植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

ローマの力その12「属州トラキア」

2016年12月24日 08時04分48秒 | ゲームシステム

ローマの力で選んで遊ぶことの出来る属州の紹介その5です。
トラキアは、東京ボードゲームコレクション2016と、ゲームマーケット2016秋の予約特典として配布したおまけの属州です。

今のトルコのイスタンブールがあるヨーロッパのエリアとブルガリアの南部の地域です。トラキア人が住む地域でしたが、ギリシャ、マケドニア、一時期の独立国を経て、ローマの属州として併合されます。「スパルタクスの乱」で有名な剣闘士スパルタクスはここに住むトラキア人でした。
州都はヘラクレア・ペリントゥス。

【初期行政】
南部にコンスタンティア(現イスタンブール)からアドリア海を繋ぐエグナティア街道があり、小アジアからの物資をローマに輸送する重要なルートだった為、他のプレイヤーの属州の行政を間借りできる[街道]があります。また、その交易路をイメージして資材4つを金に換える[交易所]、キリスト教の布教が早かったことから、葡萄2つで奴隷を民に換える[聖堂]、領内に劇場の遺跡が多く残っていることから、行政カードをリシャッフル出来る[劇場]が用意されています。


【オススメの戦略】
資材を変換する行政が無いのと、金を得るのに資源を4つ使う[交易所]だと効果が悪いのが問題です。逆に葡萄2つで奴隷を民に換える[聖堂]は効率が良いので、なるべく活用することを主軸に考えて、葡萄を【生産】【収穫】するのが良いでしょう。またなんと言っても[街道]をどう使うかがポイントです。[街道]を使用することで、他の属州にある[港]が使える為、金を産出するのに使えたり、[神殿]を使うことで、[聖堂]と組み合わせて民をいっぺんに作り出すことも出来ます。
[街道]を使うには自分で【行政】アクションを選べないため、[集会所]を得るのが最も効果的です。

属州トラキアは、他の属州に比べて若干弱目で使用し難いところがありますので、上級者向きと言えるでしょう。




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属州統治ゲーム
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