教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

人手不足倒産を目の当たりにした

2017-10-04 21:51:32 | 経済/経済/社会
人手不足倒産。

倒産という字面だけ見れば、まあかわいそうに…というところだが。

わたしはそんなもん潰れて当然であると思っている。

なぜか?

人手不足になるほど景気が良くなり、かつ従業員が他で働いたほうが待遇がいいと思うから辞める。
それを引き留められる好条件の待遇を提示できないほど利幅が少ないような商売は、もはや日本でやるのに適していない。
つまりそういう意味だと思っている。

しかし!

実際に人手不足倒産を目の当たりにしたとき、考えを変えざるを得ないと思うにいたった。
以下にその詳細を書く。






とあるカフェのことだ。

そのカフェは、とある特定の国籍の人がホール要員をやっていて、しかも全員美女だというので評判になっていた。
我輩もこういう奇天烈なコンセプトの超個性的な店はおもしろいと思ったし、実際何度も行っていた。

ところがだな。
メンバーがどんどん抜けていき、そして最後に中核メンバーまでいなくなることが確定し、もうこれ以上減ると店が回らないから…というので閉店とあいなった。
つい先日のことである。

なぜこうなったかというのには1つの仮説がある。
ボスキャラ格で看板娘のНさんと、辞めることになり閉店のきっかけとなったСさんが、実は仲が悪かったとすると、非常に多くのことで合点がいくことに気がついてしまったのだ。

なおこのことをママ友間の抗争に疲れている別のヤツにチラッと話したところ、
「そんなんあたりまえじゃん。女が5人も集まって全員仲がいいとかありえん」
と言われてしまった。
あな恐ろしき惨事の世界、そう思ったわけよ。



そういえば、小林よしのりが一枚噛んでいたAKB48デッドコピーのアイドルユニットだか何だかも、内部で抗争がはじまっていじめでグジャグジャになり、
「ええいっ! もうどうにでもなりやがれー!」
的な終わりかたをしたんだったような記憶がある。

そう考えると、耐用年数を超過して劣化した部品や、プリクラ流出など粗相して偶発不良となった部品、そして研修生なる予備部品ストックによりカンタンに交換できるようにシステムをこさえたAKB48。
こいつはビジネスモデルとして大変すばらしいと感心せざるを得ませんな。

まあそれはいいとして。



で、最初の話にもどる。

こんな状況だと、さすがに

> それを引き留められる好条件の待遇を提示できないほど利幅が少ないような商売は、もはや日本でやるのに適していない。

というのとはだいぶ違う感じだ。

じゃあ何がいけなかったのか?

> とある特定の国籍の人がホール要員をやっていて、しかも全員美女

という、この極めて強い制約がついた求職者をかき集めることができなかったのが敗因かもしれないと思っている。
ってか、残念ながら閉店とはなったものの、よく開店当初に7人も集められたものだと社長の人脈を尊敬する。



まあ、実はだな。
この人手不足倒産のケースは世に数多くあることに気がついた。

たとえば不動産屋。
本店や支店では宅建の資格ホルダーがいないといけないことになっていて、そいつがいなくなったら30日以内に補充しないといけないことになっている。
そして補充できなくなって免許取り消しになる不動産屋はかなりたくさんいる。

国土交通省ネガティブ情報等検索システム
http://www.mlit.go.jp/nega-inf/cgi-bin/searchmenu.cgi?jigyoubunya=takuti

↑これを見れば、その条件で人手不足倒産してるヤツらが世間にクソほどいるのはおわかりいただけよう。

これはガソリンスタンドでも同じで、危険物乙種ホルダーがやめてしまい名義貸しで実質無免許営業してる店舗がときどきあるだとか、怪しいのはけっこう多いのだ。



カンタンにやめてしまうバイトやパートの属性や能力や資格に全面的に依存する商売、これはもう補充に難があれば薄氷を踏むほど潰れやすい、つまりそういうことなのかもしれないな。

不動産屋の場合は
「おまえ不動産屋やるんだったら自分で宅建とるくらいしろよ」
とピシャッと言ってしまっていい。

零細企業でなくもっとデカい会社なら
「宅建ホルダーやとえるくらい給料だせばいいじゃん」
とピシャッと言ってしまっていい。

だけどね。
さすがにカフェの社長のおっさんに
「あなた自身がロシア人の美少女になれば営業続けられますよ」
とは言えんからな。


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