3月9日の名古屋女子マラソンでは、並み居る強豪を抑えて初マラソン参加の中村友梨香選手(21)が堂々優勝を飾った。有力女子マラソン選手のお目見えだ。中村選手は、これにより<北京五輪>代表選手に選ばれた。
残り1枠となっていた<北京五輪>代表選手を目指し、満を持してこのレースに参加した大ベテランの高橋尚子選手(35)は、9km地点でトップグループから脱落、観衆を唖然とさせた。その後は、30km地点でトイレに入るなど、体調不良が歴然としていた。結局完走はしたが、27位と言う彼女としては予想外の成績に終わった。
後の記者会見で、高橋選手は昨年夏に米国で膝の手術をしていた事を紹介したが、それが不調の原因では無いと説明した。
昨年12月25日に、高橋選手はシナ大陸南方の雲南省・昆明市に向けて成田を出発、3週間の高地合宿に入った。昆明の標高は約1900m、かなりの高地であるが年間平均気温は15℃とのこと。
出発時の高橋選手の表情は極めて明るく、如何にも元気そうであった。その後、一旦帰国し、再度昆明で練習を続けて2月27日に帰国、約10日間国内での調整に励んでいた。
実は、この2回目の昆明合宿の時、高橋選手は下痢で体調を崩して2-3日寝込んでいたと言う。その事と今回の不調との因果関係について、同選手は言葉を濁している。高橋選手は、今回の成績不振により、五輪強化選手の資格を失った。
だが、高橋選手よ、そんなこと気にしないで体調を取り戻し、十分休養して別の大会で貴女の本当の力を見せて欲しい。
やはり高地トレーニングのため昆明合宿に参加していた<アテネ五輪>の金メダリスト、野口みずき(29)選手は、原因不明の発疹を起こして体調不良、予定を早めて3月6日に帰国した。翌7日に血液検査をしたが、依然として原因不明と言う。
これは、偶然の一致なのだろうか。昆明合宿の食事管理において、両選手に共通した点は無かったのか。また、合宿に参加した他の選手で、下痢や発疹に悩まされた選手がいたのかどうか。マスコミは、その辺りを追求しようともしないので歯痒い。
私は、昆明合宿に関して主催者(陸連?)から緘口令、つまり食事内容などについて外部に話をするなとの指示が出ているのではと疑念を持つ。
昨年9月、米国のトライアスロン選手、サラ・グロフさん(26)が北京のレースに参加する際、地元の水と食料を摂取し、吐き気と下痢に襲われた。食中毒との判断で入院し、抗生物質投与と点滴を受けた。その後、レースに参加したが体調は回復せず、55位と言う不本意な成績に終わった。グロフ選手は、「もうシナ産品は二度と体の中に入れない」と断言しているとの事。
米国の五輪委員会が食料を持参すると決めた背景には、このサラ・グロフ選手の一件が大きく影響している。
<北京五輪>に参加予定の選手・支援者に対し、日本オリンピック委員会(JOC)はどれ位真剣に彼らの食事や飲料水の事を考えているのだろう。取りあえずは、昆明で体調を崩した高橋尚子、野口みずき両選手の体調復帰を祈りながら、JOCの賢明な対応を強く期待したい。
私の<手錠五輪>ボイコットの気持は、益々高まるばかりである。
残り1枠となっていた<北京五輪>代表選手を目指し、満を持してこのレースに参加した大ベテランの高橋尚子選手(35)は、9km地点でトップグループから脱落、観衆を唖然とさせた。その後は、30km地点でトイレに入るなど、体調不良が歴然としていた。結局完走はしたが、27位と言う彼女としては予想外の成績に終わった。
後の記者会見で、高橋選手は昨年夏に米国で膝の手術をしていた事を紹介したが、それが不調の原因では無いと説明した。
昨年12月25日に、高橋選手はシナ大陸南方の雲南省・昆明市に向けて成田を出発、3週間の高地合宿に入った。昆明の標高は約1900m、かなりの高地であるが年間平均気温は15℃とのこと。
出発時の高橋選手の表情は極めて明るく、如何にも元気そうであった。その後、一旦帰国し、再度昆明で練習を続けて2月27日に帰国、約10日間国内での調整に励んでいた。
実は、この2回目の昆明合宿の時、高橋選手は下痢で体調を崩して2-3日寝込んでいたと言う。その事と今回の不調との因果関係について、同選手は言葉を濁している。高橋選手は、今回の成績不振により、五輪強化選手の資格を失った。
だが、高橋選手よ、そんなこと気にしないで体調を取り戻し、十分休養して別の大会で貴女の本当の力を見せて欲しい。
やはり高地トレーニングのため昆明合宿に参加していた<アテネ五輪>の金メダリスト、野口みずき(29)選手は、原因不明の発疹を起こして体調不良、予定を早めて3月6日に帰国した。翌7日に血液検査をしたが、依然として原因不明と言う。
これは、偶然の一致なのだろうか。昆明合宿の食事管理において、両選手に共通した点は無かったのか。また、合宿に参加した他の選手で、下痢や発疹に悩まされた選手がいたのかどうか。マスコミは、その辺りを追求しようともしないので歯痒い。
私は、昆明合宿に関して主催者(陸連?)から緘口令、つまり食事内容などについて外部に話をするなとの指示が出ているのではと疑念を持つ。
昨年9月、米国のトライアスロン選手、サラ・グロフさん(26)が北京のレースに参加する際、地元の水と食料を摂取し、吐き気と下痢に襲われた。食中毒との判断で入院し、抗生物質投与と点滴を受けた。その後、レースに参加したが体調は回復せず、55位と言う不本意な成績に終わった。グロフ選手は、「もうシナ産品は二度と体の中に入れない」と断言しているとの事。
米国の五輪委員会が食料を持参すると決めた背景には、このサラ・グロフ選手の一件が大きく影響している。
<北京五輪>に参加予定の選手・支援者に対し、日本オリンピック委員会(JOC)はどれ位真剣に彼らの食事や飲料水の事を考えているのだろう。取りあえずは、昆明で体調を崩した高橋尚子、野口みずき両選手の体調復帰を祈りながら、JOCの賢明な対応を強く期待したい。
私の<手錠五輪>ボイコットの気持は、益々高まるばかりである。
競馬中継の前に見ておりましたが、これ、私も思いましたね。
北京何て、福岡から直行便で3時間ちょいなのですから、前泊で余裕ですよ。
しかし、北京のマラソンは、五輪史上類を見ない過酷なものになるでしょうね。色んな意味で。(汗)