足摺旅日記

足摺岬・・・デジャビューの旅 
エネルギー充填80%




足摺岬夜空の星

2006-11-30 00:20:38 | 足摺岬灯台

__128 足摺岬   足摺岬灯台   夜空の星

 足摺岬はとても夜空がきれいな所だと思います。これからの季節、冴え冴えとした夜空に満天の星が輝きます。あなたは足摺岬の夜空の星を見たことがありますか。夜空の星と言えばわたしは加山雄三さんにあこがれていた時代がありました。タオル地のTシャツ、ある時代のさきがけを築いた一人だと思います。「夜空の星」わたしの好きな曲の一つです。以下引用。”「僕の歌には海や夕日や星の歌が多いでしょう。これはきっと僕が海辺で育って夕日や星が一番近い友達だったからかも知れない。電信柱もビルもテレビ塔もない海の星はいつも自由ですがすがしく僕がいつかおじいちゃんになってもやっぱり変わらないいい友達だと思います。」”以上引用終了。加山雄三のすべて(あなたと共に)。東芝EMIより引用。今は「夜空ノムコウ」かな。でもわたしは加山雄三さんの夜空の星が好きです。足摺岬の夜空の星が好きです。本当に冴え冴えとした夜空の星を見るなら足摺スカイラインの白皇山の近くで見るのが一番でも、わたしは足摺岬灯台と一緒に見るのが好きです。星の名前も星座も分かります。今頃、足摺岬の夜空の星を見てください。きっと見えています。きらきらと変光する星も。きっと見えています。


ゆるぎ石エピソードⅠ

2006-11-26 20:54:40 | 足摺七不思議

Photo_261 足摺岬  足摺七不思議  ゆるぎ石

 これはなんでしょう。足摺七不思議の一つ「ゆるぎ石」。そもそもいつ頃から足摺七不思議があったのでしょうか。説明を読む限り平安時代にはあったのではないかと考えられます。ただ足摺岬で足摺七不思議を見学して感じることは「ほんとかなー。」と感じます。幾度となく訪れていると「ひょっとしてそうなのかも知れない。」と思うようになるのかな。よく分かりません。ちなみにゆるぎ石精解「大師が金剛福寺を創立の時に発見された石で、石の動揺によって孝心をためすと言われる。」いかがでしょう。誰も見ていないとき試してみては。

Photo_267  足摺岬  ゆるぎ石  エピソードⅠ

 ゆるぎ石は金剛福寺正面の仁王門からすぐ近く。団体で向拝を済ませたお遍路さんはまずここを訪れそれから足摺岬灯台から展望台をまわって駐車場にかえるコース。門前の足摺グランドレスト横を遊歩道を直進してすぐ左手。見るとお遍路さんが先達さんに連れられてやってきました。先達さんは足摺岬では観光ガイドも兼ねています。もちろん足摺七不思議は弘法大師にちなんだものがほとんどですから。先達さんの指導が始まりました。何事と人が集まります。

Photo_268 足摺七不思議 ゆるぎ石 先達さん熱血指導

 「さあ。皆さんやってみましょう。」先達さんに促されそれまで遠巻きに見ていたお遍路さんが一人また一人と「ゆるぎ石」に手を当て押し始めました。「そう、そう。」先達さんの熱血指導の始まりです。まだ周囲のお遍路さんは引いて見ています。

Photo_270 足摺七不思議 ゆるぎ石 先達さん熱烈指導

 先達さんの指導に合わせお遍路さんは「ゆるぎ石」を押します。先達さん「一人でだめな時はみな力を合わせ励みましょう。」というニュアンスの熱烈指導。「ヨイショ。よいしょ。」お遍路さんのにぎやかな掛け声が静寂な遊歩道に響きます。「それ。」「それ、それ。」「それ、それ、それ、それ。」

Photo_271 足摺七不思議 ゆるぎ石 先達さん講話

 お遍路さんが多数集まって力をあわせ「ゆるぎ石」を押します。「動いたか。」「動かない。」「どうじゃ。」「動かない。」「動いたか。」「動かない。」時は過ぎて行きますが「ゆるぎ石」びくともしません。やがてお遍路さんたちは「ゆるぎ石」から手を離し始めました。先達さんの講話が始まりました。「押して石が揺らぐということはその人の心が穏やかな表れなのです。」と説明されました。なんともいえない一瞬の静寂がお遍路さんの団体に広がりました。先達さんは「さあ、次参りましょう。今日は時間がないので白山洞門には行きません。」お遍路さんの団体は先達さんに連れられて三々五々遊歩道を「ゆるぎ石」から去って行きました。

   


足摺岬アシズリノジギク

2006-11-25 01:23:10 | アシズリノジギク

222 足摺岬   アシズリノジギク

 アシズリノジギクなんと良い名前でしょう。足摺岬にちなんだ名前、とてもよい響きです。可憐で清楚ですこぶる良いのです。以下引用開始。”C.japonense Var. ashizuriense(足摺野路菊) ノジギクの変種で、高知県の足摺岬から愛媛県の佐多岬までの海岸に分布する。葉は3中裂し、ノジギクよりやや小さいが厚く、表面のふちに短毛が密生して白くふちどられるのが特徴。花期10~12月。”以上引用終了。「野に咲く花」。山と渓谷社刊。やはりその葉が特徴ですがこの写真を撮ったちょうど2年前は全体を表現する技術もなく足摺岬での撮影はとにかく風が強く花が静止する時間が余りありませんでした。

333 足摺岬  アシズリノジギク  岬の広場

 この写真は足摺岬の岬の広場、行けばすぐ群生に気づきます。でも、この広場のアシズリノジギクはおそらく観光用に移植されたものだと思います。でも注意してみると岬のいたるところにこの白い小さい可憐な花を見ることができます。この写真は大変技術が未熟で特徴が出ていません。とにかく足摺岬で本当の真実のアシズリノジギクを見てください。アシズリノジギクを見るためだけに足摺岬をまた訪れたくなること請け合いです。

444 足摺岬 アシズリノジギク ジョン万ロード

 足摺岬をドライブするならジョン万ロード。足摺岬公園線西廻りに限ります。スカイラインは椿とツワブキはよく見られますが、アシズリノジギクは西廻りに限ります。だから足摺岬へは行きか帰りでもオーシャンビューとアシズリノジギクを楽しむことができるこの路をお勧めします。ここはもうすぐこの先右カーブで少し行くと「トオルマの夕日」を見ることが出来る大戸に至る地点です。そういえばトオルマの夕日鑑賞地点に新しい建物が建設されそうな気配。

555_ 足摺岬  アシズリノジギク

 ここ、足摺岬公園線の斜面に群生するアシズリノジギク。ごく自然に群生しているように見えますが足摺岬公園線の松尾バイパスの斜面には工事にアシズリノジギクの移植のことについても記載があったような気がします。だから人為的に移植されている場所もあるのだと思います。詳細は土佐清水市観光課にお問い合わせください。

666_33__1 足摺岬   アシズリノジギク

 あまり葉の特徴が出ていません。次回はばっちりその特徴が分かるように撮影できるようにしたいと思います。これから足摺岬はこの花に彩られます。その中にまだツワブキを見ることができると思います。とても良いのです。足摺岬とアシズリノジギク。ほんとうに。ついつい足摺岬の雄大な光景に目を奪われがちですが足元にひっそりそして誇らしげにさくアシズリノジギクを見てみませんか。


足摺岬の思い出

2006-11-21 00:51:39 | 足摺岬

1__12 足摺岬   アシズリノジギクとツワブキ

 今からちょうど2年前の平成16年11月の頃。足摺岬を訪れてみるとその変わりようは目を疑うような光景でした。その中で印象的だったものはアシズリノジギクとツワブキでした。

2__9 足摺岬   ツワブキ

 ツワブキは足摺岬に自生しています。もちろん人為的に移植されているものもあり足摺岬では保護されています。だから採取してはいけません。と注意の立て札が遊歩道にあります。ツワブキの詳細はツワブキのカテゴリーを参照してください。この植物は食べることができます。茎の部分を食用にしたり、松尾地区ではツワ寿司と言ってツワブキの葉を利用した郷土のお寿司があるそうです。と地元の人に聞きました。

3__8 足摺岬  足摺岬灯台 無線方位信号所

 平成16年は台風が足摺岬に大きな影響を与えました。伊佐漁港でも人が亡くなられたとのことでした。岬の植物にも大きな被害を与え画面に見るようにそのほとんどの植物が赤茶けて塩害と風の影響を受けています。 岬の人は「もう当分椿の開花は見込めない。」と話されていました。この当時は足摺無線方位信号所がありました。

4__7 足摺岬   天狗の鼻

 岬の展望台から天狗の鼻を見た光景です。すべての植物が塩害と風の影響で赤茶けて変色しています。現在とは想像できない光景です。沖には渡船が見えます。台風の時には土佐清水港へ避難していたそうです。

5__9 足摺岬   岬の広場 

 展望台から岬の広場へ引き返した光景です。金剛福寺の多宝塔が見えます。山全体が塩害と風の影響で赤茶けて見えます。その中で日陰になって分かりにくいのですが画面下にアシズリノジギクが画面左手にツワブキが咲いています。とても印象的でした。何気なく岬の展望台へと心が急ぐと見落としがちです。足摺岬を訪れた時にはぜひアシズリノジギクとツワブキを足摺岬の風景の中で記憶してください。アシズリノジギクはこれからが盛りです。


足摺岬灯台黎明

2006-11-17 22:51:39 | 足摺岬灯台

Photo_260 足摺岬   足摺岬灯台   黎明

 足摺岬灯台は長い夜の時を過ぎ夜明けを迎えようとしています。黎明ていいですよね。漆黒の夜に満天の星、透き通る月に冴え冴えとした夜空。どれも足摺岬灯台に似合います。あたりの空気はシーンとしています。もうすぐ朝の足摺岬の気配が訪れます。日の出を見たら寝ることにします。中学生の時、ドキドキして読んだ集英社刊バートン版千夜一夜物語を思い出しました。