文屋

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フランスの昔むかしの作曲家、ラモーの恋情に、うっとり。

2011年06月30日 22時04分04秒 | 音楽
このところ、ジャズモードになってクラシック音楽は
あまり聴かなかったが、
マルク・ミンコフスキー指揮のピリオド楽器編成の音が
新鮮で、ベルリオーズの「幻想交響曲」などはたまに聴
いている。
そのミンコフスキー指揮のジャン・フィリップ・ラモー
作曲の
フレーズ断片集ともいえる「想像の交響曲」というのが
あるのだが
これが楽しい。ミンコフスキーの引用創作曲。
憂い、恋情、ゴシップ、哀惜など
フランス小唄の、原型のような旋律。
すこしだけ有名な「めんどり」という題名の曲は
優雅で、粋だなあ。
鶏の鳴き声が、まるで、女の泣き声のようで。
それが、かなしいだけでなく、かわいい。
わがCDライブラリーで、「さて、ラモーって何かあっ
たかな」
と探してみたら、他に、クラヴサン曲集と
ニコライ・ぺトロフが2曲だけピアノを弾いていた。
それで、どれにもこの「めんどり」が入っている。
オーケストレーションとチェンバロとピアノで
ラモー。
ラモーは、1764年に死んだ人。
きっと、粋なニヒリストだったのだろう。


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