今月の歯科コラム「金属床義歯」

2017-02-22 22:52:00 | デンタルプラザ
番町歯科クリニックホームページ「歯科コラム」に毎月一篇ずつ追加しているコラムですが、今月は「金属床義歯」。これまで取り上げていないのが不思議な感じがします。

歯を失ったあとの修復処置として有床義歯は古くからある方法。この義歯の中で症例によってはすごく有効なのが「金属床義歯」です。欠損した場所にもよりますが、番町歯科クリニックでは患者さんにおすすめすることがあります。義歯の症例すべて金属床義歯にしているわけではありません。

「この症例は金属床義歯が有効だから!」とおすすめしています。最近ですが「この症例は保険診療のレジン床義歯では満足いく臨床成績が出せない」と患者さんにお伝えして金属床義歯にいていただいたケースがありました。その患者さんすれ違い咬合の上、義歯を初めて装着するご高齢の方で、咀嚼障害があり満足に食事もできない状況でした。金属床義歯を装着していただく前の夜「うれしくて興奮して良く寝くれなかった」と語られ期待値大です。金属床義歯は自由診療で保険診療に比較して高価なものになりますので、こちらも装着した後は患者さんがうまく使っていただけるかすごく気になります。幸い装着後最初の一番緊張する予後チェックも患者さんの喜びの声で一抹の不安も払拭できました。

歯の欠損を補う方法として、有床義歯はやはり欠かせない一方法で、その中でやはり金属床義歯は症例を選べば有効であることをご理解ください。今回の歯科コラムは遅ればせながら「金属床義歯」を取り上げてみました。
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