まんじゅうのつぶやき

まんじゅうです。読んだ本の感想や日々のできごとの忘備録です。最近栖が変わりました。

有川浩「阪急電車」

2012-06-28 18:34:13 | 読書のすすめ
今日も 過ごしやすい爽やかな一日でしたね。

さて 有川浩の「阪急列車」を読みました。

最近 テレビで映画が放映されたので ご覧になった方も多いかも知れません。
私も録画しましたが 見るのは読んだ後で・・・と思って まだ見ていません。

本のほうは 阪急今津線の各駅(といっても8駅)がタイトルとなっていて 宝塚駅から西宮北口駅へ そして折り返して宝塚駅へと 16駅の短編小説となっています。

その中で いろいろな登場人物が 触れ合い そして別れて行く。

有川浩の上手いんだけれど気負っていない文章で それが綴られていく。

うん。お勧めです。

電車って 考えて見ると いろいろな人が乗り合わせる不思議な空間ですよね。
多分 それぞれの人にとってそこは人生の通過点なんだけれど
同時に 交差点でもある。

通学とか通勤とかだと 大体同じ時間の同じ場所に 同じメンツが乗っていたりして。
言葉を交わしたことがなくとも なんとなく 顔見知りだったりします。

阪急今津線には 乗ったことがありませんが ご存知の方はまた違った感慨を持ってこの物語を読まれるのだろうなあと思います。

電車を普段の交通手段にしなくなって久しいですが
なんだか 学生時代を思い出してしまいました。

私が学生時代利用していた路線は 自宅から学校までの間に やはり川をいくつも越え
県境(都境?)も越えるという路線でした。

いつだったか 友人にそのことを話したら
「へええ ロマンチックだね。
と 言われました。

県境を毎日越えていたことに 壮大なロマンを感じたようです。

正直言うと 当時ロマンも何も感じていなかったので 自分の感性の鈍さにちょっと悲しくなってしまいました。

阪急電車 機会があったら乗ってみたいです。

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