バースくんの今日も発車オーライ♪

小さな町の広告代理店。働く「バースくん」の日々のおしゃべり

ひょっとして…

2016年03月31日 | Weblog
昨日の朝、社長が出社するなり「廊下がくさい!」という。わが事務所はL字の角部屋で、お隣の換気扇の風がまともにこちらのドアの前を吹き抜けるようになってしまっている。朝からとんでもなくお料理の良いにおいがすることもしばしばで「うーん、今朝は何か煮込みものか?」なんてこともあるのだが、昨日はくさい!と言うのだ。「どんな匂いですか?」と返すと「トイレの芳香剤かな」と言う。ボクはふと思い当たって「それって洗濯の柔軟剤ぢゃないですか?」とこたえた。それならボクも時々出勤のときに感じていたからだ。「いや、絶対あれはトイレの芳香剤だ」と言い切る社長、「まあ一種のスメハラですよねー」でその話は落着した。
「スメハラ」これもまたバースくんの嫌いな言葉だけれど、悪臭攻撃とも言えないしとりあえずスメハラと使うのは、これはいつでも自分が知らないうちに加害者になっているのではないかという恐れがあるからだ。みんなそうでしょう、自分及びその周辺の匂いには慣れっこになって無神経だし、自分が好きな匂いでも人が好きだとは限らないということもある。
ここ最近のボクの苦手な匂いは、宅配のお兄さんの制服の洗剤の匂いだ。子供の頃にあったにおいつき消しゴムのような匂い。伝票に印鑑を押していると頭がクラクラする。はじめはこの人だけと思っていたら、その会社の人みんながそうで、制服の匂いだと判断した。多分清潔感があって、別にいいにおいだという方もおられると思うのだが、ボクは受け付けないのだ。とほほ。
匂いって、難しいね。調香士が香水を作るときは、必ず強烈に臭い匂いを入れなければよい香りのものは出来ないともいうしねぇー。ほんと、ひょっとしてボクだって何かなんでもないことで加害者になっているかもしれないんだもんなぁー。
で烏カァーで夜が明けて、今朝はどうやら朝からカレーを煮込んでおられる、お隣の気配鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

アルミホイル

2016年03月30日 | Weblog
野球のシーズンを通してどうしても20ゲーム近くは、テレビ観戦が出来ない受信弱者となるボク。局の関係があり、特に神宮のヤクルト戦はほぼボクは見ることができない。今やネットで一球速報なんていうのもあるし、スマホもイニングごとに状況を知らせてくれるけど、いかんせんこの類には臨場感が皆無だ。
昨日のヤクルト戦、地元のラジオは巨人戦をやっているのでラジオも無理と去年までのボクはあきらめていた。が昨秋金本監督就任が決まってからというもの、この受信弱者対策を一冬かかってあれやこれやと考えていた。ラジオ大好きなボクのプライドもある。大阪のラジオ局の電波ぐらい受信できなくてなんのバースくんだよ、というわけだ。
まず受信するラジオそのものを大きいものにする。これ大事。次はAM波を受信しやすいラジオの向きを探る。部屋中あちこちにラジオを持ってまわる。テレビの前が部屋の真ん中は論外、これ常識。でなんとか不安定ながらも電波をキャッチすることができたら、ここでアルミホイルの登場だ。クシャッと拳骨大に丸めて短く立てたアンテナ(ココポイント)にかぶせる。すると、まあなんということでしょう!!いろんな電波を拾って、韓国語放送やらどこの曲かわからない女性のDJに混じって野球中継がーー。とりあえず一番大きく聞こえるのが野球で、それで我慢することにする。そんなこんなのバタバタをやっていたら、中学生の頃にやっぱりいろんな方法を試して東京の深夜放送の電波を拾ったことを思い出した。
なにはともあれ、ラジオでどうにか実況を聞くことができた。9回裏、2死1,2塁、投球数149球で藤浪はマウンドを降りた。こんな状況はネットの速報では駄目なのだ。スタンドの声、実況アナの叫び、満喫いたしました。(途切れ途切れになったりもしたけれど)そして勝った!!何も言うことありません。(それくらいの熱意をもってお仕事してくださいよバースくん!!)
そして終わってラジオのダイヤルを回したら、とても面白いものが聞こえてきたけれど、それはまた別の日の話に鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

変わりありません

2016年03月29日 | Weblog
昨日、○国データバンクの方が来訪。どちらかの会社のご依頼で来られたわけではなく、定期的な更新取材のためだ。
「お変わりありませんか?」ー「何も変わりありません」「業績はどうですか?」ー「何も変わりありません」(相変わらずピーピーしているということは飲み込む)「スホンサーや仕入れ先はいかがですか?」-「何も変わりありません」「えーっと、担当窓口はバースくんですか?」-「はい、変わりありません」「はい、それでは結構です。お手間をとらせました」でチョンチョン、帰って行かれた。
ボクの答えは全部「変わりありません」だったが、変わっていてとても気になったのが手渡された名刺の苗字だった。江戸時代の元号そのままで、読み方がひねってあるとか謎かけになっているというものではないけれど、でもとても変わった苗字だった。こんな変わったお名前なら、調査員なんかより車の営業の方が向いているのではないかなんて思ってしまった。だって名刺出すだけで、まず話が広がるのに。(まあ余計なお世話です。ごめんなさい)でも変り種の苗字っていろいろ便利だったり不都合だったり悲喜こもごものことがあるんだろうなぁーと想像する。
この間まで見ていた古いテレビドラマの役名の苗字は「九」だった。これで「いちじく」と読む。へーへーへー!!だ。一字九ってこと?!なんて感心してたら、その前は「十」で「つなし」だった。昔の人はよく考えたものだねぇー。一つ二つと数えていくと十には「つ」がつかないから「つなし」ってことだよね多分。誰かの落語のまくらに「五が十のつを盗っちまったんだ。いつつってね」なんていうのがあった。多分「佐々木政談」か何かのふりだったはず。みんな上手だねー。
さて何も変わりありませんボクは、それはそれでありがたいことなので、今日も元気に出発進行いたしましょう!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

思いもよらず・・・

2016年03月28日 | Weblog
春が来た日曜の午後のバースくんは、お定まりのコースを辿った。とりあえず負けたってなんだかうれしくなるような充実したゲームをしてくれる阪神、昨日はおかえりなさい球児の初先発でドキドキ、疲れが見えて「わーっ、こりゃ大変!!」という天下分け目のときに、競馬「高松宮記念」の出走時間。2画面操作がどうしても出来ないボクは、リモコン片手に汗握って二つを観戦。よしっ、馬は勝った!!球児も同点でマウンドを降りた!!とまあ、ご機嫌な昼下がりを過ごした。
そして夕方、ラジオをつけたら舞の海がいたく憤慨している。「横綱としての心の有り様が云々」と。何?!とテレビをつけて録画の取り組みを見る。なるほどこれはないなぁー、不意打ちでだました格好になっているとボクも思う。インタビューで泣いていたけれど、ボクも舞の海と同じ意見だ。泣いたってやったことは帰らない。で横綱の手には賜杯。思いもよらぬ手で勝負に出るのは大変結構だけれど、その手は横綱が使う手ではなかった。舞の海が猫だましを使ったのは、舞の海だったからだ。
休日も暮れてゆく、7時前のNHKの天気予報を見ていた。すると突然予報士の渡辺さんが「この時間の気象情報を24年間務めて参りましたが、今日で最後になります。ありがとうございました」とご挨拶。思いもよらぬ突然のことに唖然としてしまった。不意打ちのお別れは、それも空気のようにあって当たり前のことが途切れる寂しさは、自分でもびっくりするほどのものだった。「クローズアップ現代」の最終回のご挨拶も堪えたけれど、あれは最終回を迎えるということを事前に知っていたから、しみじみとしたけれど、昨日の渡辺さんにはまいった。日曜の夕方7時前の渡辺さんは、休みの終わりを告げる時計のようなものだったから…。
不意打ち、思いもよらぬことが人生か(何気取ってるの!!)へへへ、でも不意打ちに思いもよらぬいいことも、たまにはあるもんね。今日も元気に出発進行だ!!鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

はじまり~、はじまり~

2016年03月25日 | Weblog
ここは、一昨日に桜の開花宣言をした。がしかし、この寒さはなんだ!!「花冷え」なんてきれいな言葉を持ってきても駄目!!さっむっいっ、桜の花が長持ちするだろうって、いやいやこんなに寒くては気が萎える。
春の人事異動で、事務所には4月に転勤される方々がご挨拶に来られる。毎度、毎度、毎度の事ながら、寂しい。現金なもので、来週着任ご挨拶に来られる方の中には何十年ぶりなんていう懐かしいお顔もあるようで、それはとても楽しみなのだ。どうやら本日金曜日、ここいらが「さよなら」や「お別れ」の季節の最終で、来週からは「はじまり~、はじはり~」の季節がスタートする模様。
やっぱり日本式がいいんぢゃないのボクは思う。3月卒業式があって、4月にどっとみんなが階段を一つ登って新しいスタートを切る。頃は桜、満開の花の下、気持ちを新たに一歩を踏み出す感じはなんともいえないものだ。よしんば、ボクのように何も新しいスタートがなくても、それを見ているだけで「よしっ」と鉢巻を締めなおす心持ちになれるのだから、やっぱり特別な4月がある日本っていいよね。
そうだよ、今晩にはプロ野球も開幕だ。四半世紀も前、今の名誉顧問と社長が「プロ野球の開幕だ」と事務所のテレビに釘付けになっているのを見て、何がそんなに面白い?!と思っていたこのボクが、今や一番楽しみにしている。世の中はわからない。
お馬も走る走る走るー、日曜にはG1「高松宮記念」だ。ずっと以前は7月上旬開催のレースで、春のクラシッの「めでたしめでたし」最終レースだった。が今や春を告げる「はじまり~はじまり~」のレースだ。時代も変わった。
見渡せば、はじまり~はじまり~の声が、音がそこいらじゅうから聞こえてきそうだ。さてさてバースくんも、本日の仕事のはじまり~はじまり~鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

そんなことに

2016年03月24日 | Weblog
昨日の夜あたりから、バースくんの脳内BGMは「六甲おろし」になっているのだが、なんとテレビを見ていたらもう伝説となったオマリーが歌う「六甲おろし」が流れて、どうも今朝からボクのBGMの音程が狂っている。先日オープン戦でオリックスの球団歌を聞いて、ハイカラであんなのもいいなぁーと少しうらやましかったのも本当だ。でもどっしりと昔風もいいんぢゃないのと口ずさんでいて、ふと思った。
♪青春の覇気 美しく♪という歌詞が出てくるけれど、近頃テレビに出てくるアイドルや若い男の子には、全く覇気がない。覇気がないだけならまだいいけれど、ボクが思うに、みんな死んだ魚のような目をしている。もうみんなと言い切っていいぐらいそうだ。いきいきと溌剌とした若者がいない!!なんなんだとCMを見ていても、出てくる目の死んだ女の子を見るとその商品までもイメージダウンする。なんて一人で憤慨していたら、今の世の中求められているのは「非目力系」が流行っているというではないか ?!何それ?!そんなことになってるのーー。目力のある演技は簡単だけど、目力のない役は難しいとな、ふむ確かにそうかもしれないけど、アイドルの女の子たちの目が死んでるのはどうだろう…。いやー、そもそも○○力とか、○○活とかいう表現からしてボクは違和感あるんだけどね。
なんてひねくれモノのようなことを言っていたら「雑談力」なんて本まで出てきて、またまた、今そんなことになってるのーとのげぞる。雑談は雑談。確かに仕事でも9割5分雑談で、残りの5分で商談をすると上手くいく確率は高い。だからといってその雑談そのものに力があるのかといえば、それは違うと思う。ざっくり言ってしまうと、仕事では自分というものをどれだけ相手にアピールするかというときに、とても便利なものが雑談だというだけのこと。雑談そのものの質が高い低いと評価できるものではない。その人自身のありようが問われるだけのことだとボクは考えるんだけどなぁー。
まあとにかく近頃の世間はそんなことになってるの?!の連続だ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

ぶかぶか

2016年03月23日 | Weblog
人様の年齢というのは、外見だけではなかなかわかりかねるものだ。何回かお顔を拝見したりお話をしたりすると、大方の見当はつくように思う。男性も女性もだけれど、首のあたりとか腰周りを見るとそれなりの年輪がわかるとボク踏んでいる。着ている物や、立ち居振る舞いを判断基準にすると大抵目違いをおこす。
もう何年になるだろうか。会社帰りのバスに乗ってくる一人の男性がいる。実はこの人の年齢が全く不祥なのだ。まず子供なのか大人なのかわからない。でももう10年近くになることを考えれば、ちっとも様子の変わらないこの人ははじめっから大人だったということだろうか。毎日乗ってこられるというわけでもない。乗ってこない日は、そのバス停近くにある信号を夏ならランニング一枚、冬なら短いダウン、春秋は昔風のワイシャツを着て横断されている姿をよく見かける。身長は少し低いが、骨太な感じで大きな顔だ。髪型も普通の短髪でつかみどころがあるようでない人物なのだ。
ボクはその男性が乗ってくるバス停の2つ先で降りる。車内で見るともなく見て一番に気になることは、ぶかぶかの靴を履いておられることだ。ゆうに数センチは足に余る古い革靴だ。とても歩きにくそうだ。乗車の折、ステップにつまづかないよう、やっこらさという感じで乗ってこられる。そうそう、横断歩道を渡っておられるときはぶかぶかのやはりサイズのあわないサンダル履きだ。
うーーむ、何年経ってもこの男性の謎は解けないどころか深まる一方な気がする。迷探偵バースくんもお手上げだ。
名探偵といえばポワロなんていう短絡的飛躍から、ベルギーのテロを思う。どこで何が起こるがわからないという恐怖はもちろんだが、ボクにはまずもって自爆ということが理解できない。どういう思いにいたって自分の身体に爆弾を巻くのか。人間の誰にでもあるけどフタをしているものがあって、それを開けた人がそんなことをするのかという暗くて深いものを感じるのはもっと恐ろしい鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

ジロちゃんの夢

2016年03月22日 | Weblog
今年は割りとしっかりと観戦をしたプロ野球のオープン戦は、昨日で終了した。阪神は7勝3敗5分、勝率.700は単独首位でオープン戦優勝となった。でもこれ実は微妙なのだ。だって勝利数では7位タイで、ホームランにいたってはたったの1本、それもやっと昨日になって出た、まさしく虎の子の1本のみだ。まあものは考えようだ。とりあえず気分よく優勝したけど、頭に乗るほど強くもなく、相変わらず大きなのは打てないという伝統は守られて、これで気を引き締めてシーズンに入れるというものだ。さっ!!開幕まであと3日だ。
なんだけど、一つなんともいえない気持ちになったニュースが流れた。朝日放送の清水次郎アナウンサーが退職するというのだ。バースくんの好きな阪神戦の実況アナウンサーは、1番ゆあっさん、2番ジロちゃん、3番(ぬ)キウチくん、4番ガンチャン、5番しりゅうさん、おがっサンと続くのだが、そのジロちゃんこと清水次郎アナウンサーが辞める?と知ったときには、我が目と耳を疑った。局のスポーツ実況のエースが、一番脂の乗っているときになんで?と驚きしかなかった。
「教師になりたいという夢をいつのころからか抱き、それがだんだん大きくなって抑えきれなくなってしまいました」と、退職して教員試験をめざすというのだ。はぁー?はぁー…、意味がわからないとボクはとまどった。今シーズン、ジロちゃんの中継がない、新体制をどんなふうにしゃべってくれるのかと楽しみにしていたのに、ウソだよね、ワァーーーン(涙)だ。
40代半ばにして夢を追いかけ転職するジロちゃん、本当にすごいことだと思う。思うよ、その熱意とエネルギー。でもね、でもね、いやだーーっ!!!ジロちゃんじゃなきゃ駄目なんだよーー。ボクはジロちゃんの実況で野球を見たいんだ!!と一人ここで地団駄を踏んでいる。ゴメンネ、ジロちゃん、手放しで夢を応援してあげられなくて。本当に寂しいよー鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

オカルト現象?!えーーーっ

2016年03月18日 | Weblog
先日、朝洗面所で歯磨きをしていたら、突然横の浴室の換気扇が勝手に回り始めた。強い風に羽が回るのはよくあることだけれど、ウィーンと音を立てて全速力で回っている!!スイッチを慌てて確認する。入っていない。えーーーっ、勝手に換気扇がまわるぅと軽くパニックになる。オカルト現象か??スイッチを入れたり切ったりしてみる。入れると普通に換気扇は回る。そこで切ると、何とその瞬間から同じ速度で猛烈な勢いで逆回転をはじめるのだ。何?!出勤時間は迫る。今バースくんが打つべき手は一つしかない。すぐに工務店のおじさんに電話をかける。換気扇は勢いよく回り続ける…
そして昨日、おじさんが来てくれた。まあ「あるある」の最たるものだと思うけれど、見に来てもらうとそんな事象は起こらないという残念なことに。でも百戦錬磨のおじさん「電話くれた日って、朝から強風注意報が出てたでしょう。まともに風が換気扇に入ったんだと思うよ」と言われるのだ。えーーーっ、そんなことであんなに回るのか?!クルクルレベルではない、ギューンだと質問をすると「ほらお隣さんが建て替えをしたから、さえぎるものが無くなったんだよ」と返事。えーーーっ、でもこの冬こんなことはなかったのに今更とぼやいたら「たまたまバースくんが気がついてなかっただけだと思う」と言われた。凹。あの音は羽の回転音のみで電気がはいっているわけではないので心配はいらないと。
結局、異常なしということで「じゃあ、修理伝票にサインをもらって帰るよ」と言われ、はいはいとペンを取りに行こうとしたら「いやいや、今月からタブレットに電子サインということになったんだよ」と言われ、またまたえーーーっ、とのけぞる。おじさん、さっさっとうちの玄関でタブレットを操り「はいここに署名ね」と言われる。でもボクはタッチペンの力加減がわからなくてサインにてこずった。文明進化のスピードの方がオカルト現象より怖いと思いましたとさ鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取

やっとこ

2016年03月17日 | Weblog
ボクは毎朝食後にお抹茶を頂くのが長年の習慣だ。と書くと、おっバースくん、いいねぇー余裕あるねぇーなんていう声が聞こえてきそうな気もしないではないが、現実はそんなものではない。茶道の心得も風情もわびさびも何もない。流しの上で時間を気にしながら、冷蔵庫に無造作に入れてある抹茶をチャチャッとお茶碗に入れ、立ったままポットのお湯をザーッと入れて茶筅をシャカシャカ、まったくもって食後のコーヒーよりも味気ないぐらいた。
先日茶筅がずいぶんとへたばってきたので、新しいものを買った。世は春になるというし、茶筅も新しくなったし、いくら慌しいとはいえ茶碗もちょっと代えてみようかという気になった。久しくというか、ほとんど使っていなかった黒楽焼を出した。まあ我が家にある黒楽茶碗だから高は知れてるのだが、やはり黒にお茶の緑は鮮やかで実にいい感じなのだ。飲みおわって両手で茶碗を包み込むように持つその掌の感じもなんともいえずよく、時間は気になるもののほっとした時間を過ごす。
その黒楽茶碗を使い始めて数日たった頃、ふっと茶碗の側面にポチリとへこみが一つあることに気がついた。ん?!これは何??せっかく手びねりのいい感じなのに、こんなところにへこみだなんて残念だなぁーと思っていた。
怖いですね、ものを知らないというのは。黒楽茶碗と名乗るからには、逆にこのぽっちりへこみがなければにせものだと教えられてびっくりぽん。楽茶碗は短時間で焼き、それを一気に水で冷やすという製法。つまり真っ赤に焼けた茶碗をやっとこで挟んで一気に水に持っていく作業工程があるのだ。そうあのへこみはそのやっとこの挟み痕なのだ。キズではなく正真正銘のあと。大変失礼いたしました。
いつまでたっても世の中知らないことばかり。知らなくてもいいことはいくらでも耳に入ってくるのにね。さてさて今日も、やっとこさっとこがんばりましょうかねぇー鳥取のイベント情報サイト ジャングルズームノマップ鳥取