気持ち

今日は、少し『いい感じ』で走れました……。

脚が今までより少し『いい感じ』で動きました……。

このままいい状態に向けばマラソン練習が出来るかも……と、やっとほんの少しだけ
思えました。

神農先生の治療を始めて１ヶ月……脚はかなりいい状態になってきたけれど
マラソン練習が出来るまでの自信がなかなか持てずに
どうすればいいか分からなくなっていました。
走ることに対して心が折れそうになっていました。

毎日、一緒に練習する主人が「姿勢が良くなった」とか
「いい感じで走れてる」と言ってくれても
嬉しいと思う反面、なかなか自分の走りに納得が出来ずにいました。

何とかしなかればと思い旭化成にいたときの監督に電話をしました。
「もう、やめとけ…」と言われるのを覚悟の上で。

でも、話されることは意外な内容でした。
競技をしていたときと同じような感覚で話を聞いていました。

そして、１週間が経ってハッと気が付きました。
『気持ち』を忘れていました。

走れない、脚が痛いとその事ばかり考えていてバランスが崩れている。
そこに思い、気持ちが集中しているからその不安を取り除かないとダメ…………

何度も何度も話の内容を思い出し、走れると信じることにしようと思いました。
故障しても故障しても、走れるようになりたいと思う気持ちだけで
乗り越えることが出来た、あの頃を思い出しました。

お世話になってきた松村先生には何一つ恩返しが出来なかったけれど、
脇坂先生には必ず恩返しをしないといけません。
同じように、神農先生と監督には
走って結果を出して報告したいと思います。

『気持ち』を持ち続ける……
本当に大切な事です。
思い出すのに少し時間がかかってしまったけれど
意味のある１週間だったと思います。

感謝

クラブの会員さんの娘さんとお話をさせて頂きました。

大学で陸上競技をされています。
私も同じようなことで悩んでいたなぁ……と競技をしていた頃を思い出しました。
タイムが伸びなかったり、故障をしたり、
練習をしても、頑張っても、なかなか報われなかったり………
思い出すことと言えば、嬉しかったことより、
苦しかった、しんどかったことのほうが圧倒的に多くて、
それでも、まだ走ることを続けていることが不思議な感じがします。

全てに納得して競技に一区切りつけるのは難しい…
でも、頑張ったと思える競技人生になるように応援したいと思います。

それぞれに競技と向き合ってきた時間があって、経験がある。
多くの方と話をさせて頂くことが、
このクラブを大きくしていく力になると信じています。
　
感謝したいと思います。

尊敬

ヤンキースのイチロー選手が日米通算４０００本安打を達成された……

スポーツ選手の中で尊敬する選手のひとり。
野球のことはよく分からないし、どれだけ価値がある記録なのかも
詳しくは分からない。

前に何かの番組でイチロー選手を取り上げていて、
その頃からやっぱり凄い人なんだ……と思うようになった。

『上手くいかないこと(時)があって、たまに上手くいく。
その積み重ねが今日の記録達成につながった』そうだ。

「イチローでも上手くいかないことがあるんや………」
それを乗り越えて、乗り越えてここまで来て、
インタビューに答えるイチローを見ていて
本当に凄い！!この一言しか出なかった。

一流選手になれるか二流、三流で終わるかの違いがここにあるんだと
思い知らされた。

治療をして頂いている神農先生に言われた言葉
『出来ない！じゃなくてやるんです！!』

先生にこの運動をやってください。と言われた動きが出来なくて、
つい弱音を吐いてしまった。

いつも私に足りないもの…………壁を乗り越える力。

タイムがどうのこうの…よりも、
何も不安がない状態で練習を積み、レースに出たい。
今はその思いだけ。

もう少し…で、取り戻せそうな感覚。

イチローの今日の言葉をしっかり胸に刻んでおきたい。

難しい……

世界陸上が終わった。

毎日、毎日テレビで観戦しながら、自分の努力が足りないことに
何度も何度も気付かされた。
どんな大会であっても、どんなに素晴らしい選手でも、
自分がそれまで頑張ってきた結果を出すことはすごく難しい。

優勝した選手は本当に凄い。
優勝出来なくてもそこを目指して頑張った選手も凄い。
そして、無念にも途中でレースを中断しなければいけなくなった選手も
やっぱり同じくらい凄い。

今回、私が応援していた選手たちの中で
野口選手、男子マラソンの堀端選手、アメリカのアリソンフェリックス選手…………
３人とも残念な結果だったけれど、たくさんのことを学ばせて貰った気がする。
トップを(高いレベルで)走り続けること……
大事な大会でしっかり結果を出すこと……
目指している大会にしっかりピークを持ってくること……
みんないい加減にしてないから難しい。
みんな目指しているものが高いから、何かがずれるとダメになる。

この大会に向けて、頑張って来られたことを思うと、
心が痛くなるけれど、今の自分の状態やこれから自分が『走ること』とどう向き合って
いくべきなのか考える時をもらって良かった。

私は…………
もう少し頑張ることを続けたい。
マラソンで『走りきった』と思えるレースが出来るまで。

やっと…

やっと、走れた……

週一回の走り込みの日は、いつも緊張する。
走り込みといっても足の状態もあってまだまだレベルは低く、
いつもより長い距離を走っているだけ…の練習しか出来てないけれど、
レベルが低いなりにも、最後まで気持ち良く、
いいリズムで走れるか……緊張しながら走り出す。

今日は、いい感じでスタート出来た。
ずっと不安があった足の状態も
治療を始めてから一番いい感じ。
最後は暑さに負けてバテてしまったけれど、
まずまず……だったかな。

こんなに早くよくなるとは思っていなかった。
自信もなかった。
でも、今まで走っていてもどこか足に不安があったのが
今日はほとんどなかった。
少しだけ自信を取り戻せた感じがした。

……………まだ完全ではない。
何か違う……という思いは残る。
福知山の前、名古屋の前のような練習がこなせるか……と考えたら
やっぱり不安になる。

でも、少しずつ取り戻せて来ている前の走りのイメージを大事にしながら
この猛暑がおさまる頃には、いい練習が出来るようになると信じたい。
自分の走りを取り戻したい。

美しい！!

世界陸上、女子棒高跳びで優勝されたロシアのイシンバエワさん。
美人で、ポールを持って走り、跳ぶ姿はむちゃくちゃかっこいい！

私は、陸上競技に長距離種目がなかったら、
きっとスポーツとは無縁の人生を歩んでいたと言い切れるくらいに
運動音痴で自分には絶対に出来ない種目をしている人に凄く憧れるし尊敬する。
イシンバエワさんは、そんな一人。
この大会後は、引退されるということを少し前に知り、
残念な気持ちだった。
長距離種目以外はあまり一生懸命見ることはないけれど、
今回は最後かもしれないということで、興奮しながらテレビ観戦した。

優勝を決めたときの跳躍は最高！!
良かった…と、自分のことのようにホットした。

今朝の新聞記事では、出産して次のオリンピックには復帰する??ように書かれていて
少し嬉しくなった。

日本は外国より遅れていて、最近でさえ結婚、出産しても
高いレベルで競技を続けていく選手が増えたけれど、
私が現役だった頃はそういう空気はあまりなかったように思う。
でも私は『ママさんランナー』に憧れていた時があった。

思いが叶うことはなく
今もランナーだけを続けているけれど………

本当にこれでいいのかと思うことがよくある。
いつまでも一人前になれてない気がして、
レースを走る前にはいつもこのレースで終わりにしようと思う。
だから、レースを一本決めて走ることにすごく勇気がいる。
今も、壊れかけた脚を治療して頂きながら、また走りたい!と思っていることは
間違っているかもしれないと、心が折れそうになる時がある。

イシンバエワさんは能力がある選手なので、復帰される日を楽しみに待ちたい。

次は女子２００mのアリソンフェリックス?さん。
彼女も走りが美しくて楽しみ。

もちろん日本選手も応援します！!

贅沢

久々の連休です。
１６日まで職場はお盆のため休み……こんなに長い休みを何も予定がなく過ごすのは
もったいない！?……いやいや、それが今の私の一番の幸せ。

本当に何もありません。
毎日、毎日、世界陸上を見てのんびりしています。
世界のアスリートの動きを見て、刺激を受けています。

ボルトはやっぱりかっこいいなぁ……
１００mを一生懸命見るのは、カールルイスが全盛期だった頃以来かな。
洛南高校の桐生くんは残念だったけれど、ある意味良かったかなとも思う。
まだまだこれからがある。
世界で結果を出すことよりも、高校生の時にしか出られない、取れないタイトル……
インターハイで優勝が出来たから良かった。
３年間、共に頑張ってきた仲間との勝利はこの先の競技人生の支えになるはず。

『忘れないでくれ
　あの一瞬のゴールの栄冠を………
　忘れないでくれ
　たくさんの仲間と共にめざした
　陸上競技を………　　　by　m.nishimura 』　　　

まだまだ世界陸上は続く。
陸上三昧で過ごせる日々に感謝しつつ、
自分も一日も早く復活レースに向けて頑張れるよう気合いを入れていきたい。　

ありがとう

この夏の一番の楽しみ!?世界陸上が開幕。
女子マラソンが終わった。

福士選手、木崎選手はよく頑張ったと思う。
私が一番応援していた野口選手は途中棄権に終わってしまったけれど、
心から『ありがとう』を言いたいと思います。

所属チームが練習拠点を神戸に移されてから、練習されてる姿を見かけることが
なくなり寂しくなったけれど、いつも心のどこかで応援しながら、
自分が頑張るエネルギーにしていた。

レベルは全然違うけれど、３月に同じ名古屋のレースを走ってから、
私はどんどん調子を崩していき、走れていても、もう無理かも……と思うこともあった。
そんな時はいつも何年も故障に苦しみ復活を果たされた野口選手のことを
思い出し、がまん、がまんと言い聞かせた。

走ることに真っ直ぐで妥協をしない野口選手が大好きです。

私もマラソンでいろんな経験をしてきました。
優勝出来たこともあるし、
途中棄権したこともあるし、
何度も脚を止めながら、やっとの思いでゴールに辿り着いたこともある。
そして、気持ち良く走りきれたことも………

やっと、少しだけマラソンの魅力が分かってきた今、
もう少し……頑張っていたいと思う

でも………野口選手には、ぜひ身体も心もゆっくりして頂きたい。

『お疲れ様でした…』そして『ありがとう』

記録

久々に練習日誌をつけることにしました。

練習日誌というよりも治療の『記録』と言ったほうが合っているかも…。
競技をしていた頃の練習日誌は、今でも財産です。
同じ練習をする事は無理だけど、役に立つことはたくさんあります。

競技を終えてからは走った距離、時間くらいしか『記録』していません。
一生懸命になりすぎると、走ることしか考えられなくなってしまうことが
目に見えているから……『記録』を残すことを控えて来ました。

神農先生は、本当にいろんなことを教えて下さいます。
この『記録』は財産にしないとダメだと思ってわざわざノートを作りました。

現役でお世話になっていた時は、たくさんのことを教えてもらったのに、
気持ちが挫けてしまいました。
何も恩返しが出来なくて、情けなかった……
今でもその時の『記録』を見返すと心が痛みます。

今度こそ………もう一度フルマラソンを『しっかり走りきって』復活したい。
『記録』が財産になるように。

イメージ

もう少し………のような気がします。

週１回の休養日の翌日だったせいか今日は治療を始めてから
一番気持ち良く走れました。
『前の走り』に近かったような気がしました。
もう少し……
もう少しで取り戻せそうな気がする。

治療に行く前は毎日、毎日練習が怖かった。
日によって違う足の状態にどんどん自信がなくなっていき、
気持ちが乗ってこない。

今は、治療の成果を見るためには走るのが一番なので楽しい。
こんなに早くにいいイメージを取り戻せるとは思っていなかったので
もう一度先生を訪ねてみて本当に良かったと思う。

あと少し……信じてやるだけ。