居酒屋ファンで、この裏通りを知らないものはない。
もうすでに薄っすらと看板と提灯が見えてます。
横須賀的酒場といったら、みなさんはどんな酒場を連想するでしょうか?
やっぱりアメリカンな感じ?
でも、ちょっと待って。
この曲を聴いたら思い出すかも。
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から「I'VE FOUND A NEW BABY」。(『太田和彦の日本百名居酒屋』で使用された楽曲です)
ほら見えてきた。
キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
どんな店か、太田センセイに紹介していただきましょう。
【時間の止まった居酒屋の至福の時間】
日本の古い居酒屋の発掘をライフワークとする私が、まだまだそういう酒場はあると感動深くしたのがここだ。
横須賀のある裏通り。ゆったりした古い木造店内は厨房広く、カウンターには客の尻でピカピカに磨かれた木の丸椅子が並ぶ。卓席も居心地よく、奥には座敷もあるようだ。白布をかぶる女性の静かなサービスに心休まり、それらの生み出す、店内の落ち着いて充実した空気が至福の時間をつくる。
釜に煮える煮込みは、海軍の町らしくカレー風味がきいた逸品。鍋に温まる湯豆腐は一丁のまま辛子をぺったり塗り、そのつどカツオ節削り器で掻いた削り節と葱を山のようにかけて出し、醤油をタラーリとまわすとたまらない。イワシの素裂きも新鮮そのものだ。開店半世紀。まだ明るいうちに一人また一人と来る客は、皆黙ってここに座るのを楽しんでいる。うらやましい!
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連日、35度の猛暑なので、いきなりはきついので、まずは「なしホッピー」を。
いえいえ、梨のエキスが入ってるわけではありません。
「なし」は「無し」の意味。
氷無しホッピーを、常連はそう呼んでいます。
そして煮込み探検隊名誉隊長のお仕事。
カレー風味?ではなかったけど、これはおもしろい。
かつて経験のない煮込みです。
甘いような辛いような、それで肉が細かくそぼろのみたい。
へー、ふしぎ。
そして太田センセイとほぼ同じ位置の椅子をゲットできたぼくの目の前には、
ほら、二本線の徳利が!この二本は昔の二級酒を意味するもの。
いまは上選か佳選なので、この二本線は佳選のこと。
当然、たのみました。
あと番組で太田センセイが注文した「しこ」も。
しこっていうのは、シコイワシのこと。
ちびっこくて、柔らかくて、もうやめられまへん。
マイウー!
もちろん、
湯豆腐も忘れません。
“銀次”で湯豆腐をたのまないってことは、“岸田屋”で煮込みをたのまないくらい愚かなことです。
しかも太田センセイが新製品と呼んでいた、豆腐半丁にしてみました。
もうヤバイくらいおいしいです。
ここ銀次では、外で暑さのため熱中症でバタバタ倒れていても、湯豆腐があります。
季節限定ではないので、気温が40度でも注文しましょう。
それだけの価値があります。
どうですか、みなさん。
横須賀という街の見かたがちょっと変わったでしょ?
横須賀に来たら、ぜひお立ち寄りください。
大阪の“明治屋”と双壁です。
〆は、
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から「LA MER」をどうぞ。
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