足摺旅日記

足摺岬・・・デジャビューの旅 
エネルギー充填80%




足摺岬 蛍の里王子川

2009-06-28 02:31:51 | 蛍の里 王子川

1 足摺岬 ビールが美味しい

 今日は我慢できずわたしは物欲の虜となってひたすら足摺岬の旅の宿でビールを食らうのでした。

 この宿は生ビールはありません。がそんなことは小さなことです。

 と言いながら足摺岬の旅の宿ではビールの銘柄などが限定されていますし女性が好む焼酎やワインなどは限定された宿泊施設となるのだと思います。辛党の方はその点、宿に確認のほどを。ここで断っておきますがそれが自然体でよいのです。 ビールは定番のアサヒスーパードライです。ふふふふふ・・・

2 かつおのタタキ

 かつおのタタキです。高知県ではというより土佐路では定番です。

 ほとんどはなんというかありふれたタタキで今回はあえて画像を掲載しませんでした。ありふれたものだから新鮮で手早く料理されたものがとても美味しい。一般に氷水などでしめたものが一般の調理法によく登場しますが実は藁で焼き香味とたれをかけたものがすこぶる美味しい。

 多くの足摺岬の宿泊施設の料理は版で押したような画一的な側面を見るときがあります。それはそれでかえって安心感があり当たり外れがないのだと思います。至極当然だと思います。でも、ちょっとアバンチュールを楽しむ心もあってもよいのかなと思うことも時に顔を出します。

 この画像はわたしの郷土で無性にかつおのタタキが食べたくなったとき美味しいと思った一品です。一応、中村孝明さんのフランチャイズ店ですがとにかく料理は味が美味しくて見た目でも魅力的なものが更によいと思います。大体自分で買って調理すると失敗。むしろ明神水産の藁焼きかつおタタキを買うのが正解。

4 紫陽花

 わたしの郷土では紫陽花の開花が遅れています。これは少雨のせいではないかと言われています。

 わたしの郷土も水不足で大変ですが最近はうどんに大量の水を使っているのにいかがなものか。とお叱りを受けることも。

 で、話を変えてこの紫陽花はどこに咲いているのでしょうか。

 いつもこの時期足摺岬では定番なのですが。いかがでしょうか・・・

5 足摺岬 紫陽花

 わたしが訪れた頃にはまだこのような状態ですから今頃は盛りではないでしょうか。

 足摺岬には道路の沿線に紫陽花の花がよく見られますが最近はすこしこじんまりとしてちょっとしょぼい感じがしないでもありません。下ノ加江あたりの桜並木の下を彩る紫陽花はどうなっているのでしょうか。

 この紫陽花は・・・

3 足摺岬 灯台のモニュメント

 そうです、ミニチュア灯台の裏側にある紫陽花です。今頃はもっとボリュームたっぷりそして、しっとりと咲いていることでしょう。

 金剛福寺の紫陽花は今年はあまり期待できないようです。とわたしは感じました。

 前置きが長くなりましたが今日は足摺岬の蛍の里についてのお話です。

 岬の広場(足摺園地)を訪れて先ず目に付くのがこのミニチュア灯台と中浜万次郎銅像だと思いますがこの画像左手にちょっと木枠で囲まれた案内板を目にすることがあると思います。

7 足摺 ホタルの里

 どうです立て看板、目にした方も多いと思われます。

 看板の内容はホタルの種類や一般的な生態を記述しています。

 そして、足摺ホタルの里(王子川)この先100mとなっています。

 この看板が出来た数年前には地元の有志の方がホタルの飼育を試みられ王子川一帯をホタルの乱舞する場所にしようとがんばっていらっしゃったそうです。

8 足摺ほたるの里 王子川

 よく見ると川底にはきれいな水が少しですが流れています。

 これはとてもよいロケーションで先ほどの看板といいとても期待を抱かせてくれるシチュエーションです。

 ふふふふ・・・今日の8時頃が楽しみです。大体ホタルは日没後から光りだしますから今頃は7時30分からでしょうか。

 そして活発に飛び回る時間帯は午後8時から8時30分位とされています。

9 王子川

 先ほどの地点からもっと上がったところです。

 ここでご注意、昼間ヘビ君に出会いました。アオ君もいましたがマー君もいました。

 夜間のホタル観察にはサンダルつっかけのような足首が露出するような履物はお勧めできません。また、一人で足摺の山へ上がって行くことはいろいろな意味でよくないことです。

 足摺岬のおみやげやさんに聞くと足摺岬は以前、みやげ物店があるところにもホタルが飛んできたのですよ。(幡多弁)それは見事なものです。わたしの期待は一気に盛り上がりました。

99 足摺山の水系

 ちょっとしたところに看板がありました。足摺山の水系にはいろいろとあるそうで近くでは桃の木谷橋が架かる水系とそれからもう少し行った田畑に流れ込む水系など候補に挙げました。

 でもせっかく足摺ホタルの里王子川と書いてあるのでカメラのセティングを急ぎました。

 一応ホタルの撮影は待ちの我慢の撮影ですから。防具も整えましたが当然虫除けスプレーが使えないのでちょっと大変。

999 ホタルの里

 で結果は散々でした。王子川ではこの日一匹もホタルを確認できませんでした。

 やっぱり現場百回というように一見でというような考えではなかなか上手くいきません。ロケーションも季節も合っていなかったのだと思います。

 この画像はわたしの郷土の川東という場所にあるホタルの里です。人工的に増やしたのではなく田畑の農薬や除草剤をなるべく使用しないようにしたところ平成13年頃から急速にホタルが見られるようになり今ではホタルの里と呼ばれています。

 足摺岬のほたるの里王子川の映像でなく申し訳ありません。でも、やっぱりホタルの画像を入れないと何かしまらないような感じがして。ご容赦ください。

Photo ほっほっほたる来い

 この画像もわたしの郷土のほたるの里の画像です。

 なんとなく口ずさんでしまうフレーズです。・・・・

 それが時々森進一さんの蛍になってしまってあわててもとのほっほっほたる来いにもどしてレリーズしていました。

 もちろん口に出して歌っていませんです。

 いいですよね~ほたる小さい頃はわたしの家のいでとよばれる小川にも蛍を見ることが出来ました。足摺岬、蛍の里、王子川に蛍が乱舞するようになればいいですよね。


足摺岬 真夏のオリオン

2009-06-25 00:21:08 | 足摺岬

Photo_4 足摺岬灯台とオリオン星座

 今日は大パクリです。この画像は11月のものを使用しています。

 ほかの話題を編集していたら先日みた映画「真夏のオリオン」を思い出しなんとなく真夏のオリオン。

 画像は旅先の宿からみた足摺岬灯台とオリオン星座です。色調が悪いのはお許しを。

 足摺岬は星空がきれい。ホテルによってはスターウォチングの企画があるところもあります。月の出や月齢によっても左右されますが新月で快晴の夜などは星空が身近に感じられ星が降るという言葉が当てはまります。

 冬は特に透明感がありますが真夏の夜空もとてもロマンティックですこぶるよいものです。

Photo_6 足摺岬の町並み

 この画像は足摺テルメからのおなじみの光景です。テルメも食堂が廃止されたり少しさびしい感じですが7月にはプールも再開されるのではないでしょうか。

 よく見ると白山洞門の前に新しい「万次郎足湯」が新設されています。このわたしは計画では「白山洞門展望(眺望)足湯」がお気に入りだったのですが開設されるときに「万次郎足湯」になっていました。

 おそらくこの建物の前身が旧のジョン万ハウスだったことも少しは関係があったのではないかと思います。でも・・・やっぱりこの足湯に関しては実際体験すると白山洞門を鑑賞するためにあるようなものだと思います。このわたしが勝手に思う「白山洞門展望足湯」正式には「万次郎足湯」に関しては別な機会に取り上げてみたいと思います。

Kore 足摺の町並みとオリオン

 で・・・無理に足摺岬と真夏のオリオンを結び付けなくてもといいようなものですが無性に冬に見た足摺岬のオリオンが思い出されました。。

 「真夏のオリオン」はご存知の現在封切られている邦画です。潜水艦を主体とした映画です。俳優の長髪や潜水艦の広さや現実では考えれない戦術など少し気になるところはありますが観てがっかりということは無いと思います。

 パンフレットで振り返ってやはりあの「眼下の敵」とよくストーリが似ていると感じましたが参考にされたようです。

 わたしは何故か潜水艦の映画が好きです。「眼下の敵」、「Uボート」、「グリムゾンタイド」、「レッドオクトーバーを追え」それから昨年「ローレライ」がありました。邦画のローレライはいかがなものかと思いましたがこの「真夏のオリオン」はお勧めです。もっと最近「剣岳 点の記」も鑑賞しましたがこの映画もお勧め。別な機会に印象を。

Photo_2 足摺岬

 この画像は今月のものです。定番です。やっぱり足摺岬には足摺岬灯台が無いとどうなんでしょう。それと金剛福寺。それから足摺岬の独特の位置と自然。これらが渾然一体となって足摺観光が成り立っているのだと思います。

 最近は高速道路が千円となり観光客も目に見えて増えているそうです。でも、駐車場が旧態依然としているので繁忙期は大変みたいです。

 わたしが訪れたある時期などは遊歩道は新婚旅行のカップルや老若男女であふれ返っていました。ほとんどが汽車やバスを乗り継いでくるのです。ガイドブックには所要時間、乗り継ぎ、見所など詳細なモデルコースとともに記載されていました。その当時、足摺岬で初めてエレベーターが付いた宿泊施設があり新婚カップルの定番でした。

Photo_5 展望台から見るオリオン星座

 歪が強い広角レンズで撮影していますから極端な画像で恐縮です。でもあのオリオン星座はすぐ分かると思います。

 なんといってもオリオン星座は冬の代表的な星座ですから。

 灯台も船舶を導く代名詞、星座や太陽なども古代から船舶の航海には欠かせないもでした。

 そういえばカーナビゲーションのはしりの頃の多分パイオニアのテレビコマーシャルにあったと思います。「道は星に聞け」だったでしょうか。

 テーマ曲もなんとなく好きです。邦画「真夏のオリオン」から引用です。全編を通して重要なフレーズとなっています。

"Oh Orione!

Guida il mio amato

Che non possa sbagliare

la strada di ritorno!

オリオンよ、愛する人を導け。

帰り道を見失わないように。”


足摺岬灯台 月

2009-06-17 00:08:44 | 足摺岬

Photo お月様とうさぎ

 満月と十五夜は微妙にニュアンスが異なるようですがここでは先月みた満月について。

 今月も十五夜を見ましたがわたしとしては灯台をどの位置で見るか結構悩ましい。

 月の出の時刻や方位が重要です。最近は画像処理ソフトで合成も簡単にできるようですが足摺岬でみる月はそれはそれでとてもよいものです。

 月をみているとまた思い出しました。月探査衛星「かぐや」、ちょうど月のうさぎさんが見つめる方向に月面と衝突した場所があります。宇宙開発機構は「かぐや」が月に還ったと表現していますがわたしは月のうさぎになったような気分でしんみり。・・・

 「かぐや」の思い出はこのくらいでお終いにしようと思います。

Photo_5

足摺岬灯台 月

 この画像は先月の満月の画像です。画像はリバーサルフィルムで多重露光をしています。

 多重露光の是非についてはご容赦を・・・わたしがなんとなく足摺岬、足摺岬灯台、足摺の海と航跡などをイメージするとこんな感じになりました。

 航跡の重なりや月の位置そして露光量などを考えるとこの日もチャンスはこれくらいしかありませんでした。

 こんな足摺岬もわたしはなんとなく好きです。


足摺岬 月の砂漠

2009-06-13 20:56:18 | 足摺岬

1 足摺の海 

 わたしは夜の足摺岬の海を見るのもとても好きです。それは多分に足摺岬灯台があるからだと思います。

 そして、何より足摺の海は足摺岬灯台と一体になってさまざまな表情を見せてくれます。

 今日はレクイエム。誰のと聞かれると足摺岬を考えるとちょっと思い浮かぶこともあるけれど・・・今日も月探査衛星「かぐや」のお話。

 「かぐや」はその一生を終えてしまいました。

2 沖を行く船

 月明かりに照らされた足摺の海から少し視線をそらすと沖を航行する船の灯りを見ることが出来ます。

 今日は月探査衛星「かぐや」のことを考えているとなんとなくセンチメンタルになり「月の砂漠」を思い浮かべました。今日の歌が思いつかないのが少し苦しいのですが。

では、作詞 加藤まさを 作曲 佐々木すぐる より引用。

”一、 月の砂漠を はるばると

    旅のらくだが 行きました

    金と銀との くら置いて

    二つならんで 行きました”

 遠い沖を行く船は灯りだけが過ぎて行きます。

3 足摺岬 月夜の海

 わたしの好きな足摺岬灯台と足摺の海と月明かり。

 月探査衛星「かぐや」は月の軌道上で二つの子衛星を分離しました。それぞれ電波の中継のためのリレー衛星と重力測定の観測を行う衛星だそうです。二年近く大きな故障もなく初期の期待された観測を行うことが出来たそうです。

”二、 金のくらには 銀のかめ

    銀のくらには 金のかめ

    二つのかめは それぞれに

    ひもで結んで ありました

詳しくはこのサイトを参照してください。リンクフリーだそうです。

http://www.kaguya.jaxa.jp/index_j.htm

4 足摺岬灯台

 今日も足摺岬灯台はその灯光を規則的に放っています。

 音もなく放たれる灯光を旅の宿の窓際、籐椅子に座って眺める時、たまらなく足摺岬の旅情を感じます。

 静寂の中の灯台、静寂の中の灯光、、静寂の中の航行灯。

 言い換えれば寂寥と孤独を感じるひと時でもありますが人の灯りの温かさを強く感じるひと時でもあります。

”三、 先のくらには 王子さま

    あとのくらには お姫さま

    乗った二人は おそろいの

    白い上着を きてました

 月明かりの足摺岬、今日はちょっと夜更けまで眠れそうにありません。


足摺岬 金の斧物語Part 2

2009-06-10 00:02:26 | 足摺岬

1 足摺岬

 足摺岬の夜明け、雲は低く垂れ込め足摺岬には怒涛が打ち寄せています。

 ここからは前回の足摺岬 金の斧物語のPart2のはじまりはじまり。

「まじめな旅人と女神のやり取りを偶然見ていた欲深い旅人は次の日・・・

 同じ岩場に立ってある企てを行いました。」

2

足摺岬 

 相変わらず怒涛は足摺岬に打ち寄せています。結構、この怒涛の音は凄みがあるものです。

「まじめな旅人と欲深い旅人はある意味表裏一体とも言えるかも知れません。なんと同じカメラを持っていたのです。

 旅人は足摺岬の日の出を期待していたのですが一向に天候は回復する兆しを見せません。」

3

足摺岬

 刻々と日の出の時刻が迫ってきています。

「旅人は天候が想像した光景にならないのにいらいらしていました。

 そうだ、多分足摺の海にカメラを落とすと女神が現れてくれるに違いない。もしかして・・・旅人はなんと二つ持っていたカメラをど~んと海に投げ入れてしまいました。」

4 足摺岬

 空に幾分かの明るさが見えてきました。足摺の海は相変わらず荒れています。

「海に故意に投げ入れたカメラはコニカミノルタ製のAPS-Cサイズの600万画素とソニー製のAPS-Cサイズ1000万画素のデジタル一眼レフカメラでした。

 するとどうでしょう。目の前の足摺の海がにわかに青白く光りだしました。そして、黄金の光芒とともにあの女神が現れたのでした。」

Photo 足摺岬

 先ほどより少し明るくなって来ましたが天空は相変わらず鉛色の雲で覆われています。

「もしもし旅の人、私の足摺の海にカメラを落としませんでしたか。

 はい、カメラを二つ落としてしまいました。

 女神は右手に持ったカメラを旅人に見せて言いました。一つはこのカメラですか。

 右手に持ったカメラはキャノン製のEOS-1DsMarkⅢと最新のEFLレンズでした。・・・旅人躊躇せずそっそれですわたしのカメラです!。もっもぉ一つありませんでしたか。旅人は女神に問いかけました。それではこのカメラですか。」

Photo_5 足摺岬

 足摺岬の朝、日の出の時間はもうとっくに過ぎています。幾分空は明るくなってきました。

「もう一つのカメラはこのカメラですか。女神はそう言って左手に持ったカメラを旅人の前に差し出しました。カメラはニコン製のD3Xと最新のGEDレンズでした。

 旅人はそっそそれです。躊躇わず答え女神の手からカメラを受け取ろうとしました。」

Photo_6 足摺岬

 少し明るくなった空は再び厚い雲に閉ざされパラパラと雨が降ってくるや否やスコールのような激しい雨に変わりました。

「女神はこの嘘つき!と叫ぶや十戒の映画のシーンのように両側に分かれた海が再び閉じてしまうように旅人を足摺の海に飲み込むようにして消えて行きました。」

 昨夜からほとんど寝ていない旅人は夢を見ていてようです。気がつくと三脚が足の指の上に倒れ掛かりあまりの激痛に目が覚めました。幸い骨折には至りませんでしたが内出血と腫れと痛みが数週間とれませんでした。・・・辛い。

 今日もだらだら長くなったのでこの辺りでPart2はおしまいおしまい。・・・