植民地戦争+α

歴史テーマの中量級のボードゲームを制作し、ゲームマーケットに出展しています。
なので歴史とボドゲの話が多いです。

プレイレポート「信長の植民地制覇」

2006年10月28日 10時17分22秒 | ゲームシステム

【日 付】2006/10/22
【場 所】グループC.P.U.
【参加者】フランス(アーク), 英国(千夜), オランダ(タカ), ドイツ(カズ), オスマン(東堂), 日本(守崎)

【経 過】
 この凄いレポートタイトルですが、まず日本が第1Qから市民革命を行い、電光石火で強国化を成し遂げます。よく日本は江戸幕府の状態で始まり、強国化すると明治政府による富国強兵で総生産があがると解説しているのですが、あまりの早さに他の参加者から「きっと織田信長政権だよ!」と言われるほどでした。

 ゲームの方は、序盤から激しい攻防が続きました。第1Qで日本に続きドイツも同盟カードをGetし強国化に成功。さらにそのドイツに日本が同盟。一方、英国もオランダと同盟し、フランスとオスマンが孤立します。
 第1Q最後にオランダがアメリカを植民地としたオランダと、エジプトを植民地にしたオスマンが4ポイントでトップとなり、これに強国化した上でアラビアを取得したドイツが続きます。

 第2Qの最初で、兵力を増大化したフランスがオスマン領エジプトに侵攻。フランスは兵力8に司令官と豪勢な軍を投入したもののオスマンはそれに乗らず、1兵力だけで応戦し、エジプトを明け渡します。
 次に日本がフランスのバルカン半島を攻めます。この時第1Qで同盟国だったドイツは逆にフランスの同盟国となっており、日本×フランス・ドイツ連合の戦いとなりました。日本が7兵力、これにフランス・ドイツが合計6兵力と辛くも日本がバルカン半島を取得します。
 その後、ポーランドを取得したオスマンを警戒した英国が、兵力カード1枚と言うブラフでオスマンを攻め、オスマンは英雄カードを警戒したため2×1で英国がポーランドを取得します。
 その動きに警戒感を示したオランダが英国との同盟を破棄。英国は交渉による撤回を求めたものの再交渉の末、破棄は覆せず。この同盟破棄が英国の没落を招きます。

 第3Qで、ブラジル、北京と植民地を拡大した英国に対し、フランスがポーランドに侵攻したのを皮切りに、かつての同盟国オランダがブラジル、ドイツ・フランス連合が北京を陥落させ、英国は海外植民地の殆どを喪失してしまいます。
 これで最終ターンに英国・オランダを除く各国が最後のTOP争いを繰り広げることになります。ここまで熾烈な戦いを繰り広げた各国は兵力が消耗しており、唯一フランスのみが大軍をまだ保有している状況でした。
 まずドイツがチベットに続き、上海を取得することにより、中国全土を支配におき5ポイントボーナスでTOPとなります。
 次にそれに1ポイント差で迫るオスマンが、フランスを同盟国とするドイツよりも、日本が組しやすいと判断し、バルカンに侵攻するも和平より取りやめ。
 ここで、現在の状況をつぶさに計算した日本が、フランスの租借地があり援軍が多く来る北京を避け、あえてドイツの南アに侵攻します。
 日本6兵力×ドイツ2兵力+フランス3兵力 で、日本が勝ちます。
 最後にフランスが残る大兵力で、日本に侵攻するも2枚目の和平カードが出されこれにてゲーム終了。最後は、幾ばくかの兵力と和平カード2枚を巧みに使った日本が1ポイント差で勝利に輝きました。

【結 果】
    1Q 2Q 3Q 計
フランス   2+ 3+14=19
英国   2+ 3+ 4= 9
オランダ  4+ 1+14=21
ドイツ   3+ 2+14=19
オスマン   4+ 4+14=22
日本   1+ 4+18=23*


以上レポートでした。当日CPUにてご参加してくださった方ありがとうございます。お蔭様でこんなに楽しいプレイが出来ました。

オリジナルカードゲーム 植民地戦争
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