
特にラストの一人一言ずつの言葉が。
「耐える」「望む」「進む」「歩む」「走る」
前へ前へ。
きっと未来はあの光の中に。
今は耐える‥そしてその光を望む。
その望みを絶たないために歩む‥走る‥前へ進む。
ただただ信じて。
自分を信じて、
自分を信じれない時は周りにいる人を信じて。
前へ進んでいるんだと信じて。
私的に「11人いる!」という作品が好きだなぁと思った。
この「未来」を思わせる‥
未来を思って胸がいっぱいになれる‥希望が持てる、
この作品の未来の力が好きなんだと実感しました。

今度の作品は東京公演のみですが、
Lifeさんのまたの来阪を心よりお待ちしております。
関西は元気です。
いつだってどんな時だって元気に笑ってお迎えしたいと思います。
それが私たちの今出来る事。

浪花人情浪漫物語

2011年03月26日 23時53分59秒 | Axle
本日久しぶりの観劇DAYです。
浪花は落ち着かない沈みがちな空気感の中、
カラ元気でも良いから元気出していこう!
今沈んでいる場合じゃない!!
そんな雰囲気がどことなく漂う街になっています。

Studio Life
『11人いる!』(Alcorチーム)
 於:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ

SHOW劇場 vol.5
『オダサク、わが友』
 於:吹田市文化会館 メイシアター 中ホール

本来マチソワだと感想は順番通りマチネからなのですが、
明日のマチネにチーム違いですが、
Lifeさんの公演を拝見する予定になっているので、
とりあえず本日の感想はソワレ公演分を。
明日まで公演ありますので、
我が目で観るまでは真っ白でいたい方や、
ネタばれ話少しでも含まれるのがお嫌いな方は、
以下さっくりとスルーして下さいますよう、
よろしくお願いいたします。



























オダサクと呼ばれていた一人の作家・織田作之助。
彼の残した作品をとる映画監督。
映画監督から語られる友人オダサクの姿。
彼を取り巻いた沢山の人たち。
お茶屋の芸者、妻、作家仲間‥
彼らと出会い、そして別れ‥
彼の人生は大阪の人情と浪漫に満ち溢れていた。

私には幾分‥というかずいぶん難しい舞台でした。
まずなにより私が織田作之助さんという存在を、
かなり薄ぼんやりとしかわかっていないと言う事(汗)
そうですよ‥彼の書かれた「夫婦善哉」を、
かなりかなりかなーり薄ぼんやりと知っているくらいで。
ホント関西人失格かもしれませんが(滝汗)
そして時代背景もかなりうっすらとしかわからない。
作家仲間の坂口安吾、太宰治。
彼らの人生の背景もうっすらとしかわかってない。
‥いや‥坂口作品に至っては「白痴」の題くらいしか(滝汗)
そんな中だと「わかってるよね?」的なお約束が、
まったくわからないので、
少ない台詞で持ってこられるとさっぱりわからず。
置いてけぼりくらう事数度でした。
まぁ‥私の知識の無さがダメなんだと思いますが、
出来ればまったくそういった文学作品に興味のない人に、
ほんの少しで良いのでとっかかりがあった方がありがたかったです。
もしくは「予習必須!」って言ってくれてたら、
多少勉強して行ったと思われます(自信はないが(笑))
また舞台設定(時間軸や場面等)も昭和歌謡的な歌を境に、
コロコロと変わっていくため、
状況を把握するのもなかなか大変な舞台でした。
脳みそフル活用しても追い付けず‥無念!って感じでした(苦笑)
作品的にずっとベースになっていたのは、
生きるという行為‥命‥だと思う‥たぶん。
短い人生、長い人生。
一体どう感じるかは自分次第だけど、
何かを燃やし何かを残し人は生きていく。

さて‥お目当てで拝見したのは田渕さん。
こちら太宰治役でございました。
かなりストイックな作家さんを見事に演じられてました。
うん‥やっぱり田渕さんはどっちかと言うと‥
S気質の人を演じるのが上手いのだと思う(笑)
インタビュー受けてた時の彼のニヒルな笑いが好きでした。
女の子はべらしてやる事はしっかりやってるのに、
でもまったくそんなのに興味なさそうで(笑)
そんな排他的な空気感がとても素敵でした。
オダサクが死んだと知って葬儀に来た時。
「一体我々はなんで書いているんだろうか?」
そう言っていたのがとても印象的でした。
書く事は生きる事‥命を残す事。
何を書くかは‥どう生きるかという事。
命を削りながら作品を生み残して生きていた作家たち。
だからこそ同じ作家の誰かの命が尽きていく姿というのは、
自分の生き方を自分の生きる意味を‥命を‥
つきつけられてしまうものなのだろう。
田渕さんは途中の舞台転換の昭和歌謡も歌われてました。
もちろんマイク付で(笑)
太宰では外出用マントも着用されていたし、
なかなか目の保養的にも良かったのではないかと思われます(笑)
ただ‥オダサクと安吾さんと3人がほとんど同い年ってのが‥
なんか解せなかった気はしますが(苦笑)
あと拝見した事ある役者さんは、
劇団ひまわりさんの濱奈美さん。
私的には彼女の声がとても好きなので嬉しく拝聴しておりました。
お着物姿で終始いらしてたんですが、
とても可愛らしくて素敵でした。
そういえば‥舞台でなんちゃって着物を拝見する事が多いんですが、
今回は男子も女子も結構しっかり着物だった気がする。
着付け大変そうだ。
舞台は奥行きが恐ろしいほど深くて、
(客席を何列かそれでつぶしていた)
そんなに深い奥行きいったのか?とはちょっと思いましたが(汗)
出演者結構いたので、
オープニングの雑踏とかだとあれくらいの奥行きいったのかな?

浪花の人情。男の浪漫。
やっぱり男の人が書いて演出した世界だなぁ‥
とか私的に思っていたのは確かです。
なんせ‥登場人物の女子たちがいい女たちなんですよ。
男の浪漫ってやつを理解していてくれる人情にあふれたええ女。
「仕方ないなぁ」の一言で、
色んな事を許して見逃して助けてくれるんですよ。
‥そんな女今の時代難しいと思われます(苦笑)
旦那の人生を支え、男の人生を彩り、
ただ覚えてくれてれば後は幸せになってもいいよとうそぶく。
そんなえぇ女はやっぱり男の理想であり幻想だと思います(笑)
女の人は色々覚えてて後でその記憶を行使しますよ(苦笑)
でも確かに「仕方ない」と諦めるのも上手ですけど。
オダサクがこだわった浪花の人情と浪漫。
今のこの瞬間だからこそ、
「拝金主義」に堕ちた浪花ではなく、
「お金儲け」を手段に強く生きていた浪花の商売人が、
今こそ必要なんやろうなぁ‥って思いました。
浪花は未だにたぶんそんな街なんです。
本来は‥きっと。
そんな人たちが埋もれているだけなんです‥きっと。
私はまだまだそんな浪花の人情を、
お江戸とは違ったベタでもあったかい洒落のきいた、
浪花人情が存在すると信じたいです。
1杯の善哉を小さな碗に分けて2杯にして、
見た目でも思いでもお腹いっぱいにさせる。
そしてそれを夫婦に例える。
互いに支え合い分け合い‥2つの並んだ碗のように。
浪花には大仰な哲学は存在しない。
生活に根差したちょっとした洒落のきいた、
生きるあったかさがある。
オダサクが信じたように私もそう思うから。
そこに生きる浪漫があるから。

サヨナラだけが人生ならば出逢いの春をなんと呼ぶ。
最後のテーマソングの出だしです。
映画監督の川島さんが好んだ一節のもじりですね。
人は沢山の人に出会い別れ‥
それでも別れられない思い出や気持ちを胸に、
生きていくしかないのです。
花も咲けば散っていくように。
でも‥次の春にはまた花は鮮やかに咲くのです。
花を咲かせ胸に抱き‥命燃やしていくしかないのです。

前向きな気持ち

2011年03月23日 23時46分27秒 | 日常のつぶやき
只今絶賛声変り中。
もう何度変声期をたどっているんだという感じで。
風邪引くと近頃絶対声にくる。
夜中に驚くほど咳が止まらなくなって、
自分でもびっくりするここ数日。
急に寒くなったりあったかくなったりで、
体ついていってないんだなぁ‥と思いつつ。
風邪引いてる場合でもないんだとは思いますが、
引いちゃってるので治さねばね。
風邪薬は以前とっても可愛い名前の薬飲んでたんですが、
私的体質には合わなかったから、
別のにしてるんですが‥微妙?(汗)
効いてるんだとは思うんだけど‥
早く声変りもなんとかなって欲しいけど、
予測のつかない止まらない咳だけはどうにかならないかな‥。

日常をいかに無意識に過ごしていたのかを、
今更ながらに痛感する今日この頃。
無意識に過ごせているから日常と呼ぶのかもなぁと。
日々感謝の思いだけは忘れずに過ごそうと思っています。
今も私は何も出来なくて、
途方もなく弱虫で途方もなくダメな人間だから、
せめてすべての物事、すべての人に、
最大限の感謝を捧げていようと思っています。
‥ということで日常を頑張って過ごそう!と思いまして、
感想を少々あげようと思います。
すでにかなり忘却の彼方な感想ですので、
完全に自分の備忘録のための感想ですが‥(汗)
1月30日1月31日付に周渝民さんのファンミ、
「V.I.C GLOBAL PRESENTATION GOGO SPECIAL!」を、
3月12日付で大阪アジアン映画祭の拝見作品2作品を、
それぞれ感想あげました。
なぜかまとめて華流の感想となりましたが、
別に深い意図はもちろんのことありません(苦笑)
イベント感想は相変わらずだらだらと長文になってます。
そのぶん映画の方はかなりざっくりした感想になってます。
なんせ‥映画評はあんまりやらない人なので(汗)
(↑というかそもそもあまり映画を観ない人なので)
ご興味あります方は振り返ってどうぞ。
あとはお芝居の感想がまだAxleさん含めて3作品。
近日中にあげれれば良いんだけどなぁ。
元々薄い記憶力なのに近頃記憶失い率激しいから、
早めに書ききっておかないと忘れちゃうから(苦笑)

春が来たら始めようと思う事が2・3あります。
ここで宣言していたら始められるかな?
なんせ自分新しい環境に飛び込むというのが、
幼い時からとてつもなく苦手なたちなのです。
親もいつも新しい環境に向かうときは、
「絶対なじめないのわかってるからひやひやする」
そう言っていたくらいなので(苦笑)
私を知っている人たちに言わせると、
十中八九そんなのウソって絶対言うと思うんですが(苦笑)
私だって多少はデリケートに出来ているんです!!(笑)
怠け者でダメダメな人間だと自分でもわかっているので、
少しくらいは叱咤して自分奮い立たせて、
苦手な事に挑戦して頑張ってみようかなと思います。
年齢だけはいい大人になってしまっているけど、
失敗恐れず自分に挑戦状叩きつけてやろうかと思う、
そんな今日この頃です。
私も何かに頑張っていたい‥そう思う今日この頃。
心は前向きに‥。前へ!前へ!

たくさんの愛をありがとう

2011年03月19日 23時59分30秒 | 日常のつぶやき
木曜日と金曜日の夜に台湾ではテレビ局の枠をこえ、
日本への募金を募るための、
チャリティ生番組が催されてました。
たくさんのスターの方々がご出演されてました。
そして‥その2日間で赤十字の方へ集まっているお金が、
22億円を超える勢いなのだそうです。
昨夜遅くにそれを知って、
(テレビ番組が日本時間で午前1時半頃に終わったので)
もう‥‥涙が止まりませんでした。
台湾は日本でいえば九州くらいの大きさです。
人口だって2300万人くらいだそう。
そしてもちろん日本との物価はまったく違います。
そのなかでこの金額‥。
もちろん金額の問題ではないのですが、
でもこれだけの金額が集まるということは‥
どれだけたくさんの方が寄付を寄せて下さっているか。
それを物語っている気がするのです。
その思いがとても嬉しくて感謝の気持ちでいっぱいになって、
ありがたくてありがたくて泣けてきた。
夜中に一人暗闇でぐずぐずと泣き続けました(怖いから(笑))
昨年の八八水害で街がのみ込まれ流され、
被害からまだ復興途中の場所からも、
「気持ちがとてもわかる」と義援金が届けられたそう。
小学生が学校で募金を募ってくれたり、
スターたちも何時間も街頭で募金活動に立って下さったり、
チャリティ電話を何時間にもわたって受け続けてくれたり、
こんな時に商業的なCMをはさむのはおかしいと、
TV局全体でスポンサー分を持ちこたえてくれて放送してくれたり、
様々な方々がたくさんの愛を届けてくれる。
痛みを分ける事が出来るのは日本人だけじゃない!
相互援助の美学はちゃんとここにも存在しているんです!!
だってもっと言えば自国の事ではないから、
対岸の火事を決め込んでいたところで、
誰にも全く責められる事ではないんです。
それなのに‥‥それなのに‥こんなに惜しまず助力してくれる。
本当に本当に大好き‥台湾!!大好きだーーーーっっ!!!
だって他国に何かあった時に日本でテレビ局の枠を超えてでも、
チャリティー番組をやってくれるだろうか?
(自国でも無理そうだからまず無理と思いますが(汗))
そこに総理クラスの人まで出席してくれるだろうか?
(馬総統はご夫婦でこのチャリティー番組にご出席されていたそう)
そして‥22億ものお金が集まるだろうか?
人の情が深いのは‥きっと私たち以上だよ。
本当に敬愛してやまない。
そしてこの恩義は絶対忘れない。
でもいつか同じ形でお返しを‥とは思いたくない。
だって災害が起きての義援金なんて‥。
そんな災害起きないにこしたことはないから。
もちろん起きて欲しくない事が現実になった時には、
おそらく自分の経済事情上わずかにしかならないだろうけど、
それでもしっかりお返ししたいと思う。
そして‥それよりも‥
これを観光って形で台湾にお返し出来たらなって思う。
いつか‥いつか‥絶対‥うん、絶対!!
私の憧れのFormosa‥いつか絶対お返しに行きますね!
本当に本当に本当に‥‥‥本当ーーーーーっっにありがとう!!!!
我愛台湾!我愛台湾的朋友!!真的謝謝!!!!
もっとメディアでも取り上げられて、
台湾からの愛が確実に被災地に届くといいなと思う。
届け!この思い!!

いや‥台湾からだけじゃないんですよ、愛の形は。
私的に一度シアタービューイングで拝見した韓流の彼の君は、
20代半ばの男の子がぶちあげる額じゃないような、
すごい額の義援金を早々にこっそり送ろうとして、
手続き上うっかり外にばれてしまうなんて事になって、
メディアに取り上げられておりましたし。
その上今度は自衛隊を通して毛布7000枚を送ったとか、
更にはFC発信でグッズ購入の収益金を全額寄付とか。
あまりにやる事が20代半ばとは思えないほどの、
漢前っぷりにホントにびっくりしてしまったよ。
いや‥普通出来んでしょ?
いくら日本での知名度がどんどん上がってる時とはいえ、
この素早い動きと惜しみない愛を送る事が出来るって。
ホント感謝の言葉しか出てこない‥。
ありがとう‥ありがとう‥ありがとう!!!!
嬉しくてありがたくて涙が出る。
被災された方々はもちろんのこと、
事の他元気がとりえの関西もどこか元気がなくて、
笑ったり喜んだりする事が悪い事みたいになってて‥
でもそんな時にちゃんと嬉しくて泣ける。
本当にありがたくて嬉しくなれる。
金額とかそんなんじゃなくて気持ちがとっても嬉しいんです。
沈んだ気持ちを勇気づけてくれる。
その思いが嬉しい。
こんなときだから人の温かさが愛おしい。

たった一つの蒼い宇宙船‥地球号。
乗組員みんなの心はこの青い空でつながってる。
この青い海と緑の森でつながってる。
「11人いる!」でフロルが発した一言を思いだす。
「みんな一緒で良いじゃんか!」
心穏やかに‥心たおやかに。
こんな時だからこそ心乱れるけど。
乱れても仕方ないと思うけど。
でも‥
何かを疑ったり憎んだり、
誰かを罵ったり謗ったり、
何かを‥誰かを‥自分を‥大嫌いになるのは、
一番最後にでも出来るから。
だから最後までとっておけばいい。
今はただ愛おしい気持ちで心を満たそう。
感謝の気持ちでいっぱいにしよう。
たくさんの愛をありがとう!!!!

元気だしていこう

2011年03月16日 23時44分27秒 | 日常のつぶやき
先週末から喉が痛くて、
昨日から鼻がつまったり流れたりで(苦笑)、
こりゃ間違いなく風邪っぴきだな‥
と言う事でご近所に風邪薬を買いに。
冷蔵庫がカラに近かったから風邪薬のついでに買い物も。
最近なんだかTVでは関東だけじゃなくて、
関西でも不必要に買い占めする人が多くて、
米やら電池やらが無くなってるという話だったんで、
どんな状況なのかと戦々恐々で向かいました。
心配して関東在住の親戚や知人友人へ送る為という方もいるだろうし、
家族を抱えて関西でももし何か起きたらと心配な方もいるだろうし、
それぞれの事情やそれぞれの状況も違うから、
一概にどの量を越えたら買い占めと言うかは微妙だけど、
それでも関西でも‥ってのに、
おいおいしっかりしようぜ‥関西。
と関西人ながらそう思っていました。
確かに米はかなり少なく無くなってて、
おいおい‥とがっくりきて寂しくなった。
でも私が行った時間が閉店間際なのもあって、
品が薄いものもあったけど、
そんなに言われているほど、
棚から物がないって訳でもなかったのに一安心。
メディアに踊らされずに、
また集団心理に惑わされることなく、
冷静に理性総動員で生活しないと、
いいようにメディア(特にTV)に洗脳されるなぁと思ったり。
私的には今こそ関西がカッコつけ出来る時やと思うし。
「関東圏で物資が消費者の手元に行かないって?
 そんなに焦って買い占めなんかしなくても、
 地震の被害を受けた地域を除いた中部やら、
 関西、北陸、中国、四国、九州、沖縄と、
 日本にはまだまだ西に南にと元気な街が控えてるし、
 北には北海道が待ってくれてる。
 心配なさるな!
 必要分だけ買って経済は回すけど、
 そんなに不必要に買い占めなんてせずに、
 本当に必要な人の所に回してくれよ!
 いざとなったらまだまだ体力蓄えてるこちらが、
 物資を分け合って運ぶ番やって思ってるから!」
そう力づけることの出来る時だと思ってるのになぁ。
かなりの後方支援かもしれんけど、
どーんと控えてるから大丈夫って言ってあげれると思う。
今はただじっと待つ‥いつだってここにいるよと言って待つ。
被災地より遠くにいても、
独り占めせず分かち合う姿勢はここで見せれると思うから。
共存共栄、相互援助。
日本人の美学だと言われてるそうですが、
たぶんそんな大仰な事でもないよね(苦笑)
分け合えれば誰かだけが傾く事なんてないと思うだけ。
今は手も足も出ない事が多いけど、
じっと力溜めて待っている存在が、
日本中には沢山あること信じてて欲しいな。

私的にとっても好きな歌があります。
阪神淡路大震災の兵庫の街並みをTVで観ながら、
とても悲しい気持ちになった時もこの歌を思い出していました。
以下一部歌詞抜粋。

♪今日も生まれる 小さな命
 両手ひろげて 光をさがす
 古い地図が ぬりかえられて
 あすの暮らしを かえても
 人の心 愛のことば
 今もかわらぬ ふるさと

 みんな みんな 暮らしているの
 はげましあって 手をとりあって
 古い町が 姿をひそめ
 人の流れを かえても
 人の心 愛のことば
 今もかわらぬ ふるさと

これは阪神淡路大震災後に作られた歌ではありません。
ずっと以前から兵庫県の県歌というわけではないみたいですが、
歌い継がれていた歌で兵庫国体の時にも歌われたようです。
どんな事が起きてもどんな事になっても、
人が誰かを思う優しい心や愛しい思いは変わらない。
そんなあったかい気持ちでいっぱいにして毎日を過ごそう。
元気出していこう!微笑み絶やさずいこう!

どうかこの祈り届け!!

2011年03月14日 23時12分18秒 | 日常のつぶやき
先週末に起こった東日本大地震。
被災された皆様、
本当に大変な日々を過ごされている事と思います。
心からお見舞いとお悔やみを申し上げます。
また今も救助のためなどで、
不眠不休で活動にあたられている関係各位の皆様。
本当にお疲れだとは思います。
頭の下がる思いでいっぱいです。

正直ここ数日は沢山の報道の中、
言葉も出てこないほどの状況でした。
阪神淡路大震災の起こった関西に在住していますが、
私は地震が起こる数時間前に、
諸事情あり関西を後にしていました。
テレビに映る見なれているはずの風景が、
想像をはるかに超える映像になっていて、
テレビに映る映像を見ながら友人の一人が、
「なぁ‥‥一体どこの国なんだ?」
とか呟いたのを覚えています。
この時も蚊帳の外になってしまい、
日々もどかしい思いをやり過ごしていたのを思い出す。
中越での震災、世界中で数々の自然災害‥。
いつも私は蚊帳の外だった。
何かが出来ないか‥そう思うけど、
たぶん今の私に出来る事はほんの少しで、
目に見えて何か劇的な事が出来るわけでもない。
それでも心を寄り添わせながら、
自分に出来る事をただ実行に移していきたいと思う。
報道は始めは事実を伝えていた気はしますが、
とても悲惨な事をより悲惨に映そうとしている気がして、
今は自分でセーブしながら情報と事実を見ようと思っています。
引きずられてはいけない。
私は蚊帳の外ならば蚊帳の外で出来る事があるはずだ。
誰かが傷ついているのならば、
傷ついた心を吐露できるような存在になっていたいんです。
大きく優しく強く‥受け止める事が出来る人に。
一緒に涙を流したとしても、
決して相手が涙を引っ込めてしまう存在であってはいけない。
そう思うんです。
だから‥日々に感謝しながら生活し、
そして心を強く持てる人に‥支えてゆける人に‥。
そんな日々を過ごそうと思う。
情報拾い過ぎていると(1日中TV付けっぱなしとか)、
その場にいなくても心が折れていく事があるようです。
日常を送る事は罪ではないので、
大好きな音楽や大好きな舞台映像とか、
聞いたり観たりが出来る環境にある方は、
そういうのを観たり聞いたりして、
心癒される事も必要だそうですよ。
そう‥蚊帳の外にいて心折れている場合ではないのですよ!

今回は今までの震災と違って、
電力不足が叫ばれています。
沢山の方々が節電を心がけています。
送電の関係で関西では大幅な節電は送電に関係ないそうですが、
きっとこの節電は沢山の人たちの祈りの心なんだと思います。
もちろん普通にエコとしても大事だと思うし、
その祈りの心がけは悪くないと思う。
経済活動が委縮しちゃうのはちょっと心配だけど。
でも無駄遣いと経済活動が回ることは別物だと思うし。
ただ私的には今は東京方面への遠征は、
様子を見ながらですが状況次第では控えようと思います。
右も左もわからぬ人間が何かあった時に、
周りの御迷惑になるのもあるし、
電力不足と言ってるときに電気消費を増やす必要はないかなと。
もちろんこれは私個人の考えなので、
それぞれ考えて覚悟決めて行動すれば良いかと思う。
行くにしろ、行かないにしろ。
観るにしろ、観ないにしろ。
自分の胸の中に納めて考えて行動するようにしようっと。

そして‥私的に大好きな憧れの地‥台湾。
台湾の政府の方々も、一般の方々も、大明星の方々も、
沢山の祈りを救助の手を差し伸べてくれています。
本当にありがとう‥ありがとう!!
こうして世界はひとつなんだと思う。
災害がなくてもいつもこう思っていられた良いのにね。
いや‥きっとこれからそう思えるんだよね。
沢山のひとつの地球からの思いが届きますように‥

たかが恋、されど恋

2011年03月12日 23時22分58秒 | 華流・韓流
1月から拝見したいと思っていた映画を、
ことごとく予定やら諸々で逃しまくっていて、
昨年は年明けすぐに拝見していた映画鑑賞も、
伸びに伸びてここまでひっぱってしまいました。

大阪アジアン映画祭 2011
『一万年愛してる~愛你一萬年~』
『恋人のディスクール~戀人絮語~』
 於:ABCホール

2作品を拝見したのはそれぞれ別日なんですが、
今年も行って参りました!大阪アジアン映画祭!!
昨年に引き続きいい作品を持ってきてくれます。
本当にありがたい映画祭です。
今年はコンペティション部門なる部門が出来て、
私が拝見した2作品ともこの部門での出品作品でした。
「愛你一萬年」は観客賞(昨年は「聽説」が受賞した賞)を、
「戀人絮語」はグランプリを受賞しております!!
そういえばどっちも「恋」のお話でしたな。
「一万年愛してる~愛你一萬年~」は、
以前ブログで、
呪いのようにやってこいと願っていた(笑)と書いた作品。
大阪アジアン映画祭でやるって告知が出た時には、
「でかしたよ!映画祭関係者さん!!」って小躍りしたくらい(笑)
それが‥チケット発売当日に即完売!
あのキャパじゃ仕方ないとは思ってたんですが、
せっかく日本上映なのに‥しかも大阪で上映なのに‥
なんてちょっと(いや‥けっこう(笑))へこんでたんですが、
追加上映&追加席決定!!
ってことで1月の周渝民さんのファンミに引き続き、
追加上映をゲットして平日ですが行ってきました。
平日なのにABCホールいっぱいの人きてましたよ。
主催の方のご挨拶では、
「オープニングセレモニーより先行の追加上映です。
 一般発売でチケットがすぐに完売して、
 事務局には問い合わせの電話が鳴りやまず、
 慌ててオープニング前でしたが追加上映を決めました。
 こんな事は異例なんですが、
 やっぱりヴィック・チョウさんの人気が凄いって事ですよね。」
と苦笑いしながらおっしゃってました。
‥そうか‥やっぱ問い合わせ凄かったんだ(苦笑)
いや、でも追加上映決めて下さったから私も拝見出来たわけだし、
ご助力いただいた関係者の皆さまに感謝です!
映画はポップで可愛くてきらきらした恋愛映画でした。
始めから終りの見えている3か月の恋愛。
そう思って始めた恋が思わぬ方向へと進み始める。
もうね‥主役の二人がらぶらぶしてるのが可愛いのよ!
恋の始めの可愛らしさ‥恋の終わりの寂しさ‥
それがとってもきゅんきゅん描かれてて、
恋って良いよねとか恋には疎すぎる自分も思ったり(笑)
見ながらこっちの頬も緩んで笑顔になっちゃうんですよ。
周渝民さんは1月のファンミで拝見した時より、
まだ幾分今風の髪型(笑)でおひげ姿。
ドラマ「回家」の撮影入られる前だったから、
1月に拝見した時よりふっくら(それでも細いけど)してました。
もう‥ショッキングピンクのスーツもゆかた姿も何もかも、
「愛おしい‥」と思いつつ拝見しました(笑)
日本人の女の子・みかんと台湾人の男の子・奇峰の恋を、
それぞれの環境も含め描いていたんですが、
みかんの母ちゃんの紅萬子さんがめっちゃいい味出してました。
日本の母ちゃんはやっぱり強くて深いよ。
監督さんが日本の方ってのもあるのかもしれませんが、
日本人の感覚で観ててもとっても笑える場面もあって、
からりとした台湾映画に上手く溶け込んでるなぁって思いました。
是非どこか配給が決まって、
全国で拝見出来る事になると良いなと思います。
そして「恋人のディスクール~戀人絮語~」。
こちらは昨年上映されてた「聽説」で、
男性主演をされていた彭于晏さんがご出演と聞いたから、
拝見してみようかな?と急に思い立って前売りを急遽購入。
こちらは香港映画でした。
概ね広東語で耳触りが新しかったな。
‥‥というか演出の構成上彭于晏さんの声は全面吹き替えだった。
私的にはなんか妙に違和感漂いまくってました(苦笑)
その理由は質疑応答でちょうど質問されてた方がいて、
監督さんの意図も聞く事が出来て、
そりゃそうだよな‥仕方ないよな‥とは思ったけど。
この作品は4つの恋物語が複雑に絡まっていたんですが‥
Episode4の恋物語にてチラッとしか出てこない彭于晏さんが、
あんなにラストにキーになるとは思わなかった。
ネタ明かしも凄かったけど‥まさか‥そういう設定だったとは!?
いや‥Episode3のラストで薄々そうかな?とは思ったけどさ(笑)
映画の始めはとってもポップな感じで、
そういう映画なのかな?とか思ってたんですが、
結構静かに粛々と進んでいく感じの映画でした。
いや‥笑える部分も全くなかった訳ではありませんよ。
Episode2の彭于晏さん風マネキンは笑わせてもらいましたから(笑)
でも全体的なイメージとして粛々って感じ。
その粛々さ加減に人の恋する暴走とか感情の波とか、
そういうのがじわじわ心にきて、
恋って麻薬のようなものっていう冒頭の言葉がぴったりはまった。
相手を思いやったり大切に思ったりする事もあるけど、
理性とかなぎ倒して暴走しちゃう部分もあるよね‥って。
こちらは監督さんが来られての質疑応答もありました。
監督さんはW監督でお二人で撮られていたみたいですが、
それぞれパートを決めたのではなく、
二人で常に相談し合って撮影を進めていたそうで、
撮影終わってすぐに、
オフィスに戻って討論という日々もあったみたいです。
監督さんお二人ともまだまだ若くて、
これからとっても楽しみだなぁと頼もしいなぁと思ったり。
曾監督はお父さんもこの映画に役者さんとして出演されてました。
相変わらずいい味だしてるなぁって思いながら(笑)
お父さんのイメージが強かったんですが、
めっちゃめちゃ細身のカッコいいイケメン男子でした。
相方の尹監督は風貌とは違って可愛らしい感じでした。

今年の映画始めはこの映画祭から。
本当はもっと観たかった作品もあるんです‥あと2作品ほど。
‥え?もちろん台湾絡みの映画です(笑)
しばらくはまだ観たい映画が映画館で上映してくれているので、
それを拝見に行ければ‥と思っております。
今年もたくさん台湾絡みの映画が拝見出来ると良いな。

万里の道も元気から

2011年03月06日 23時58分03秒 | 日常のつぶやき
さて‥滞りまくっているブログ更新。
なんとはなしに気まぐれに心思うままに感想書いてると、
全くと言って良いほどまとまらんし書ききれてないんです。
‥ホントヤバいほどに溜まってます。
体調は良くなったーっ!と思って、
調子のって制限出てたカフェインとかアルコール口にして、
諸事情あって通院サボってたら、
ものの見事に大逆転ホームラン!
昨夜から今日1日もんどり打つほどの痛みに、
やっぱりおいたはしてはいけないと思いました。
‥いや‥普通にあかんよね(苦笑)
摂生と通院再開を心に誓いました。

さて‥そんなもんどり打つ中だったんですが、
痛みのぬける波をつかみながら少し感想を押し進めました。
2月13日付で「時計じかけのオレンジ」、
2月25日26日付でAxleさんの「贋作、宮本武蔵」、
3月5日付で*pnish*プロデュースさんの「黄金仮面」、
それぞれの感想をあげています。
ご興味ある方、お時間ある方は振り返ってどうぞ。
Axleさんの感想はまだまだ道半ばですが(汗)
自分の備忘録でぼちぼち残しておこうと思っています。
感想‥あとどれくらいで追いつくかな‥(遠い目)

今週から私的には映画鑑賞週間に突入予定です!
だいぶん前に待ち続けていた映画が春過ぎと言ってたんですが、
そちらももちろんめっちゃくちゃ楽しみにしていますが、
この初春にいつか絶対来るって、
呪いのように思っていた(笑)映画が、
映画祭でやってきてくれる事になったんですよ!!
もう嬉しくって嬉しくって。
それが発売日には即完でチケットゲット出来なくて、
もう海の底深く落ち込んだんですが、
映画祭の方々がご尽力して下さったおかげで、
追加放映&追加席が出たおかげで、
なんとかそこに滑りこむことが出来て見る事が叶いそうなんです。
すっごい楽しみにしているんですよ♪
今のところその映画のサントラで気分あげあげ状態です(笑)
あと数本見れたら良いなと思っているのもあって、
叶えば私的に今年見る分くらいの映画を見そうな勢い。
ただ‥体調いまいちなので無理はしないでおこうと思っています。
楽しい事も元気ないとのりきれないので。
観劇チケット戦線もかなりの勢いで離脱。
やっぱりまずは体調管理からかな?と思う今日この頃←遅っ!
とりあえず‥病院行くかな?(苦笑)

あなたの大切なもの頂戴いたします

2011年03月05日 23時54分10秒 | 観劇
所用あって早めに出かけて、
煩悩の限り動き回り、
その後に目的地へと向かう。
充実の1日。

*pnish*プロデュース 『黄金仮面』
 於:神戸朝日ホール

題材が面白そうだなぁと思ってチケ取り。
初のホールでした。
神戸っていうとついオリエンタルなイメージですが、
キャパもオリエンタルと大して変わらなさそうな感じ。
ですが‥‥
すっごい末広がりっていうか、
後方に行けば行くほど広がる扇型のホール。
私的にチケットを取るのが、
発売日から日が離れていたのと、
たまたまチケットぴあの店頭で取ったので、
ホールの座席図見ながらだったから多少は知ってたんですが‥
実物見て流石に驚いた(笑)
サイドはかなりきつそうなイメージでしたね。
立てこみもあったしサイドで芝居も多かったから、
多少見きれるとか遠いイメージありそう。
でもキャパ的とか立地的には悪いイメージではないんだけど。
またいつか来るのかな?
さて感想参りたいのですが、
まだ明日大千秋楽を残しているようですので、
我が目で観るまでは真っ白でいたい方や、
ネタばれ話少しでも含まれるのがお嫌いな方は、
以下さっくりとスルーして下さいますようお願いいたします。



























鷲尾伯爵家でS国の大使を招いてパーティが行われる。
おりしも巷で噂の怪盗「黄金仮面」が、
近辺をうろついているという噂。
厳重な警備の中パーティ中に鷲尾家の愛娘が遺体となって発見され、
伯爵秘蔵の美術品がすべて贋作にすり替えられる。
その作品のすべてに「AL」のサインが刻まれていた。
そして時近くしてこの伯爵家での出来事が舞台化。
大鳥家ご令嬢・大鳥不二子が主演を務めた。
ところがこの不二子‥どうやら夜な夜なある人物に会っていると言うのだ。
それがなんと‥‥黄金仮面!
彼女はいう「あの方に会ったら女性ならまず心を奪われないわけはない」
そこへ乗り込むのは名探偵・明智小五郎。
鷲尾家で黄金仮面を取り逃がした汚名返上なるか!?
ところが数日後明智探偵事務所が爆破される。
明智はこっぱ微塵に爆死されたと報道されていた。
そんな最中今度はS国大使の屋敷で、
いささか妖しい舞踏会が開かれるという。
そこへ現れるは‥黄金仮面と‥明智探偵!
さて‥二人の運命の最終決戦はどうなる!?

有名な江戸川乱歩の作品「黄金仮面」の舞台版です。
私的には正直江戸川乱歩さんのファンという訳でもなく(汗)
映像で数作拝見した程度でしたが、
あの世界観をどうやって舞台で表現するのかな?
そんな興味本位でやってきたわけです。
舞台は時系列が多少行ったり来たりしますが、
概ね小林少年の語り口調という設定で進んでいくので、
そんなに観にくくは感じませんでした。
ただ‥説明語り口調が多いので、
若干単調になってしまうのはミステリーだと仕方ないですね。
(私的に以前拝見したアガサクリスティ原作の舞台化もそんな感じだった)
そして‥めまぐるしいほどに変わる舞台設定。
鷲尾家・舞台・仮面舞踏会・観音像・飛行機‥
それに加え神出鬼没な黄金仮面。
本当にこれは‥映像向きだよと思わざるをえなかった。
大冒険な作品チョイスだったなぁって。
観る方も一歩踏み込んで色んな空想しなくちゃならないんです。
なので敢えてセットは椅子と机のシンプルなものにしたのかな?
なんて思ってしまいましたね。
しかし‥舞台セットが‥恐ろしいほどの上手前方への斜め八百屋舞台。
あれ役者さんたち本当に本当に大変だったと思うんです。
立ってるだけでも大変。
なのに‥ラストシーン近くで、
気を失った不二子を抱きかかえて、
舞台上の椅子→机→椅子と上がって下りた明智さん。
恐るべしな男の心意気を見たって感じでした(笑)
彼女の体重そんなに重くなさそうだけど、
それでも大変だよね‥舞台斜めで机に上るだけでも怖そうだ。

今回の舞台は生で拝見した事あったのは*pnish*さんの鷲尾さんだけ。
松野さんは声だけは拝聴した事ありましたが(笑)
あとは全くまっさらで拝見したわけですが‥
明智役の小西さんが‥‥それはそれは男前のイケメン探偵でした!!
私的には頭が切れてシュッとした男前なら、
黄金仮面より断然明智に惚れると思ったけど(笑)
悪の華なんかなくてもあの垂れ流れる色気で十分な気が(笑)
小林少年は本気で少年具合が激しくて(実年齢も若い)、
半ズボン姿にまったく違和感なし。
ホームズとワトソンみたいになる事うけあいです。
まぁ‥若干明智先生に心酔しすぎですけど(笑)
気持ちはわからなくもない(爆)
暑苦し過ぎるとっつぁん‥いや‥波越警部。
明智さんと波越さんの不思議な絆も結構好きでした。
それにしても波越さんはアツかった(笑)
そして‥舞台上にもう一人名探偵いるじゃん!と思った松野さん。
「じっちゃんの名にかけて!」っていつ言うんだろう?
なんて闇に思っておりましたが流石に言わなかったな(笑)
金田一少年と明智さんのコラボじゃ、
まったく別のものになっちゃいますからね(苦笑)
松野さんを生で拝見したのは初めてだったんですが、
声はやっぱり凄く聞き取りやすい。
そして‥むっちゃくちゃ芸達者でございました!
もうラストの警察での取り調べ&事情聴取。
三変化だったんですがお見事としか言いようがない‥壊れっぷり(笑)
黄金仮面に惚れる不二子ちゃんは、
声がとっても某女優さんに似てて可愛らしい感じでした。
しかし‥あんなに身を焦がすような恋が出来るのは凄いなぁ。
人を殺してまで‥と思ってしまう。
やっぱり破滅の恋だったけど、
明智さんが言うように時が癒してくれるだろう。
そしてまた彼女はきっと大恋愛をするんでしょうなぁ。
黄金仮面はほとんど金のマスクで覆われていたので、
あんまりご本人のお顔の印象はないんですが、
(大使の役ではちょこちょこ顔出してましたけど)
マスクでアクションとか‥本当に大変だったと思います。

美術品を愛でる心。
人の心を盗む心。
これで人殺ししてなきゃ、
悪の華でも意外と信奉者多かった気がするんですが‥
なんとなくやっぱり絶対やっちゃいけない一線な気がする。
(もちろん当然窃盗もいけませんよ)
結局若干侮蔑していた日本という文化、日本という国。
それなのに恋をして自分の心が盗まれたのが不二子。
日本の女性だったんだなぁって。
皮肉にもそれが彼の隙と弱点を作り上げてしまった。
そのほころびを明智が解いてしまったんだ。
怪盗・黄金仮面‥怪盗・ルパン。
まぁ‥生き延びてそうな気はしますけどね。
遺体はあがらなかったわけだし。
またどこぞの国で女の心を奪い利用している気もします。
もしくはうっかり命を落としていたとしても、
日本の概念ではいつかまた天国にあがれると思っていたのか。
「罪を憎んで人を憎まず」ですからね。
どちらも夢の空想のお話ですが‥。

私的にはもっともっと昭和初期の匂いが、
ぷんぷんしてても良かったかな?とは思いますが、
やっぱりあの早替えやらセット無しだと、
それを求めるのは酷かな?とは思いましたが‥。
ちょっと挑戦的な舞台だったなぁと思いますが、
最後は明智さんが無事事件解決というとてもわかりやすい結末に、
スカッと劇場を出られたのは良かったなと思いました。