●年間MVP 小堀佑介( 日本SFe級王者 )
KO魔-真鍋、決意の格闘家-藤田、帝拳の実力派-三上と、3戦連続で1位を
退けた実力は疑うまでもなし。
試合内容もさることながらそのパフォーマンスにつきる。
クイックで縦横無尽な足の運びからの思い切った右ストレートは日本タイトル挑戦時
の辰吉のような閃きを感じさせるナチュラルスタイルだ。
このクラスの世界の層は厚い、また次戦の大之伸に負けるかもしれない。
しかし06年はこのボクサーのインパクトと成長は出色ものだった。
次点:マニー・パッキャオ
●年間最高試合 下田 昭文 vs 瀬藤 幹人
いわゆる新鋭が中堅を踏み台にして上に行こうという図式。
ヤル気満々のアンダードッグが両手ダラリ作戦で挑発、
新鋭は感情むき出しで反応し、ワイルドになったところを打ち込まれる。
両目切って血まみれになり、スタミナ失って、焦りが募り、そして判定負け。
下田は本人が思うほど実力も才能もスター性も持ち合わせてない。
この敗戦はいい方向に向くだろう、
しかしカーニバルではKOの憂い目にあうと思われるが..。
次点:オスカー・デラホーヤ vs リカルド・マヨルガ