Always Autumn

Letter from Perth

Australia's South-West の旅 前編

2009-01-25 00:51:51 | この国とかパースのお話
1月の始めに旦那のMr.“R”は、一人暮らしの母親を
南(Australia's South West)へ3泊の旅行に連れて行ってあげました。

義母は今年79歳。

3年前の2月、76歳だった義母は長年の友人であり
“自分の生涯で一番愛していた”
4歳年下の優しい男性と再々婚(相手は再婚)。

そのおじさまは背が高くて、若かりし頃はなかなかのイケメンで
しかも、すっごく優しい良い方でした。

その頃、義母は本当に幸せそうで
旦那様好き好きオーラをフルに放っていたものでした。

でも…

幸せな時間は、ほんの束の間のもの。

結婚した年の暮れ、おじさまは帰らぬ人となってしまったのです

義母はそれからずっと一人暮らしで
通いのヘルパーさんや家族が交代で
お買い物やお医者さん通いを手伝っている日々。

それでMr.Rが
「Mum(“母さん”)はいつもどこへも行けなくてかわいそうだから」と
休暇を取って、3泊の親子水入らずの旅行に行くことに。

留守番する私と子供たち二人は
「ハイハイ、行ってらっしゃい行ってらっしゃい
どうぞどうぞごゆっくり~」って…

ちょっと喜びすぎじゃないか~なんて噂も

クリスマスにMr.Rは新しいカメラを買いましたが、この旅で初使用。

「このブログでお披露目しても良い?」と聞けば

「100枚以上撮った中で、本当に気に入ったのは数枚だけど
それでも良ければどうぞ」とのことでした

ということで、今回は南への旅をご案内させていただきます

場所的にこんな感じ、ということでMSNトラベルページから
地図を見つけて来ました。

Mr.Rと義母が行ったのは、地図では割と右下。

“バーカー山(Mt.Barker)”
“アルバニー(Albany)”
“デンマーク(Denmark)”

Great Southernと呼ばれる地方です。




第一日目:バーカー山(Mt.Barker)
(南オーストラリアにも同じ名前のお山があります。)


ここ一応、バーカー山の町の中心地らしいけど…

もしもぉ~し…
どなたかおりませんかぁ~…



しーーーーーん。。。。。

人口人工1700人ちょっとのこの町は
パースから南へ360キロほど行った所にあります。

麦などの農業、酪農・牧畜がさかんでワインの産地でもあります。

Mr.Rと義母が泊まったのは、町はずれの静かなお宿だったとか。



 お庭が広くて綺麗そうです



裏庭庭には、ニワ、にわとr…じゃなくて
ニ頭のヤギさんがいたそうです。

              う、メェ~…      ヾ(- -;) …。




この↓ヤギさんは、消火栓と合体した新種です

Mr.R:「ここから勢いよく出る水で、ヤギを洗うんだってさ」

                          嘘ですから



翌朝、更に南へ向かってドライブを始めた二人です。

この日、パース市内では気温が38℃。
Mr.Rと義母は25℃あたりの快適温度を過ごしたとか。

南へ向かうにつれて“南極”が近くなるため、涼しいのです

この写真、向こうに見える丘陵はポロンガラップ国立公園(Porongurup Natinal Park)。

ごつごつした岩山が連なります。




次の写真は、Mr.Rさんも「我ながら気に入った」という一枚。

手前はバーカー山近辺のワイナリーの一つ。

向こう側に見える山は、スターリング・レンジ(Stirling Range)です。

一体は国立公園になっています。

4年ほど前、ここの一番高いピーク(“ブラフノル”)1095mを
家族皆で登りました。
息子はえっほえっほと楽勝でしたが
   私なんか、それはそれはもう…         ツ、ツカレタ・・・
                 
そこはパース周辺1000キロをぐるっと見渡した時に
標高が一番高い所だそうな。

このあたりにしかない花が87種もあるんだって

ワイルドフラワーの宝庫ということで有名です。




では一応、ここでお茶の時間(笑)

今回は、場所の名前にWikiの英語版リンクを貼りましたが
写真が何枚か載っているので、ご参考までに。

で・・・

リンクの貼り方を教えてくれたN・Maちゃん、どうもありがとう


今回は旦那のことを「Mr.R」にしましたが
“R”だけだと短すぎるし
“Rさん”だと、なんだか化学記号みたいだし(R酸?)
とりあえずMr.Rでいいかな~。

…って誰に言ってるんだか。マ、イイッカ。




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4 Comments

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お~しゃんへ☆。.:*:・'゜ (ねこMaMa)
2009-01-25 01:27:51
お~しゃんの旦那様は、お母さんに本当に優しいんだね

・・なかなか親子水入らずで旅行なんて出来ないもん。。。

それにお母さんが“生涯で一番愛してらした旦那様”が・・・
結婚後すぐお亡くなりになってしまったなんて哀しすぎる

そういう気持ちがお~しゃんの旦那様にはきっと分かるんだね

でさ・・・バーカー山の町はずいぶん静かな街なんだね。。。
こういう誰もいない写真って撮るのなかなか難しそうだよね・・・

旦那様は一体いつ撮ったんだろ(笑

私はバーカー山近辺のワイルドフラワーの宝庫ってとこにお花が咲いてる季節にすっごく行ってみたいなぁ


とても良いお話をありがとでした・・・

返信する
やさすぅ~~~~い (ゆか)
2009-01-26 09:01:05
とっても旦那様とお~たむさんの義理のお母さんへの優しさが伝わってきました。。
でも。。でも。。お母さん。。早くに最愛の人を亡くされて・・・可哀相だったんですね
どうしても・・最愛の人がいなくなってしますという状況が現実的には感じることができない自分が・・
その分周りの方々がお母さんの支えとなっていたんでしょうね。。
お~たむさんの旦那様ココロの底から優しいんでしょうね。。
気持ちが素敵な人ってやっぱりいいですよね

画像もとても素敵でした
返信する
ねこMaMaちゃんへ・:*:・゜`☆、。・:*:・゜`★ (お~たむ)
2009-01-26 15:58:45
優しいお言葉、どうもありがとう。

うん…あのね。
実は、旦那がまだ12歳ぐらいの時に父親が家を出ちゃったから
義母が女手一つで、子供二人を育てたんだって。
妹の方はその頃まだ小さかったけど、母親の苦労を
側で一番見て来たのは旦那だから
何かと絆が強いみたいです

旦那の父親は晩年は一人暮らし。
そちらも今は亡き人だけど、まだ健在だった時
義母の“最愛の”イケメンおじさまも一緒に
家族皆でピクニックをしたっけ
いや全く、実に理解しがたく面白い家族ですな

バーカー山の町の写真は夕方に撮ったらしいよ。
人口1700人なんて少なすぎるって言ったら、旦那が
「広範囲に散らばってるんだよ」って言ってた。
確かにこの辺だと、お隣まで何キロ、みたいな家も多いかな

ワイルドフラワーの季節、ねこちゃんにぜひぜひお見せしたいです
返信する
ゆかちゃんへ (お~たむ)
2009-01-26 16:30:01
義母がその“最愛の”人と奥様に出会ったのはかれこれ30年以上も前。
すぐに仲良くなって、以来奥さんの方と親友付き合いしていたみたい。

“でもね、その頃からずっと片思いしていたの。
もう、夢みたい。”
―って再々婚をした時に本音を言ってたよ。

数年前に義母は2番目のご主人とも死に分かれ(複雑でしょ~
ほどなくして向こうの奥さまも亡くなり
義母とそのおじさまは、何かとお互いの寂しさを慰めあっているうちに、向こうから
「残り少ない人生だけど、一緒に生きよう」って言われたらしく。

あー、もうあの時の義母の喜びようったら(笑)

あんなに誰かを愛せるのって、年齢を関係なく凄く素敵なことだなって思っちゃった

最愛の人がいなくなるのって、現実的には確かにピンと来ないけど…
親と永遠のお別れをしたのでさえ、大打撃だった私
またそれとは違う感覚なんだろうな~…

仕方ないので長生きしてもらうよう
旦那の健康管理、気をつけなきゃ

ゆかちゃんもね…ふふ

…ってまた新しいぶるぐ記事になりそうな長いコメ(笑)

では、また









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