2013年1月3日(木) 心は 自分を信じて♪ 嬉しい 楽しい ありがとう♪
11時からNHKEテレで、昨年6月に東京国際フォーラムで行われた、ハーバード大学のマイケル・サンデル教授による『マイケル・サンデル5000人の白熱教室 後篇「これから日本の話をしよう」』を観ました。
その内容がユーチューブに、15分ずつ4つに分けてアップされていましたので、時間がある方はどうぞご覧ください。
1/4 5000人の白熱教室「これからの日本の話をしよう」
2/4 5000人の白熱教室「これからの日本の話をしよう」
3/4 5000人の白熱教室「これからの日本の話をしよう」
4/4 5000人の白熱教室「これからの日本の話をしよう」
観ていて面白かったのは、大きくて判断が難しい問題を5000人という多数の人で討論するということです。マイケル教授はまず問題を提起し、それに賛成か反対かを来場者に問いました。参加者全員に裏表が赤と白のプレートが配られており、マイケル教授の質問に対してどちらかの色をあげるというものです。
全体の賛否の状況を把握した後、両方の意見を聞いていきます。最初の質問は「原発再稼働に賛成するか?」というものでした。その結果は、赤と白がほぼ半々であり、賛成意見と反対意見を聞いていきます。
私のこれまでの経験では、何かを議論すると自分の意見を通そうとするあまり、声が大きくなったりきつい口調で発言したりします。しかし、この会場では、発言者は冷静に自分の意見を述べていました。そして、マイケル教授はそのどちらの意見にも敬意を表します。
「東電の値上げに賛成するか?」という問題については、反対意見のある女性の意見を聞きました。彼女は「とても緊張しています」と言った後、「例えば、我々は自分の家の屋根に太陽光発電をつけることが出来る。全国の人たちがそれを行なえば、電力不足も解消されるし値上げも必要ない。私たちが考えて何かをすべきだ」と発言し、会場から大きな拍手がありました♪
最終的に、「日本が3月11日の大震災の後、全国民が大きな災害に冷静に対応し、復興を目指したとして世界中の賞賛を浴びた。そして、日本は大震災からいろんなことを学び、これからの民主主義に対して手本になる」と締めくくられました。
昨年読んだ『神との対話』(ニール・ドナルド・ウォルシュ著)の中に、神が言っている次のような言葉があります。
『この世は危機的な状況である。しかし、その危機的な状況は変えることが出来る。そのためには1人ひとりが声を出していき、それらの声を大きくして世の中を変えることである。最初は少人数でも、それらの声が大きくなり多数になれば世の中を変えることが出来る。それを行うことで、この危機的状況は変えることが出来るのだ』
マイケル教授の白熱教室で観たように、みんなが自分で考えて自分の意見を発信し議論し、そして選挙で投票して、政府に自分たちの意見を伝えることだと思います。マイケル教授の講義は私たちに答えを教えるのではなく、「私たち自身が、自分たちで考えることこそが大事なのだ」ということを教えてくれました♪
今日も読んでいただいて感謝します。