王様の「秘密の参謀本部」

田端到&ビンゴ本郷の実験創作プロジェクト

待機児童と介護殺人どっちが深刻なのか

2016-08-01 19:56:54 | Weblog
・都知事選の報道を見て、すごく気になったこと。待機児童の問題がやたらクローズアップされているが、これ本当にそんなに優先課題か? 
 保育所に入れない子供の20倍以上、特養などの介護施設に入れない「待機老人」がいて、そっちのほうがよっぽど緊急課題だと思うし、たとえば都や区が持っている公園などを保育所に転用すれば、その分、老人向けの介護施設に回す土地とお金がなくなる。

 待機児童が保育所に入れないと母親が仕事できない? そんなの、待機老人が施設に入れないと仕事を辞めなきゃいけない人間、辞めてしまった人間は、軽くその10倍、20倍いるだろうに。政治や行政が手助けするべきはどっちなのか。

「保育園落ちた、日本死ね」どころじゃなくて「特養落ちた、親殺す」という介護殺人が現実に起こっているのに、待機児童を優先してる場合か。保育所を作る金とスペースがあったら、介護施設を先に作れ。

・ヤクルト・スワローズの試合がひどすぎて、連日、開始30分で終了してしまうので、このところ日本ハム・ファイターズの試合を中心に見ている。GAORAを契約しといて良かった。

 ソフトバンクとの3連戦はレベルが高すぎて、頭がくらくらした。試合中ずっと緊張感が続く、あの時間の流れ方というのは、なかなか最近のセ・リーグではお目にかかれない。
「セの野球は細かくてパの野球が豪快」という言い方は、とんでもない大間違いだろう。わずかな隙あらば突いていくファイターズの野球は、80年代の森西武を彷彿させる緊張感にあふれている。

 ちなみにヤクルトはついにチーム防御率が5点を突破。プロ野球史上でも記録的なワーストの領域に突入しつつある。昨年がいかにミラクルだったか、いかに奇跡的な出来事が重なった結果の優勝だったのか、あらためて噛みしめる。
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