そうくるか

「3年後には消費税を値上げする」市場のおじさんのような声で、麻生さんにしかつめらしく言われて思った。そうかー何となく言わんとすることは、考えている青写真というのはわからないでもないような気はする。賛成とか反対とか感情的なことではなく、構想としては成り立っているように思える。それが机上の空論なのかどうかというのはまた別の話だし、やっぱりボクなんか自己嫌悪に陥りそうだけれど給付のお金は楽しみだし、消費税が上がるのはイヤだ。その手できたかという感じだ。それが総理の一手なんだろう。
半年ぐらい前から、ボクは寝る前に将棋の一手詰を一問だけやることにしている。(はっ?!バースくん何て言いました?一手詰?三手とか五手じゃなくて?)間違いありません!一手詰です。だって駒の動かし方さえときどきあやふやなんだもん、一手でいっぱいいっぱいだよ。でね、それをやってて思うんだ。一手でも、相手がどう動くかをいろいろ考えるわけよ。で王手を打つわけだけれど、すっと10秒もかからないときもあれば、1分かかって考えてもわかんなくて答えを見てしまう・・・。そしてひとり「そうくるか」と思うのだ。でも結局打つ手は一手なんだよね。肝心なのはそこなんだよ。王手の最後の一手までにたどり着くにはいろいろな手があるけれど、最後の一手は1つなんだよなぁー。　

そもそも

朝刊の見出しに「全世帯に給付金/現金かクーポン」の文字が躍る。そうかぁーこの度はボクもその恩恵に浴することができるんだぁー。前の「ばらまき」のときは対象外だったからなぁー。ふーん総額が2兆円かぁー。おや?!でも待てよ。その2兆円って国民みんなの納めた税金だよなぁー。でも「給付してやるぞ」と、カップラーメンの値段も知らない麻生さんの、上から目線のことになってはいやしないか?!待って、待って!!考えたら変だよ。「ばらまき」以前の問題があるじゃないか。(ふふふバースくん、今頃気が付いたの?)何?その不敵な笑いは・・・(全部政治家は自分のためにしか動いていないのよ)そりゃーわかってるつもりだけど・・・。大体お金を貰ったからといって、てこ入れになるのだろうか。そもそもがみんな自分のお金。それがぐるっとまわってニャンコの目。偉そうにされる分だけ損してるよ。えーっ、この給付金って何??例えば麻生さんの4億円の資産をみんなにちょびっとずつでも分けてくれるというなら、素直に喜ぶけどね。まあそれは冗談としても、埋蔵金とか外務省が返還請求を怠っている供託金とかを分配してくださると国民としては非常に喜びます。　

ひよこ

「バースくん、この株価のジェットコースターのような動向はどうよ?」と来社の営業マンさんに振られる。「今が買い時ってことかなー」と言われ、さもさもがごとく「いやーお金持ちが長期保有を考えるならそうでしょうが、やっぱり現状は個人投資家は手を出すべき時ではないですよ」と応える。ボクは眉唾ものの、にわかアナリスト変身したりする。
歌舞伎座の建て替えが決まり、向こう1年半ぐらい「さよなら興行」を打つという。さて、ではどんな演目でどの役者でいくか、ボクはにわかに座の頭取となって、あれこれと思いをめぐらせる。市川の十八番、家三代の揃い踏み、スパイスに新歌舞伎も入れたほうがいいだろう・・・、次からつぎへと構想は生まれる。
さてWBCの監督は原に決まり、阪神は真弓監督でもうスタートを切った。うーんWBCのコーチ陣の組閣やいかに!野茂の名前が聞こえてくるが、桑田や清原なんてのはどうだろう・・・。阪神の守り重視のチームづくりには今何をしなければならないのか、ボクはにわかに野球監督になる。
言われなくてもわかっています。何もわかっちゃいない、ひよこのボクがぴーぴー言うなと、そりゃそうです。でもファンというのはそのぴーぴーチーチー言うのが楽しくてやっているのです。どうぞおかしな評論をやっていても、温かい目で流してやってください。　

味噌、かつおぶし

食の安全問題が毎日取り沙汰されているけれど、この問題をボクのレベルの頭で考えていくと、いろんな矛盾や迷路に入り込んでしまってわけがわからなくなる。たとえば直近の伊藤ハムの地下水の問題。混入の濃度規制が日本は非常に厳しいからひっかかったけれど、欧米諸国では容認される数値なんだそうだ。まず人体には影響をおよぼさないということだ。じゃあ何が問題かといえば、食の安全を守らねばならない会社の、使命感の稀薄さがまず問題なのだろう。今回はたまたま被害という点においてはセーフだったけれど、それは関係ないのだ。要は食品を提供する企業の自覚を問わなければならない。(それはどんな企業にもいえることだけどね)うんうん、結局損得より善悪、お客さまに対して有益な行いをしているかということがやっぱり基本中の基本ということ。(いやだバースくん!それって社長が事務所に貼ってる商売十訓じゃない)ははは、カンニングしました。それにしてもボクたちは何なら信じて食べることができるんでしょうね。子供のころ、家の近くにはスーパーではなく市場があって、八百屋、肉屋、乾物や、荒物やとびっしり軒を連ねていた。ボクが好きだったのは「味噌や」。塗りの大きな樽にありとあらゆる味噌が、処狭しときれいな円錐形に盛られて並べてあった。おばちゃんがしゃもじでそれを量り売りしてくれる。考えればあまり衛生的ではないのかもしれないけれど、食の安全はあそこには確かにあったような気がする。そしてもうひとつ好きなのはかつおぶしやさん!前を通ると本当にいいにおいがした。　

その先を

それでなくとも絶句するニュースが次から次へと出てくる毎日、その上にあいた口がふさがらない事件があると、もう笑っちゃうしかないのかと思う。「どうしても結婚できない事情」があるからと新郎が、結婚式当日、式場に放火をしたというのだ。重ねてその手口もまことにおそまつ極まりない。夜中に放火して、午後の式を午前中にキャンセル。頭隠してなんとやら、犯人は自分だと言っているようなものだ。そして簡単に御用となりその事情とやらを尋ねたら、なんと実は妻がいた!!ばかばかしすぎて話にならない。放火して式をキャンセルにするなんていう図式には、想像力が全くない!!こうすればどうなるのかという、その先をシュミレーションできないのだろうか。昨日俳優の児玉清氏が「読書は想像力を養い、勇気を培うものだ」というようなことを話していた。ボクが想像力豊で、その先をよく読むとはいわないけれど、確かに本を沢山読むといろいろな世界が広がり励まされるのは確かだ。こうすればどうなるのかの道筋をいろいろと教えてもくれる。いずれにせよ、みんながこうすればどうなるを思えば、もうちょっとはましな世の中になるんだろうなぁー。よしっ!!ボクも久しぶり司馬遼太郎なんてのに挑戦して、ガツンと大作を読むこととしよう。(バースくん、司馬氏は全8巻とか買うだけでも大変よ。大人買いできる?)失礼な!できるよ!!だって文庫で買うもん!!　

名前

今更ながらボクの「バースくん」という名前は、社長が名付け親だ。このブログの古くからのおなじみさんはご存知だろうが、そもそも我社のある仕事のキャラクターの名前だ。阪神のバースにちなんだわけではなく、走るバスをもじったものだ。名付けられたとき「えーーっ、バスだからバースくんってあまりにベタじゃないですか」と社長に言ったら「ベタが結局一番だ」と返された。でこうして何年も経ってみると、もうボクはバースくん以外の何者でもなく、ボクはこの名前を大好きになっている。そして昨日のこと、また仕事上あるネーミングをしなければならないことになった。ボクは社長の名付けセンスだけは120%信頼しているから、社長一任でお願いすることに・・・(あら!社長を信頼しているのはそこだけですか?)ははは、まあむずかしいことは考えないで、とにかく社長のひらめきを待つことにした。そもそもひらめきというのは、実は経験や知識を整理したところから生まれてくるものだ。さてその自分の引き出しをどうやって開けるかということになるのだが、なんと社長はテレビのチャンネルを順番に変えて、ドラマを見始めた。いろいろなシチュエーションが展開される。と!とあるシーンで社長はひらめいちゃうんである!!「どうよ?」と社長に聞かれて、ボクは大絶賛!!やっぱり名付けの名手だった。さて仕事の名前は決まった。ならば全社一丸でがんばらなければ!!今流行りの「名ばかりなんとら」にならないようにね!!　

力ずく

事務所の近所の家が、一昨日から解体工事に入っている。屋根を一枚ずつ順番にはがし、窓ガラスをはずし、やがて家全体に足場を組みブルーシートの幕を張り巡らした。ふむふむ解体というの金額的に高くつくと聞いていたけれど、こりゃあー大変だ、高くて当たり前だと思った。ダイナマイトをしかけて一発ボンッ!!というビルの解体もすごいけど、民家でも壊すとなれば、ものすごいということがよぉーくわかった。そして昨日の朝、窓を開けたら屋根のなくなった家がぼそっと建っていた。いよいよ今日は大詰めだなと思っていた午後のこと、ものすごい音がした。なんと最終的には力ずくで壁を壊すのだ。ものすごい音が何度か繰り返され、挙句には槌音高くガンガンと解体は進んだ。そうかー、何となくボクは大黒柱を抜いて、筋交いを外して、ゆっくりめりめりと壊れるようなイメージがあったから、ドン・バスッ・ボンには結構驚いた。最後は結局力ずくなんだなぁー。問題解決の手段が、力ずくのことが世間に溢れている今日この頃、ボクは何となくそのバーン、ドーンという音に、世の無常を感じてしまった。(ほぉー哲学者なのね、バースくん。私なんか、ただひたすらに音はうるさいし、埃っぽいし、もう勘弁して欲しいって感じよ!!一体いつになったら終わるんでしょうか、この工事)　

朝起きて・・・

昨日記者会見もきちんと終えられ、岡田監督は阪神をお辞めになりました。5年間、本当にお疲れさまでした。ボクみたいな野球オンチを、こんなにゲームが楽しめるようにしてくださったのは、カンビちゃん(ボクは個人的に胸の内でそう呼んでいました)のおかげです。新聞に岡田監督夫人の手記というのがありました「今日は何をしようか、明日は何をしようか、天気がいいから温泉に行くかとか、しばらくそんな予定のない日々を過ごしてみたい。わがままを言って辞めるのだから、有効に使わないと」と書かれていました。さて今朝の岡田さん、起きて何を思われたのでしょうか。孝行息子の岡田さんですから、今日あたりはお父上のお墓参りかもしれませんね、なんて勝手な想像をしています。予定のない朝を迎えることが幸せであるのは、激務を果たされた上のことだからです。普通予定のない朝を迎えることは、得てして不幸なことです。今日という同じ朝、岡田さんには予定のない安息があり、ばたばたと出勤準備に追われるボクにも違う幸せがあるとしみじみ・・・(そうですよ、バースくん。やるべきことが目の前にあるというのも幸せなことです)　

動きましたっ!!

「サービスマン以外の方は分解しないでください」とシールが貼ってある。だから何年もの間、外側だけ掃除をして片付けていた。いくら気温が高い日が続くといえど、もう扇風機はいらないのだ。昨日事務所のを片付けることにした。でももう汚れの限界が見てとれた。近頃スイッチを入れると結構大きな羽音になるのは、この羽のほこりのせいだ。どうしたって分解して根本的に掃除をしなければ駄目だ。普通の扇風機なら簡単に分解掃除できるのに、この安物ボックスファンは「汚れて壊れたらそれまでね」というオーラを出している。けれどボクは絶対にそんなことではくじけない!!ドライバーを取り出し慎重にビスを外していく。まずは後ろカバー・・・、お次は前、おやここからは簡単にプロペラも外れるぞ、とやっていたら本当に分解ばらばらになり、掃除はいとも簡単にすっきりと出来た!!さて組み立てである。積年の汚れをこざっぱりと落とした部品を順番に組み立てていく。ビスの数は結構あったけれど、まずまず順調に元の姿に戻すことができた。「ボクはこれならサービスマンになれるね」と言ったら、社長が「バースくん、それは誰にもできるけれど、それがちゃんと動くかどうかが、プロと素人との違いだよ」と言う。ちらっとイヤな予感がした。コンセントをいれてスイッチボタンを押す。軽く静かに扇風機は回った。動きましたっ!!、ボクは立派なサービスマンでした。よろしくっ!!　

奥義

おはようございます。気持ちよい秋晴れの月曜日です。元気にお仕事をはじめましょう!!「一寸先は闇」だなんて言ってちゃいけません。行く先には針の穴くらいだろうが、なんだろうが光明がさしています。勝負事の奥義をご存知ですか?負けを決して考えるなということです。勝つことだけを、勝ったときの場面だけをありありと思い浮かべるのです。それだけを一途に念じれば、必ず勝つのです。本当です。ポイントは「念じる」というところ。半端な念じ方ではいかんということです。(わかりました。バースくん、私も阪神を応援しますからとりあえずお仕事してください)えっ?!心外だなぁー、ボクは一般論というか、仕事をがんばろうということで、この奥義を取り出したわけで、決して阪神がどうとか、そういうことでは・・・、そういうことですっ!!というわけで、ボクもガンガン当座の難しい会社の宿題課題についてがんばります!!だから阪神もがんばってください!!今日で終わりたくはありません。とにかく東京に行ってください!!