毎日新聞がクライミングについて書いている

クライミングそのものについて、というよりはもっと深く冒険という行為について、やさしく書かれた記事が毎日新聞に出ています。


クライミング人気から見えるもの：／１　アクセス問題　／山梨
クライミング人気から見えるもの：／２　地域振興へ新エリア　／山梨
クライミング人気から見えるもの：／３　冒険心少ない国民性　／山梨
クライミング人気から見えるもの：／４止　遭難事故　／山梨



富士山が年間30万人も登られて大繁盛している陰で、冬の富士登山を地元がやたらと危険視していたり、山スキーともなると犯罪スレスレみたいな目で見られていることを思うと、感慨深い記事です。３番目と４番目あたりは、初心者の方にじっくり読んでいただきたいですね。





個人的に面白かったのは、

クライミング人気から見えるもの：／３　冒険心少ない国民性　／山梨

の、この部分ですか。


引用
妙子さんはこう言って笑った。「無意味に見えることでも一生懸命やっている。それを理解してもらいたいけれど、本当に難しい。母でさえ分かってくれなくて、いまだに『ちゃんと就職しなさい』と言われます」





あの山野井妙子師匠ですら、「就職しろ」と母親から言われているわけですね・・・・・





私もその昔、山小屋にいた頃は、「槍ヶ岳周辺はオレのナワバリ」ぐらいの勢いでしたけど、小屋を閉めて東京に戻れば親から「アンタはなんで普通の会社に就職しないの？」「ちゃんと人生を考えて」とチクチクチクチクチクチクお説教され続けたものです。フリーランスになってからも言われ続けたわけで、何も言わなくなったのはここ数年でしょうか。