葡萄舎だより

海峡の街・下関の、葡萄舎の住人・洒人 (しゃじん) が身の周りの些事片々を書き綴ります。
本人は日記のつもりです。

草木も眠る丑三つ時

2006年07月11日 22時26分33秒 | 日記 ・ 雑記録
午前3時、4時、という時間はW杯の世界だ。
予選の初戦で夢も希望もなくしてからの日本は、TVがカラ騒ぎするだけで、
この時間に起きている人は、それなりのサッカーファンなのだろう。
しかし、それも決勝戦まで。
昨日の未明にジダンの退場を見届けてしまえば、
フツーの人達は本来の生活パターンに戻って、深い眠りの最中、のはずだ。

ところが、3時9分、草木も眠る丑三つ時 を少し過ぎた頃、
山口県西部では、深い眠りから叩き起こされた。
地震、だ。 震度は3。 震源地は宇部 ・ 小野田あたり。
余震があったとすれば、それで目が覚めていたのかも知れない。
とにかく、目が覚めたと同時に、とてつもない裂ける音が南から北に走った。
(人によって表現は異なるが) 私には、ビシャッバシャッビシャッ と聞こえた。
揺れは短かった。 それ一回きりだった。

地震の揺れは、東京での学生時代と、伊豆の伊東で群発地震を経験しているが、
下関も安閑とはしていられなくなってきた。
そもそも、関門海峡が出現したこと自体が地殻の陥没だから、
この一帯が地震安全地帯だという保証は何もなかったのだ。

明日、何が起きても不思議はなく、一寸先は闇だから、
やり残していた網戸3枚を張替えた。
手元にあるワインも酒も、いいものから飲んでしまおう。 明日はない。
などと思いながら、コーラで割って飲むウイスキーは
「山崎」 ではなく 「角」 だから、私もケチ、だ。

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