この数日間、所用で和歌山県○坊市の方へ行って来ました。
久しぶりの和歌山県。
山の斜面を見ると、いたるところに広~いミカンの果樹園。
汗ばむくらいの陽気にミカン園、和歌山らしい風景です。
そんな風景に満足しながら、ハンドルを握ってました。
で、ふと気が付きました。
山間に小さな田んぼがいっぱいあるんですね。
ちょっと気になり、みちくさTIME
車を止め、田んぼに下りてみました。
もちろん、稲刈り済み。
さっそく見つけました。
コナギです。
ミズアオイ科コナギ。
ん? ミズアオイ?
よくビオトープに使われるホテイアオイの葉っぱに似てませんか?
そうなんです、これはホテイアオイと同科の湿性植物。
ホテイアオイは帰化種、コナギは在来種。
ホテイアオイは水面に浮いてますが、これは地中に根を張っています。
花も咲いてました。
2cmほどで小さく、ホテイアオイほどの派手さもないのですが、やはり青紫色です。
なかなか可愛らしい花でしたよ。
稲刈りの終わった田んぼでひっそりと咲いてました。
今度は畦の細流を見てみました。
魚好きな私が水を見ない訳がありません。
細流に近づくと、小さなヌマガエルが一斉に水の中へ飛び込みます。
で、よーく水の中を覗くと。。。
お~ これは・・・
メダカ~!
かなり興奮しましたね、こんな浅い細流にメダカが泳いでいるなんて。
急いで車へ。
何で?って、車に常備しているタモ網を取りにいくために、決まっているではありませんか
細流に戻って、もう少し探してみました。
すると。。。
何これ~
分かりますか? この無数のメダカ。
もちろん、網で掬ってみました。
第1投目です。
じゃーん!
何も考えずに、これだけ採れるなんて、す、す、すごい・・・
持って帰りたいな~。
でも、まだ用事があって、帰るまでに時間もかかるし、簡易エアーポンプも無いし・・・
・・・今回は泣く泣く諦めることにしました。
でも、いい場所を見つけました
家からここまで渋滞にはまらずに、頑張って走れば2時間30分くらい。
今度来るときには万全の準備をして、きっと。
もう少しだけみちくさを。(こうなると、みちくさとは言いませんね。)
近くの水路も覗いてみました。
オオカナダモ(左側)とヤナギモ?(右側)。
和歌山はまだ暖かいですね、オオカナダモの花が咲いてました。
また、少し移動。
別の水路で、見つけました。
甲長3~4cm、今年生まれの子ガメです。
子供は尻尾が長いのです。
鉄分の多い赤さび色の水路だったので、カメにも色が付いちゃってます。
実は、このカメ、イシガメとクサガメの交雑種っぽいのです。
普通、イシガメの甲羅には隆起部(頭の付け根から尻尾の付け根まで)が1本あるのですが、このカメには3本あるのです。その特徴はまさにクサガメ。
それに、クサガメの特徴である顔の黄色い模様もあるし、イシガメなら甲羅の後縁がもっとギザギザしているし(クサガメはギザギザが無い)。
かなり面白いものを見つけました。
お持ち帰り決定です
魚に比べると、持って帰りやすいしね。
成長したらどういう形態になっていくか、というのも気になるしね。
(だいたい決定後にいろんな理由を付けます。)
と、いうことで今日から我が家の住民になりました。
また、改めてこのカメ君を紹介したいと思います。
たまにはみちくさも良いもんですよ。(たまには?)
みちくさと、車内タモ網完備はぜひおススメします。
click.click.click.click.
簡単でいいのでコメントしていただけると、励みにもなります。
よろしくお願いします。
3ヶ月に1回程度、病院に通ってますので私の庭みたいなもんです!
(って言っても車で1時間ちょっとはかかるかな)
ヤナギモってウチの近くの水草ポイントにあるやつです!
まだちゃんと探索できてないんですよね(汗
へぇえ~!メダカがこんなに!!
どの辺だろ…行ってみたい
う~ん、場所は・・・
○坊市の駅の周辺ではなくて、もうちょっと山側の・・・
ここではあんまり詳しくは言えないけど、そんな所はまだ残ってそうですよ。
ヤナギモ。
私も、手にとっては無いので、ホントのところは分からないのですが、流水にあること、葉っぱが長いことから、そうなんじゃないのかなーという程度です。
でも、メダカたくさんいますね。
数匹のメダカなら、袋に水草入れて持ち帰ってもしばらく大丈夫ですよ
黄金の亀ですね。
交雑種ですか・・・
そういえば、今朝の新聞で滋賀県がオヤニラミを特定外来種として申請してる記事がありました。
飼うのも売買するのも許可がいるようで・・・
反則すると懲役一年以下、または罰金50万円以下だそうです。
琵琶湖さんも本腰入れてきましたね!
っつーか、タモを常備してるcatfishtallさんがスゴイ
亀さん、尻尾長いですね~。成長が楽しみですね
またまた家族増えちゃいましたね
こういうときに常備のタモが役立つわけですね。
それにしても、メダカがすごい。
こんな近所に住んでいるjunさんが羨ましい。
和歌山、よく行くんですか?
いいとこでしょう?
海も山もきれいやし、みちくさだけやったらもったいないわいしょ。
もっといっぱい遊んでいきなあよ。
今度は一人で行かんとみんなでつれもていこらよー。
野生のメダカがあんなにたくさんわらわらと泳いでいるなんて!!夢のようです。
カメまでいるなんて。すごいー。うちの近所にもそんな場所がほしい・・・。
1か所あったサワガニ採りの休耕田はついに駐車場になってしまったので・・・。もう歩いての距離には田んぼに親しめるような場所がなくなってしまいました。
でも私もこないだ隣の市の川に(車で10~15分の距離)野生メダカがいるという事実を発見したのでやる気めらめら!!田んぼの流れをよーっく見るようにしよう^^
オヤニラミ。
この魚は準絶滅危惧種だけど、人為的に分布が拡大しても意味が無いし、元々分布の無かったところに放流されると、そこの生態系も壊れますからね。
それに、在来種であるオヤニラミは朝鮮半島にも分布していて、そんなのがペットショップ経由で密放流されたら大変なことになります。
特定外来種に指定される背景には、そういったことがあるようです。
メダカも地域によって遺伝子レベルでの違いがあるので、いくら野生種でも他地域間での移入は絶対しちゃいけませんね。
どの魚も、どの生物も責任を持って飼いたいものです。
◇恋さんへ
そこに魚がたくさんいて、網があれば、採りたくなっちゃいますよね。
それはもう魚好き病患者です。
タモ網を車に完備している私やマッサさんは、重症患者かもしれませんね。
カメ。
またまた家族が増えちゃいましたが、子供たちには好評だったので、助かりました。
◇いったきーさんへ
すごいでしょー、このメダカの数。
こんな生息密度の高い場所は久しぶりでした。
このメダカの棲んでいる田んぼは、ため池から水を引いてあったのですが、バスもブルーギルもウシガエルもいない、まさに昔のまんまの日本の池でした。
「こんな近所に住んでいるjunさんが羨ましい」に1票です。
これは、和歌山の方言?
いったきーさんは和歌山にゆかりのある人ですか?
◇のりぞうさんへ
休耕田は残念でしたね。
それは前にザリガニを採ったところですか?
私もそんな経験は多々ありました。
いつも遊んでいた場所が、開発されるのは辛いことです。
新しいメダカの生息地、それは楽しみですね。
ぜひ、レポートを。
のりぞうさんも、いつでもガサガサできるように、車内にタモ網完備ですね。
やはり、紫色の小さな花が咲いて綺麗です^^
一枚目の写真でコナギの下にある、丸い葉っぱの草も気になったのですが。。
っていうか、湖の水草採取もそうでしたが、catfishtailさんのテンションの上がりっぷりが最高です^▽^)/
カメさんネタ、期待してまぁす♪
いろいろ使えるもんですね。
いいアイデアだと思います。
コナギの下の丸い葉っぱは、チドメグサです。
アクアリウムの世界にはアマゾンチドメグサやウォーターマッシュルームというのがありますが、それらと同じセリ科に属しています。
いずれも茎を折ると、セリに匂いがしますよ。
日本のチドメグサも増え方はアマゾンやウォーターと同じで、十分ビオでも利用できます。
ちなみに去年は私もビオに利用していました。
そうです。
何を隠そう私は和歌山生まれの和歌山育ち。
○坊の方ではなく、県北部の和歌山市の出身です。
夏に帰省した時は、いつもカブ・クワを捕まえに行きます。