長町武家屋敷街からKOHRINBO109へ歩いて国道157号線に出ました。
国道157号線は金沢のメインストリートのひとつです。
しかしGoogle検索の候補では「国道157号 落ちたら」なんて物騒なキーワードが続きます。
この道は酷道業界では有名な国道で、「落ちたら死ぬ!!」という有名な?立て看板がかかっています。
起点は岐阜市で、ほぼまっすぐ北上して金沢まで至るのですが、両白山地を貫いているので険しい道になっているようです。
国道157号の終点・武蔵が辻方面へ歩き、その途上にある近江町市場へ向かいます。
前日は正午を過ぎてから行ったので、北陸の魚が食べられる食堂はどこも行列をなしていました。
仕方なく、B級グルメの「チャンピオンカレー」を食べたのでした。
そこでこの日は早めに近江町市場に入ります。
着いたのは正午前でしたが、それでも遅かったような感じがします。
ともあれ、この日ぐらいはどんなに並ぼうとも海鮮ものを食べようと決意していたので、海鮮食堂を探しました。
本日最初の昼食、「近江町食堂」さんの海鮮丼です!

うま~い!
これが本日最初の昼食です。ということは・・・またどこかで2度目の昼食を食べたわけです。
1年9か月前に初めて金沢を旅行する前に、「金沢は回転寿司のクオリティが高い」という話を上司(当時)から聞いていました。
その人によると、金沢駅の駅ビルにある回転寿司がおいしかったそうです。
2度目の金沢の旅に出る前、その回転寿司のお店をあらかじめ調べました。
その店に行こうではないか!と。
ということで本日2回目の昼食で入ったお店が「もりもり寿し」(近江町市場店)です。
ここで気の赴くままに回転寿司を食します!
さっき海鮮丼を食べたばかりなのに、しかも大盛りを食べたというのに、寿司は順調にわが胃袋に収納されていきました。
うまかった。そして食べすぎた。
ここでも2,000円近く食べてしまいました。
そこらへんにあるような1皿100円の店ではなく、私はなるべく安い皿を選んでいたのにこの金額です。
かなりの枚数を平らげたことがわかります。おそらく2桁は食べてます。
こうして私は、己の容積を増していくのです。
午後からは、ひがし茶屋街のある橋場町へと向かう予定でした。
近江町市場からは1Kmほどの距離で、頑張れば歩いて行けないわけではありません。
しかし、金沢はこの日も雪。
雪道は歩きにくいし、雷は怖いし、外は寒いし。
さらに近江町市場での暴食が加わり、まったく歩く気力を失っていました。
こうなることは先刻承知。
出発前に金沢駅東口のバスプールで、1日フリーパス(北陸鉄道バス・600円)を購入していたのです。
まっすぐ向かえばすぐの距離にあるにもかかわらず、近江町(武蔵が辻バス停)からいったん金沢駅東口へ戻りました。
そしてそこから乗り換えて、橋場町へと向かうこととしました。
金沢駅で待ち受けていたバスは、周遊用のレトロ風なかわいいバス。
こいつは普通の路線バスより小さく、当然座席も少なくなっています。
いざ乗車してみると、私だけ立つはめになってしまいました。
胃の中では、海鮮丼と大量の寿司が残っていて、じわじわと私を苦しめます。
周遊バスで、ただひとり「お立ち」という現状が、じつにバツの悪い思いをさせてくれます。
小さなバスなので、立つ場所というのがほどんどありません。これにも苦しめられた。
私は仕方なく一番後ろで立ったのですが、天井が低いので豪快に頭をぶつけてしまいました。
その様子を見聞きしていたのか、すぐ前で座っていた女がクスクス笑いやがった。おのれぇ!!
バスはひがし茶屋街最寄りのバス停・橋場町交番前に着きました。
私はまっすぐ茶屋街へは行かず、その次のバス停で降りようと考えていました。
金沢のメインとなる観光地の最寄りですから、乗客が大勢降りるものと計算していましたが、その予想に反し、前の座席から何人かが降りただけでした。
そしてそれをはるかに上回る大量の観光客が流入してきたのです!
そして次のバス停・橋場町金城楼前では、降りた乗客は私だけ。
一番後ろから、たくさんの立ち乗客を押しのけて降りることになりました。なんともバツが悪い。
こうして周遊バスに幾度となく仕打ちを受け、旧寺島蔵人邸に到着しました。
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