オートバイで行くインド・アフガニスタンの旅

写真やイラストつきのオートバイ旅行記

no.105 テヘランのキャンプ場

2017-10-13 12:05:01 | オートバイ旅行記
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こういった一枚が数百万円もする絨毯屋があるかと思うと一つが数十円といった小物類を売る店
があるといったバザールは興趣に尽きない。
こういったところがいかにも中近東のアラビアンナイトの世界といった感じで、ついつい余計な
物を買ったりして時間を過ごしてしまう。

 この時もジャンク屋でバックミラーを買った。 それは崖下に転落したときに紛失したのが
そのままになっていたからだ。 ここで買ったミラーは純正の丸型でなく、長方形で左右が
違いバイクにそぐ合わなかったけれど、値段が安かったので、それで我慢した。

 その他にも軍用の小さなバッグを買った。 これは道中、ついついなんやかやで増えた
小物類を入れバイクのサイドにぶら下げるのにちょうどよかったからである。
それにこの頃ミリタリールックが流行っていて、その後、トルコで袖丈が肘まである長い皮手袋
や、ドイツではジャンパー代わりに軍用の上着まで買った。
いずれも軍用は出来がしっかりしていて、その上使い勝手が良いのも人気の原因だろう。

 さてバザール見学を終えてキャンプ場に戻る。
途中でナンや卵などの食料を買っていく。 いろんな国からここにやって来ているが、他の
皆は「どんなものをつくっているんだろう?」と気になるので、ちょっと覗きに出掛けた。

 そのなかで、フランス人のカップルが実にシンプルな卵料理を作っていて、それでいて
ウマそうだった。 そんなわけで味見をたのむと快く食べさせてくれた。

 そしたら案の定、今までに味わったことのない触感と味で、いっぺんに気に入ってしまった。
それで、つくり方を聞くとこれまた快く教えてくれたのだった。
その料理の名は日本語で言えば、「トマトと卵」といったその名も料理同様にシンプルな名前であった。

 これは忙しい時などに「さっと」できるので、知っておくと重宝なので、その後、僕の定番の
一つになった。 今ではもう知っている方も多いとは思うが、一応つくり方を記そう。


       半熟状の溶き卵にトマトの乱切りを投入し、塩コショウで味を調えれば、
       それでOKというこれほど簡単なものはないというほどに簡単なものである。
       これぞ本物のインスタント料理と言えよう。
       これにベーコンなど適宜いろんなものを追加してバージョンアップすることも
       可能だが、僕はむしろシンプルな方が好きである。 この料理は卵が半熟状なのが
       あくまでもポイントなので、そこさえ外さないようにすればいい。
       
 
  次回に続く!


今回は絵も写真も用意できなかったので、もしより興味のある方は、申し訳ないが
 Google検索で「卵とトマト」の料理を見れば、驚いたことに、色々なバージョンが
 出ているので、そちらを見てほしい。 今はそれほど人気のある料理なんですね!
 なにしろ簡単この上なく、あっという間に出来てしまうので、楽しみたいですね!
 次号は超かっこのいい、イラン人ライダーに出会います。