話の扉

一級建築士 野積基子所長のブログ

小さな家

2008-12-27 12:44:53 | 日記・エッセイ・コラム

50年代・・・昭和50年代ではなく1950年代の

最小限住宅として 建築家 増沢洵さんの「9坪の家」が

先ごろリメークをして さらに住み継がれるお話です。

3間×3間=9坪(建築面積)・・・正方形の家

戦後、当時の物が無く 住まいも用が足りればと経済的諸事情

現代の物が多すぎる時代背景との差はものすごいと思います。

当時のも 今回のリメークも現場は見ていませんが、

想像するに、当時名作と言われたこともさることながら、

この度の計画はかなり厳しい作業と思います。

プラン構成は悩んだあげく 当時に戻るように落ち着いた。

と 今回担当した 小泉誠さんがコメントしています。

写真での判断ですが、小泉さんの家具設計がとても

優れていて、現代の最小限住宅として見事に甦らせています。

詳しくは「住む。」NO25号

9坪の家 (小さな家) 挑戦してみたいです。


土曜住宅学校 

2008-12-19 21:05:20 | インポート

今年の最終会 土曜住宅学校

今回は小泉 誠さんです。

建築家でもあり 本職は家具デザイン 職人 武蔵美術学校の教授

家具からの設計とあって 建築の設計もとても繊細で奇麗です。

鎌倉の家もシンプルでとてもいい感じです。

さすが 家具が素晴らしく!

全長2.4m パイン材によるテーブルは圧巻!!

と思われます。 実は 写真と図面なので 現場を見られないのが残念でした。

手書き図面がとてもきれいに書かれていて CAD図面に見慣れてしますと

芸術的にみえました。


柏葉キャンパス

2008-12-05 18:50:33 | インポート

つくばエクスプレス 柏葉キャンパスで知り合いのギャラリーへ

先日行ってきました。

駅からバスで なんと停留場の名前が三井ホーム団地前とかで

あたり一面 同じ顔の家がいっぱい立ち並んでいました。

いつも 東京近郊の住宅地を見ると思いますが、

群馬で仕事ができることに感謝します。

隣地の距離などの細かさが半端ではありません。

この辺(柏)はいい方だと思いますが、

それでも ついつい 普段の敷地の大きさを比較してしまいます。

見学した建物は風工房の石井さんの設計です。

とても おおらかで素晴らしいい出来栄えです。

P1010265 使っている材料もいいものが多かったです。

予算的な裏付けが創造を超えるようでした。

アインズの松岡さんの建築とのマッチがまたなんともいえない風合いでした。