こっこLife

こっこのお気楽・極楽・道楽な日々

音楽が連れてくるもの

2010年02月27日 23時54分36秒 | 日常のつぶやき
昨日は雨。
‥うん‥だいぶん前から知ってたんだ。
この日に雨が降るってことはね。
別に天気予報士でもないけど、
この日だけは絶対雨だと思ってたの。
一度天気予報が曇りになってたけど、
絶対雨だと確信してたの。
それはね‥酒豪友会の友人と会う約束してたから(笑)
もうこの方と会うと決まってたら、
やっぱ雨でしょ、雨(笑)
そんな出足からオチもいつもの事ですよ。
今回は酒豪友会の番外編で初の差し飲みでした。
美味しい味噌ちゃんこをつまみに、
軽く飲んでとりとめもない話に華を咲かせて、
そして電車の時間を気にしつつ帰宅。
とっても良い時間でした。
みんな忙しそうなので暇メンバー集めて、
また酒豪友会番外編鍋パーティ開催しましょうね♪

八犬伝の感想は‥えらい事に長々と書いてます。
ってか書いても書いても色々思い出して、
色んな事が足りなくなって、
書き足しては消しの作業の繰り返しです。
もう限界極まりない感じ。
このままいくと絶対全部あげるには数日かかりそう。
‥って事でとりあえず書けてる分だけ、
ぶちぶち切れ切れな感想だけどあげる事にしました。
一応私が東京公演拝見初日の2月20日と、
22日~24日の間にあげてます。
大楽日の舞台挨拶はまだ書き切れてないので保留です。
ダメだ‥あの日は‥終演後本気で自分抜け殻やったし、
今思い出しても涙出そうやし(重症)
でも近々自分の備忘録のためにもあげます。
もし‥もしですが待って下さる方が居ればすいません。

友人からメールで「朝ドラの方でさ‥」なんて話になって、
ふと懐かしくなってこんなにも翻弄されてる時に、
別の舞台のサントラ引っぱり出したりして、
久々に懐かしく聞いております。
URASUJIの公式海賊版CD。
‥これ言うと凄い誤解生みそうなんですがね(笑)
サントラCDが限定数で発売だったんですが、
早々に売り切れたために物販で公式に追加CD販売。
追加分は公式に「海賊版」として売り出されたんですよ。
私は観劇日が遅かったのですでに海賊版しかなかったんです。
聞きながら今となってはなんか不思議ですが、
波美ちゃんが歌ってたんだなぁって(笑)
そして‥私的にはわからない謎な中国語も。
今の自分には‥めっちゃ気になる‥正解が知りたい(笑)
また久しぶりに観たい舞台ですが、
あのメンバーが再び一同に集まるって大変だろうなぁって。
それは頭ではわかってるんですが、
深沢さん・杏子さん、頑張ってスケジュール調整して下さい!!
また絶対スズナリに駆けつけますから!!
そしてそのCD引っぱり出したのでついでにって‥
舞台絡みのCDを数珠つなぎで聞いてみたり。
もう頭の中でアッシュやらタダやらが加わって走り出して、
えらい事になってますよ(笑)
音楽ってこうやって聞くだけで色んなものを思い出せる、
凄いアイテムなんだなぁ‥って思いますね。

って事で今日はちょっと八犬伝の感想お休みしてますが、
まだまだ足りないのでちゃんと復帰する予定です。
‥はい、まだやる予定です(汗)

感謝の気持ち

2010年02月25日 23時58分15秒 | 日常のつぶやき
ご無沙汰しております(滝汗)
一応生存しております‥かろうじてですが。
さすがになんか疲労困憊です。
体調すぐれない時に遠征続きだったので、
もう‥色んなところが悲鳴あげてる感じです。
歳とると年々虚弱体質になってくるね(しょんぼり)
おまけに今日は朝から夜まで携帯停止。
‥まぁ、理由は概ねいつもの事だよ(笑)
お客様の都合‥モノは言いようです。
とりあえず早急にという事で夜には復帰させましたので、
連絡取れてるはずですよ‥たぶん(汗)

‥ということでいまさらですが、
先週末は東への今月2度目‥今年3度目の遠征を。
今度はちゃんと(?)観劇での遠征を果たしてきました。
行って良かった‥行けて良かった。
そう素直に思えた遠征となりました。
今年の遠征はホント悔いなし遠征続きで、
行き甲斐もあったってものだなぁ‥と思ってました。
大千秋楽観劇直後はお前出たのかよ?ってほどの、
疲労感と抜け殻っぷりでした(苦笑)
しばらくホント抜け殻で口を開いたら涙がこぼれそうで‥
下向いたままずんずん歩いて駅まで出ました。
変な子っぷり大発揮でした。
‥痛いな‥かなり(苦笑)

体調いまいちな中ですが感想をぼちぼちと、
PCに向かってぽちぽち打ってるんですが、
打っていくスピードに反して、
心の中がごった返して一杯になってしまって‥
打っては止め打っては止めの繰り返しです。
この週末くらいには、
まとめてガッとあげてしまいたいとは思います。
きっと何を言っても何を書いても、
私の稚拙すぎる言葉じゃ足りないんだと思うから(苦笑)
それなら感情吐き出しちゃう方が楽そうだし。
たぶん感情思うまま吐き出してるだけになっちゃうから、
ろくな文章力じゃないと思いますので、
もちろんそんな方いらっしゃらないと思いますが、
期待せずに駄文な長文を読んでやるか‥
ぐらいに構えてて下さると嬉しいです。
たぶんまとめアップになっちゃうから、
そんなの読んでらんないよという方は、
ちゃちゃっとスルーして下さいね。

私が停滞している間に、
エースは髪を切り次へと進まれているようです。
それにしても‥
ホントにエースはAxleさんのエースなんだなぁ‥と、
なんか当然なんだけど改めて思いました。
エースの底力って本気凄すぎて‥。
照人さんが舞台あいさつで、
「ボスとか言われてるけど大した事してない」
そうおっしゃってたけど、
照人キャプテンのポジションは、
きっと照人さんにしか出来ないポジションで、
しかも照人さんだからこそのAxleさんのカラーだと思うし、
そこの花形エースも、
柄谷さんだからこそ柄谷さんにしか出来ないところで、
そして司令塔も吉谷さんにしか出来ない、
吉谷さんだからこそのAxleさん。
この3役中心にそれぞれがそれぞれのカラーを、
思う存分に発揮することで、
どんどん輝きを増していっているAxleさん。
本当に素敵なユニットだなぁ‥って思います。
なんかね‥今回の公演ではさらに、
Axleさんというユニットの強みを拝見して、
筋違いだと思うけど‥すっごい悔しかった。
‥いや、自分はもちろん舞台人ではなく、
思いっきり観客人なので、
舞台人として羨ましいのではなく、
ひとりの人間としてめっちゃ羨ましかった。
この歳にして互いを支え合い切磋琢磨出来る人間関係なんて、
なかなか作り上げる事なんて出来ない。
利害とか利権とか‥
適当とかそこそことか‥
支え合うんじゃなく蹴落としあったり、
足引っ張り合ったりの人間関係を多く見てきたから。
それを背中預けて‥でもその相手に負ける気しない関係。
すっごい羨ましい‥そして悔しい(笑)
きっと自分にだって周りにそんな関係の友人はいる。
それは間違いない‥絶対見誤らない。
でも‥「仲間」という存在はなかなか作れない。
学生時代の利害が発生しにくい状態でさえ、
この「仲間」って存在に悩まされ続けたから。
あのきらめきは本当に本当に‥羨ましいなぁ。
そして‥そんなきらめきに出会えたこと。
それに本当に感謝の言葉しかない。
観劇直後も‥そして今も‥この気持ちは変わらない。
ありがとうって素直な想い。
‥って感じでまだまだアツいってか暑苦しいんですよ(笑)
まぁ‥体調と相談しながら、
ぼちぼちと感想進めます。
これ以上ため込むと心に良くなさそうだから(笑)

愛それは尊く

2010年02月24日 23時56分11秒 | Axle
久しぶりに大風呂敷広げ過ぎてて、
自分で収拾不可能になってきた気がします。
文章まとめる力とかそんなの超越してきた気がする(汗)
今日もだらっだらに長い文章かましてますので、
Axleさんの公演に関する舞台感想なので、
スルーされる方はさっくりスルーして下さい。

さて‥東京編のカップル語りを(笑)
二組とも愛が深まってるのは伝わってきた。
元々愛を見せつけてくれてた金碗&伏姫。
ここは‥ホントに恋人同士ではなく、
許嫁同士だったんだなぁ‥と思わせる、
揺るぎなき信頼感があって凄い安定してた。
本来なら丶大だって妖魔の幻影を見ても、
全然おかしくなかったんだと思う。
信乃が悪夢で見た時には若干違和感のあった、
「人殺し」の浜路の台詞も、
金碗が伏姫に言われる幻想悪夢だとしたら‥
そりゃホントに金碗は自分を責めて、
まともでいられなかったかもしれないのに。
そう思うんですが‥丶大のもとには、
玉梓の怨霊はやってきても幻想は届かない。
そう思うとどれだけの信頼感で結ばれていたんだろう。
金碗と伏姫の二人の間にあった絆。
信乃と浜路よ‥奥手とはいえもう少し見習おう(笑)
その信頼があったとは言え、
自分の手の中で消えていく温もりを見送った金碗。
その後悔の念は生涯消えなかった。
抱えてずっと生きていた‥ただ伏姫に謝りたかった。
そんな想いも全部お見通しでただそばに寄り添った伏姫。
自分が為に八犬士を探している金碗のそばに。
だからこそ‥丶大最後のシーン。
丶大から金碗に戻り、蜑崎から伏姫へ‥
声がどんどん優しくなって愛しくなって‥
もう胸が痛くて仕方なかった。
本当に田渕さんという役者さんは、
声に力のある役者さんだなぁと思うんですよね。
金碗を丶大を見送り最後の守を任された蜑崎。
最後の最後の任務‥きっとわかってた。
そしてそれを果たしたなら、
きっと高みへと登れる事を、
金碗の‥丶大の下へと逝ける事を彼はわかっていた。
だから全てへの指針を残しておかねばならなかった。
最後まで心配した新兵衛へ、
そして気にかけていた毛野への言葉を伝えて。
彼は逝くのだ‥高みへと‥幸せな未来へと。
大好きな人に大好きと言える世界へと。
吉谷さんは私的にはAxleさんのメンバーの中では、
ラブシーンをとっても切なく演じて下さる役者さん。
そういう概念をもって拝見しております。
なんだろう‥一番ラブシーン上手い気がします(笑)
愛しさが色んな仕草とか台詞にあふれてるんですよ。
なので私的には伏姫がお亡くなりになるシーン。
大阪ではしっかりと2度とも金碗の腕の中で亡くなる、
あの場面が大好きだったので、
東京では着物だけをおいていくパターンになって、
ちょっと残念だったんですよね。
しかもやっぱあれは‥歩姉を思い出してしまうよ(苦笑)
伏姫の魂が蜑崎に引き継がれていく‥
そういう意味にしたかったのもあるかもしれませんが、
しっかりと金碗の腕の中で亡くなって欲しかった。
しかも‥あの時の吉谷さんの仕草が好きだったんですよ。
大阪は概ねラストのほうはそうだったんですが、
落ちていった伏姫の右手をしっかりと握るの。
あぁ‥もうっ!ってくらい切なくて大好きな場面だったんで。
伏姫の腹から出た八条の光を見つめる金碗が、
決意を固めたようにぐっと前を向いて視線が強くなるのも、
金碗の揺るがぬ決意を思わせて好きだったな。
今回はこの2人のシーンには思わず落涙させられてばかりだった。

そして‥もう一組の超超ーっ超絶奥手カップルです(笑)
大阪公演では互いに本気で好きなんだろうか?
親同士が勝手に許嫁にしちゃっただけなんじゃないか?
そう思ってたんですが‥(苦笑)
東京公演になってようやく、
信乃と浜路の恋路がちょっとわかりやすくなってた。
ホントに好きやってんなぁと思えました。
良かった‥愛されてた‥愛してたって(笑)
‥ってかちょっとは気が入ってきたってことでしょうか?(笑)
まず加藤さんの視線が‥切羽詰まったものじゃなかった。
大阪では柄谷さんも「若干怖い」と言われてましたが、
浜路、信乃さんに「ダメ」って言われても、
何が何でもついていく‥ってか、
もうこのさいあたいについて来なっ!ってぐらいの、
恐ろしい気迫こもる目で1点凝視で見つめてたし(笑)
すさまじく信乃を凝視で思わず勝手に、
「連れてってくれないなら呪います‥」
って台詞つけたしたいくらい思いつめてた(苦笑)
それが東京公演ではたまに目を伏せたり、
上目づかいで見つめたりと乙女の小技がたくさん見えて、
なんかいじらしくなってたんですよね。
可愛いんですよ‥けなげで。
そんな浜路にたいして、
信乃が半歩浜路を追ってくれるようになったのが、
ちょっと嬉しかったしなぁ。
大阪公演は信乃が浜路に対して半歩腰が引けてたし(苦笑)
あの時代親の許しなく結婚は許されなかっただろうし、
好きだから嫁に行くとか嫁にもらうとか、
そんな時代じゃなかったから、
家の都合が最優先の潔さはわかるんですが‥
やっぱり自信があれば腹据えてる浜路の想いに、
答えられる気がするんですよね。
どうせ大塚村に帰らないなら全てを反故にしても‥
そう思うはやっぱり現代の身勝手な感情ですかね。
「孝」の珠を持つ信乃には絶対無理か‥。
「兄の‥ような方」
台本とはちょっと違った区切りになってた気はしますが、
私的にはそこで区切る加藤さんの浜路が好きでした。
‥兄みたいな存在じゃないって浜路本人はわかってたと思う。
もちろん始めは優しかった兄さんに重ねてたと思う。
一目ぼれの恋じゃなかったと思うから。
でもきっとじわじわ好きになってた。
慕う気持ちからそれは恋心へ。
二人の歴史が積み重ねてきたんだと。
たぶん信乃も同じ‥知らぬ間にそれは妹から化けていた。
でも‥自信無かったんですよね。
浜路を全て受け止めて幸せにしていける自信。
養父母たちを納得させるだけの家徳と富。
それを得るために信乃にとって必要なのは侍として生きること。
それだけが信乃の頼りだったんだだろう。
‥でもそれが容易でない事も知っていた。
それが出来ないなら浜路が幸せになれる道を‥
自分が身を引く事で浜路の養父母が納得する結婚のほうが、
浜路が幸せになる道だから‥なんて、
ちょっと逃げてた部分もあるんだと思う。
弱気だから似合いなのは荘助、
なんて事まで言って逃げの口実にしてたんだと。
(もちろん荘助の浜路への淡い恋心も知ってた上で)
浜路もそれはきっとわかりきってたんだ。
信乃が大事にしてたもの、
そしてそれを大事にする理由も。
本当はそばにいるだけで幸せだったのに、
それだけでは足りぬと思っていた信乃の心を。
だから信乃のために「兄」に近いポジションを‥逃げ場所を、
置いたままにしててくれたんじゃないだろうか?
浜路も考えすぎ‥信乃も考えすぎ‥
ホント二人とも奥手っていうか相手に遠慮しすぎだから!
それでもやっぱり‥最後の最後まで信乃に関しては‥
「おめぇ、もう少し自分に自信持ってくれよ!」
そう言いたくて言いたくて仕方ありませんでした。
自分に自信がないから信じきれないんだよね。
なんで浜路が「俺を恨んでる」なんて発想に‥(怒)
そう思ってしまいましたよ(笑)
兄の腕に身を任せても思う人はただ一人でしたよ。
信乃‥里見に仕えるのに捨てるべきは、
浜路への恋心ではなく、
己の自信のなさにして頂戴よと思ってました。

信乃が思い出す浜路。
ずっとね‥ずっと笑ってるの‥微笑んでるの。
「今度御代官様の前で踊るんです!」
声を弾ませ、たぶん一番に信乃に報告に来たんだろう。
それはそれは嬉しそうに笑いながら舞う。
どんな時でも‥信乃のそばに居れるのが嬉しくて、
楽しくて幸せで仕方なかった。
思い出すのはそんな浜路の姿ばっかり。
ここにきて思う‥家徳とか侍として生きるとか‥
そんなことで浜路を幸せにしてやるんじゃなくて、
ただそばにいてやればよかった。
‥ただそばに居れるということがどんなに幸せだったのか。
こぼれおちてようやく気付いた。
そして‥ようやく彼は失った痛みを、
浜路が失わざるえなかった痛みを悼んでやれる。
浜路への恋心と正面据えて向き合えるから。
そんな信乃のそばに浜路はそっと寄り添うんだろうな。
「もう少しだけ‥
信乃さまのお心が他の方に向かって、
前を向いていけるまで‥
もうほんの少しお傍に‥」
ふわりと微笑んでただそばにいるんだろうなぁ。
‥ホントに奥手コンビだよ(苦笑)
でもそんな奥手コンビの間にも、
淡い愛が存在していたのが嬉しかったです。

そんな自信なし男の信乃を演じてた柄谷さんは、
私的には実は‥
里見義実公の時の着物の裾さばきと刀の反しに、
めっちゃメロメロにされていたりしました。
中央で金碗と玉梓が命をかけた駆け引きしてるんですが、
私的にはどうしても視線が上手に流れちゃって(笑)
やっぱ柄谷さんの和モノはとっても素敵だなぁ‥。
と改めて再認識させていただいた次第。
いつかびしっと裃とか着流しを着て和殺陣されてるのを、
拝見してみたいと切に希望しております。
でも‥やっぱりギャップ王ってかギャップがあるから、
ますます素敵に見えるのかもしれませんが。
信乃がわんこになってるときの「おあずけ」とか、
犬語になってるときとか、
伏姫に叱られてる時にむくれてるのとか‥
そういうのが激烈級に可愛かったなぁと思います。
この人はどこまで可愛くなっていくんだろうか?(笑)

‥そういえばカップル語りに、
まるっきり入れてなかった古川さん&斉藤さんですが(汗)
こちらのカップル‥どう見てもいつ見ても熟年夫婦です(笑)
酸いも甘いも噛み分け過ぎ(笑)
どちらの役者さんも芸達者なので、
何の心配もしないで観ていられる感じでした。
私的には猫と豚の禁断の愛カップルが好きでした。
‥そういや大角は、
「猫に育てられてた」と言ってましたが、
(大阪では一度痛恨に「猫に飼われてた」って言っちゃたね。
ある意味そりゃ凄いカミングアウトだったけど(笑))
父は猫だったけど義母は豚だったと思われるんですが‥
これどうなるんだろう?(笑)

さて‥まだ語ってない人たち多数過ぎ。
‥ホントに終わんないぞ、こりゃ(滝汗)

未来への布石

2010年02月23日 23時02分15秒 | Axle
ここ数日は舞台の反芻が、
うっかり自分の気持ちにクリティカルヒットすると、
若干涙ぐみそうになってわたわたするという、
痛気持ち悪い子の典型的な日々の生活です(苦笑)
まぁ‥そんな事も普通に‥ないか(苦笑)
相変わらずAxleさんの舞台の後の、
自分の心の廃人度の高さは、
公演ごとに右肩上がりで本当に‥
困ったような嬉しい悲鳴です(笑)
‥という事で今日も気持ちを吐き出しておきます。
またしても今日も長々とした、
私的勝手解釈な感想となっておりますので、
お付き合いいただける方だけ、
お付き合いのほどよろしくお願いします。

今回の公演での素敵演出の一つだったフラッグ。
劇中の赤い旗はわかりやすく玉梓の怨念。
そして私の中で里見討伐以降の白い旗は、
未来へのしるしだと思っていました。
それまで白い旗は色々出てる時もあったけど、
里見討伐への戦い以降は、
私には未来への希望に見えていた。
だから‥毛野の戦場での登場シーン。
ちょっと胸が痛かった。
その前に小文吾に「仲間かも」そう言われて、
嬉しくなかった‥なんて事はなかったと思う。
父をあんな形で亡くした以上、
毛野自身の周りを取り巻く環境もガラッと変わって、
つらい思いでひとり生きてきた毛野にとって、
「仲間」という砂糖菓子のように甘い存在は、
ホントは嬉しかったんだと思う。
でも彼にはどうしても果たさねばならない、
それを果たすまでは決して誰の事も信じない。
そういう思いがあった。
そして‥その決意を完全に固めてしまった。
それがあの白い旗だった気がして。
籠山に直接対峙するまで、
毛野は本来の心をまだ持ってたんじゃないか?
でも‥籠山に向き合ったとたんに、
果たすべき謀に全てを捧げてしまった。
だから‥まだ持っていた最後の光の白い旗を、
投げ捨ててしまう。
そして復讐への目的だけのために刀を握ったのだ。
そう思うと‥彼の痛いほどの決意。
間違ってたかもしれないけど、
それほどの思いで父を慕っていた。
父の汚名を雪ぎたかったのかな‥と思うと。
本当に本当に痛かった。
自分をそこまで追い詰めないと律しないと、
殺人鬼になどなれなかった氷の毛野。
‥氷じゃなかったんだなぁっと思うと。
そして彼は最後に蜑崎から大きな課題を渡される。
「許しという刃」
それでも彼の手に渡されたその刃がある限り、
彼のもう一つの手には白い旗がある。
未来を夢見る力が。
大角のように亡き父の背中を追い、
信乃のように亡き父を信じ、
そうして生きていけるのだとそう信じていたい。
やっぱり未来を夢見る力っていうのは、
生きていくという原動力だと私は思う。
よく余命があとどれくらいだと分かったとしたら、
何をしたいか‥なんて質問がありますが、
以前にもこのブログに書いた事があるんですが、
私は変わらぬ日常を生きたいと思います。
過去に出来なかった事を振り返ってやり直すよりも、
明日を夢見て生きる日常を送りたい。
その先やれないやり残した事があって、
たとえ道半ばだったとしても‥
それらを残して逝きたいと思う。
私も彼らと同じ「ならずもの」だから。
人は生きとし生ける限りきっと完成はしない、
「成らず者」だと思うから。
だから死の瞬間まで未来の白い旗を信じていたい。
未来への奉公のエールを届けるように、
次々に義兄弟の手から手へ届けられたフラッグ。
戦いの中で振られた白いフラッグは、
とても印象的で感無量のシーンでしたね。

同じような意味合いで新兵衛。
私の中では彼は常に「未来」だった。
やっぱり小さい子(笑)は可能性を秘めた、
希望の星‥未来だ。
だから丶大も守り抜いて死したこと、
きっと後悔なんてしてない‥やりきったという思い。
そうだったと思う。
彼は守ると決めた伏姫の未来(八犬士たち)を、
守り抜いたのだから。
家族もいない‥いつの間にか古那屋に居ついた。
生い立ちはかなり他の八犬士たちと遜色ないほど、
暗い過去を持つのに、
彼のもとには妖魔はやってこない‥丶大がなくなるまでは。
憎しみも悲しみも持たなかった。
それはもしかしたら愛する事も知らなかったのかもしれない。
愛するから守るために憎しみが生まれる事も。
それを知って彼は違った意味で未来を生きる。
人としてあがく事も叫ぶ事も泣く事も‥
綺麗事では終われない人生の未来を生きるために。
それでも‥未来を夢見て生きていけるために。
これからの少年を送り出した金碗と伏姫。
もしかしたら親兵衛は、
ある意味二人の子供だったのかもしれませんね。
二人が思い描いた未来。
好きな人と安心して暮らせる世界。
大好きな大切なあなたの子供を産み育める世界。
守りきった二人の未来。
だからこそ二人は蝶のように未来に舞って逝ったんだ。
そう思っていたい。
しかし‥山田さんが走る姿を見ていると、
やっぱりどうしても別の舞台を思い出して仕方なかったです。
えぇ‥「PEACE MAKER」がよぎってね(苦笑)
いっそこのメンツも含めて再演やっちゃいなよ‥
なんて思っちゃったりもしましたよ。
吉谷さんの演出で観てみたい気もするしさ。
東京公演では師匠の呼び方、
始めは「十一郎さん」って呼んでるんですよね。
それが滝に修行に行く寸前で「師匠」に呼び名が変わる。
その辺のくだりも大阪よりわかりやすくなってたな。
‥ってかその呼び名からすでに蜑崎が、
特別な存在になってますよね(笑)
小文吾、丶大はおっちゃん。
信乃、現八、毛野は呼び捨て。
‥このノリでいけば間違いなく荘助と大角は呼び捨てで、
道節はおっちゃんになると思うんですが、
蜑崎だけは‥下の名前でさん付。
すでに最初から新兵衛にとって特別な存在だったんだなと。

自分の本気で勝手解釈なので、
きっと吉谷さんの意図してないところで、
へんに感動しているんだと思いますが、
舞台は送り出す方が思わぬところで、
観客が想いを作り上げるものなんですよ(笑)
そう‥私にしか感じられなかったAxle版「八犬伝」。
誰にも譲る気はありませんから(笑)
そして‥まだまだ続く私の勝手解釈。
お付き合いいただいている方ホントすいません。
文章能力ないし、勝手解釈だし‥で(汗)
仕方ないなぁ‥と見逃して下さるとありがたいです。

陰で支える力があるからこそ

2010年02月22日 23時58分08秒 | Axle
さて‥そろそろAxleさんの東京公演感想に参ります。
とりあえず実質の2日間のところには、
大阪公演同様にイベントやらの話をあげてます。
ここからは舞台本文の感想にぼちぼちと。
えぇ‥おそらく連日長文(当方比)になると思います。
お付き合いいただける方はよろしくおねがいします。

舞台は生き物でそれこそ生きている間、
新化も進化も深化も果たしていくし、
その中で演じる方もサポートする方も観る方も、
それこそ一期一会。
その時にしかその瞬間は訪れないという、
ホントに儚くて強いものだと思う。
だからこそ東京公演でしか味わえなかったもの、
大阪公演でしか味わえなかったもの。
そのどちらも味わえた気がする今回の公演。
もちろん役者さんたちも前へ進むなら、
リピートで観ているこちらも勝手に深化させたし、
1度しか拝見しない人は最初から最後まで、
フレッシュで観ていたその新鮮味は、
1度しか観ない人にしか味わえない醍醐味。
どんなものも味わえた公演だった気がしてなりません。
大阪公演には大阪公演の良さがあったし、
東京公演には東京公演の良さがあったと思う。

やっぱり‥キャパの違いは何ともし難かった気がする。
始まる前にブログでも、
「狭くなるからやれる事、やれない事がある」
そう言われて確かにそうだよなぁと思いました。
狭いからやれない事‥そりゃフラッグがね‥
前2列つぶして舞台の奥行きはなんとか確保できても、
横幅はどうやっても確保できませんから。
ラストのフラッグ。
壮大さは‥さすがにあれは出ない(苦笑)
役者さんたちの度量不足ではなくただの距離不足です。
私的にフラッグの隙間を縫って、
すごい笑顔で両サイドから出てくる、
金碗と伏姫が本当に幸せそうで‥
未来の中を泳いでようやく会えたのが本当に嬉しくて。
そう思って拝見してたんですが、
距離短すぎて速攻二人がすれ違うので、
「会うの早すぎっ!」ってどうしても突っ込んでしまうんですよ。
あれはやっぱりせめてABCホールくらいの広さで観たかったです。
フラッグの起こす風も、
直接的風はビックリするくらい届くんですが、
そうじゃなくて‥って思ってしまうんですよね(苦笑)
網乾が村雨丸の試し斬りをするとき。
あの照人さんの妖気との殺陣。
あれも断然ABCの時のほうが間合いがあって、
殺陣の手も何手か多くて好きだったなぁ。
しかも信乃の父が妖気ってのがとっても良いよなと思ってたから。
もったいないなぁって。
もちろん大阪を知らなければ、
気にはならなかった所だとは思いますが。
逆に狭さの利は犬太郎の不意の事故。
頭ぶつける場所がありましたから。
さすがにABCじゃ遠くてどこをどうしたのか見えずらいのが、
わかりやすくなってましたね。
あと‥信乃が浜路を暴漢からかばうところ。
幾分後の柱までが近いので、
信乃がかばって後ろにやった感は若干かもしだせてた。
‥偶然の産物やと思うけど(笑)

もちろん尺的に無理だったのもあると思いますが、
尺的だけじゃなくてたぶん手直し部分もあったのかな?
演出は大阪と東京じゃかなり変わってきた部分も。
私的には伏姫が八犬士たちを鼓舞させるシーン。
あそこは偶発的アクシデントで舞台降りになった、
大阪千秋楽に近かった東京公演の演出好きでしたね。
ちょうど一番最初のシーンに帰るんですよ。
でも最初のシーンは伏姫も彼らの悲しみや苦しみに、
寄り添おうとして寄り添いきれなくて苦しむ。
それが2度目は‥祈りが通じるんですよね。
苦しんでも叫んでももがいてもあがいても‥
それでも「生きる」そう呟いてくれる八犬士たち。
後ろで手を合わせて彼らの未来を祈る伏姫。
そして目をあけて微笑みうなずく姿が、
本当に印象的でしたね。
あの時の伏姫は菩薩さまみたいだったよ(笑)

音響はABCホールそんなに音響悪いところじゃないと思うけど、
キャパ的になのかな?
若干時差とか出来ちゃう部分があったり、
音楽でかすぎて台詞にかぶって聞こえなかったり‥
なんて事が多々あったんですが、
東京ではそれがだいぶん解消されてて、
台詞の一つ一つの通りが良くなってた。
もちろん音響だけの問題じゃなくて、
役者さんたちも本番を通してまだまだ成長されてて、
活舌とかもめっちゃ良くなってたし、
台詞にもっともっと気持ちも入っていってたから、
余計に台詞も聞き取りやすくなってたのもあったと思うけど。
そして‥「RAINBOW」の時も思ってたけど、
代官山の音響は重低音半端ないです。
照明は大阪と照明の数違うのかな?
若干暗めだった気がします。
でもその分戦いとか怨霊の場面は生きてたな。
ピンスポットは私的には大角の場面が好きでした。
大角の前に落とされたスポットが、
今は亡き赤岩一角(もちろん化け猫じゃないほう)が、
そこに正座して大角のほうを向いている気がして‥
切なさ増したなぁと。

衣装は‥かつらよく落下してたなぁ(苦笑)
千秋楽も亀篠のズラ勢いよく落下してたし。
スリットの部分‥
エースは衣装を早めからおろしていた関係もあったのか、
あまり目立たなくなった気がして、
ちょっと安心してたりしたんですが、
ただ見なれただけだったのかな?(苦笑)
私的にはメインキャストの衣装はどうよ‥
なんて人が多いのにサブキャストのほうの衣装が、
殊の外良い人とかいて‥どうなの?って気もしたな、やっぱり。
特に柄谷さんとか古川さんとか田渕さん。
信乃も悪くはないけど義実公のほうが素敵だったし、
玉梓より籠山の衣装のが素敵だったし、
伏姫よりは蜑崎の衣装のほうが素敵だったな。

‥とまたしても舞台周りのお話ですいませんでした。
大阪でも東京でも変わらず良いなぁ‥と思ったのは、
物販の人の対応でございました。
これは本当に以前から思うんですが気持ち良いです。
物販の方法とかはたまに大丈夫か!?と思う事はあっても(苦笑)
基本的に人と人の対峙する場面の人間力は、
良い人だよなぁ‥と思わせて下さるんですよね。
ひまわりさんの物販スキなんですよ(笑)
これは変わらずにいて欲しいなぁと思います。
‥いや、方法とか要領とかは進化していって欲しいと思うけど。
もちろん見える場面、見えない場面。
すべてのスタッフさんのスタッフワークを含め、
劇場そのものに足を踏み入れた瞬間から、
お芝居の世界は始まっているんだと私は勝手に思っています。
それが全部揃っていれば良いなぁと。
揃っているからこそ観客は舞台の感想だけを抱えて帰れる。
そんなスタッフワークって凄い事なんだろうなぁって。
‥すいません、ただ自分が裏方気質なので、
つい気になってしまうだけなのだと思いますが、
縁の下の力持ちってポジションもなければ、
あの世界は成立しなかったのだと思うと、
顔は見えないスタッフさんたちみなさんにも、
本当に感謝の想いでいっぱいです。
ありがとうございました!!!!!!!

あふれる感謝と涙

2010年02月21日 23時52分09秒 | Axle
遠征に来てもやっぱり直らず‥
遅い時間に寝たのに真夜中4時半に目が覚めました。
それから1時間以上2度寝が出来ず、
前日の舞台を反芻して自分の心の中にヒットして、
危うく枕を涙で濡らしそうになったり(苦笑)
痛々しい自分のテンションのまま、
最後を見とどけに劇場へと。

Blue Shuttle Produce Axle vol.11
『八犬伝』
 於:シアター代官山

最後‥あぁ‥終わっちゃうんだなぁって、
始まる前はしみじみ寂しかった。
でも始まれば夢中になって芝居を追ってた。
とても楽しい時間を過ごせました。
舞台感想はその後追々という感じなので、
千秋楽のハプニングやら、
終演後の役者紹介・舞台挨拶の雰囲気中心で、
今日の感想は進めたいと思います。
‥とはいえこの日は本当に私燃え尽きてたので、
記憶も足りない事の方が多いと思います。
かなり雰囲気だけの備忘録になりそうです。
しかもやっぱり長文ですわ(汗)
それでも読んで良いよという方は、
以下読み進めて下さい。

お芝居の完成具合とか遊び抜き具合でいけば、
おそらく前楽がもっとも凄かった気がしますが、
千秋楽はこの遊び部分とか祭り部分も含めて楽しむ。
そういう観方だと思っているので、
遊び部分ないと寂しいから(笑)
芝居から大幅脱線して戻ってこれないのは困るけど、
戻れる範疇で遊んでくれるのは、
私的にはよし来た!って思って大歓迎派なので、
大千秋楽の遊び部分も十分に堪能。

一番凄かったのは‥そりゃ現八のだんごだよね。
前楽の段階ですでに柄谷さんは微妙に遊んでて、
普段なら上手端で二人で台詞待ちの間に、
山本さんは3個とも食べて、
柄谷さんは2個まで食べて最後を山本さんにさらわれる。
そのパターンがマストだったんですが‥
普段柄谷さん2個目のおだんごは2口で食べてるから、
結構早めに食べ始めるのに、
2個目食べないなぁ‥と思って見てたら、
結局食べなかったんですよね(笑)
山本さんが食べに向かった先には2個のだんご。
「え?」って一瞬言った後、
そのままがぶって2個いっぺんにもごもごしてました。
‥ってか次の台詞大丈夫?袖でなんとか出してね。
そう思ってたんですが‥
出てきてまだ若干もごもごしてたので、
結局2個とも食べてしまったんだと‥妙な所で感心(笑)
それがさ‥大千秋楽。
出てきても一切だんごには手をつけない柄谷信乃。
‥柄谷さん‥Sですね(笑)
さすがにかぶりつこうと思った山本現八もびっくり。
だって3個とも残ったまま‥ってか手つかずだから(笑)
しょうがないから真ん中のだんごにかぶりついて、
そのままはけようと思ったのに‥
「うわ~‥」と微妙に素の声を残して上手袖へ。
そして次に出てきた時には、
「辛子入ってた‥めっちゃ辛い」って言いつつ、
本気の涙目(笑)
‥そうか柄谷さん手を付けなかったのはそれでか(笑)
その後化け猫退治になるんですが、
「ちょうど良かった‥むしゃくしゃしてたんだ!!」
‥そりゃそうだよ‥むしゃくしゃしてるよ(笑)
と妙なところで台詞がつながって可笑しかったりしました(笑)
ちなみにそのだんごのいたずらは‥田渕さんだったりしました。
Axleさんの食べ物いたずらしっかり引き継いでます!(笑)
でもかなり辛子の量が多かったみたいで、
舞台挨拶で微妙に謝ってましたけど(笑)

八房が伏姫を追いかけまわすところでは、
前楽は八房に思いっきりビンタかましてたけど、
千秋楽では2発思いっきりビンタ入って、
八房ノックダウンです(笑)
これなら襲われても伏姫圧勝出来そうです(笑)
八房と伏姫が舞台中でデットヒートなら、
舞台下手側では玉梓と金碗が対決。
「ぶさいく!」「誰がぶさいくや!」と大げんかです(笑)
伏姫の八房との新婚生活(?)はやりたい放題でした。
斉藤さんのアドリブ対応能力の高さをみましたね。
千秋楽は洞穴の精霊たちの声に耳を傾けようと、
呼び出す人をリクエスト。
「玉梓!」「丶大!」の声には「次のつながり考えて」と、
伏姫は観客へもダメだしです(笑)
結局最後は‥いける人数全部呼ぶかな?と思えば‥
忘れてたよ‥「西村大輔!」‥たった一人呼び出し(笑)
千秋楽の舞台挨拶に残してたとっておきの一発芸を、
この場で披露させてしまうという荒業(笑)
千秋楽で如何なく田渕さんのSっぷりが見れて、
こっちは大満足でございました。

そして‥アドリブ満載のパカラン(馬加)です。
もちろん千秋楽の登場は、
前日に予告してた通りに客席下りです!!
大阪公演のABCホールは通路で客席をぐるり回れたんですが、
東京公演は当日券でのパイプ椅子や立ち見と、
劇場いっぱいの客席でぐるり回れないから、
上手通路を往復、舞台に戻って下手通路を往復。
なんて形になりながらもちゃんと馬を乗りこなしてました(笑)
その後猪鍋のくだりでは前楽くらいから、
ドラえもんみたいに「猪鍋~」って、
ポッケから出す仕草入ってたりとしてました。
そして‥散々「アドリブ潰し」と言われていた江口さんを、
鍛え上げる最後の仕上げの時が来たのです。
ついには倒れそうな小文吾さんまで、
馬加に助けてもらって大丈夫だからと呟き、
荘助の手から離れてしまうのです(笑)
小文吾を支えながら「さぁ、乗ってみろ!」と促す馬加。
ついに仔馬にすることなく馬に乗る荘助!!
アドリブに乗れた江口さん!!!(笑)
でも馬に乗ったくらいで許してくれる先輩ではない。
もちろん‥ちゃんと‥客席下り!
パカランパカランと上手通路を駆けてくれました。
そんな可愛い弟分をあっさりと置き去りで、
小文吾を支えながら上手袖にはける馬加。
慌てて舞台戻りしなにポインターだと思うけど、
べりってはがして慌てて貼りなおしてたけど(苦笑)
澤田さんは優男・網乾のときには、
加藤さんを肩に担ぐのが、
日に日に「重い‥ホントに重い」と言ってたな。
下ろす時がホントに大変そうだったよ。
千秋楽では東京では「この辺にもし居ている人」たちは、
そんな事を想像していなかったみたいで、
いつも通りにダメだしして終了してました。
どうやらあそこで拍手起こってのパターンは、
大阪千秋楽だけのお得特典だったようです(笑)
あの時は加藤さんのアドリブ対応力の底力を、
見させてもらったなと思いましたが(笑)

私的に大阪公演から大好きだったアドリブ。
‥ってかもうお決まりになってたので、
アドリブというには違う気がしますが‥
小文吾と現八の二人羽織です。
もう‥山本さんのあの仕草が‥(笑)
でもあれわかるの年齢的に若い子たち無理だよな(汗)
そう思いつつ私は爆笑の年齢でしたので、
毎回十分笑わせてもらいました(笑)
ただ順番が私が知ってるのと若干違ってて、
あれ?と思った部分もあるんですけど。
これ(右手小指を立てる 意味的には嫁)が、
これ(お腹の部分をまるってする 意味的には妊娠)で、
(左手首を叩く 意味的には(時計を指して)時間)早く帰宅しないと、
これ(頭につのをつくる 意味的にはおかんむり)なんで、
(顔の前で右手で拝む感じ)それじゃお先に。
私的にはこの順番で知ってたので、
ちょっと順番は違ってたんですが、
結局意味的にはこういう事だよなぁと思いつつ、
その時の武原さんの表情とか合わせてみてると、
ホント可笑しくて可笑しくて(笑)
制止する古川さんもそりゃ一瞬ふきだすよね(笑)

アドリブはその他も散りばめられてました。
千秋楽の祭り気分も味わえたし、
もちろん思い入れをしっかり入れて、
最後までの流れも追う事も出来ました。
最後の白い旗が消えて村雨丸が見えた時、
思わずこみ上げた涙をのみこむ事は出来ませんでした。
えぐえぐ言いそうなほどに、
急に溢れかえる涙に自分で驚くほど泣けてきました。
玉梓の想いが昇華されたあとの刀。
抜刀せずに鞘に収まったままの刀。
要は自分次第だ‥
抜刀するも呪うのも全ては己が手の内に。
そこにある村雨丸はまさに未来。
守り抜いた‥そしてこれから信じて突き進む未来。
この足元から先に続く道。

そしてその止まらぬ涙のままに舞台挨拶がやってくるのです。
‥もう‥アカンでしょ、色々(苦笑)
こっちの涙腺破壊してる所に若者たちは、
「この舞台に出れて良かった」って涙するんですよ。
もらい泣きしないわけないし。
新田さんは上京して初めて見たのが「BANANA FISH」で、
凄い舞台だって思ってたAxleさんの舞台に立てて良かった。
そう言ってくれてたし、
江口さんは最初普通に話し始めて、
「お稽古中から色々壁にぶつかって、
苦しい事も悔しい事もたくさんあって‥」
的な話をしていたら途中でふと途切れて‥
そのあとは上を向いてホントにひっくひっくって、
嗚咽が出るほど泣き出して話せなかったほど。
斉藤さんもいつもの慣れた劇場に立てて良かったって、
そしてAxleさんの舞台にこのメンバーみんなで立てて良かった。
そう言ってくれて泣き出しちゃったし。
西村さんはもう頭の中ぐちゃぐちゃになっちゃったんでしょうね。
「生きてる限り‥頑張りますので応援よろしくお願いします!」
ってやけに壮大なテーマについて挨拶になっちゃって、
ここでも本人あずかり知らぬ所でしっかり笑いとってたけど(笑)
田渕さんは今公演色々あられたみたいで、
本当に感極まってらっしゃって‥
本当に「仲間」って存在は凄いなぁってこっちももらい泣き。
「集大成って最後って意味じゃなく、これがこれからの第一歩」
そう言って下さった武原さんの言葉が力強くて嬉しかった。
今回もとっても難しい役どころを授けてくれて、
本当にありがとう!って司令塔にガンとばす加藤さん(笑)
確かに‥難しくて悩まれたんだと思うんですよね。
そして女優対決だった古川さんは、
いつも通りに「あなたの心のビタミン剤」と言いながら前へ前へ。
これないとダメでしょ、お約束ですよ!(笑)
普段なら泣き崩れてしまう泣き虫健史さんは、
今回演助という裏で支えるポジションであった事もあるだろうし、
色んな事をみんなで支えてあって乗り越える中で、
兄貴的立場になってはったんだなぁ‥って思わせるほど、
涙はあっても凄い晴れやかに胸をはってごあいさつされてて、
かなり頼もしい印象がありました。
‥あっ、いやもちろん第一声に、
しっかりとちゃんとかんで下さってましたけど(笑)
いや‥こちらもお約束ですよね(笑)
「プロとして舞台の幕を上げて下ろすのが当然だけど、
それがどれだけ大変な事かと実感した公演になった」
そう言ってた司令塔。
裏方も引き受けている以上役者以外の心労も、
色んな人に言えないプレッシャーも、
たくさん抱えて走りぬけた公演だったんだろうと思わせました。
普段ならみんなが大泣きになる楽の舞台挨拶の時にでも、
結構しれっとしている印象のあるエースが、
めちゃめちゃ神妙な顔で言葉少なにごあいさつしてるのが、
今回の公演のチームとしての責の重さを物語ってた。
そして‥照人キャプテン‥涙。
ダメだ、キャプテンに泣かれるとこっちは弱い。
まずは支えてくれたスタッフさんたちに拍手を。
たくさんの感謝の拍手をもちろん心から送らせてもらいたい。
大阪ではスイーツに例えてきたけど、
本当に今回は一からメンバーみんなで作り上げてきた。
どうかこのAxleのケーキを味わって欲しい。
Axleのイチゴなら食べてやろうと言われる集団でありたい。
一歩一歩歩いて行くのでどうか一緒に歩いて欲しい。
応援お願いしますと言われていました。
‥こちらがお願いしたい。
応援させてもらって良いだろうか?

こんな素敵なユニットに出会えてよかった。
こんな素敵なチームに出会えてよかった。
こんな素敵な舞台に出会えてよかった。
本当に本当に全てに感謝でした。
出会えた偶然にも必然にも‥
全てに全てにただただありがとうって言いたい。

終演後には恐ろしいほどに抜け殻になってました。
真っ白に燃え尽きてるのに、
口を開けばまだ涙がこぼれそうで‥。
なんか良く分からないけど色んな感情が錯綜してた。
色々あって遠征に行くのを渋ってた自分を、
どうにか動かして観に来て良かった。
観に来なきゃ自分的にはダメだった。
そう思えた公演でした。
Axleさんの魅力が思わぬ形でかもしれなけど、
たくさん色んな輝きで魅せてくれたし、
底力を感じさせてくれたし、
次を夢見れる事を確信させてくれたし。
本当に良かった‥本当にありがとう。

奇跡と偶然と必然に

2010年02月20日 23時01分51秒 | Axle
見届けにやってまいりました。
今年3度目の東への遠征です。
しかし‥よく自分遠征出来たよなぁ。
体力的にもかなりへろへろになってて、
精神的にもかなり追いつめられてて、
私的には正直直前まで「行くのか‥」と疑問にさえ思ってた。
準備も何もしてなかったし。
それでも直前になってやっぱり行こうと決めて、
慌てて準備してばったばたに西の地を出立。
きっと何かを届けてくれる‥そんなものに出会いに。

Blue Shuttle Produce Axle vol.11
『八犬伝』
 於:シアター代官山

来て良かったと思った。
直前まで悩んだけど無理にでも来て良かった。
本当に心から思った時間でした。
出会えてよかった‥Axleさんに。
出会えてよかった‥このチームに。
出会えてよかった‥この舞台に。
すべての奇跡にすべての偶然にすべての必然に‥
ただただ感謝の気持ちでいっぱいだった。
そんな2日間でした。
舞台内容の感想は追々ゆっくりまいります。
‥ってことで今日分には、
東京公演の終演後イベントに関しての覚書。
すでに色々な感情に流されたのちなので、
忘れてる部分多数と思いますし、
端折られてたり思い違いしてる事多数と思います。
こんな雰囲気だった‥くらいに思って、
読んでいただけると幸いです。
また‥以下かなり長文になりそうな気配。
それでも良いよと許して下さる方は読み進めて下さい。
よろしくお願いします。

マチネは犬村大角の‥というか西村大輔の逆襲お仕置き部屋。
今公演優しいお兄さんたちにいじられまくっている西村さん。
‥ってかAxleさんの全般的なS心をくすぐるんでしょうな(笑)
そんないじられまくり愛されまくりの西村さんが、
普段のMキャラ返上のSキャラへと‥竹光を携え登場!
まぁ‥しょっぱなから無理やったけど(笑)
「兄貴」と言いながら西村さんの手足となって、
叱られるべきメンバーを連れてきたのは吉谷さん。
メンバーは武原さん、古川さん、加藤さん、照人さん、
斉藤さん、澤田さん、柄谷さん。
ひとりずつ斬るつもりが‥
もうすでに一人目の武原さんに逆襲される西村さん。
「大ちゃん(西村さん)家に泊まりに行った話」を暴露。
西村さんにとって武原さん先輩にも関わらず、
シャツ一枚の先輩に布団も譲らず‥そのうえ‥
暖房も切ってご自身は布団に入ってぬくぬくと眠りについたそう。
その日は雪も降る寒い夜だったみたいで、
始めは暖房であったかかった武原さんも、
次第に部屋が冷めてきて座布団とか服とかを上にかぶって‥
それでも寒くて西村さんを起こすと、
「だから寒いって言ったじゃないですか!」と言い放ったとか(笑)
これこそ普段の逆襲じゃ!?(笑)
そんな暴露話をされて「とりあえず黙って目をつぶれ!!」と逆切れ。
この刀を持ってきたのは何のためだと思ってるんだ。
って目をつぶってるメンバーの間を行ったり来たり。
メンバーは全然打ち合わせしてなかったらしく、
一体何が周りで行われてるのかドキドキのもよう。
すると舞台上手から紙を持った山本さんが登場。
会場に向けて
「実はこの人たちは八犬伝が始まってから誕生日を迎えた人たち」
「みんなで合図の後に一緒に歌を歌ってもらえる?」
そう書かれてあったんです。
おぉ!!Axleさんの誕生日イベントについにファンも参加ですよ!
会場みんなうなずいて準備は万端。
なかなか目をあけさせてもらえない座ってるメンバーはどきどき。
そして上手下手から出演者みんながこっそり登場。
合図の後‥客席と舞台上のみんなが、
♪Happy Birthday to You♪を歌いだしました。
座らされてたメンバーは一瞬ぽかんとしたのちに笑顔。
最後は照明さんも少し照明を落としてくれて、
誕生日ケーキもロウソク付けて登場。
全員で吹き消してお祝いです。
おめでとうございます!!!
12月からお稽古始って2月末までのその期間のお誕生日。
その1年のスタートがどうであったかはわかりませんが、
充実した光り輝く1年となりますように‥。
ホント粋な事をしてくれるユニットです。
そして誕生日のお祝いの証にメンバーと客席を写真撮影。
デジカメをのぞいている限りは、
凄い人数のいる客席みたいやわと言われてましたが(苦笑)
古川さんは目を閉じろと言われている間、
実は自分が最後のオチに使われてて、
みんな打ち合わせしててこの間に袖にはけてて、
舞台上に俺一人残されてるんかとずっと思ってた。
そう言われていましたね(笑)
加藤さんも同じこと思われてたみたいですが(笑)
照人さんは座席がちょうどセンターだった事もあって、
後ろで説明書きを書いた紙をめくる音がしてたみたいで、
「紙も出てきたけど何してんねん?」って思ってたみたい。
でもサプライズ上手くいったみたいでした。
おめでとうございます!!

‥で終われば良かったんですが、
お祝いされたって何したって‥最後はもちろん‥
西村さんのしめになっちゃうんです。
(東京公演ではお兄ちゃんたちの計らい(謀?(笑))で、
 ずっと西村さんが最後にしめをさせられているらしい(笑))
ホント兄ちゃんたちはSっ気満載で、
弟たちをとてもとても愛しく可愛がっておりますよ(笑)
照明さんとのコンビネーションも抜群に終わって行きました。
ある種ここでアドリブとか色んな小技も身につけて、
また新たなるステップが踏めると良いですよね‥
なんて前向きに思ったんですが(笑)
でも‥しょうがないあんなに兄ちゃんSに愛されちゃったら。
‥それが結論かな?(笑)

夜は悪役たちのぼやき大会(笑)
椅子は3席用意されてて、
早替えいっぱいの役をされてる、
斉藤さん、古川さん、澤田さんの3人登場。
‥ところがなぜかその3人着席と共に田渕さん登場。
フラッグ隊等のモブで出るときの黒い衣装の状態で。
古川さんの座席の半分を空けてって感じに、
古川さんに寄っていってちゃんと座らせてもらう。
甘え上手な末っ子って感じで可愛かったです(笑)
大阪公演でもずっと言われてましたが、
カーテンコールの時に、
なぜか古川さん、澤田さん、斉藤さんの、
妖怪カテゴリーのところに入れられてるのが、
どうしても納得いかないんだけど‥なんで?
それを訴えにきたそうです。
そしたら‥古川さんが‥
「あれね‥。
 その後に自分(吉谷さん)が出てくるのに、
 曲の区切りでちょうど良いからって事らしいよ」
とあっさり舞台裏を暴露(笑)
「え~っ!自分が活きるため??」
って田渕さんのブーイングに上手袖からヒョコっと現れて、
「うん!!!!その通り!!」
とか力強く答えてはける演出家(笑)
「理由はわかりました」
そういうと納得したのかしないのか‥
微妙な表情を残しつつではありましたが田渕さん退場。
ホントにそれだけが言いたかっただけらしい(笑)
その後は悪役3人でのトーク。
‥ってか悪役ってよりもたくさんの役を兼ねてる方々。
そのくくりのほうが正しいかもね。
そういえば田渕さんが「妖怪カテゴリー」って言ってて、
それを聞いてた斉藤さんたちが、
「妖怪もおかしいんだけどね‥玉梓をのぞいて」
ってここでも玉梓は除外です(笑)
古川さんは「怨霊は妖怪でも玉梓本人は人だから」って(笑)
役への愛があふれておりましたよ。
斉藤さんは「八房って悪役なの?」って言ってたけど(苦笑)
一番好きな役が八房みたいですが‥
さすがに伏姫の自由度には毎度ビックリさせられてるそうです。
確かにね‥大阪より自由度増してる気はしたけど(笑)
この日のマチネでは、
「生理現象は止められない」って言い残して、
八房ひとりを舞台上に残してはけていったからね(笑)
本当にお手洗いに行かれたかどうかは不明ですが、
しかも舞台袖にもあの人いなかったわよと玉梓さんに言われてました。
‥自由過ぎです、伏姫(笑)そんなあなたが好きですが(笑)
古川さんは他は納得なんだけど、
横堀だけはなんで俺が?って思ってたそうです。
それを聞こうと上手袖(演出家)に向かって言ってたんですが、
なかなか回答が出てこない。
すると舞台後を横切る山本さん‥じゃなく演出助手。
「‥余ってたから」とか残酷な通知(笑) 
まぁ‥あそこまで斉藤さんとニコイチで悪役やら、
玉梓に憑かれる役をやってると、
その流れで横堀も付けちゃわれたんでしょうね(笑)
澤田さんはたくさんの役の中でも、
大石が一番のお気に入りらしいです。
羽織の背中の柄がとっても好きだったそうで。
‥でもそんなお気に入りの大石‥
犬の八房に雪駄で簡単に殺られるので、
それは毎度毎度本気で痛いらしい。
斉藤さんのどつきは毎度肩までくるので、
どこそこ痛いようです。
そう言ってると古川さんも赤岩の時に、
上手後で船虫といちゃいちゃしてる時に、
太ももをぺちぺち叩かれているシーン。
あの時が地味に痛いんだと言われてましたね。
(千秋楽ではそれを言ってたからだと思いますが、
 思いっきり下のスリットをかっぱーんと開いて、
 古川さんの素足をばしばしどついてました(笑))
澤田さんはパカランの時(馬加です(笑))が、
かなり自由度高くて楽しいと言われてましたが、
お相手が江口さんでかなり素直にまっすぐで、
台本通りにお芝居してくれるから、
まさしくアドリブ殺しになってて、
自分がダメな人みたいになるのが悔しいと言われてたな(笑)
どうか若手を鍛えてやって下さい(笑)
千秋楽は対応しないと絶対許さないと言われてたのと、
東京でも馬使い頑張ると言われてたのが、
めっちゃ明日への期待を抱かせます(笑)
それにしてもやっぱりこれだけたくさんの役を兼任される方たち。
芸達者っていうか‥対応力の早さは、
ホント凄いなぁって思うんですよね。
だからこそのこのキャスト抜擢だとは思うんですが。

そして‥ソワレもちゃんと最後に呼ばれるのは‥
西村さんですよ(笑)
どれだけ愛されれば良いんでしょうか?(笑)
しっかりと今回も1発ギャグの後に照明消され、
暗転の中「ありがとうございましたーっ!!」っていう、
西村さんのやけくそな声が聞こえてくるんでした。
でも‥AxleさんのSっ気をくすぐるのわかる気がするんだ。
だってそんな西村さんの登場を、
心待ちにしているSっ気たっぷりの客席ですから(笑)
困った顔して必死な西村さんって、
なんか構いたくなっちゃうんですよね(笑)

明日への期待を大いにさせ、
本日の公演だけでもすごい満足感をあたえてくれた1日。
来て良かった‥本当に。

早起きはちょっとお得

2010年02月18日 23時57分55秒 | 日常のつぶやき
今朝はちょっと早めに目が覚めて、
ふとテレビをつけたら聞いた事ある単語が‥
半分寝ボケてたんですが耳だけはちゃんとキャッチ。
「滝田城」
あれ?‥??‥!!!!
そうだよ!里見義実公の城!!
一気に目が覚めて思わずテレビにクギ付でした。
さすがに今回のAxleさんの「八犬伝」の舞台となる、
南房総にはなかなか行けませんからね。
テレビで拝見できるのはとってもラッキー。
どうやら私が拝見する前には、
伏姫の洞穴にも行かれてたみたいで。
もう少し早くテレビつけてれば良かった‥。
滝田城跡の物見台からの風景は、
なかなかに壮大でございました。
富山も見えてて‥なんかね‥ちょっと色々想いを馳せたよ。
ここ吉谷さんも登ったのかな?
物見台のそばには八房にまたがった伏姫の像もありました。
結局その番組は南房総の旅だったので、
それ以外はほとんど八犬伝絡みはなかったのですが、
ああいう土壌の下にあるんだと思って、
ちょっと朝から感慨深かったです。
今日から東京公演第二ラウンドの幕もあがりましたから、
怪我無いよう万全で役者さんやスタッフさんが、
思い残すことのないよう全力で突っ走れますよう‥
西の空から想いだけを飛ばしておきます。

今日は西で観劇行くつもりにしてたんですが‥
色々あったのと体調悪かったので、
週末に向けて養生することにしてお家に籠りました。
観たかった気はするんですが‥3時間椅子に座る元気は‥
正直無かったしな。
週末はちゃんと心躍らせて椅子に座ってたいし。
‥って事で残念だけど諦めました。
どうも川原田さんとは近頃ご縁が薄いらしい(涙)
毎度タイミングがどうにも合わないから。
体調も心も週末に照準を合わせて頑張ろう!

さて‥お籠りしてたので11日の祝日に‥
実はまたしても東へと観劇以外の遠征を果たしてまして(汗)
その感想をあげております。
‥とはいえ‥
自分で言うのもなんですが、
あまりのアホっぷりとキモっぷりに、
自分自身がどん引きな感想になってます。
修正しようと思ったけど、
ますますドツボにはまりそうだったので、
自分の備忘録的に一応そのままあげました。
はぁ‥自分のキャラ変わってきてる気がする(苦笑)

とりあえず今日はゆっくり眠ることにしますかね。
まぁ‥どうせ夜中に飛び起きる事になると思うけど。
(意外にしつこくこの状況が続いてる(苦笑))

きらきらと華

2010年02月11日 23時44分50秒 | 華流・韓流
昨日は本日のお出かけに備えての前乗り。
というか一緒に出かける友人のお家に、
お泊まりさせていただいたのです。
今日の朝の出発時間が早かったのと、
彼女のお家のほうが出かけるには便利であったので、
申し訳ないながらお邪魔させてもらうことに。
本当に毎度毎度お世話になりっぱなしで、
前日からご主人にまで、
「僕に遠慮することなんてないんだから、
 絶対にいらっしゃいよ!」
なんて優しい言葉までかけていただいて‥
本当にありがたい限りでした。
私、他の運に関してある方ではないと思うけど、
たぶん周りの人との縁に全て使い果たしてるんだと思う。
それぐらい私の周りは素敵な人たちがいっぱいです。
ここに人生の運を使い果たしてるんなら本望です(笑)
昨日は友人のお手製の晩御飯もご相伴にあずかり‥。
あったかいおでんでした。
美味でした‥あったかいご飯ってホントありがたい。
そして夜遅くまで色んな語りをして睡眠‥。
30分後しっかりとまたしても飛び起きました。
‥いい加減しっかり眠りたいよ(笑)
その後は二度寝するとちょっと危険と思いつつ、
なんとか予定の時間に起きだしていそいそと準備。
友人はその間に家族のご飯の支度とかまでしてた。
さすが‥ミラクルだぜ。
そして早朝に関西出立‥目指すは!?

『トキメキ!玉子チャーハン~翻滾吧!蛋炒飯~』
『KO ONE~終極一班~』
DVD発売記念イベント 汪東城 握手会&サイン会
 於:ポニーキャニオン本社 イベントスペース

はははははは‥。
もう笑うしかない状況でございます。
1月・2月の遠征がものの見事に華流絡み。
観劇を絡めてさえおりません。
凄いなぁ‥近頃の自分(笑)
大丈夫なんかな、ホント‥って自分の心配しちゃうよ(笑)
はい‥1月のイベント同様DVD購入が参加条件。
ただこちらは購入すれば必然的に参加できるシステム。
(初回版を購入が条件ですが)
どちらの作品でも主演を務められた汪東城さんが来日しての、
握手会とサイン会が行われました。
以下ざざっと感想参りたいと思います。
もう‥なんか色々で若干記憶飛んでますので、
ホント行ったよ~程度の自分の備忘録です(苦笑)
おまけにあまりにアホの子全開で、
自分的に後で読み返しても若干‥キモってぐらいな、
乙女具合になってる部分もあるかと思います(滝汗)
詳細望まれてる方‥ってうちのブログのぞきに来て下さる方で、
それ望まれてる方もいらっしゃらないと思いますが(苦笑)
(観劇感想でも毎度そんな感じなので(汗))
期待はずれ大いにありなのでごめんなさい。

自分たちの事情も色々あって本日の朝は早めに東入り。
イベントの参加時間は私も友人も同じ時間帯でお昼から。
それまでは普段東入りしてもめったにしない東京観光。
まさか友人を私のいつもの墓参りに、
同席させるわけにもいきません(笑)
そちらの模様は別ブログに記しますが、
その後にどうにかポニーキャニオン本社へと‥
いや~‥場所はなんとなく地図であたりはつけてたけど、
近くに行けば迷うことはなかったね。
‥だって‥お嬢さんたちいっぱいわんさかといたし。
ある意味凄いよなぁ‥これだけの人を、
さっと動かす動員力あるんだから。
(後日記事を拝見すると1000人近くいらっしゃったとか)
イベントは整理番号順に行われることになってて、
私も友人もたまたま偶然に同じ時間帯。
‥って言ったってたぶん同じ時間帯の人100人ほど(笑)
順番を良い子に本社前のスペースで、
寒いさなか待っておりました。
外ではDVDの販促もされてました。
徐々に自分の番号が近づいてくると、
それまで眠くて仕方なかったのが、
妙に目がさえてくるんだから現金なものです(苦笑)
まずは入口付近に1列に10人ずつならんで、
その後に入口からロビーに(一部ロビーに続く階段に)
ロビーから今度はイベントスペースになっている場所へ。
ここでもう一度整理番号のチェック。
この入り口でお手紙やらプレゼントを預かってらっしゃいました。
イベントをするであろうちょっと広いスペースは、
長蛇の列を整理するように帯で仕切りがされてて、
そこをうねうねと歩いて進みます。
その間の場持たせと販促を兼ねて、
来月発売になる日本語訳の入った飛輪海さんのライブDVDが、
ちょっとだけ公開されておりました。
めっちゃ画像クリアだなぁ‥。
インタビュー部分にがっつり日本語字幕入ってるのが、
かなり魅力的‥と思いつつ、つい凝視しちゃったよ。
ドキドキしながらぐるぐるうねうね歩き、
途中にあるアルコール消毒でお手々の除菌も済ませます。
インフルエンザもだけど風邪もうつしちゃ大変ですから。
握手のスペースは一番奥の小部屋。
そこの前はパーティションで仕切られて、
中の様子はさっぱりわからないのですが、
小部屋に近づけば笑い声や話し声がちょっと漏れ聞こえてて、
なんか急に乙女度がアップ‥しすぎて、
自分自身がどうにもついていけないオーバーヒート気味(苦笑)

ようやく小部屋前にたどり着くと、
スタッフさんにもう一度整理番号を確認されて、
パーティションで仕切られている小部屋に通されます。
今回のサイン会はあらかじめイベンターさんが用意してくれた、
クリアファイルにサインをして下さる事になってて、
DVDが2作品発売のイベントなもんで、
両面にそれぞれ1作品ずつの画像があるクリアファイルなんですよ。
それのどちらかの面にサインを入れて下さるので、
それをどっちにするかまず選ばされるのですが、
選んだあと中のスタッフさんがご本人に手渡してるみたいで、
手前のスタッフさんが「次KO ONEです」って言うのは良いんですが‥
「次炒飯です」って言ってるのを聞いてたら、
なんか中華料理屋さんみたいで若干可笑しかったですが(笑)
そうこうしているとスタッフさんに「前へ」と促され、
次の番を待つことになってパーティションを抜け前へ進むと‥
そこにババーンとご本人が!!!←いや、居なきゃダメだろ(笑)
今まで結構劇団さん絡みでは、
接触系イベント苦手と言いつつも握手会やらに参加はするので、
握手をしていただいた機会も、
それなりにあったのですが‥
もうね‥なんか‥別物に近い感じのノリでございました。
‥だって‥‥
私握手の前後軽く記憶がないもん(滝汗)
普段ならどんな服装だったとかちょっとは見てるつもりだけど、
ホント手前で待ってる時から、
あまりのオーラに圧倒されすぎて、
正直覚えてないんですわ‥彼の服装。
いい歳して緊張しすぎです(笑)
自分の番になって、
さらさらと右手で金のペンでサインをしている彼のところへ。
書き終わってにっこり笑ってこっち向いて‥
まるでお手するように左手を差し出される。
おうっ‥どうしていいのか(笑)
言いたいことも何かも吹き飛ぶ勢いで、
なんだろう‥オーラも凄かったけど、
周り一面華を背負うってのはこういう事なんだなぁって。
ホントに周りが一面華とキラキラでいっぱいだったんですよ。
近頃撮影されていたドラマの関係で、
髪型とか色々王子様仕様になってたので、
キラキラ度はさらに上がっていたのかもしれませんが、
あまりのきらっきらぷりに感心しつつ、
その人が一対一でこっちを向いてるという大破壊力に、
思考回路停止しちゃいましたね(笑)
おまけに‥私的に人数も半端ないだろうから、
かなりの勢いでベルトコンベア式に、
高速握手会を想像してたら‥
めっちゃゆっくり過ぎるくらいゆっくりな握手会で、
もう言うことなんて2言くらいしか、
こっちは用意してないから大パニックです。
ネタないよ~(どこまでも関西人(笑))
それでもそんな挙動不審の私にもにっこり笑いかけ、
一生懸命な日本語で答えて下さる。
華もあるうえに性格まで真摯でいい人なんて‥
もう‥好印象度相当にアップ!!!!!
惚れてまうやろ~って感じです(笑)
こうして握手が終われば小部屋を出てしまえば、
なんと‥直接道路ですわ。
一気に現実‥のはずですがなんかしばらくふわっふわ。
いや~‥1月にもそのきらきら具合の破壊力は、
十分わかってたけど距離もあったしなんとかなってたのだと、
実感したイベントとなりました。

さて‥
あまりのアホっぷりとキモっぷりに、
数日寝かして書いた割には‥
全然アホだしキモい感想にしかなってないやん(笑)
普段から乙女の引き出し狭いし小さいから、
許容量以上の乙女度を放出するとこうなるよね(笑)
とりあえず備忘録にしておくけど‥
良いのか!?自分!!って感じです、正直(苦笑)
しばらくは華流関係は大人しくしておく予定です。
一緒した友人とは別の約束はしましたが。
‥努力して近日中に善処出来れば‥とは思ってるから(笑)
今回のイベントでは、
待ってる間あまりのアホの子のように、
緊張していたのがわかったのか、
周りの方が声をかけて下さったりで、
待ち時間もとっても楽しく過ごせてほっとしました。
良い方が多くてホント良い時間過ごせたなぁって。
そして帰阪時は一気に安心して友人ともども爆睡。
お互いホントしばらくは大人しくしてようね(笑)

捨てたのではなく

2010年02月09日 23時55分29秒 | Axle
止まらない頭痛にその他色々。
自律神経系が上手く機能してないそうです。
‥えぇ、流石にひどいので病院行ってきたんです。
珍しくね。
Axleさんの公演を観るまでは‥
なんて微妙に気を張っていたんでしょうね。
壊れるまで突っ走ると言ってたんですが、
早々に壊れてしまいました(ダメダメ)
という事でちょっと休憩の後に仕切り直しな毎日です。
はぁ‥頑張らんとねぇ。

さて‥そろそろ八犬伝の感想にまいらんと。
東京公演の幕が開いてしまいますね。
東京公演は今のところ全日当日券が出るみたいで。
観てくれる方がリピートしたくなる舞台になると良いですねぇ。
では以下大阪公演の感想にまいります。
ネタばれ話含まれる事と思います。
ご自身の目で観るまでは真っ白でいたい方や、
ネタばれ話少しでも含まれるのがお嫌いな方は、
以下さっくりとスルーして下さいますようお願いします。












今回Axleさんの役のバランスも良かったなぁ‥と思う。
必死に前を見て歩こうとする主人公・柄谷信乃。
熱き心の正義感で一直線で信乃のいい相棒・山本現八。
このお二人‥近頃いいコンビっぷりだなぁって思う。
そして何より良いなぁ‥と思ったのは、
柄谷さんを慕う加藤さんの図。
「PEACE MAKER」や「11人いる!」のイメージが強すぎるのか、
お二人が無言の信頼関係にいる姿が、
とってもいい感じだなぁ‥と思うんですよ。
それもどちらかと言えば加藤さんの信頼関係が強い気味。
‥舞台の上でのお話のような気がしなくもなくですが(苦笑)
ってか舞台上でそれを見せてくれたらこっちとしては十分。
えぇ‥私的には加藤さんが言ってたみたいに、
「何の期待もしていない観客」なので大丈夫です(笑)
ただ‥柄谷さんと加藤さんの役の立場が同等に近いのが、
一番良いかなぁ‥と今回拝見しながら思ったけど。
やっぱり浜路は女の人だから、
慕うの意味がまったく異なってくるからね。
兄と慕ったという下りはあったとしても、
最後に兄と対面しながら想う人はたった一人なんだから、
もうとっくに「兄」という枠じゃなかったからね。
色恋的な立場の慕うより、
男同士の同等の立場にたって支えあう感じが、
とってもしっくりくるかもなぁ‥と思った。
そう‥女にゃわからんさ‥の世界にいる方が(笑)
吉谷さんは舞台に立つなら、
やっぱり美味しいところをかっさらって欲しかったし(笑)
どうしてもブランカとか山南さんとかのイメージが(笑)
それにしてもいつもAxleメンバーとらぶらぶしてますよね。
今までは女役をこなしていた古川さんがお相手でしたが、
今回は田渕さん。
姫だっこも軽々って感じです。
膝枕もしてもらってますし、
こちらのカップルはホントに好き合ってる感じで、
丶大最後のシーンで伏姫と金碗へと戻る感じが、
とっても素敵でした。
やっぱり吉谷さんはおいしい役がぴったりしっくり。
田渕さんはAxleさんの舞台では2度目になるかと思いますが、
またしても子供を身籠る役ですよね。
しかも幸福に身籠れない役。
ある意味こんなに特殊設定の女性ばっかり回ってくると、
心情的に考えるの大変だろうなぁって思います。
男子が「あなたの子を身籠りたかった」って台詞。
ホントに役の気持ち落とすの大変だろうなぁ。
母性‥父性‥
どちらにしろ舞台の上だけとはいえ、
表現するのは大変だろうなぁって思います。

今回の柄谷さんの役・信乃。
柄谷さんが演じた役の中で今までかつてないほどに‥
自信のない役な気がします(笑)
いや‥柄谷さんの役に対する自信じゃなくて、
もちろん役の性格がめちゃ自信無しな人なのです。
それが全ての負の引き金を引いていくわけで‥
今の自分をきちんと認めてあげて、
それで男をあげて欲しいなぁ‥と、
思わず母心気分で見守ってしまいましたよ(笑)
信乃が道節に責められるシーンで、
どうしても‥ここ台詞がぁぁ‥と思ってたのが、
「嘆くなら‥なぜ手放した!」
私的感覚では道節に責められるなら、
「嘆くなら‥なぜ捨てた!」
そう怒って欲しかったのですよ。
もちろん言葉のニュアンスだけの問題だと思うけど。
浜路も道節には「捨てられた」って言ってたし‥
何より私的に今年に観た映画が影響してるのもあるけど(笑)
「捨てたのではない‥泣く泣く手放したのだと‥」
そういう一節があったのですよ。
どうせ責めるシーン。
信乃が耐えがたい責め苦を味わうのなら直接的な「捨てた」という、
一番責められる言葉が良かったなぁ‥とか。
そんな事を思ってしまいました。
いや、信乃をいじめてやれって訳じゃないんですよ(汗)
嘆くなら‥彼女の死を悼むんなら、
色んなもの乗り越えなきゃならない人ですから。

なんでか今日は若干カップル話になってる気味な。
東ではトークイベントでカップル談義があるみたいで。
14日の昼公演‥大丈夫なんだろうか?
照人さんお墨付きの「喋らない二人」だけのトークですが‥
これもある種お二人に与えられた試練でしょうか?(笑)
どうかお二人の愛の力(?)で乗り切っていただきましょう(笑)
またあす以降少しづつ小出しに感想いければいきます。
とりあえず体調と相談しつつになりそうですが‥
早く心身ともに復活したいなぁ‥。