2900型の真実

2016-09-21 18:39:18 | 小名浜臨港 C509 / 珊瑚B6
手元に古いミヤザワの2900型がある
昭和55年頃に行き付けの模型店で中古というかジャンク寸前のが2500円だった
当時珊瑚B6の中古も美品でなければ3000円程度で買うことが出来たので、これの2500円は格別安いとは思わなかったが・・・
とにかくマトモに走らず、そのうちに弄り壊してしまった

昨夜工作が手に付かず金田氏の本を見ていたら初めて気付いた事が有った
2900型はB6から改造されたが、種になった2100/2120型と2500型では側水槽の高さが異なる
それが3タイプ有った改造後ではどれも同じ高さになっている
前方に延長されているのは同じだが、元2500型のは上方にも拡大されて元2100/2120型と同じ高さに改造されていたらしい
川上幸義氏 私の蒸気機関車史 に掲載の2909の写真では水槽の縦リベット列が上の方は見えないのでそこら辺を足したと思われる

そんな事を知った上で最初のミヤザワを見たところ、なんと側水槽の高さが2100/2120型のスケールをわずかに超えている程度だった
(水槽が長過ぎる点は今はおいといて)


本にはよく 2900型はコールバンカーを切り下げた と書いてあるが、長い間キャブ入り口の後ろ側も一緒に切り下げたのは何故?と思っていた


それが水槽を嵩上げしたとなれば話は別、後ろを下げたのではなく前が上がったということ

ミヤザワの通称Cタンクは側水槽のリベット配列からボールドウイン製を手本にしたのは間違いないだろう
キャブ出入り口の前後高さが違うのもやっと理解出来た

*側水槽が長過ぎる件は元関西鉄道の2915-2916とそれ以外のとを混同してしまったためと思われる
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