中華街大通りのセンダンには干からびた実がぶら下がっているが、姫リンゴやコブシの枝先には小さな蕾が生じ、間もなく訪れる春を感じさせてくれている。 ということで、中華街ランチ探偵団は一足早く真夏を体験してきた。 季節を先取りしているのは「茘香尊酒家」。 狙いは、料理長のおすすめ、「中華冷麺」だ! ここの冷やし中華は、かなり遅い時季までやっていることで有名なのだが、始めるのも早い! 中2階のような1階席。道路側の大きな窓からは、関帝廟がちょうど目の前に見える。 絶好のロケーション! 隣のグループが温かい料理を食べているなか、キリキリに冷えた私の中華冷麺が運ばれてきた。 真横から撮影すればよく分かったのだが、これはまるで富士山のよう! 山の表面を覆うのは、ハム・蒸し鶏・キュウリ・カニカマ・エビ。 錦糸卵と紅ショウガは夕陽に輝く雲か! これの全体に振り掛けられた雪のようなゴマ! タップリの甘酢系タレを絡めて頬張ると、ウマイではないか! とくに蒸し鶏の蒸し加減がいい。 だが、具の量に比べて麺が少ない。 あっという間に完食してしまった。 物足りないので、食後のデザート代わりにコンビニ買ったものは、 「ガリ子ちゃん」。 ラ・フランス味。 これはガリガリ君・梨味の姉妹版だね。 梨味もいいが、ラ・フランス味の方がもっといいかも。 別な日。 以前から気になっている、「心龍」の店頭メニュー。 Fランチの冷やし中華(ほうれん草メン)だ。 ここも季節の先取りをしているみたいだが、よくよく思い出してみると、昨年の夏・秋以来ずっと出ているような気も……。 ということは、先取りではなく、出し続け? ま、それはともかく、この時期に冷やし中華が食べられるなんて、嬉しいじゃないですか。 ドアを開けるとお姐さんが寄って来て、まず訊いてきた。 「禁煙席? 喫煙席? どっちします?」 当然ここは「禁煙席でお願いします」と答えると、奥のカウンター席に案内された。 食べるものは冷やし中華と決まっているので、「Fね!」と注文したのがだ、ちゃんと伝わるのかどうかイマイチ不安がよぎる。 よくあるのは“BとDの間違い”。すなわち“ビー”、“ディー”という発音が紛らわしく、注文を訊いたお姐さんが取り違えてしまうというケース。 あるいは、ランチの種類があまりにも多すぎて、11番と12番を勘違いしてしまうとか、注文の仕方によっては様々なトラブルが考えられる。 そこで、私は間違いが起きないように「Fね、Fの冷やし中華をお願いします」と、くどい言い方でお姐さんに伝えた。 「こんな寒いのに、冷やし中華、よく食べるね」なんて反応を少しは期待していたのだが、返ってきた言葉は…… 予想を裏切るような返事だった。 「F? 冷やし中華ないよ、F、パイコー炒飯ね」 「でも、表のメニューに書いてあったけど…」 「ランチメニュー、これね」 「……」 外のメニューでは冷やし中華だったのに、中に入ったらFランチはパイコー飯になっている! 店内と店頭では大きく違っているのだった。 こんなの、あり? 仕方ないので日替わりを注文。 鶏肉と砂肝の辛味炒め! これはこれで美味しいのだが、季節の先取りはできずに終わってしまった。 それと、禁煙席をとお願いしてカウンター席に案内されたのだが、ここは喫煙席なのね。 まあ、誰もタバコを吸うお客さんがいなかったので、煙害はなかったものの、どうもしっくりしないランチとなってしまった。 冷やし中華の代わりに買って来た冷凍プリンタルト。 これは購入してすぐ食べるものではないので、机の上にしばらく放置しておく。 そして2時間後、ようやく解凍されて食べごろに。 そのお味は…ごく普通。 季節の先取り感なしのデザートとなった。 ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
お風邪をひかぬか心配です。
心のこもった、丁寧な盛り付けが素敵ですね。お客さんを喜ばそうと言う、店長の人柄が分ります。
出しっぱなしになっていたと思います。
ガリガリ君ではなくて、
ガリ子ちゃんで~す。
これは激辛料理に合うかも。
盛り付けはいいですよね。
でも、具が多すぎる…
麺のすべてを覆うとすると、
こうなっちゃうのかな。
9月からということは、1年中出しているのかな。
だとしたらすごい。
当方の近所にある24時間営業の鎌倉街道沿い
にある某店も その1件です。
ところで今週、師門酒楼さん 前半まるまる
お休みなんですね。訳あって明日から頻繁に
中華街へ昼飯を食しに行けないのに
(通い始めて3カ月とちょっとでやっと
スタンプカードをもらえたのに)残念です。
我が家では・・・先週末、冷やし中華やりましたw
このご時世は仕方ないか
獅門酒楼は年末から春節にかけて休みなく働いてきたから、
従業員の慰安なのでしょうね。
いいことです。