Chris's monologue

二匹+ONE?のクマンズとChris(謎の生命体)の怠惰な生活

双子のライオン堂

2017-01-14 14:33:38 | お知らせのようなもの


(以下C)チャイロ系ちゃんならわかるけど、おまえがどうして赤坂にいるの?



(以下クマル)今回はチャイロ系ちゃんも参戦させるから


(以下チャ)ここ、懐かしいなぁ ぼく、以前ここに住んでたことがあります 赤坂レジデンシャルって書かれてあるけど、ぼくが住んでたころは秀和レジデンシャル・ホテルでした 郵便局の配達車が停まってる裏口はこんなに豪華じゃなかったけれど、いまもフロントがあり、郵便物はフロントを通して受け取ります。ロビーも広々としていて、商談するには最適。部屋をオフィスにしないでも、そこで話せるからね。商売向きのホテル(東京オリンピックにできたホテルだけど、現在はホテルではありません)なんです



チャ「ホテルの裏口を出たとこに檜町公園があるんだけど、まさにその位置に屋台のおでん屋さんが深夜出ていて、仕事上がりのホステスさんなんかが飲みにくるんだよ。よく奢ってもらったなぁ すごーいむかしの話だけど

C「なんだそりゃ? またチャイロちゃんの思い出コーナーか?」

クマル「どうしてお知らせのカテゴリで【思い出のようなもの】をやんなきゃなんないのさ チャイロ系ちゃんを引っ張ってきたのは、あくまでも赤坂に詳しいから それと今回は助手も兼ねてるの

C「助手? なんの?」



クマル「クマルこれに参加する

C「古本祭? それって古本市のことか?」

クマル「アタリ

C「……やッ、ちょっと待った!! おまえ、わたしの蔵書、勝手に売っぱらうつもりだろう!? それ、赦さないからな! 特にエラリー・クイーンの初版本とか、横溝正史のおどろおどろしい装丁の文庫本とか、絶対持ち出すなよ





クマル「この扉、おもしろいでしょ? 扉がになってるの を開く感じで扉を開けて入るなんて、なんてメルヘンチックなの? きっとこの店主さん、めっちゃクマルと波長が合うはず



クマル「扉を開けて入ると、そこには上がり框があって、靴を脱いで店内にあがるのね なんか本屋さんというよりは、友だちのうちに遊びにきたみたい



クマル「といっても、基本新刊を扱う書店さんです」」

C「それで古本祭なのか? 新刊書店で?」

クマル「そこがユーモアでしょうが たく、センスのない、あたまが固定観念でガッチガチのクロネコとは会話できんわ

C「わるかったな、古いタイプのネコで



C「おや! そいつは確か……」



クマル「あ、わかった?」

C「“弥生坂 緑の本棚”にあった本屋発の文芸誌ってやつだよな?」



クマル「ご名答 つまり、その本屋がここってことな

C「なるほど。でも、そんなすごいところで、おまえ、いったいなにを売るつもりなの? おまえが持ってる本って、主にマンガばっかだよな あッ! 『よつばと!』は売るなよ それ、おまえが手術して入院してるときの見舞いでもらったやつなんだからな



クマル「ここは普段ギャラリーとして使ったり、ワークショップを開いたりするスペースで、今回は古本市会場となります

C「ちょ、ちょっと待った! 奥の本棚、下の段に、どっかで見たような本とポップが立ってるぞ



C「コラー おまえら、なんて恥知らずなことやらかしてんだ ていうか、古本市とか見たことあるだろ? そんな売り方してる書店、見たことあるか? もっといえば、他の書店さんと被らないように、みんな気を使って本を選んでるんだぞ それなのに、どうして自分とこで被りまくってんの おまえら、つくづくシロウトな それ、そこの本屋さんに失礼だから、全部撤収してこい



クマル「ということで、納品完了しました

C「や、ということでじゃねーよ おまえ、新刊書店で平積みどれくらい置いてるか見たことあるだろ? ベストセラー作家でも、そんなに数積み上げないから

クマル「新刊じゃないから。つか文庫書下ろしで新刊だけど、古書価格自分でつけてきたから つか、ポップよく見てよ 新作『少年』発売記念価格って書いてあんでしょ

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あいば くりす


C「や、でも、それ許可得たのか?

クマル「許可されずにこんなことやったら、ヤクザにショバ代も払わずテキ屋やるのといっいしょでしょうが

C「や、そのたとえ、まちがってるから

クマル「だから最初にいったでしょ、竹田さんとクマルの波長は恋人以上に合ってるから

C「でも、相手は文芸誌まで出してるプロだぞ

クマル「だからなに つねにおもしろいこと考えてるヒトっていうのは、こっちがおもしろがってやってることに理解があるものなの 誰もやってないから、とか、常識的ではないから、とか、そんなあたまの固いヒトにおもしろいものなんて絶対につくれっこないから



だからみんな 1/18(水曜日)~1/21(土曜日)の15:00~21:00のあいだに、ゼヒ遊びにきてケロな 文芸書を発行してるからって、文学ガチガチの堅苦しいイメージって、まったく、もう一回、まったくないから 友だちンちに遊びにくる感覚で気軽にきてケロ そこでチャイロ系ちゃんから耳寄りな情報を提供します では、『わらのいぬ』登場人?物、チャイロ系ちゃん、どうぞ



C「そっちか!?



C「いや、待て これって古典酒場の編集長がつくったやつだよな



チャ「ぼくたち友だち同士だから、多分大丈夫



チャ「現在二代目太田和彦(って、ぼくが勝手に呼んでるだけだけど)として旅チャンネルでがんばってます こちらもよろしかったら見てね







チャ「ちなみに三冷ホッピーとはこのことです 氷がないのは焼酎をシャーベット状にしてるからなんだよぉ めっさおいしいから飲んだことないヒトは試してみてね 双子のライオン堂で、本を買ったら、どこか好きな店に入って、ホッピー片手に読書 しかも赤坂の夜 これをオツといわずに、なにをオツと呼ぶ? みなさん、赤坂の夜に会いましょう






クマル「PS 塾長さまは定宿が近くなんだから、土曜日チェックインしてから来るよに



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チャイロ系的 はじめてのおつかい

2017-01-14 10:40:14 | お出かけのようなもの


(以下チャ)今日はクマルさんに代わって、昨年お世話になった書店さまへの、挨拶回りを仰せつかりました

(以下C)クマルさんはなぜ行かない?

(以下クマル)旅日記の途中に挟んであるけど、クマル販促で忙しいでしょ クマルひとりでこんだけ働いてるのに、どうして全部やんなきゃなんないの わたしたちセットで登場する物語なんだから、全員でカバーしようよ つか、なんもしてないの、もうあんただけだからね



チャ「ぼく、正月の挨拶回りなんて得意じゃないんだよなぁ

クマル「四の五のいわずに、さっさと行ってこい

C「なるほど、それでそのタイトルか? でも、ひらがなで書いてあるってことは、またパクリだろ

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クマル「始まったよ、知ったかぶり クロネコの知ったかぶり癖は『わらのいぬ』を読めばわかるから その本はいまからチャイロ系ちゃんが行く本屋さんで買えます ゼヒ、お散歩がてらに行ってみてください

わらのいぬ
クロネコの知ったかぶり、パないから
小説のなかでクマルとバトルしてます
無論、勝つのはいつもクマル
あいばくりす(本名クマル)著 & 主役




チャ「まずは“コ本や”さんから。あけおめ! さあ、次行ってみよう」

クマル「ちがうでしょ それだと店の写真撮ってきただけってことになるから だからいったでしょ、ちゃんと行った証拠を見せなさいって」

チャ「そうでした なにか本を買って、レシート提出するんでした



チャ「ということで、この本を買って、はたして東大には本当にネコがいるのか、調査に行ってきました」

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クマル「レシートだけ見せてくれればなにしてもいいけどさ、なにその

チャ「東大生がつくった、ミドリムシ入りのラーメン

山手ラーメン本郷 安庵@Chris's monologue】←ゆきラーメン

クマル「ギャ ミドリムシ つか、サボってないで、さっさと次行かんかい



チャ「この通りを逆方向へ真っすぐ行くだけで明治通り付近まで大通り通らずに行けるんだよ

C「おまえ、クマルさんが近くに入院してるときに、よくそこらブラブラしてたもんな」



クマル「ブラブラしてたのか

チャ「だって、入院中の病室のベッドで、緊急オペとかあって、行き場所がなくなったりしたじゃない



チャ「ということで、“弥生坂 緑の本棚”です」

C「だからいつもいうように、老眼にはハードル高いんだってば 写すならもっとアップで撮ってくれよ」



C「おお、そうきたか?」



C「買ったのか?」

クマル「伏線だから

C「なんの?」

クマル「いっちまったら伏線になんないでしょ



チャ「緑の本棚というだけあって、本当に気持ちのいい店だよね」



チャ「なんかダラダラ飲みたくなっちゃう」

C「飲んだのか!?

クマル「挨拶回りも立派な仕事だぞ なんで仕事中にビールなんて飲んでるの

チャ「だって自転車で動き回ってるから喉が渇いちゃったんだもん

クマル「なら水飲めよ どうしてじゃないといけない

チャ「でも、しっかりレシートもらってきたでしょ

クマル「これ、ビール代だったのか で、は?」

チャ「

クマル「買わずに、酒だけ飲んできたのか



チャ「あ、でも、このお年賀をいただきました

クマル「なおさらなんか買ってこいよ



チャ「つづいて行ったのはクマルさんが神と崇めるミチコさまのいらっしゃる“あおば堂”です

クマル「彼女マジ神だから



チャ「ゲットしたのはご主人さまの翻訳本」

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クマル「これすごい本な まだ途中までしか読んでないけど、クマル、いままでいかに時間の浪費をしてたかよくわかる そうなのよね。優先順位があるのよ あと余計な仕事はしない 背負わない 断る 整理する とてもよくわかる 神のご主人さまだけあって、マジ神々しいから 全部読んだら、【くまんずの感想文のようなもの】で、改めて紹介するから 今回はでかしたぞ、チャイロ系ちゃん



クマル「そこは挨拶しようがないから つか、誰に挨拶するのさ 駅員さんにか



クマル「ゲ! あんだけ寄付したのに、一冊しか残ってないのか



クマル「ハンコ捺されてるんだから、読んだら返しにきてケロな



クマル「ダメです もう一軒行くまでもう一滴ですら飲ません



チャ「ようやくラスト“古書ますく堂”です 全部自転車で巡ってるので、もうヘロヘロです

C「幟がグダグダじゃねえか、直してやれよ」

クマル「いいの、郵便受見てごらんよ? バランスとれてるでしょ これ、ケイコさんのセンスだから



クマル「表の段ボール箱って100円本かよ しかもなぜ向田邦子

チャ「優作さんのことを思いだしたからだよ

C「優作さんって、松田優作か? てことは『春が来た』だな」

チャ「そう 向田さんが亡くなる一週間前に、彼女は優作さんと彼女の自宅である南青山のマンションで会ってるんだよね そこで自分の脚本の『虞美人草』(原作は夏目漱石)に、優作さんを使うことが決定したんだけど、れいの飛行機事故 あれで流れちゃったんだよね

C「で、彼女の追悼番組として『春が来た』に出演したんだよな

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クマル「それって全部、このマンガに書かれてあることな 所詮ウンチク君のウンチク内容って、この程度のことだから

C「ちなみにチャイロ系ちゃんは、この松田優作物語のシリーズ全巻持ってます めちゃめちゃ面白いので古本屋で探してみては?」

クマル「それよりも、どうして旧江戸川乱歩邸をバックに向田邦子なの?」



クマル「それと“コ本や”で買った本は、どうして読まずに飾り物扱いなの?」

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クマル「みなさん、を買ったら読書をしましょう



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