ぼくの隠し玉です。
やきとんにホッピーという組み合わせに疲れてきたら、無性に来たくなる店。
そんな店が新橋にあります。それが“大露路”。
また新橋かよ。ていうか疲れてきたら飲まずに帰って休みなさい。
まずはングングさせてね。
そのあいだに、古典酒場さんが店の紹介をしてくれるでしょう。
すみません、疲れてるもので、あとはよろしく。
*手作りが信条の肴は、盛りよく全品三百円
新橋の雑踏を縫ってたどりついた店先は、居酒屋というより小料理屋然としていた。気軽にというよりも、財布の中身を確認してからという風情の店構えだ。しかし、一歩店に入ると様子は一変する。午後六時にはすでに満席。席がなければ、厨房との境にあるカウンターが常連客の立ち呑み席になる。肴は三百円均一。この日は常連の一人が釣ってきたカワハギが刺身で出ていたが、肝付でこれも三百円。例えば、名物ハムフライ。通常、ハムカツは薄いのが当たり前。「かじる」とか「頬張る」と形容するのは間違いだが、この店に限って――(続きを読みたいヒトは買って読んでね)
古典酒場 Vol.6 (SAN-EI MOOK)(2009/02/27)不明商品詳細を見る |
品書きの短冊には値段がついていません。
それもそのはず三百円均一ですから。
けれどふらりと入ったぼくのような貧乏熊の客なら、ちょびっとビビレバビレブー。
青菜の煮びたしをいってみました。
これが激マイウー!で、涙がこぼれそうになりました。
めっさ身体にやさしそうな味。
そして、
この卯の花。
温かい卯の花なんて初めて食べました。
しっとり系とパサパサ系の中間くらいのしっとりさ加減。絶妙!
これはしか考えられません。
酒は千福コップ酒。
年季の入ったヤカンでつけられた燗は芸術的。この時期にぴったりのぬるめの燗。
よーし今日はで攻めるぞぉ。
そんなことばっかしてるから疲れが抜けないんだ。
いかわたホイル焼きいってみました。
このいかわた嘗めながらが何杯でもいけちゃいます。
鯛カマはいりま~す。
こんな店に毎日通ったら、メタボなんかには絶対にならないんだけどなぁ。
最近また肉食が増えてきたからね。
開け放った玄関から真っ白なツツジが見え、花を眺めながらの一献は格別でありました。
さ~て本日の脳内サウンドトラックは、
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