トムラウシ遭難事故の最終報告書が発表され、アミューズトラベルでも今後の対策がWEB上で公表されていますが、今度は観光庁が行政指導ですね。
観光庁、旅行会社を行政指導 トムラウシ登山死亡事故
北海道新聞 04/01 07:59
登山者への注意徹底を指示=大雪山系遭難受け業界団体に-観光庁
時事通信 2010/03/31-20:31
観光庁、ツアー登山の安全確保で対応求める-旅行者向けの注意喚起も
トラベルビジョン 2010/04/02
日本旅行業協会と全国旅行業協会に通達を出し、特にアミューズトラベルに対しては厳重注意を行っています。
これ以上の処分については警察の捜査がどのへんまでいくかによって決まるようで、ガイドだけでなく会社自体が刑事責任を追及される事態になれば、また新たな行政処分となるのかもしれません。さらに、訴訟も控えていることでしょう。
アミューズトラベルには何とかマトモになって欲しいと思いつつ、例のウェブサイト見たりすると絶望感しかないですね。今回の事故の教訓から低体温症への対処を勉強するのはいいんですけど、問題はそれだけではない、ってのを考えて欲しいものです。そもそも、ガイド登山、ツアー登山の基本すらできていないんですよ、この会社は。
神戸で開催されたシンポジウムの資料に、戸田氏の体験談が詳細に書かれています。最初読んだ時は流してしまったのですが、冒頭に高妻山での体験談も記述されているんですね。戸田氏はトムラウシへ行く直前に高妻山でのツアーにも参加しているのですが、その時にガイドの引率が適当過ぎて後続のお客さんがルートを見失った、なんて信じられないことが書いています。
なんていうか、バラバラ行動が恒常化しているのでしょうね。で、それを問題として指摘できる人もいないのでしょう。
トムラウシの事故ではなかなか救助要請をしなかった件も出ていますが、これだって「アミューズならやりかねない」と、当時思ったモノです。なんてったって、似たような事例を知っていましたから・・・・
いくらアミューズトラベルが「経験豊富なガイドを揃えた」なんて書いたところで虚しいだけですし、本気で安全対策を考えているのか、疑問ですね。そして事情を知らぬままアミューズトラベルに雇われて、いっぱしの山岳ガイドにされてしまっている社員や外部スタッフがとてもかわいそうです。
観光庁、旅行会社を行政指導 トムラウシ登山死亡事故
北海道新聞 04/01 07:59
登山者への注意徹底を指示=大雪山系遭難受け業界団体に-観光庁
時事通信 2010/03/31-20:31
観光庁、ツアー登山の安全確保で対応求める-旅行者向けの注意喚起も
トラベルビジョン 2010/04/02
日本旅行業協会と全国旅行業協会に通達を出し、特にアミューズトラベルに対しては厳重注意を行っています。
これ以上の処分については警察の捜査がどのへんまでいくかによって決まるようで、ガイドだけでなく会社自体が刑事責任を追及される事態になれば、また新たな行政処分となるのかもしれません。さらに、訴訟も控えていることでしょう。
アミューズトラベルには何とかマトモになって欲しいと思いつつ、例のウェブサイト見たりすると絶望感しかないですね。今回の事故の教訓から低体温症への対処を勉強するのはいいんですけど、問題はそれだけではない、ってのを考えて欲しいものです。そもそも、ガイド登山、ツアー登山の基本すらできていないんですよ、この会社は。
神戸で開催されたシンポジウムの資料に、戸田氏の体験談が詳細に書かれています。最初読んだ時は流してしまったのですが、冒頭に高妻山での体験談も記述されているんですね。戸田氏はトムラウシへ行く直前に高妻山でのツアーにも参加しているのですが、その時にガイドの引率が適当過ぎて後続のお客さんがルートを見失った、なんて信じられないことが書いています。
なんていうか、バラバラ行動が恒常化しているのでしょうね。で、それを問題として指摘できる人もいないのでしょう。
トムラウシの事故ではなかなか救助要請をしなかった件も出ていますが、これだって「アミューズならやりかねない」と、当時思ったモノです。なんてったって、似たような事例を知っていましたから・・・・
いくらアミューズトラベルが「経験豊富なガイドを揃えた」なんて書いたところで虚しいだけですし、本気で安全対策を考えているのか、疑問ですね。そして事情を知らぬままアミューズトラベルに雇われて、いっぱしの山岳ガイドにされてしまっている社員や外部スタッフがとてもかわいそうです。
ガイドやっている友人の話を聞いていると、会社だけが悪いって気がしない部分もありますね。もちろん会社が悪くないと言う意味ではありません。
横で客が一人体調不良で倒れているのに「俺は登りに来たんだ。山頂まで上らせろ!」とか(恫喝したり)、ペース割れしているのに「行き過ぎるな!」って言うガイドの声を無視して先行したり。客がむちゃくちゃって事がいつもみたいです。
「俺は客だ!」って言う、平地なら遭難しないからまかり通る客が来ちゃうととっても危険な状態になるのは目に見えますが、ようやく指示に従うようになるのって、本当にやばくなってかららしいです・・・。(とは言え、雷雲が眼下でゴロゴロやっている中に下山して突っ込もうとする・・・。)
こういう客はどう振ればいいんでしょうね・・・。
会社がガイド登山、ツアー登山の基本すらできていないのは重大な問題として、客側もガイド登山、ツアー登山の基本すらできていないっていうのも大きな問題ですよね・・・。
残念ながら・・・。
トムラウシの報告書でもツアー登山参加者の責任について書かれていましたけど、個人的にはちょっと疑問なんですよね。
山についてまったく予備知識のない人々を大量にかき集めたら、問題の多いツアー登山参加者が出てくるのは当たり前なんです。
ですから、ツアー会社は事前に「山というモノはこういうもんですよ」という教育をしっかりやるべきであり、3時間ぐらい座学をやれば、かなり改善されると思うのですけどね。