文芸春秋3月号予言の書「日本の自殺」再考ページ95-116を読んだ。1975年の論文の再掲載だ。
一言でいえば、リーダーは大衆迎合主義に走ることなく、指導者は指導者たることの誇りと責任とをもって言うべきことを言い、なすべきことをなせということのようだが、37年後の今2012年山口昌之東大教授は「財政破綻が目前に迫っているこの期に及んで、相変わらずパンとサーカスを求め、義務や奉仕の念をもたない日本人とは何であろうか。こうした文明論的な疑問に再び立ち向かう良質の知の再現がいまほど求められる時もないのだ」(119ぺーじ)と傾聴に値するとのべている。
お茶の間パンとサーカス組は、グローバルネット共有社会の現代、大衆迎合こそ未来社会への道だと主張したいのだ、人は誰でも明日に向かって生きている。哲学的普遍性こそが未来には行かされるべきだと妄想を広げていくと東浩紀氏の「一般意思2.0」に関係するサイトをみつけた。
この「日本の自殺」に関するサイト、
http://mugendai.bloggers-network283.com/2012/02/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%87%AA%E6%AE%BA%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%80%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%8C%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%99%822.html
東浩紀「一般意思2.0」ついての関連サイトは下記である。
http://www.tachibana-akira.com/2011/12/3584
http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20120306/1331001376
引用開始「それは具体的にはなんだっていいんです。僕は本でニコニコ動画を取り上げましたが、それは一つの例に過ぎない。ただ、情報技術によってサポートされた、世論調査を遥かに超えた、細かい精度をもった民意の可視化システムを整えるというのは、これからの政治、国家にとって、非常に重要なことだと思います。そしてそれこそが本当は近代民主主義の原理に近いというのが、僕がわざわざルソーを読み返した理由です。引用終わり」
「民意の可視化」という言葉に注目した。政治的関心がある民の意思、東氏はニコニコ動画のコメントを一例に挙げているが、学者たちが精度あるシステムの開発をすれば、まず地方行政、議員数などいまの十分の一でも足りるし、大衆迎合的住民参加が生き生きと具象化する。人は紙一重の存在で、他人の実ある言葉に賛意を寄せるに躊躇しないのだ。敢えて言う 大衆迎合を基盤においてこそ真の豊かな社会であると。
一言でいえば、リーダーは大衆迎合主義に走ることなく、指導者は指導者たることの誇りと責任とをもって言うべきことを言い、なすべきことをなせということのようだが、37年後の今2012年山口昌之東大教授は「財政破綻が目前に迫っているこの期に及んで、相変わらずパンとサーカスを求め、義務や奉仕の念をもたない日本人とは何であろうか。こうした文明論的な疑問に再び立ち向かう良質の知の再現がいまほど求められる時もないのだ」(119ぺーじ)と傾聴に値するとのべている。
お茶の間パンとサーカス組は、グローバルネット共有社会の現代、大衆迎合こそ未来社会への道だと主張したいのだ、人は誰でも明日に向かって生きている。哲学的普遍性こそが未来には行かされるべきだと妄想を広げていくと東浩紀氏の「一般意思2.0」に関係するサイトをみつけた。
この「日本の自殺」に関するサイト、
http://mugendai.bloggers-network283.com/2012/02/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E6%99%82%E4%BB%A3%E3%81%AB%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E8%87%AA%E6%AE%BA%E3%82%92%E8%AA%AD%E3%82%80%E3%82%BF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88%E3%81%8C%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%82%8B%E6%99%822.html
東浩紀「一般意思2.0」ついての関連サイトは下記である。
http://www.tachibana-akira.com/2011/12/3584
http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20120306/1331001376
引用開始「それは具体的にはなんだっていいんです。僕は本でニコニコ動画を取り上げましたが、それは一つの例に過ぎない。ただ、情報技術によってサポートされた、世論調査を遥かに超えた、細かい精度をもった民意の可視化システムを整えるというのは、これからの政治、国家にとって、非常に重要なことだと思います。そしてそれこそが本当は近代民主主義の原理に近いというのが、僕がわざわざルソーを読み返した理由です。引用終わり」
「民意の可視化」という言葉に注目した。政治的関心がある民の意思、東氏はニコニコ動画のコメントを一例に挙げているが、学者たちが精度あるシステムの開発をすれば、まず地方行政、議員数などいまの十分の一でも足りるし、大衆迎合的住民参加が生き生きと具象化する。人は紙一重の存在で、他人の実ある言葉に賛意を寄せるに躊躇しないのだ。敢えて言う 大衆迎合を基盤においてこそ真の豊かな社会であると。