Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

呑喜

2011-12-29 08:33:45 | ビバ☆オヤジ酒場

2011年の〆ビバ☆は、
今回はシブくいくよ。
  
創業明治20年(1887年)。
老舗のなかの老舗。
ぼくが卒業するはずだった東大が目と鼻の先。

卒業って、おまえ入学してないから。

まずはサッポロ赤星から。

サトイモ、ダイコン、トウフ。
この色合い、すばらしいでしょ。
安田講堂で暴れた過激派も食べたのかなぁ。

おでん食ってる場合じゃなかったんでね?


これが名物「袋」。
なかには、シラタキとタマネギと牛肉が入ってます。
ってことは、この袋のなかに、牛鍋が詰まっているんですね。

東京のって、そもそもこんな汁のなかに種が浮かんでなかったんだって。
は田楽だったり、煮物として食べられてたみたいなんだよね。
で、どうしていまみたいなスタイルになったかというと、ここ“呑喜”の2代目がこのようなスタイルを完成させたとのこと。
うわぁ、ぼくはいま歴史を食べているんですね。
これは、むかしながらのスタイルで、をいかないと。

いま入ってきたお客さんはビールも飲まずに、いきなり燗を注文。
ムム、デキる。御主、もしや農大の教授では?名前はイツキセンセイ?顔似てるんですけど(樹慶三センセイについては『もやしもん』を参照してね)

上野の森をかもせ!@Chris's monologue】←顔はここにしてます

おでん鍋の両サイドに、銅の燗付器があり、絶妙な燗をつけてくれます。

ガンモとスジ。
色が濃いので味も濃いように思われるかもしれないけど、これが実にあっさりしていて、この種ならいくらでも食べれそう。
出汁がいい味だしまくり。

サトイモがおいしかったので、また注文しちゃった。
写真には撮ってないけど、シラタキとかツミレとか、どれもこれも絶品なので、鍋のなかにあるもの全部食べたいくらい。
まあ、定番メニューはこれくらいにして、仕上げに入りますか。

仕上げはこれ
トコブシ、イイダコ、ギンナン。
これらは煮込まれてなく、ショーケースに入っています。
注文を受けてから、鍋に入れ、ほどよく温まったところで出してくれました。
イイダコは食べやすいように切ってくれる、心憎いサービス。
お味のほうは、悶絶して発狂しそうなおいしさ。
森鴎外や夏目漱石なんかも、ここで発狂したんだろうなぁ。

隣りに“用心棒”という店がありますが、三船敏郎もブルース・ウィリスもいるわけではありません。てんこ盛りで有名な屋さんです。
けれど、さすがにこんだけ食べたら、は食べられないなぁ。
どうしよう…………

そこ悩むところか?

居酒屋

くりす的全国名酒場紀行@呑喜】←詳細


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