福島第一原発の3号機と4号機に対し、陸自決死隊が4回のヘリコプター散水及び地上放水を実施、また警視庁機動隊も危険を顧みず放水車による地上散水を行った。これらの方々の献身的行為には、本当に頭が下がる。何らかの成果が出て、使用済み核燃料の温度低下が起きて欲しい。
3号機プールに保管されている使用済み核燃料は、MOX(Mixed Oxide)燃料と言って、二酸化ウランとプルトニウム酸化物の混合体である。これは、ウラン燃料の代替として用いられるが、中性子を多量に放出し放射能が相対的に大きい。
東京電力では、昨年10月から「プルサーマル計画」に基いて、3号機ではMOX燃料を用いていた。4号機は、普通の濃縮ウラン燃料である。
使用済み燃料は、鋼鉄製の炉体外にあるから、金属製燃料管外皮が破損すれば、放射性物質は大気中に放出される。また、MOX混合体は融点が低いから、その温度が上がって溶融すれば再臨界現象が起き、核反応が始まる危険性も孕む。
福島原発で最大のリスクはプールに保管の使用済み核燃料-米専門家
3月17日(ブルームバーグ):米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は議会証言で、東日本大震災で被災した福島第1原子力発電所の原子炉の一つで使用済み核燃料プールの水が全てなくなり、高レベルの放射性物質が漏れる結果を招いたと述べた。
ヤツコ委員長の議会証言に先立ち、国際原子力機関(IAEA)や医師、原子力技師らは、福島原発事故による住民の健康への最大の脅威は、プールに保管されている使用済み燃料だと警告した。
当局者らによると11日の地震と津波で冷却装置が機能しなくなり、3つの原子炉のプールの水温が上昇している。米ロスアラモス国立研究所の元幹部でウィーン在勤の技師、ロバート・ケリー氏は露出した使用済み燃料棒は発火して溶け、大気中に放射線を出す恐れがあると指摘した。使用済み燃料プールは原子炉とは異なり、鋼鉄やコンクリートで包まれてはいない。
ヤツコ委員長は下院エネルギー・商業委小委員会で証言し、「使用済み燃料プールで水がなくなったと考えられる」と述べ、「放射線量は極めて高く、是正措置を講ずる能力に影響を及ぼしている恐れがある」との見解を示した。
プールの水は作業員を保護するものだが、元NRCの安全性指導員で米科学者団体「憂慮する科学者同盟」の原子力物理学者、デービッド・ロックボーム氏は、使用済み燃料棒の上部が露出すると、プールの淵にいる作業員は16秒で致死量の放射線を浴びると電話会議で発言した。
科学者らによれば、水が蒸発して燃料棒が露出すると、燃料棒のウランが保護鞘を溶かして熱や放射性セシウムを放出する可能性がある。その後、ウランは残った水と混ざり、制御できない核反応が始まって大気中に放射性物質が出ていくという。
ケリー氏は電子メールによる取材に対し、「ウランが水中で溶ければ、ある種の原子炉を作ってしまうことになる。こうした状況でこの原子炉は制御不能となり、核分裂を始めることになる」と回答した。
更新日時: 2011/03/17 11:02 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aIdsHKBAD8Ok
以上のような理由から、何とか3号機プールにある使用済み核燃料の温度を下げようと、自衛隊や警視庁が必死になるのは当然なのである。私達は、彼等の犠牲的精神に溢れた行為を忘れてはならない。
3号機プールに保管されている使用済み核燃料は、MOX(Mixed Oxide)燃料と言って、二酸化ウランとプルトニウム酸化物の混合体である。これは、ウラン燃料の代替として用いられるが、中性子を多量に放出し放射能が相対的に大きい。
東京電力では、昨年10月から「プルサーマル計画」に基いて、3号機ではMOX燃料を用いていた。4号機は、普通の濃縮ウラン燃料である。
使用済み燃料は、鋼鉄製の炉体外にあるから、金属製燃料管外皮が破損すれば、放射性物質は大気中に放出される。また、MOX混合体は融点が低いから、その温度が上がって溶融すれば再臨界現象が起き、核反応が始まる危険性も孕む。
福島原発で最大のリスクはプールに保管の使用済み核燃料-米専門家
3月17日(ブルームバーグ):米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は議会証言で、東日本大震災で被災した福島第1原子力発電所の原子炉の一つで使用済み核燃料プールの水が全てなくなり、高レベルの放射性物質が漏れる結果を招いたと述べた。
ヤツコ委員長の議会証言に先立ち、国際原子力機関(IAEA)や医師、原子力技師らは、福島原発事故による住民の健康への最大の脅威は、プールに保管されている使用済み燃料だと警告した。
当局者らによると11日の地震と津波で冷却装置が機能しなくなり、3つの原子炉のプールの水温が上昇している。米ロスアラモス国立研究所の元幹部でウィーン在勤の技師、ロバート・ケリー氏は露出した使用済み燃料棒は発火して溶け、大気中に放射線を出す恐れがあると指摘した。使用済み燃料プールは原子炉とは異なり、鋼鉄やコンクリートで包まれてはいない。
ヤツコ委員長は下院エネルギー・商業委小委員会で証言し、「使用済み燃料プールで水がなくなったと考えられる」と述べ、「放射線量は極めて高く、是正措置を講ずる能力に影響を及ぼしている恐れがある」との見解を示した。
プールの水は作業員を保護するものだが、元NRCの安全性指導員で米科学者団体「憂慮する科学者同盟」の原子力物理学者、デービッド・ロックボーム氏は、使用済み燃料棒の上部が露出すると、プールの淵にいる作業員は16秒で致死量の放射線を浴びると電話会議で発言した。
科学者らによれば、水が蒸発して燃料棒が露出すると、燃料棒のウランが保護鞘を溶かして熱や放射性セシウムを放出する可能性がある。その後、ウランは残った水と混ざり、制御できない核反応が始まって大気中に放射性物質が出ていくという。
ケリー氏は電子メールによる取材に対し、「ウランが水中で溶ければ、ある種の原子炉を作ってしまうことになる。こうした状況でこの原子炉は制御不能となり、核分裂を始めることになる」と回答した。
更新日時: 2011/03/17 11:02 JST
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=aIdsHKBAD8Ok
以上のような理由から、何とか3号機プールにある使用済み核燃料の温度を下げようと、自衛隊や警視庁が必死になるのは当然なのである。私達は、彼等の犠牲的精神に溢れた行為を忘れてはならない。
こうなったらもう、
宇宙空間に打ち上げてしまうしかありません!
原発ごと、もしくは、燃料棒だけを、
宇宙空間に打ち上げてしまうのが、
最善策というより、
それしかないのでは・・・と思えます。
そうすれば、原因が無くなるので、
あとは残留放射能に
対処すればいいのですから。
宇宙人に当って攻めて来た時の
対策に切り替えましょう(・・)/
ここまで来てしまうと、真剣に、
現実にそうできたらと思っています。
昔のアニメ『鉄腕アトム』の
燃料棒バージョンですね(~_~;)。