人生立ち話と私

2009-11-29 10:38:26 | インポート
Tさんとの立ち話は深刻?である。60歳前後のその女性は暇を弄んでいるのか、誰かに話かけられたそうなそぶりをみせる。といっても色気たっぷりというわけでもない。ふと無意識に私が話し掛けていたのがきっかけであった。その後の話を要約するとこうだ。結婚して4ヶ月の男児を連れて東京にでてきた。夫は会社へはいくものの、付き合わされっ放しの麻雀、競馬、ゴルフ 腕前など最低だから負けっぱなし、Tさんは、子育て一辺倒。たまに家にいれば、雲を掴む話ばかり。要するに苦労、苦労の打ち明け話、ま、いいかと聞くともなく聞く。子は学校推薦で大学へ、それもテニス部の主将、釣り、スキー、マラソン、サーフインなどスポーツ万能、ギャンブルは見向きもしない。うんうん 父を反面教師として、母がしっかり育て上げる。よくある話だ。夫がしてくれたのは3LDKのマンション購入くらい。え、え、となる。おのろけなのか一瞬強張るも高度成長時代の自分を想い起こした。後日Tさん宅に招待された。夫なる人はすべてに平平凡凡だった。

間奏 独り言

2009-11-28 08:40:54 | インポート
古書店をのぞくのはこのところ、楽しいものだ。最近は、特価棚に並ぶ「大江 健三郎」に纏わる作品は買うことにしている。帰ってみて、え!とおもわずうれしくなる本もある。その一冊が「大江 健三郎がカバにもわかる本 1995年3月1日発行 洋泉社 編者 オーケンで遊ぶ青年の会」だ。まさしく私のために書かれた本なのだ。パラパラーとの段階で、大江物は「家族が主人公」だと教えてくれる。そして 「生きる」 世界が、四国山中と結んだ政と性にあるのかと気付かされる。が1冊づつの完読は、はてさてどんなものか、やはり 難解だ。

読書と私

2009-11-28 06:49:10 | インポート
スティーベンソン 「ジーキル博士とハイド氏」
大谷利彦訳 角川文庫
一人芝居で演ずると、浪漫と怪奇 恍惚そのものだろう 心中の悪を生身のまま放り出す変身術 最近では、マイケルジャックソンのネバーランドだ。彼の顔も化身した感ありだ。読みながら自身の解脱願望がうねる。英国貴族社会に、浪漫と怪奇を織り交ぜナルシスト作家が描いた究極の自殺願望小説か。

日常雑感

2009-11-27 08:53:24 | インポート
”赤ちゃんポスト 2年半で51人” 朝日新聞11月27日朝刊37面にある。続いて引用したい、「さまざまな事情で親が育てられない赤ちゃんを匿名で預かる慈恵病院(熊本市)の赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」の実態を分析し、課題を話し合う熊本県の検証会議は、26日、最終報告を発表した。・・中略・・県境を越えた母子支援が必要として、国に対策を求めている」少子化問題は子供手当て、高校無償化など赤ちゃんからの格差のない希望のなかで育んでほしいとの政府方針は今脚光を浴びている。赤ちゃんポストは将にその原点である。厳正な法の定めの下、支援ではなく当然の権利として、その良環境を赤ちゃん達に与えられるべきである。また「7人は親が思い直して引き取った」とある。実利社会を超えた所にあるのだから。

囲碁と私

2009-11-27 02:25:43 | インポート
所謂定年後の囲碁習いなのである。2006年7月7日 駅前の囲碁初心者教室にいた。66歳だった。週1回1時間、黒板に5段格の先生が碁石を並べながら講義だ。対戦もあった、2年余通っている好好爺Qさんは2級だという。時間を持て余していた頃で、性格も禍?してか、公共機関のグループにも顔を出した。せっかちなのである。なぜか強くなりたかった。いま2年半たっては反省しきりなのだが。そして気付いたらネット碁に夢中になっていた。たまにいく街の碁会所の親父が3段までいけるよと煽てる。心奥に3段3段と木魂する。この年でなんか変だなとつぶやきながら今日もネット碁である。2年余にもう1850回対戦した。よくやるよと笑われそうである。