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自己満足で色々かいてる独りよがりブログです。

きいやま商店@福岡 田川 jamlife レポートというよりは雑感

2012-04-14 04:47:50 | 音楽?
ライブのレポでないところがたくさんあるので、
ライブの情報を知りたい人は後半へドン!

心消耗させていったのである。
飯塚で田川バイパスに入る道を見失って、
グルグルグルグル回っていて、
帰りは小1時間だった行程に2時間。
パニック状態で到着。
セットを見ながらまったりゴハンを食べようと思ったのに。
もう半泣きで着いたら、
メンバーの方々も到着して、
知った顔にホッとする。
「おーー!」と亮作さんと握手して落ち着く。


お店はダイナー部とライブハウス部に分かれている。
そのライブハウス部がこぢんまりしていてとてもいい感じなのだ。
そういえばライブハウスでのきいやま商店見るの初めてだ!ワクワク。

ダイナー部で食べていいと言われたけど、
セット見ながら食べる贅沢をみすみすと思って、
フロアで食べさせてもらう。
お腹が空いてて1人でガツガツ食べる。


しばらく宜野湾に住んでらっしゃったという店長の料理が旨い!
で、なぜかここでまたMODS店長の話に。

で、私は既に失敗しておったのです。
ゴハンだから隅っこで食べていたら、
みんなセンターを空けてグルッと取り囲むように座ってしまって、
ライブ始まったからって真ん中に移動するのが気が引けてしまい、
最後まで亮作さん脇の隅っこにおったんですよ。
見晴らしは悪くないんだけど………音が猛烈にいいハコだったので、
なんで私はわざわざこんな音が悪いところに座っているのだろう…と泣けた。
こういう感じで私は座ってみるライブが下手なのだな。
ポジショニングが難しい。
修正するのができない。
後で嘆いていたら、
だいちゃんから「スピーカーの下に座っていたものね」と笑われた。
音はとてもいいけど、もっといいところがあるわけだから、もったいないよ。
今度から遠慮せんで音優先でいこう。

1人で食事しながらちょっと沈んでいた。
ああ、しばらく(2週間も)見られないんだな。
ショボン。
まだ始まってもないのに終わることばかり考えてしまう。
いつの間に私はこんなにきいやま商店で一杯になってしまったんだろう。
年末の岩手での活動から走っていた。
東京で色々な人と被災地の話をした。
たくさんの被災地での話を聞いて、
私は落ちてしまった。
それから、
長年携わっていた仕事を辞めることになって、
その始末をするために2月3月はほとんどライブに行けなかった。
最後にライブを見たのは自分の企画したイベントで、
楽しかったけどずっと緊張していた。
3月いっぱい走り続けて、
私はヘトヘトで、一生懸命やってきたことが突然なくなった喪失感は想像以上だった。
これはしばらくバーンアウトするんだろうと思った。
明日のケーヤンのライブまで特に予定がなく、
きっとまた私はギターを前にして泣くのだろうと思っていた。
そんなとき舞い込んだ、
きいやま福岡合宿の情報にどれだけ救われたか。
ああ、今見たいのはこういうものだと思った。
笑ったり泣いたりと感動したい。
絶対そうさせてくれる自信があった。
ホッとした。
頑なな心の殻からおそるおそる出てきた生まれたてのヒヨコが初めて見たのは、
3人の王子だったのであるよ。
だからもうピヨピヨピヨピヨついていっているのであるよ。
いきなり2週間も1人でやってごらんと言われても怖いよ。
なんてことをボンヤリ考えていた。

お客はやはりワーッと増えなかったようで、
半分くらいだった。
でも出演者も座ってほのぼの空間。
ハイサイ食堂で仲よくなった方も今日はみえていた。
なんだか嬉しい。
こんな新参者のファンに優しく接してくださる。
たった1週間くらいで色々あったなぁ。
一週間前は3人の音やキャラを必死で掴もうとしていたくらいだけど、
今は、この人のここが好きだなぁと落ち着いて見られるようになってきた。

今日はタイバンがあって、
まずは地元の弾き語りののりまきくん。
それから、
今回のブッキングに携わったというコロンビア浦野氏。
このコロンビア浦野さんって人が独特のセンスを持っていて、
フラメンコだろうがロックだろうがブルースだろうが、
適当に(失礼)どんどん弾ける。
で、
歌ってよりはおもしろいことを音に合わせて言ってる。
特に仲よくなった方の娘さんに対して、
「悪い子だったらサーカスに売る」「ライオンは火の輪をくぐって肉を喰う」っていうそれはそれは恐ろしい歌があって、
後々きいやま商店がMCでこれをいじり続けるのであった。


転換で次はきいやま商店!というときに、
博多のロックスター、タ●ー・ホリデイ氏から電話。
ダイナーの方に出て話していた。
内容がちょっとメロウなもので、
「ええぇーー!?」とか言っていたら、
横で亮作さんとだいちゃんがウォーミングアップしてる。
私「なんかライブ始まりが私待ちみたいになってる(゜Д゜;)」
T「えーー!ボクもレコーディング中☆」
もう切ろうよ。


で、なんだか戸惑いやら淋しさやら期待やら、
情緒不安定なまま始まる。
あ、今日はマストさんメガネだね。
登場SEでいつものダンス。
ああ、新参者のくせにもう「いつもの」で落ち着きますわよ。
それからバーピーポン。
亮作さんの後ろにはピアノがあるのでちょっと動きにくそうだけど、
あの「ジャジャン!」となるときのキメポーズ。
ああ始まった!
で、かっこいいーーーー!
あれ、これは今までと全然違うぞ。
これまでは、ホノボノした歌と楽器の巧い兄さん達のライブ-!って感じだったけど、
今日は小さいとはいえ本格的なライブハウス。
音が急にライブハウスの音になった。
あぁこの人達は本当にクオリティの高いミュージシャンなのだなと思った。
惜しむらくは私が隅っこにいなければよかったのだが。
それでもあまりある迫力。
ごまかしのきかないライブハウスの重くて混じりっけのない音が襲いかかった。
ミルクムナリ。
笑えるバンドだと思って見に来た人を、
「ちがうんだぜ」といきなりやっつける曲だ。
このハーモニーと演奏技術を見せつけられたら、
誰でも「参りました」となるだろう。
でも私が本当に凄いなぁと思うのは、
「ハーモニー」や「パート」ではない部分だ。
3人が同じ音をユニゾンで、つまりピタッと音を合わせてくるときがあって、
それが空気を切り裂いて音を震わせる。
息を飲む。
また、
ライブハウスの特徴はミュートがピシッと効くところ。
曲が終わると真空になったみたいに音が消失する。
音がなくなったことで、音があったことを再認識してゾッとする。
凄い迫力。
鳥肌が立つじゃない。
感動して泣けるじゃない。
ああ、やっぱりこの人達を必死で見つけだしてよかった。
この人たちに辿りつてよかった。
こんなに大好きな音をくれる人たちがいてくれてよかった。
私は失うばかりではないんだな。

今日はタイバンがあったのでブレイクなしの1時間半ぶっ通し。
で、私のダメなセトリですが、
大好きなMilk Tea、あの頃、Take it Easyをやりません、で、し、た、と、さ!
つまりアゲアゲをまとめてきたんだな。
それも好きだけど。
バーピーポン、バッペータ、ミルクムナリ、行ってくるよ、どぅまんぎて、いつものように、土曜日のそば、スミオ、じんがねーらん、ゆーしったい、沖縄ロックンロール、
アンコールはみんなのうた、さよならの夏

MCは野暮なのであまり書かないですが、
まあ、ほとんどMCですな。
MCしなかったら倍のセトリになるだろう。

これまでは乾杯のことあまり書いてこなかった。
マストさん先導でやるんだけど、
「かんぱい」の「い」の口の形を残してほほえむのだ。
「かんぱいー!いー!いー!」とグラスのない方の腕を引き寄せる。
私は前にいたので亮作さんと乾杯。
車だったからトニックウォーターですよ。
マストさんは初めから泡盛で、
後の2人はオリオン。
マストさんが泡盛飲むような顔をしているからだろうと言っていたら、
だいちゃんのところにも泡盛が運ばれてきた。

行ってくるよは、
福岡、東京で過ごしていた3人が石垣に住むようになって、
おばあちゃんにそれまでは「帰るね」といっていたけど、
「行ってくるよ」と言うようになったという曲。
きいやま商店がきいやま商店らしく、
いつもおばあに回帰するのが偉い。
ぶれないな。
サンレレは音階は三線だけど、
ちゃんとフレットがあって、
それが妙な幅。
高音フレットになるほど短くなるってわけでなく。


土曜日のそばではいつもの化学調味料ネタ。
とにかく、
化学調味料を入れたら94歳まで長生きできる。
マストさんの飄々としたMCがおもしろい。

マストさんはトリッキーなMCと同時に、
妙な顔芸も多いので、
是非ライブで見てください。

今回はスミオ選挙ネタも聴けたので満足。
2ヶ月前に突然立候補したのか。
ウグイス嬢(?)してもらうために、
だいちゃんを空港まで選挙カーで迎えに行ったとか。
黄色のポツポツのついた軍手をはめて手を振ってたとか。

で、
ええ、ベット用の消臭剤のMCありましたよ。
なんだかキレが悪かったのは、
私がいたからかなぁ。
気にしないで「福岡にはおかしな人がいるんだよ」と言ってくだされ!!

今日のゆーしったいも、
亮作さんがキレキレ。
田川の煙突もやってくれた。
なんでかとても私はゆーしったいのときのだいちゃんが好きだ。
あんなあばれまわっている亮作さんを嬉しそうに見ながらも、
バッキングというよりは激しいギターだ。

押してたからなのか(押した原因の一つ私か…博多のロックスターか)、
アンコールは下がらずに続ける。

凄いなぁと思ったのは、
マストさんが歌っているときに、亮作さんとだいちゃんが「フフフ」と笑いあって何か話していても、
コーラスになったらサッと入る。
アンコールも「なにする?」って感じでサッとやっちゃう。
ちなみに、カバーをするとその人に会えるというジンクスがあるそうで、
カバーしてないのに会えたのは南こうせつだけだそうです。


それにしてもだいちゃんのボーカルが好きだ。
3人とも恐ろしいほど巧いのだけど、
だいちゃんは身体から絞り出すように歌う。
その絞り出したものは、曲と合っている。
亮作さんもマストさんも、
歌を綺麗に上手に歌うのだけど、
だいちゃんだけは違う。
過去とか、思いとか、内面とかを、
とても人間味あふれる表現で歌う。
それが私の心を震わせる。
とても歌詞を大事にしている人だなぁと思う。
そのフリをしているのではなく、
自然と歌詞に合わせて身体が動いてしまっているという感じだ。
それだけ身体を歌に預けているのだ。

私が誰が好きかを見るときは指を見ればいいです。
(ドラマーやったらどうするんやろ)
血管が浮いた精悍な手の甲がいいです。
巻き込んだ親指の角度がいいです。
セーハしてるのは見てないです。
うん、好きですなぁ。


こんな感じで、
「え!もう終わりなの!?」と終わっていった。
あああああ、ものたりん!!
つまり
淋しいですよ!!
あと
2週間も会えないのか~。


かわいかったので皮のブレスレットを買う。

物販でサインをしてもらいながら色々話す。
そのなかでビックリしたことがあるのだけど、
またいつか。
あーどぅまんぎたー。



とにかく、27日のライブは必見なのだ!
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