Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

観戦記~デオンティ・ワイルダー vs アーサー・スピルカ~

2016年12月24日 | BOXING
WBCヘビー級タイトルマッチ
王者:デオンティ・ワイルダー vs 挑戦者:アーサー・スピルカ
試合結果:ワイルダー9RKO勝ち

●所見~ワイルダーの場合~
攻撃において成長が見てとれた。
しかしながら世界H級王者に ” 成長 ” とはいささか失礼か。
ならばスキルUPとしよう。
特に右ストレートは真っすぐ、フック気味、アッパー気味に
打ち放し、真っすぐ引く、時にバックステップ、回りながらと意図的に変化をつけていた。
以前は腕力が入り空振りでバランス崩したりしたがこの試合は適度な腕力とシフトウェイトで
パンチングパワーに変換していた感じ。
ウェイトをやや重くした事も効果的に作用している。
もしかするとフィジカルアドバイザーを取り入れたかも。
フィニッシュブローは相手の軌道を知った上で避けながら下を向きながら打つカウンター。
山中がvsダルチニアンで多く打ったパンチ ( 殆ど空振り ) と同様で空振りになり易いが
見事に決まった。

防御においてバンザイでのバックステップがやけに多かったがメイウェザーのそれとは違う。
メイは相手のパンチが予想以上に伸びたとしてもヒットさせない確信的なものだが
この選手は無暗なところも残し本人も食う恐怖を持ちながら実行しているだろう。
では何故あえてそれをやるかと言うとプライオリティによる。

●所見~スピルカの場合~
広いスタンスで腰をグッと沈めウェイトを中心に置き、攻防ではバランスを前後させる動きは
アテネ北京五輪金のA・ティシュチェンコのようで管理人的にロシアンスタイル。
身長リーチ差でパンチがなかなか届かないが、バランス崩して届かせようとしないところが良い。
届かせる ( 詰める ) 方法はふたつ。
ひとつはタイソンの様に力づくで踏み込む。
もうひとつは詰める為のフェイント。
この選手は後者で見る側にも判り易いフェイント。
youtubeのロシア語の映像は素晴らしく鮮明なので多くのフェイントを入れている事が判る。
コメント (4)
この記事をはてなブックマークに追加

観戦記~ウラジミール・クリチコ vs タイソン・フュリー~

2016年12月24日 | BOXING
WBCヘビー級タイトルマッチ
王者:ウラジミール・クリチコ vs 挑戦者:タイソン・フュリー
試合結果:フュリー判定勝ち

●所見~クリチコの場合~
最もな敗因は体格差の不得手。
自身よりも長身長リーチの相手に対応出来なかった。
どの様に対応出来なかったか、と言うと
ジャブに着目した場合、
ジャブは基本的に初心者が教わる様に軸およびスタンスを前に移動させながら打つが
この選手は後ろ足を残したまま ( 後ろ足を着地したまま ) 前足を踏み込みながら打つ。
前者の長所はステップインが伴えば遠距離からの打ち込みが可能で続く右ストも後足のキックを
利かせられ、また、両足の着地の勢い ( 反動 ) で他のパンチを強く打つ事もできる。
短所はバランスをバランスごと移動させるので着地で崩れ易くエネルギーロスも大きい。
長所を代表するボクサーはSR・レナード、R・ロペス、M・タイソン

後者の長所はより速く正確に打つ事ができ、片側のスタンスを固定すのでバランスが崩れ難い。
また、前足がブレーキとなり何時でもバックギアを掛けられるのでディフェンスに有効。
短所は続くパンチは右ストのみで他のパンチが打ち難く、腰が入ったものにならない。
長所を代表するボクサーはL・ルイス、T・ハーンズ、徳山

クリチコは後者を最適に操る選手であるがこの試合では機能しなかった。
理由は単に相手の懐が深くジャブが届かなかったから。
思えば過去の対戦相手の殆どが自身よりの短身短リーチで、グッと踏み込んで上に向けて打った
シーンなど管理人の記憶にもない。
相手の体格に後手を踏むほど学習能力が低いとは思えないが長いキャリアで短身短リーチの
相手に慣れ過ぎてしまったのか。
また、この相手をシミュレーションできるうってつけの練習相手が身近にあり、多くのスパーも積んだ
と思われるが
「 どれだけ大金を積まれてもそのボクサーと戦うなら引退する 」 と言っていた様に
気持ちにブレーキが掛かり有意義なスパーは出来なかったのかもしれない。


●所見~フュリーの場合~
最もな勝因は
①体格差を最大限に活かしたスタイルの選択
②そのスタイルを実践する能力

①は体格差だけでは有効とならない。単にそのスタイルを取っても有効とならない。
ふたつ ( 体格差とスタイルの選択 ) を融合した動きで距離、ジャブ、ジェネラルシップを
僅かに上回った。
相手の距離感から更に下がった距離を取るので相当に遠い。
相手のジャブを回避できるが自身のジャブも届かない。
しかし相手の不得手も手伝いアドバンテージとなった。
そしてリーチの長さを更に長くするスタイルの選択。
相手の長距離パンチをギリギリで避けるのではなく、相手に届かせず、自身が避けられる余裕を
持った距離をとる。
当然にその距離はこちらのパンチもヒットし難くなるがジャブ5発の内1発をヒットしたならば
良いとの策。
管理人的に面白かったところはヒットしたジャブよりもヒットしないジャブ。
” 捨てパンチにあらず ” ではなく ” ヒットさせる意思はない捨てパンチ ” とでも言おうか。

②上記①を含めそのスタイルを誰でも出来る訳でなく、それをしたならばクリチコ相手に善戦
出来る訳でもない。
当然に実践する能力を持たなければならない。
多くの識者がこの選手が高い能力を持つとは予想しなかった筈だがこの試合で明らかになった。
潜在能力が ” 偶然開花した ” と言うよりも ” 元々持っていた ”
相手により ” 引き出された ” と言うよりも ” 明らかになった ”
見る側にとっては良い意味で ” 裏切られた ”
それにしても頭で描くイメージを実践し、体もしっかり動いている。
瞬間的な所は感覚、閃きで動けている感もある。
自身が ” 現代のアリ ” と吹いているらしいが
管理人的にこの試合の所々でアリvsリストンⅠを彷彿させるものだった。
またロイばりに両手を背後に回しトリッキーに打ち込むパフォーマンスなどクリチコ相手に
出来る選手などいない。
但しロイとの違いは
ロイは反射神経でパンチ避けられKO出来るパンチを打てる。 ( 実際その通りだった )
この選手は前述した相手のパンチが届かない距離にあり、自身のパンチもヒットするかしないか
の距離にある。

しかしまあユニークな世界ヘビー王者の誕生だ。
リマッチも勝ちそうだ。
格下に苦戦しそうでもあるが。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

観戦記~三浦隆司 vs フランシスコ・バルガス~

2016年12月24日 | BOXING
WBCスーパーフェザー級タイトルマッチ
王者:三浦隆司 vs 挑戦者:フランシスコ・バルガス
試合結果:バルガス9RTKO勝ち

●所見~三浦の場合~
1Rトラブルに落ちた最初に食った右フックは相手のスピード、スキルが上回り、その対応を
調整する中で、また、サウスポーがvsオーソに苦手とするものなので仕方なしの感もある。
但しその後の食い方が悪い。
ディフェンス出来ない程のダメージかもしれないが右アッパー、左フックとまともに食った。
辰吉氏がvsサラゴサⅠの1R、あるいはトレーナーの葛西氏が同地でのvsセルメニョⅠの様だった。
帝拳おなじみの成田キャンプの走り込みで鍛えた足腰により何とか堪え立ち直ったが。
相手の右ストをダックした頭の位置で食うシーンが多かったが相手が合わせているのか
偶発的相性が悪いのか。
ダメージ負うと左ストが出なくなるのは傾向。
ダメージ負いながらの右フックはバランス崩し易いので1,2Rの展開は相当悪かった。
3R開始早々首を振る動作は?
まさか輪島氏の ” あっち向いてホイ作戦 ” か、あるいは左目にトラブルを抱えているのか。
その後、表れなかったがちと心配。
4R急に良い距離になった。
「 フンガッ 」 とかの呼気も強く打つ効果となる。
ヒットしそうな雰囲気の中、左アッパーをヒットしグラつかせ、きれいなワンツーでテイクダウン。
そのツーは肘を上げ気味に伸ばす勢いで拳に捻りを加え、更に肩関節が支えとなるもので
体がやや硬い方が威力が出る。

ディフェンスが悪い。
ショートレンジでもクロスレンジでも右フックを食う。
何故左ガードを顎の横に置けないのか。
ヒットする為、強く打つ為を優先するならば仕方無しかも知れないが。
オフェンスは良い。
ジャブはスピード無く単発でカウンター合わされそうだが威力的がそれを阻止している。
プレスからの左ストはボンバー。
ウェイトを投げ出す打ち方なので続けて2発目を打つ事でバランスを矯正している。
ボディの左スト、右アッパーも効果的。
但しどれもガードを打つ事が多く、どこかのインタバルでトレーナーが 
「 上の方に打ってるから顎狙え 」 と言ったように
上方向に打つ傾向にあったのは相手は急所のガードが堅かったからだろう。
大きなチャンスは4R8RにあったがR終了間際だった。
逆に相手は1R9RとR開始時にチャンスを得た。
これは偶然でなく必然。
9R行くのは当然だが上述のダック位置に食い、追撃のコンビもまともに食った。

無念の極み ..。

●所見~バルガスの場合~
多くないフットワークでリズムを取りながらしっかりしたガードからワンツー主体のコンビ型。
どのレンジでも強く打つ、コンビで打つスタイルが出来上がっている。
1R9Rを見てもクリーンヒットしてからの追撃が的確。
フットワークが止まり正面に立つ事もあるが迎え撃つパンチとスキルがあるから防戦にならない。
この試合で効果的だった所はクリンチでの攻撃。
反則ではない。
日本選手はmindがクリーンなので余り攻撃しないがメキシカンや中堅の米国選手など遠慮しない。
三浦が崇拝する浜田氏もvsシールズでしこたま食った。
管理人も観戦していて打たせ続ける浜田氏に怒りさえ覚えたほど。
三浦の打たれ方 ( 打たせ方 )は浜田氏程ではないが。
バルガスはシールズよりもパンチがあり、しっかり打つので与えたダメージは大きかった筈。
R開始時にクリーンヒットし良い展開に出来るのはそうすべくトレーニングしてるから。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

観戦記~井上尚弥 vs ワルリト・パレナス~

2016年12月24日 | BOXING
WBOスーパーフライ級タイトルマッチ
王者:井上尚弥 vs 挑戦者:ワルリト・パレナス
試合結果:井上2RKO勝ち

●所見~井上の場合~
シフトウェイト、ボディバランスが素晴らしい。
1R前半のステップワークは相手が2歩踏み込んだならば2歩ステップバックし、相手が前に出た
ならばサイドステップ。
自身がベストで打ち込む距離感を保った上で相手の踏み込みに対し必要最小限でステップする。
2R1回目のテイクダウンを見るに相手のガードの上からでも薙ぎ倒す程のパンチ力はウェイトが
よく乗っているから。
現代では腰を回さず肩甲骨で打つ事も良しとされるがやはり腰を回転しウェイトを乗せて打つと
重く強く破壊的になる。
この選手は腰がしっかり回りピンポイントでウェイトが乗るジョルトパンチとなる。
ジョルトは前屈みになったりバランスを崩し易いが軸を保ったまま打つので継続パンチも打てる。
ステップバックを意識すると攻撃時、前へのシフトウェイト が難しかったり遅くなったりし
攻防のバランスが整わないが、この選手は見事に操る。
足腰の良さもあるがボディバランスも頗る優れる。

それにしても能力はこんなものではない、まだまだある様に思う。
トレーナー ( 父親 ) の指導が本当に良かったのだろうが、この選手はそれを超越する
天性の素質があったのだろう。
トレーナーもこの選手が中学生になった頃には
「 この子は俺が思う以上に天性の素質を持っているかもしれない 」 と思った事だろう。
因みに似た環境で育った選手
長嶋健吾、三谷大和、内藤律樹など ( なぜかどれもSFe級でサウスポー ) を見るに
トレーナーは選手の運動能力を高める事は出来るが天性の素質を上げる事は出来ない。
なぜなら天性の素質は生まれ持つものだから。

●所見~パレナスの場合~
顔、頭が小さい。
ボクシングでは大き過ぎるアドバンテージだ。
比較的脳にダメージ受け易いとの説もあるが小さい方が良いに決まってる。
人類の体型も進化 ( 変化 ) しているので近未来では手を握った程度の頭のボクサーが
現れるのだろうか。
さすがに宇宙人だわな。
2R1回目のダウンで食った右フックは瞬時に左ガードを上げ、ガード位置も間違ってはないが
その上から食って脳が痺れては仕方がない。
頭デカけりゃダウンしなかったかな。
それはないか。
ワルリトはわりとやるのでは思ったが。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

観戦記~内山高志 vs オリバー・フローレス~

2016年12月24日 | BOXING
WBAスーパーフェザー級タイトルマッチ
王者:内山高志 vs 挑戦者:オリバー・フローレス
試合結果:内山3RKO勝ち

●所見~内山の場合~
左ボディブローはフックか? アッパーか?
明確な定義はないがどちらに決める事は出来る。
単に軌道なのだ。
横から打てばフック、下から打てばアッパー。
本人はどちらを意識するものではなく相対位置、相手のガード、打つ時の肘の入れ方等で決まる。
ベネズエラ人をKOしたパンチはフック、この試合ではアッパーと判断する。
この選手のスタイルとしてはアッパーの方が強く打てるのではないだろうか。
なぜなら返しのパンチよりも一発目のパンチが強いから。
殆どの試合は一発で決める、一発目でトラブルに落としている。
溜めて打ってなく、ナチュラルに溜めが発生している。
フックは一発目として打つにはアッパーよりも工程が多い。
だからアッパーの方が良い。
youtebeで上がっている日本ランカーとのスパーでも強烈な左ボディアッパーを打ち込んでいる。

●所見~フローレスの場合~
サウスポーのレバーは前に出るので打たれ易いと思われがちだが意外とそうでもない。
それは新旧ブログで何度も言っているサウスの立ち位置、利点による。
本人としてもレバーにアッパーを食うなど経験も無く、想定外だっただろう。
だからのたうち回る程効いた。

●所見~カメラマンの場合~
多くのサイトで掲載されているKOシーンの写真。 ( 本ブログに掲載できないが )
敗者が苦悶の表情でマウスピースを吐き出し、それを尻目に涼しい表情の勝者。
この写真に ” 内山ボディ一発KO ” のフレーズがあれば内山がどれだけ余裕の圧勝で
敗者は破壊されたかが判る。
これぞプロフェッショナルなカメラワーク。
現代は優れたもの書き、もの撮りが少ない中で時々出合う文面、写真、絵。
但しこの写真は位置取りの偶然もあるだろうが。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

観戦記~村田諒太 vs ガナー・ジャクソン~

2016年12月24日 | BOXING
ミドル級10回戦
村田諒太 vs ガナー・ジャクソン
試合結果:村田判定勝ち

●所見~村田の場合~
スタイルにおいて長所の強化改良を踏ま優れたトレーナーを雇ったりしているが余り
変わらないように思う。
絞り、斜をしっかり決めたフォームから力の籠ったジャブ、ワンツーはバシッ、バンバーンと
威力的に感じられる。
右肘を引き体を開き打つロングの左ボディアッパーは出色。
各パンチは元々パワーがあるからそれなりに効かせる、
しかし攻防にパターンがある。
それは相手にとって読み易く、自身にとって変える事が難しい。
自身は客観的にどう思っているのか。
試合後の表情を見るに納得も満足もしてないだろうが今後、スタイルは変わらない
( 変えない ) だろう。

世界挑戦は近い?
GGG?
それはない。
A・リー?
相性悪そう。
ジェイコブス?
う~む。

●所見~ジャクソンの場合~
相手の攻撃後の隙を知り連打するプラン通りの戦い。
研究と言う程でないだろうが映像を確認し欠点をしっかり把握している。
ワンツーはブロックし、ボディも多く食ったが動きが止まる程のダメージは負ってない。
しかしそれらを利用し勝ちに繋げるスキルは実力的に60%位か。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

観戦記~ミゲル・コット vs サウル・アルバレス~

2016年12月24日 | BOXING
WBCミドル級タイトルマッチ
王者:ミゲル・コット vs 挑戦者:サウル・アルバレス
試合結果:アルバレス判定勝ち

ボクシングは進化している ( 進化した ) と言われる。
その通りと思う。
進化に伴い変化もしている。
進化を説明するには端的には収まらないので変化を説明する。
説明するには過去の試合を引き合いに出す方法が良い。
どの試合がよいか?
コットのスタイルはアウトボクサー的なボクサーパンチャーで左フックが強く得意。
カネロのスタイルは総合的に纏まったボクサーパンチャーで右カウンターが得意。
同スタイルの試合を探す。
せっかくなのでプエルトリコvsメキシコの図式にしよう。
 E・ロサリオvsJC・チャベス   ちと違う
 H・カマチョvsJC・チャベス   プエルトリコが全然違う。
 F・トリニダードvsLR・カンパス 共に全然違う
あった。
 W・ゴメスvsZ・サンチェス

最もな変化 ( 違い ) はふたつ。
①距離 ( 距離感ではなく実際の距離 )
②一発を強く打つ

①現代 ( コットvsカネロ ) は終始、共にヒットする為にアクション ( フェイント、捨てパンチ、
踏み込み等 ) をしなければならない距離にある。
過去 ( ゴメスvsサンチェス ) は逆。
映像を見るにあたり両者の空間に1メートル級のバランスボールがあるとイメージする。
ヒットするにはボールを押し込まなければならない。
現代は押し込もうとするがボールの圧力で後ろに弾き返されている。
過去は共にボールを押しボールの圧力でそれ以上押せない状態にある。
捉え方 ( 言い方 ) を変えると
現代は後に引張られるディフェンス優先の距離
過去は前に出過ぎるオフェンス優先の距離

②現代は一発を強く打たないので一発でダメージ与え難くダメージ受け難い。
過去は逆。
過去においてゴメス8RKO負けとなった要因は1Rに受けた多大なダメージによると言われる。
1R決定的ダメージとなったパンチはダウン直前に食った左フックと言われる。
管理人はそう思わない。
最もは開始20秒あたりに食った右カウンター。
ゴメスは食ってもシレッとしていたが内面はレロッとした筈。
現代のカネロもカウンターを多用したが①②により決定的ダメージを与えるものではなかった。
過去のサンチェスを見るにカウンターを幾度も打つが見る側に判り易く強烈に打っている。
但しクリスクロスを食うリスクは相当に高かったが。

あくまで上記は傾向を説明したもので全てを対象にするものではありません。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

試合予想~ミゲル・コット vs サウル・アルバレス~

2016年12月24日 | BOXING
WBCミドル級タイトルマッチ
王者:ミゲル・コット vs 挑戦者:サウル・アルバレス


●基本要素比較
※相対比較でなく絶対比較
 例えばパンチにおいて相対では10:9となるが絶対ではGGGがいるので数値は落ちる。

スピード   : 8 : 8
パンチ    : 9 : 8
連打(コンビ): 9 : 8
ディフェンス: 8 : 9
タフネス   : 7 : 9
スタミナ   : 8 : 9
スキル   : 9 : 8
戦術     : 8 : 9
フットワーク: 9 : 8
カウンター : 9 : 8

合計      : 84 :84


●展開予想
各要素は質は違えど相手に対する効果は然程違わない。
ポイントとなる要素はフットワークとタフネス。
1Rからコットは跳ねる様なフットワークで攻撃を急がずに戦う。
カネロは積極的に攻撃する意図。
レナード ( コット ) vsハーンズ ( カネロ ) Ⅰの様でなく、
ホリ ( コット ) vsボウ ( カネロ ) Ⅱの様な序盤。
コットはゆったりと前後左右上下に動き、カネロは最小限のディフェンスの動きから確実に打つ態勢。
その中でコットのパンチの方が多くヒットするがカネロのパンチもヒットする。
均衡が破れるきっかけはコットの打たれ脆さ、装甲力の低さ。
4R辺りには早くも鼻血を出しているかも知れない。
カネロにとって相手が弱っている事を知ると調子は上がり攻撃力も上がる。
終盤はカネロKO予感させる瞬間もあるがコットの左フックカウンターとプライドが遮る。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

観戦記~井岡一翔 vs ファン・カルロス・レベコ~

2016年12月24日 | BOXING
WBAフライ級タイトルマッチ
王者:井岡一翔 vs 挑戦者:ファン・カルロス・レベコ
試合結果:井岡11RKO勝ち

●所見~井岡の場合~
9Rの攻撃は圧巻だった。
良い所3つ。
①ストレート連打で打ち捲るシーン。
トレーニングでトレーナーの抱えるバッグに打つ動きと同じ。
試合になると強く打つ、的確に打つを意識し、距離を詰めて連打し、相手がひとしきり耐えた後に
パコーンとフックを食ったりしがちだが距離感は守り、速く多く連打した。
一度相手がフックを振ってきたがしっかりとスウェイした。
②ストレート連打ではガードされ易く、クリーンヒットし難いと見るやフック連打に切り替えた。
相手は前にガードを置いていたので横の隙間から顎に多くヒットした。
終盤のR内での攻撃パターンの切替えは容易ではない。
それをやってのける能力、冷静、インテリジェンス。
③9R終了後にスローで出た右フック。
連打するとどうしても各パンチが軽くなる。 ( コンビは違うが )
例えば10連打の5発目のみを強く打つ事も難しい。
連打の中でアクセントを置くパンチは最後のパンチ。
これは思い切り打てるし打っても良い。
選手ならば誰でもトレーニングでも行う筈。
ガッガッガッガッガッガッガッガッ、ガ~ン!てね。

●所見~レベコの場合~
前戦の判定のイメージでスタイルを崩してしまった。
打たなければならない。
ヒットし、ポイント取らなければならない。
ダメージ与え終盤KOしなければならない。
それらの意図が動きに表れていた。
具体的には一発目の着地が完全でない内に2発目を打つ態勢に入るので体が浮いてしまい
パンチに力がこもらずバランスもバタバタする。
アグレシブを意識し過ぎて連打されると動きが固まる。
やや感情が動きに入ってしまった。
相手は前戦から然程変わってないがこちらが変わっていた。
瀬川vsグレートを思いださせる所もあった。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

観戦記~チャールズ・マーチン vs ビチャスラフ・グラスコフ~

2016年12月24日 | BOXING
IBFヘビー級タイトルマッチ
チャールズ・マーチン vs ビチャスラフ・グラスコフ
試合結果:マーチン3RKO勝ち

●所見~マーチンの場合~
ヌ~と棒立ちで動きも軽くないながらパンチがヒットするのは意外にハンドスピードがあるから。
そのハンドスピードはアリの様に肩から拳までの腕全体が速いものでなく、肘から拳までが速い。
いわゆる打ち出しからヒットポイントまでの後半が速い。
相手としてはタイミングが狂い、長いリーチで伸びて来るからよけ難い。
3Rはヒットしたのかしてないのか判らぬ内にTKO勝利となった。
しかし評価しづらい新王者だ。
低消費スタイルに加え自身が認識してない身体能力を持っていそうで天然タフネスもありそう。
今後どんな存在となるか?

●所見~グラスコフの場合~
3R右フックをブロックし後方にシフトウェイトした時、前足を踏まれていたので瞬間的に
必要以上に右足に負荷が掛かったので痛めたようだ。
一般例として高さ20cmの階段を降りた際、想定外に最後の1段が25cmだったならば足を痛めるはず。
おそらくは足首でなく脹脛あたりで、捻った、挫いたでなく、筋肉断裂の部類と思われる。
アンラッキーは偶然か必然か?
必然と捉えるのは評価が厳し過ぎる。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加