平成29年度第1回香歯ポストグラジュエートセミナー

2017-04-02 22:52:38 | 歯科医療
4月最初の日曜日、好天。絶好の行楽日和。高知では土佐の食1グランプリ、徳島日和佐では桜まつり、地元香川でも多度津で合田邸の再公開、高松では川島猛画伯のアトリエ公開。イベントが目白押し。どこに行こうか迷ってしまうとことですが・・・。やはりというか今日のところは香川県歯科医師会主催学術講演会で決まり!です。

今回の歯科講演会は大阪大学大学院歯学研究科 口腔分子免疫制御学講座 予防歯科学分野教授 天野敦雄先生。演題は「Intelligent Periodontology~最新病因論に基づいた診断・治療・生涯マネージメント~」。

天野先生は大阪大学出身の先生ということで、大阪大学同窓会香川県支部で昨日来県歓迎の会を開催しました。深夜12時半過ぎまでお付き合いしました。結構カラオケがお好きでお上手で楽しいお酒をいただきましたが、翌日の今日私は寝不足でしたが、天野先生はしっかりご講演をこなされていて、さすがという感じです。また昨日高松には昼過ぎ到着され、その足で何と屋島山頂までランニングされたそうです。やはりバイタリティがすごいです。

天野先生のご講演は昨年10月福岡市であった日本歯科医学会総会で聴講しました。その時は「口腔バイオフィルム研究の最前線」という題のシンポジウムで天野先生は約60分の講演でした。今回は約3時間半しっかり天野先生の講演会を聴講です。

私が学生時代のころはカリエスがまだまだ多かった時代で、予防歯科はまだまだ日の目を見れない時期でしたが、これからの21世紀の歯科医学は予防歯科中心のものに完全にシフトされてきています。予防歯科にお金を注いだ方が結果的に医療費も安くなり、健康になることをもっともっと患者さんに向けてのアピールが必要だと実感しています。

「健口から健康へ」天野先生いい言葉を語っていただきました。

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KDSC一日例会「歯科診療室からオーラルフレイルを考える」

2017-01-22 22:33:38 | 歯科医療
今日の日曜日、寒かったです。そんな今日ですがKDSC一日例会に行ってきました。演題は「歯科診療室からオーラルフレイルを考える」で最近のトレンドであるテーマです。講師はテレビにも出演されている日本歯科大学口腔リハビリテーション多摩クリニック菊谷武先生。

最近の言葉でフレイルがあります。フレイルとは虚弱という意味。75歳を過ぎると徐々に機能低下していき、身体面(サルコペニア)、社会的側面、精神・心理面でフレイルは重なりながら進行していき、身体機能障害になり要介護状態となります。身体機能障害になる前のフレイルをいかにうまく健康状態に向けていくかが重要です。

ただ我々歯科医はオーラルフレイルや摂食機能障害において、器質性咀嚼障害にどうしても目が向いてしまいます。咀嚼力は残存歯数に相関するからですが、今回の講演会ではあまり目が向いていないところを菊谷先生は説明されました。いくら上手に咬める義歯を作っても咀嚼力は舌の運動能力と相関していて、舌や咀嚼に関与する神経や筋肉の障害などがあるとうまくかめないことがあるということです。運動障害性咀嚼障害について今回の講演会で強く認識しました。

咀嚼障害を起こしている方には、低栄養にならないように、誤嚥したり窒息したりしないような食材の工夫も重要であることも今回の講演会で強く認識した次第。講演会はユーモアあふれ、暗い話題を決して暗くならないような話題つくりをされた菊谷先生。いいい講演会を聴講してきた次第です。

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口腔ケアの重要性

2016-12-17 23:02:36 | 歯科医療
サッカークラブW杯は意外は意外!開催国枠で出場の鹿島アントラーズがJリーグ勝ち点3位からJリーグCS、クラブW杯と下剋上続きでついにまさかの決勝戦まで進出!世界最強クラブレアルマドリードとの決勝戦など誰が想像したでしょうか?まさかまさか勝利?なんてなことになると昨年のラグビーW杯での南アフリカ戦以上の世紀の番狂わせになります。アントラーズファンとしてはアントラーズガンバレ!です。明日の試合が楽しみな今日コノゴロです。

最近ですが学校保健委員会があり、歯科医の立場から歯周病と全身との関係において口腔ケアの重要性を話してきました。その時の御礼ということで校長さんから感謝状が届きです。


昨日の四国新聞にも記者さんの「記者ノート」というコラムで、口腔ケアの大切さ再認識という記事が出ました。たかが口腔ケアですが、口腔内にいる悪玉菌がケアを怠ると増え、悪玉菌の代表の歯周病菌が歯周ポケット奥の血管から歯周病菌が血液中に入り込むと、口腔とは違う遠隔臓器に悪さをする可能性があります。まだ完全に実証されてはいませんが、内科的な医科の疾患の一部が口腔内の細菌(歯周病菌)の感染が原因の一つということになるかもしれません。

たかが口腔ケアですがされど口腔ケアなのです。再認識お願いします。ヨロシクデス。

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今月の歯科コラム「目立たない義歯(ノンクラスプ義歯)」

2016-09-29 23:15:45 | 歯科医療
9月もあと残り1日。今月は雨の多いこと!高知県早明浦ダムは9月の長雨の影響で、貯水率100%につい最近なりました。長雨で日照不足も顕著で、水不足ではないですが農業が心配です。8月と9月でこんなにも天気が変わるものでしょうか?

毎月1編づつアップしている番町歯科クリニックホームページ歯科コラムですが、今月は「目立たない義歯(ノンクラスプ義歯)」について書いています。義歯は保険か自費か、また設計や材料の選択で多種多様です。義歯を嫌う方の中に、バネ(クラスプ)が目立つからいやという方がいます。この方たちに受け入れやすいのが「目立たない義歯(ノンクラスプ義歯)」です。

義歯を生理的に嫌う方には向きませんが、歯を削らない、また可逆的な修復物である義歯のメリットを理解して、欠損修復に第一選択で義歯を作製装着するのもいいと思います。

審美的にまた機能上もですが上手に作れば、義歯を入れているなんて、他人さんにはわからないものです。義歯の選択枝が材料の進化により増えていることをご理解ください。ヨロシクデス。

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高松市歯科医師会法人化40周年記念シンポジウム

2016-09-25 21:52:46 | 歯科医療
先日の22日秋分の日に香川県歯科医師会主催で歯科講演会がありました。そして今日25日今度は高松市歯科医師会で同じようなテーマの歯科講演会です。同じく歯科医師の長女同伴で参加してきました。

前回が香川県との共催でしたが、今回は高松市、高松市教育委員会が後援です。昭和50年高松市歯科医師会が法人化され今年で40周年を迎えるに当たり、これを記念しての講演会です。今回は3人の講師の先生方を迎えてのものでテーマは「子・孫の世代を健口から健幸へ」~手遅れにしない生活習慣病予防、認知症予防、介護予防とは~です。講師は岡崎好秀先生、西田亙先生,枝広あや子先生。

歯科医師2人医師1人の講師の先生の構成。中でももう3度目の講演の聴講となる糖尿病専門医で愛媛県にてご開業の西田先生には頭が下がります。医師の方ですが歯科をよく勉強しています。医師の先生では先日の星先生もすごいが、西田先生もすごい!こういう歯科医療をご理解する医科の先生が増えれば、医療費の抑制になると常々思います。医科には連続性がないのに、歯科には医療の連続性があり、これは素晴らしいことだと西田先生が語られました。また歯科が国民に向けての情報発信力がないことを語られ、日本歯科医師会は何をしているの?とも言われた次第。医科の先生からはっぱをかけられていたんじゃいけません。

1週間で2度歯科講演会受講は正直しんどい面もありますが、やはりできうる限り出席を心掛けたいと思っています。

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KDSC一日例会「一般開業医が考える『歯周基本治療で治す』威力と意義」

2016-09-04 22:13:52 | 歯科医療
台風12号が九州に接近中の今日日曜日。瀬戸内国際芸術祭夏会期が今日で終了となりますが、当初の予定のとおり瀬戸芸ではなく歯科学術講演会に行ってきました。KDSC一日例会。演題は「一般開業医が考える『歯周基本治療で治す』威力と意義」。講師は富山県高岡市でご開業 牧野明先生。

日本人の成人の約8割が罹患している歯周病は世界的に見ても一番ポピュラーな感染症。だけど我々歯科医療従事者もまた患者さんご自身も、もう一つ歯周病への認識が甘い感じです。歯周病は糖尿病と関係するといわれて久しいです。

その歯周病の治療において、今回の講演会ではカウンセリングやモチベーションそしてそのあとの歯周基本治療が大切なことを4時間かけて説明されました。休日の午前9時から午後1時過ぎまで途中10分程度の休憩2度とったきりです。講師の先生も4時間ですので大変ですが、聞く方も結構内容充実で大変でした。半日仕事をしてきた気分です。

今回の講演会の内容は明日の診療から即使えるもので、また番町歯科クリニックの診療に取り入れていきます。

瀬戸芸ですが、10月8日から11月6日までの秋会期がいよいよフィナーレ。今年は九州福岡で10月おりしも4年に一度の日本歯科医学大会並びに日本デンタルショーがあります。瀬戸芸に行く日程を天気予報を気にしながら作っていかないといけません。悩み多き10月になりそうな今日コノゴロです。


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今月の歯科コラム「冠は万能?ではありません!」

2016-07-27 22:52:05 | 歯科医療
7月も下旬です。今年は当初、長期予報では猛暑でしたが、それほどでもありません。いつもの夏よりは明らかに過ごしやすいです。たまにはこんな夏でもいいかと思える今日コノゴロです。

毎月一編ずつアップしている番町歯科クリニックホームページ「歯科コラム」コーナー。今月分は「冠は万能?ではありません!」をアップしています。歯科臨床でかなりポピュラーなアイテムであるクラウン「冠」。「冠」にまつわる注意点を歯科コラムで取り上げています。

「冠」を装着しても、決して万全ではなくやはり取り扱いや手入れが大切であり、自己管理やプロフェッショナルな管理をしてこそ、「冠」をいい状態で維持できるということをご理解ください。「冠」という処置は簡単そうですが、咬合(かみ合わせ)に多大の影響を与えることもあり、安易に歯科医院で受ける治療ではありません。このこともご理解ください。やはりエナメル質のある天然の歯がイチバンです。

番町歯科クリニックでは、「冠」処置はやむおえない場合を除いて、第一選択では行わず、まずは光レジンによるMI治療を選択しています。エナメル質の保存が重要です。これまたご理解ください。ヨロシクデス。

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金属アレルギー

2016-06-12 22:58:29 | 歯科医療
今日の日曜日、午後からあいにくの雨になりました。午後歯科医師会の用事があり、出かけることができなかったですので、恨めしの雨ではなかったかもです。歯科医師会での情報では、県歯科医師会で来年2月の第一日曜日にある恒例の県歯歯科医学大会で、金属アレルギーの講演会があるそうです。講師は5月29日大阪大学歯学部同窓会主催臨床談話会でも講師を務められた大阪府開業高先生。先月講演を聞いてきましたが、また来年の講演会が楽しみですか。

金属アレルギーがまたまた注目ですが、昨日土曜日四国新聞に金属アレルギーに関する記事が出ていました。


金属アレルギー発症のメカニズムが解明されたというものです。金属から溶出した金属イオンが凝集して金属ナノ粒子になり、これが免疫を刺激して金属アレルギーを惹起するというもの。超微細な金属ナノ粒子が金属アレルギーの原因と特定されたことで、これから治療法や対策も進んでくるものと思われます。

歯科金属アレルギーは一般的な金属アレルギーのように皮膚に金属が接する部位にアレルギーが生ずるのではなく、口腔ではない体の遠隔な皮膚に発症するという特徴があります。歯科金属アレルギーも金属イオン凝集による金属ナノ粒子が原因だとすれば、治療法も確立してくるかもしれません。今後の研究が待たれます。

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臨床談話会「歯科金属アレルギーを考える」

2016-05-29 23:29:33 | 歯科医療
今日は午前中は何とか晴間も見えていました。そんな今日、大阪吹田市にある母校阪大歯学部同窓会主催の臨床談話会「歯科金属アレルギーを考える」に行ってきました。


歯科金属アレルギーに関しての講演会や専門書はありそうであまりないのが現状。そんな中、歯科金属アレルギー臨床の分野では日本で一番臨床経験のある今回の講師、大阪市開業 高永和先生の講演会は有益でした。

歯科金属アレルギーと金属アレルギーが違うこと、このことの区別だけでもしっかりできたことが今回の講演会聴講でよかったです。エビデンス(証拠)に基づく医療を目指すうえで、歯科金属アレルギーはエビデンスが得られにくいものになりがちです。このことをしっかり踏まえて歯科金属アレルギーにも対応したいと考えています。

大阪に出向いた価値があったと確信した今回の講演会です。アップの写真は阪大歯学部付属病院玄関と歯ブラシの形をした時計です。


あの時計はユニークで、番町歯科クリニックでも使いたいと思ったりします。

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KDSC一日例会「歯周治療、インプラント治療における再生療法の役割」

2016-04-24 21:44:53 | 歯科医療
ゴールデンウィークの足音が近づいてきました。4月もあと残すところ1週間。そんな日曜日、今年度第一回目となる学術講演会に参加してきました。今回のテーマは「歯周治療、インプラント治療における再生療法の役割」。講師は5・DJapanファウンダー浜松市開業 石川知弘先生。

歯科治療における再生療法はかなり以前から存在していましたが、一般的にはまだまだ普及していません。今回の講演会で再生療法がしっかり根付いていて、進化していることを改めて認識です。

歯槽骨などの骨の再生だけでなく、軟組織の再建も可能で、審美的にも機能的にも再生療法が有効であることを今回の講演会で再認識しました。ただすぐに明日からの臨床に導入するのは残念ですがまだハードルが高いのも事実です。

遅れている今月の歯科コラムですが、来週アップ予定です。

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