売れない作家 高村裕樹の部屋

まだ駆け出しの作家ですが、作品の情報や、内容に関連する写真(作品の舞台)など、掲載していきたいと思います

タトゥー

2012-05-23 11:15:52 | 日記
 最近大阪市で、市職員のタトゥーの調査をしています。

 市民に見えるところに入れたり、市の福祉施設の職員が、児童にタトゥーを見せておどしたというのは論外ですが、私としては、何かの決意を込めたり、記念としてのタトゥーを、見えないところに小さく入れる程度なら、いいのではないかと思います。

 『幻影』 『幻影2』の登場人物は、何人もタトゥーを入れています。

 初めての長編小説なので、インパクトがある主人公にしようと思い、タトゥーを入れたソープランドのコンパニオンという設定にしました。

 純朴で、メガネをかけた優等生タイプの女性が大きなタトゥーをしているという意外性を狙いました。

 タトゥーを賞賛しているように思われるかもしれませんが、作中では、タトゥーを入れた場合のデメリットなどもかなり説明しているつもりです。

 少し前に、タトゥーの賛否を問うテレビ番組が放映され、タトゥーをしている女性のタレントが、「タトゥーのどこが悪いの?」など、涙ながらにタトゥーを擁護していました。

 タトゥーがファッションとして受け入れられている欧米とは違い、日本ではまだ「入れ墨=悪」というイメージが強いようです。「入れ墨」が刑罰だったり、「彫り物」はその筋の人がやっているもの、という歴史的な観点に基づいた見方があるからでしょう。

 ここではタトゥーの善し悪しの論議は避けますが、やはりタトゥーを入れた場合のデメリットはよく考える必要があると思います。

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