Scientific Boxing

国内、海外のボクシング界の状況や試合の観戦記などを絶対的主観で書き綴るブログ

観戦記~ミドル級~

2012年04月28日 | BOXING

エリスランディ・ララ vs ロナルド・ハーンズ
試合結果:ララ1RTKO勝ち

●所見~ララの場合~
スタイル、見た目もキューバンには見えず、普通にアメリカンに見える。
この試合はファーストダウンの左カウンターに尽きるが、そのタイミングは其れ迄の伏線から動きを
読み取ったのか、或いは単に天才的な感覚で自然に出たものなのか。
管理人はこんな時、そのシーンだけを20回位見るのだ。
着目点を幾つも変えて。

う~ん、前者ぽいけれど後者かな。
vsP・ウィリアムスもそうだったが、各パンチをスタンス決めて丁寧に打つので当たれば有効打となり、
空振りでも無駄打ちにはならない。
あのカウンターも左にスリップし、左にタメを作り、左足の蹴りを利かせ、左肘を張り捻じ込む様に打つ。
それらの動作が一連となっていて無駄が無い。

●所見~ハーンズの場合~
シルエットはW級時の親父に似ているな。
細い左腿のラインがトランクスに浮かび上がる所などノスタルジーを感じさせる。
クロンクゴールドだったならば尚更だろう。

上半身にパワーが無いな。
10オンスのグローブに振り回される感もある。
長身も利用出来てなく、ステップインとパンチが少しズレている。
カウンターをタイミング良く食い、それをキッカケに連続ダウンとなったが、最初のダウンは見た目程に
は効いてない。
倒れ方が相手のパンチに押される様な感じだったので、恐らく当たる瞬間、パンチを目の前で認識し、
瞬間的に体が防御態勢になったと思われる。
認識しなかった場合、右を振り抜き、体を回転させながら倒れただろう。

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