気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

奈良原社

2009-04-30 20:12:06 | 神社仏閣で


 東温市田窪。奈良原社という小さな神社がありました。細い道の辻ですから、多分昔からこの場所にいらしたのでしょう。お名前の謂れも何かありそうですが、わかりません。


 



 隣り合って、お地蔵さんのお堂と、石灯籠。なんだかお話の匂いがします。愛媛には、天然石の石灯籠(常夜灯)があちこちにあります。街灯のことを、夫の父は常夜灯と呼ぶことから考えると、少なくとも戦前くらいまでは、こういう常夜灯が実際に活躍していたのでしょうね。誰が、何を燃やしたのか、今度聞いておかなくては。


 


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カラタネオガタマ 唐種招霊

2009-04-29 21:56:39 | 神社仏閣で

 


 カラタネオガタマ モクレン科。東温市 宇氣洲神社にて。モクレンの仲間の中では、小さくめだたない花です。葉も特徴がなく、見わけにくい木。でも、開いた花の強く甘い匂いは、バナナの香りそのものなのです。


 招霊という言葉からわかるように、神事に使われたらしいです。だから、神社に多いのでしょう。唐種は、中国から来たから。英名はBanana tree 。英米でも、バナナの香りだと感じているのですね。


 


 


 感動的な香りをもう一度!と、再び訪れた日は、なんの香りもしませんでした。雨降りの翌日だったから?それとも、時間帯?香った日は、午後2時頃。香らなかった日は、午後6時頃でした。また、行ってみようと思っています。                            


 


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隻手薬師 かたてやくし

2009-04-28 22:13:57 | 神社仏閣で

 東温市にある隻手薬師さん。本当の名は、香積寺。片手が不自由な人が、一方の手だけで拝んでいたら悪い方の手が治った、という伝説で、隻手薬師という名で通っています。奥殿の前に弘法大師ゆかり(たぶん・・・)の錫杖が。


 




 ちょうど紫蘭が咲いていました。


 



 灯篭の下にまで、竹の地下茎が伸びてきているようです。


 



 赤い花水木の開く一歩手前。花水木の歌を口ずさみます。一青窈ではなく、槇原敬之ではなく、小椋佳。


♪その花の道を来る人の 明るい顔の不思議さに くぐりぬけてみる花水木


 昔の歌はいい歌が多かった、などと言い出したら、年なのかも・・・。


  


 


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気ぜわしい日々

2009-04-27 20:33:22 | 日記

 世の中は大型連休突入して、最大16連休取れる方もいらっしゃるとか・・・。花屋としては、母の日に向けての準備やら、予約受注とかで気ぜわしい日々です。若いスタッフも、連休は無縁と諦めて、お休みを減らしてがんばります。


 不況の影響ばかりでなく、若い世代の花離れもあり、花屋の先行きは険しい道のりになりそうです。でも、こんな時代だからこそ、花。街角に季節を。伝統の行事を。花屋の存在意義は、大きいと信じています。


 


 



 モズの雛。マルオ撮影です。


 



 巣立ったばかりなのでしょうか。木の繁った中にひっそりと。


 


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斑鳩に眠る貴公子たち

2009-04-26 19:53:19 | 日記

 4月から、マルオとともに、地域の活動「東温史談会」に入会しました。今日は、第一回の郷土史講座でした。演題は「斑鳩に眠る貴公子たち」で、講師は前園実知雄さんです。おお、全国規模の講師が!!と驚いたのですが、実は、地元出身で今はこちらに戻られているそうです。


 素人古墳ファンとしては、とてもラッキーなことです。今年度は、あと4回講座が予定されているし、6月には史跡研修で一緒に奈良まで遊びに・・・もとい・・・勉強に行けるのです!ふふふ。


 でも、史談会は参加してみると高齢な方が多く、貴重な講演中、居眠りする姿も・・・。おお、隣のマルオも・・・。これでも、伊予史談会よりは平均年齢が低いそうなんですが^^;


 



 ウラジロ ウラジロ科。春はゼンマイだらけ。といっても、ゼンマイという名のシダのことではなくて・・・。


 


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宇氣洲神社ジャズの夕べ

2009-04-25 23:26:38 | 神社仏閣で


 昨夜からの雨もあがり、午後6時半に、ジャズの夕べがはじまりました。先日、お参りに行った時には、がらんとしていた前殿には、グランドピアノを始め、様々な楽器や音響機器と、クラッシュ・ジャズ・オーケストラの面々がずらり。幅10m奥行き8mの前殿は、東温市で一番広いと宮司さんが話しておられました。


 



 でも、風が強く、予想外に寒い!楽譜は飛びそうだし、髪は乱れるし、演奏も大変です。御幣もひらりひらりとなびいています。でも、東風に吹かれ、何か白い木の花が飛んでくる中、聞いたナマの音楽は、忘れられない思い出になりました。


 



 子供たちを舞台に呼んで、ポニョの合唱。「川の流れのように」「スウィートメモリ-ズ」もジャズになるのですね。


 



 バンドマスターの日和佐氏。かっこよかったです。クラッシュ・ジャズ・オーケストラは松山市の社会人ビッグバンド。「楽しくなければビッグバンドではない!」を目標にしているのですって。


 あらら、どこかで聞いたことのある言葉です。「楽しくなければ俳句じゃない!」は、俳句集団いつき組の組長、夏井いつきさんのお言葉。ちなみに私は、いつき組の組員です。神社に流れるIn The Mood を聞きながら、楽しいことして生きていくぞと、決意を新たにしたのでした。


   こちらのレポートもどうぞ。


 クラッシュ・ジャズ・オーケストラはこちら。


 


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花子とお散歩

2009-04-24 22:30:42 | 日記

 雑種犬の花子と、仕事が終わった夜に散歩するのが日課です。初めは、3km4km歩いていたのですが、ちょっと億劫な日もあり、最近は1kmにしました。そのくらいなら、雨が降らない限り、多少疲れていても出かける気になります。たまには、仕事が遅くなり深夜の散歩になることも。花子はびびり(弱虫)だから、もし何かあったら、私が勇敢に彼女を守らなくてはならない現状です。


 たった1kmなので、息がはずむほど早足で歩きます。ダイエット目的ではないのですが、3kg体重が減りました。(元気だから、悪い病気ではないと思うのですが。)花子もご機嫌です。暗くなってくると、私をじっと見て、クーンと催促。花子のおかげで続けられた散歩でもあります。


 夜なので、好きな植物も見えないのですが、星や月を見ながら歩きます。音や匂いも、昼間よりは敏感に感じます。今は静かですが、田植えが近づき、田んぼに水がくると、ゲコゲコゲコと、蛙の果てしない合唱が始まります。草の匂い、湿った土の匂いもしてきます。春から夏に、ゆっくりと動いていく季節を、肌で感じながらの散歩です。


 



 コメツブツメクサ マメ科。小さいけれど、よく見ると、豆の花の集合花です。葉には、細かい毛も生えています。集まってたくさん咲くのが得意です。



 もちろん、昼間の撮影ですが。夜撮ってきれいなのは、蛍くらいかしら。


 


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シキミの山へ

2009-04-23 23:50:14 | 日記

 樒と書いてシキミ。お墓にお供えする木です。愛媛県では、ほとんどのお墓にこのシキミがお供えしてあります。シキミの生産を始められた方が、様子を見に来てくださいとおっしゃるので、マルオと山へ。車で、国道から5分も登ると、軽トラックがやっとの細い道。マルオのエルグランドでは、踏み外しそうです。


 シキミの様子を見てから、さて、せっかく来たのだから写真でも撮ろうと、カメラを取り出し、スイッチをいれると、No,CF ! つまり、カードがはいっていませんでした。「またか!」極楽とんぼ夫婦なので、忘れ物の多い人生です。怒ってもしょうがないので、笑うしかありません。あはは。


 せっかくお天気はいいし、キンポウゲはかたまってきらきら咲いているし、谷川には杉の間伐材の小さな橋がかかっているし、橋から覗く川には、小さなハヤの子がたくさん泳いでいるし、シキミの元には、猫の目草がこちらをチラチラ見上げているし、・・・いろいろ残念ではありました。


 帰りは、もう少し上にUターンするところがあるんじゃない?と楽天的に登っていくと、幅員減少!!絶体絶命。少しだけの隙間でUターンしようと、私が降りて「ストップ!」「落ちるよ!」「つえる(くずれる)!」などと、キャーキャー言いながら誘導しましたが、無理。小回りの利かないクルマなんです。そのまま、川側の助手席で、再び、キャーキャーいいながら、決死のバックで帰りました。ふう。


 



 夕方、ひとすじの飛行機雲。


 



 マルオが望遠で撮影。この飛行機に乗っていることもあるのだなと思うと、不思議な気がします。


 


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モズオとモズ子

2009-04-22 23:50:09 | 気になる動物たち


 裏の棗(なつめ)の木で、モズが恋を語っているようです。これは、モズオ君。


 



 これは、モズ子さん。コンコンコンと応えます。なんだか、うまくいっている雰囲気です。モズは一夫一妻なんですって。


 


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春の星☆彡

2009-04-22 00:06:39 | 庭で


 オオデマリ(大手毬)スイカズラ科。日本原産のヤブデマリの園芸種。


 固い小さい緑色から始まり、だんだん色が薄く、花が大きくなっていきます。白く大きく、アジサイのようになる前の、この黄緑色が好き。葉脈が深くへこんだ葉は、同じスイカズラ科のガマズミにも似ています。学名はViburnumで、切花に使うビバーナムの仲間です。


 



 オステオスペルマム キク科。南アフリカ原産。


 ディモルフォセカととても似ています。これが、ディモルフォセカとして出回ることもありますし、両種とも宿根も一年草もあるし、色も多彩で、区別がつきません。ただ、新しい品種名付きの苗は、オステオスペルマムとなっているので、そうなのね、と思うしかない現状です。どちらにしても、丈夫で多花。園芸向きの優秀な植物です。


 



ツルニチニチソウ キョウチクトウ科。


 放っておいたら、家の裏にめちゃめちゃ増えていました。青紫の花は、摘んで生けようとすると、すぐにぽろんと落ちてしまいます。


 



 ライラック モクセイ科。


 札幌市の花。ライラック、ポプラ、ニセアカシア、スズラン、矢車草、百日草、たんぽぽ、ツメクサ、ヒメジョオン・・・札幌の植物の記憶は鮮明です。小学校2年生までしかいなかったのにね。


 



 ハナズオウ(花蘇芳) マメ科。


 ひとつひとつの花をよく見れば、マメ科の花です。でも、遠目には、ピンクのぷつぷつがいっぱい。


 



 ボタン(牡丹) ボタン科。


 前は確か、キンポウゲ科だったのですが、ボタン科ができたようです。植物たちの科は、今も研究が進むにつれ、変わっていきます。


 



 八重桜 バラ科。


 小学校のころ、作った、薄紙の花のような花弁たち。ひらひらと薄くはかなく、でも、まだしっかりと木についています。


 夜、お酒を飲んだ夫(マルオ)を迎えに行ったついでに、温泉にはいってきました。市内に温泉が二ヶ所。市営の桜の湯のほうが近いのですが、今日は、利楽温泉です。ここの特徴は、広い露天風呂(西日本一だとか?)と、夜12時まで営業している便利さです。


 いつものように歩行浴で、まじめに歩いていると、ちょうど対角線を歩く二人の会話が聞こえてきました。「男湯の歩行浴はこの三分の二くらいしかないんよ。」「それ、目がまう(まわる)。」「岩風呂も小さいし。」「そうなん。」「サウナもな、せまいんじゃけん。」「おんなじ料金払っているのになあ。」「男、気の毒じゃなあ。」・・・会話は、近づいたり、遠のいたりして、果てしなく続いていました。聞くともなく聞いていた(いえ、聞こえてしまうのです。声が大きいので。)私は、途中で、あれ?と気がつきました。何でこの人、男湯のこと、詳しく知っているんだろう??


 たぶん、この温泉に勤めていた方なのでしょうね。普通は、男湯ははいれませんもの。そういえば、消防士をしている友人が、温泉から救急の要請があったときの話をしていたことがあります。男にとって女風呂は聖域で、むしろロマンの対象だったそうなのですが、実際はいってみたら、裸のおばちゃんたちに「どしたん(どうしたの)?」「どしたん?」と囲まれて、長年の夢が崩れ去ったとか。あ、倒れた方は貧血程度でたいしたことはなかったそうです。ちゃんと、救急のお仕事をしてからの話です。


 広い露天風呂からはぼんやりと、春の星が見えます。いつものように、人魚のポーズで星を仰ぎます。(はは。夜中は人が少ないのです。)


 


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宇氣洲神社でジャズをします!

2009-04-20 21:49:00 | 神社仏閣で


 4月25日土曜日18時30分から、東温市田窪の宇氣洲神社で「ジャズの夕べ」が行われます。入場無料。クラッシュ・ジャズ・オーケストラの皆さんが、この広い前殿で演奏します。この企画はもう3年目。当日、雨が降らないよう、神様にお願いしなくては。神様とともに、老若男女がジャズの調べを楽しみます。


 



 ごつごつと節くれだったご神木。楡(ニレ)のようです。 


 



 神社には、本殿の他に、小宮といわれる小さなお社がいくつかありますが、これは小さい!しかも、本殿の横の通路上にあるのです。よくみると、朽ちかけの切り株の上に建っていました。長い年月を経て魂の宿った樹があったのでしょうね。


 



 鹿子の樹(カゴノキ) クスノキ科。幹がまだら模様に剥げてくることからの命名です。他にも、プラタナスや夏椿など、皮が剥げる種類の木はありますが、こんなにきれいなまだら模様はみたことがありません。もしや、神の御加護があるように、という思いで植えたとか?いえいえ、これは私の勝手な想像です。


 



 神社のご近所もお花がいっぱい。塀に沿う藤が満開で、いい香りです。



 アジュガ、シソ科。日本の十二単の園芸種です。花の形は、キランソウとそっくりです。


 



 花水木、ミズキ科。今にも開きそうな花の形は、親指と中指と薬指の先をくっつけたよう。子供のふっくらした手を思ってしまいます。


 


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行く春や  新宿御苑その5

2009-04-19 22:27:22 | 公園で



 ムラサキハナナ(紫花菜) アブラナ科。どこにでもあるけれど、新宿にもあるのがうれしい。この花を見ていると、ああ、私、紫色が好きだったんだ、という気がしてきます。別名、ショカッサイ(諸葛采)、花大根、オオアラセイトウ。子供の頃の愛読書「赤毛のアン」に出て来たアラセイトウは、ストックのことかと思っていましたが、この花のような気もします。


 



 サルノコシカケ・・・たぶん。水辺の朽ちた切り株に、セリや笹に囲まれて生えて(というより、へばりついて)いました。ここにも、桜の花びらがはらはらと散っています。


 



 ムラサキケマン(紫華鬘) ケマンソウ科。むずかしい名前を持っていますが、木陰などでよく見かけます。華鬘は、何か仏教系の飾りらしく、よくわかりませんが、ムラサキケマンという音の響きが好きです。


 



 シャガ アヤメ科。園内の水辺に沿って歩くとシャガがたくさん咲いていました。よくよく見るとなかなかおしゃれな花なのですが、花はそれほど話題になりませんね。葉を生け花に使います。古くに中国より伝来したそうで、人が植えた歴史を物語るように、今も里山に多いようです。


 



 ヤマブキ(山吹) バラ科。クレヨンの24色に、ヤマブキ色というのがあるので、花を知るより早く色の名前として有名ですね。あと、水戸黄門とかで、ワル家老様と、ワル商人の「ふっふっふ、おぬしもワルよのう。」「いえいえ、ご家老様こそ。」みたいな会話の時、「ヤマブキ色」といったら、小判のことです。時代劇ファンの常識!なるほど、山吹はやや日陰の場所に、輝くように咲いています。


 



こちらは八重の山吹。実はなりません。太田道潅の有名な話を思い出す方も多いかと思います。


七重八重花は咲けども山吹の実の一つだになきぞ悲しき


この話は実話なのでしょうか。当時の農家の娘が、源氏物語の女性のような奥ゆかしい受け答えができるのか疑問です。たとえば民謡のように、こういう歌が伝わっていたとか(万葉集のように)考えると自然なのかも。その地域の人は、山吹を見かけるとこの歌を口ずさんでいたと考えるのが、私は好きです。優しいメロディにのせて。


 



 ハナニラ(花韮) ユリ科。Spring star flower という名がきれいです。花の美しいニラという命名ですが、葉はおいしくないそうです。プラタナスの並木の下にたくさん咲いていました。


 



 こちらは薄紫のハナニラ。どちらも、たくさん咲いていて、美しかったです。


 



 ユリノキ(百合の樹) モクレン科。私のあこがれの樹。大木なので、まず幹に触ってご挨拶。


 



 葉はまだ新葉が開いたばかり。


 



 そして、全体像。かなり離れないと、全身がはいらないのです。


 



 この花の咲く初夏に、是非また来たい新宿御苑でした。


 


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庭園     新宿御苑その4

2009-04-17 20:49:19 | 公園で


 新宿御苑には、いくつかの池と、小川があります。どちらかというと、作りこまれた日本庭園より、野趣あふれる庭のほうが好きですが、こんな橋を渡ると、気分は篤姫。江戸時代に紛れ込んだようです。


 



 池に写る桜も緑も青空も、めいっぱい春!


 



 池の住人、カメキチ(仮名)さん一家も、長い冬眠から目覚めて、甲羅干しを楽しんでいます。


 



 ビル群が借景の庭。


 



 ちょっと、日本ではないような雰囲気。でも、パラソルみたいに仕立てられた木は、赤松のようです。


 



 紅枝垂れ桜のお茶室に寄りました。


 



 楽羽亭という名前です。床の間には、八重山吹がさりげなく。(公園内の木を切っていいのだろうか?)


 



 写真を撮る前に、つい半分に切ってしまいました。おなかすいていたのね。抹茶とお菓子で700円。


 



 「烏が増えて、他の鳥を追うので困っています。餌になるような食べ物を捨てないでください。」


 そんな看板がありました。どこでも、嫌われ者のカラス。体が真っ白だったら、性格が同じでももっと愛されたのでしょうか。


 


 小枝集む春の烏は父ならん     空


 


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プラタナス すずかけの木    新宿御苑その3     

2009-04-16 22:26:17 | 公園で


 モミジバスズカケノキ スズカケノキ科。ヨーロッパ南東部から西アジア原産。プラタナスという名前は、本当は、スズカケノキ、アメリカスズカケノキ、モミジバスズカケノキの総称だそうです。そして、モミジバスズカケノキは、スズカケノキと、アメリカスズカケノキの自然雑種です。しかし、むずかしい話ではないのですが、こうカタカナが多いと、わかりにくいですね。


 ♪友と語らん鈴懸の径 通い慣れたる学校(まなびや)の街


   やさしの小鈴葉かげに鳴れば 夢はかえるよ鈴懸の径


 大好きな歌です。(タイムリーには知りません。念のため。)実家から、駅までの道はプラタナスの並木で、いつも、この歌か、シューベルツの「風」(これはタイムリー)を歌いながら歩いていました。妖しい女子学生でした。


 



 大木の並木のベンチでくつろぐ人々。なんだか、ヨーロッパ的な光景です。ここまで大きい木は少ないけれど、丈夫なこの木は、イチョウとともに、日本の街路樹の本数では第一位だそうです。


 



 そして、鈴のような実。スズカケという名は、山伏の着た篠懸(すずかけ)という衣の房に、実が似ていたことからの命名なんですって。鈴が枝にひっかけてある感じですけどね。


 大きい粒は昨年の秋の実、そして葉に隠れがちな小さな粒は・・・


 



 今年、葉とともに、出てきたばかりの花です。初々しい!「小さいものはなんでも可愛い」病が出てしまいます。


 



  そして、街路樹用に剪定しないと、こんな姿の大木になるのです。迫力満点、森の王様のようです。幹に顔がついていて、お話する木が、絵本に出てきますよね。


 



 左から、ユリノキ、メタセコイア、モミジバスズカケノキです。都会の大樹たち。素敵な景色です。


 


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新宿御苑の針葉樹

2009-04-15 22:47:22 | 公園で


 レバノン杉、マツ科。枝を水平に大きく伸ばしています。古代メソポタミア文明は、この木の森の恵みで支えられたといわれています。あのノアの箱舟を作った木だとも。でも、伐採が進み、現地では数を減らしているそうです。


 新宿御苑の見どころは桜ばかりではありません。珍しい針葉樹の巨木たちに胸がわくわくします。いったいいつからここに立っているのでしょう。


 



 ヒマラヤ杉、マツ科。レバノン杉とよく似た感じではありますが、こちらは日本各地で見られます。出身校にもあり、校歌に歌われていました。頼もしく、なつかしく、久しぶりに幹に寄り添ってきました。秋になると大きな松ぼっくりがなります。


 




 メタセコイア、スギ科。日本で化石として発見されてた後に、中国で生きているのが発見され、「生きている化石」などと呼ばれるようになりました。なんだか、失礼な話じゃないですか?これは落葉樹なのですが、セコイアは常緑樹で、100メートルにも大きくなるという木です。○ルタセコイアチョコレートって、ありましたよね。樹形の美しさに感動です。メタセコイアの並木もありますが、本来こんなに大きくなるものを、切り詰め切り詰め成形しているので、なんだかかわいそうな気がします。


 



 ラクウショウ、スギ科。北アメリカ原産。落羽松と書き、落葉樹です。沼杉という別名のとおり、湿地に生えます。足元にたくさん生えているものは、気根だそうです。水につかる環境でも、この根で呼吸するという、めずらしい植物です。


 




 ダイオウショウ、マツ科。北アメリカ原産。松葉が、松の仲間で一番長く、3本セットになっています。お正月の生け花に、長い垂れ下がる松葉を使うことがあります。大王松という名前もおめでたいですね。


 


 ヒマラヤ杉芽吹き百年目の校歌       空


 


 


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