なんだろう、ほとんど海賊盤みたいな仕立てのCD。
中古ショップですごく安かったので購入。
KEGEL BRUCKNER 70s STEREO RECORDING
ブルックナーの交響曲 3番から9番まで。
ネットで調べても、このようなCDのことはどこにも書かれていない。
7番を聴いて、茫然として動揺。
ひょっとして、ジャズはもう聴かなくなるかもしれない。
★
ヘルベルト・ケーゲルという指揮者は、
ベルリンの壁が崩壊した頃の
1990年に亡くなっている。
ピストル自殺。
オーケストラの指揮者が自殺するというのは、
残された音源に、仮託された何かが
のっているようで
それが、ブルックナーの7番、8番、9番あたりだと
びくびくと、響いてくる
リアルな謎というか、妖気みたいな靄が
降り積もってくる。
土日は、自宅に持って帰ってずっと聴こう。
ブルックナーにとっても異色作、自己破滅的なムードが漂うヤバい曲ですね。