気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

エゴノキの山へ

2009-05-17 16:38:57 | 野山で


 赤松の花。きのう、久しぶりに少しだけ、近くの山を歩きました。


 



 ヒメハギ(ヒメハギ科)が、道の真ん中に咲いています。草刈りの時に、刈られてしまわなければいいけれど。


 道というのは、鉄塔巡視路のことです。観光に関係ない山の場合、道は山仕事用の林道か、高圧電力の鉄塔を巡視するために、電力会社が管理している鉄塔巡視路なのです。放っておくと、草木に占領されてしまうので、年に何度か草刈りをして、道がなくなってしまうのを防いでいます。鉄塔にはそれぞれ番号がついていて、ここは、北方32号鉄塔の近くです。


 鹿の子や北方30号鉄塔       空


 



 木陰に咲く白い花。


 



 コガクウツギ(ユキノシタ科)。ガクアジサイのような雰囲気ですが、背がひょろりと高く、葉が小さいです。


 



 ヒガラ・・・たぶん。スズメより小さめの鳥で、6~7羽の群れで、ツピツピ鳴いていました。ホトトギスやウグイス、他にも、名も知らぬ鳥たちが鳴き交わしていました。


 



 サルトリイバラ(サルトリイバラ科) お花の世界では山帰来(サンキライ)とも呼びます。愛媛で柏餅の葉といえば、この植物の葉です。一枚で柏餅に使えそうな大きな葉を(小さいのは、餅の裏表に2枚貼ります)、夫が30枚ほど採集。夫の母に渡しておけば、そのうち柏餅になって返ってくる!という、素敵な計画です。


 秋になると、この実が赤く色づき、生け花やリースに活躍します。


 



 谷沿いのあちこちに、白い木の花が咲いていました。


 



 エゴノキ(エゴノキ科)です。最近は、庭園木としても有名です。湿った土地を好むようなので、お庭に植えた際、しっかり根付くまでは、かなり水をやった方が良さそうです。このところ、お天気の日が多いですし。


 白い実を食べると「えぐい」のが、語源らしいのですが、サポニン(有毒)を含むそうです。泡が出るので、石鹸の代わりに使ったとか。固い種は、お手玉の中身にもなるそうです。


 



 ウラジロが2本ずつ、2本ずつの新芽を立ち上げています。


 



 ピンクの花の群落があります。


 



 ユウゲショウ(アカバナ科)。アメリカ原産の帰化植物です。昼間咲くのですが、夕化粧という命名は、仲間の宵待ち草からの連想でしょうか。


 



 キショウブ(アヤメ科)。河童池(仮称)のほとりに。息子が小学生の頃、河童がいると言い張っていましたっけ。彼ももうすぐ二児の父です。


 明日に続きます。


 


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2 コメント

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Quさん、おはよう! (あすちー)
2009-05-18 08:47:14
花てんこもりやねぇ。
サルトリイバラは、サンキライって私も呼んでます。
相方がそう呼んでいたので。
でも、山ではサルトリイバラでないと通じないねぇ。
あれ?それにしても早すぎない?
エゴノキの花はそのままのカタチでたくさん花が落ちるし、その光景を見つけてエゴノキやぁって気づいたりして・・・。この樹は将棋のコマになるって聞いたことあるなぁ。
ユウゲショウさん、せっかく綺麗に化粧したのに
だけれ訪問者が散らかして行ったなぁ。
ミツバチくんかぁ?
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あすちーさん、こんばんは。 (Qu)
2009-05-18 22:22:04
そういえば、サルトリイバラ早いですねえ。
でも、一個だけじゃなく、たくさんついていましたよ。
花はいつ咲くのかしら?
エゴノキは、花が咲いていないと、気が付かないですね。
そんなに特徴のある木じゃないし。
ユウゲショウは、どの花を覗いても、花粉がこぼれていました。
もしかして、この花粉の多さが化粧?
いえ、ただの想像ですが。
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