全国にタイガーマスクが出没し、原作のコミックスにも注文が殺到しているという。まさかテレビのニュースで「みなしごのバラード」を繰り返し、聴く日が来るとは思わなかった。
覆面取り外しのできるタイガーマスク人形ほか、悪役キャラのソフビ人形をたくさん集めた世代のおっさんとしては、思い出のひとつも語りたくなるってもんだ。
今も記憶に残るタイガーマスクの適役レスラー、トップ3!
これから漫画を読もう、アニメを見ようという人は、以下、ネタバレを含みますので注意して下さい。全部うろ覚えなので、正確さには欠けると思います。
●3位 ミスターノー

見るからに不自然な外見からして怪しいが、この覆面レスラーはとんでもなく頭突きが強い。大木金太郎の一本足よりもはるかに強い。
それもそのはず、この頭の部分には鉄球(だったかな?)が入っており、本当の頭はその下の首の部分にあるのだ。
当時、子供ながらに「鉄球で頭突きなんかして死んだらどうするんだ!」とか「そんなもの頭に乗せてたら、重くて動けないだろ」とか思った覚えがある。
●2位 グレートゼブラ

これはたぶん有名なキャラで、中身はジャイアント馬場。覆面ワールドリーグでタイガーを助けるため、馬場さんが謎の巨人覆面レスラーとして登場する。
正体を隠し、タイガーの味方か敵かわからないという存在だったが、リングに入るときに一瞬、トップロープをまたぐ仕草をしてしまい、タイガーマスクがかすかに気づく。とか、そんな感じだったと思う。
あ、思い出した、決勝戦でタイガーがミイラの粉を吸わないように叩くんだ。ちょっと何言ってるかわからない。
●1位 ミスタークエスチョン

全身と顔にターバンを巻いた、インドのレスラー。ものすごく強くて、しかも技が華麗。まったく反則を使わないという、異色のキャラクター。ウルトラ・タイガー・ドロップも破ってしまう。これ、一番好きだった。
正体は、インドの伝説的な名レスラーで、すでに高齢のおじいちゃん。ショーアップされすぎたプロレス界に嫌気が差して引退したが、こけおどしの覆面レスラーたちをやっつけるために、正体を隠して覆面リーグに参加した。
タイガーマスクのことも、最初はその辺のインチキ覆面レスラーと同じと見なしていたが、戦うことで理解しあい、最後は感動的ないい話になっていた。
当時、子供ながらに「そうか、修行したインド人ってのは、歳を取ってもこんなに軽やかな動きができるのか。インドすげえ!」とか、のちに本物のプロレスに登場したタイガー・ジェット・シンを見て「インド人なのに、クエスチョンと性格違いすぎるだろ。反省しろ!」とか、思った覚えがある。
いま思い返すと、ミスターノーみたいなギミック全開、反則バリバリのキャラクターを次々に登場させつつ、ミスタークエスチョンみたいな、ショーアップ・プロレスの是非を問う本格派レスリングスタイルのキャラも高い位置で出すという、そこに梶原一騎の真骨頂があったんだと思う。
普通、子供向け漫画にそんなキャラ出てこないし、「あしたのジョー」で、矢吹丈の最後にして最強の敵が、キャラ的にはほとんど特徴のないホセ・メンドーサだったというところにも通じると思う。
長くなったので、たぶん次回に続く。
覆面取り外しのできるタイガーマスク人形ほか、悪役キャラのソフビ人形をたくさん集めた世代のおっさんとしては、思い出のひとつも語りたくなるってもんだ。
今も記憶に残るタイガーマスクの適役レスラー、トップ3!
これから漫画を読もう、アニメを見ようという人は、以下、ネタバレを含みますので注意して下さい。全部うろ覚えなので、正確さには欠けると思います。
●3位 ミスターノー

見るからに不自然な外見からして怪しいが、この覆面レスラーはとんでもなく頭突きが強い。大木金太郎の一本足よりもはるかに強い。
それもそのはず、この頭の部分には鉄球(だったかな?)が入っており、本当の頭はその下の首の部分にあるのだ。
当時、子供ながらに「鉄球で頭突きなんかして死んだらどうするんだ!」とか「そんなもの頭に乗せてたら、重くて動けないだろ」とか思った覚えがある。
●2位 グレートゼブラ

これはたぶん有名なキャラで、中身はジャイアント馬場。覆面ワールドリーグでタイガーを助けるため、馬場さんが謎の巨人覆面レスラーとして登場する。
正体を隠し、タイガーの味方か敵かわからないという存在だったが、リングに入るときに一瞬、トップロープをまたぐ仕草をしてしまい、タイガーマスクがかすかに気づく。とか、そんな感じだったと思う。
あ、思い出した、決勝戦でタイガーがミイラの粉を吸わないように叩くんだ。ちょっと何言ってるかわからない。
●1位 ミスタークエスチョン

全身と顔にターバンを巻いた、インドのレスラー。ものすごく強くて、しかも技が華麗。まったく反則を使わないという、異色のキャラクター。ウルトラ・タイガー・ドロップも破ってしまう。これ、一番好きだった。
正体は、インドの伝説的な名レスラーで、すでに高齢のおじいちゃん。ショーアップされすぎたプロレス界に嫌気が差して引退したが、こけおどしの覆面レスラーたちをやっつけるために、正体を隠して覆面リーグに参加した。
タイガーマスクのことも、最初はその辺のインチキ覆面レスラーと同じと見なしていたが、戦うことで理解しあい、最後は感動的ないい話になっていた。
当時、子供ながらに「そうか、修行したインド人ってのは、歳を取ってもこんなに軽やかな動きができるのか。インドすげえ!」とか、のちに本物のプロレスに登場したタイガー・ジェット・シンを見て「インド人なのに、クエスチョンと性格違いすぎるだろ。反省しろ!」とか、思った覚えがある。
いま思い返すと、ミスターノーみたいなギミック全開、反則バリバリのキャラクターを次々に登場させつつ、ミスタークエスチョンみたいな、ショーアップ・プロレスの是非を問う本格派レスリングスタイルのキャラも高い位置で出すという、そこに梶原一騎の真骨頂があったんだと思う。
普通、子供向け漫画にそんなキャラ出てこないし、「あしたのジョー」で、矢吹丈の最後にして最強の敵が、キャラ的にはほとんど特徴のないホセ・メンドーサだったというところにも通じると思う。
長くなったので、たぶん次回に続く。