あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

日本共産党大東市議会議員で看護師のあらさき美枝(新崎美枝)が思い、感じる政治のこと

大東市の介護制度について~ケアマネージャーの本音④

2020年09月18日 | 介護保険制度
先日から大東市の介護制度のついてのアンケート結果をブログで紹介させていただいています。

本日は大東市の介護制度について、自由記載欄に寄せられたケアマネージャーの本音を紹介させていただきます。
本当にたくさんの思いが寄せられています。


4 大東市の介護保険等についてご意見(自由記述)

予防プラン等委託に関する意見

予防の「加算」は分かりにくいです。利用者さんの「自己決定」ということも大事なことだと思います。

予防プランに加算を追加していただくのはありがたいですが、書類提出等かえって煩雑で敬遠されるのではないでしょうか?

全国的に予防プラン等のケアマネジャー委託は普通に実施されており、今さらという感が強い。現状として我々ケアマネジャーはプランを自由に選択でき委託を受けやすく、利用者が主役であり、利用者様のためにのびのびとサポートできてこそ、本来の介護保険に対するご利用者様の主旨が見えてくると思われる。

予防の委託を受けるのに研修を受けたが、全部受けなくてもいいとなりましたが、その後どうなったのでしょうか。他市のケアマネに委託する時も研修受けた方に委託するのですよね。そうでなければ公平性が保たれないと思います。

お金の問題ではなく、利用者様に迷惑かかっていませんか?
利用者様は混乱されていると思います。

予防について、加算等わかりにくい。ケアプランチェックして頂き勉強になることもあるか?負担もある。

各介護事業所から聞き取りをして反映する大きな心(?気)持ちが必要ではないでしょうか。

要支援の方でも必要であれば直ぐにサービスを使えるようにしていただきたいです。

サービスCの位置づけは措置の時代と同じだと思います。大東市の傲慢な方向性は利用者のためになっていません。介護保険の「利用者本位…」忘れてはいませんか。

居宅に包括から昨年引き継がれましたが、どのプランも理解できず、リハビリスタッフが居る事業所に教えてもらっていました。実際、自分が予防を受けるときにしっかり御指導を受けるとは思えず、不安です。

認知症ケア専門士にももっと活躍の場を与えて欲しい。リハビリ専門職によるリハビリに力を入れているが、認知症ケアにも力を入れて、積極的に介護保険サービス(デイサービス、デイケア)を活用していくべき。認知症が軽度でも認知症対応型デイサービスで手厚いケアは必要。


要介護認定に関する意見

認定情報についてですが、要介護認定基準時間及び中間評価項目、得点等の情報があればその利用者についてわかりやすい。

認定調査の内容確認が細かすぎて信用されていないように思う。

私から見て明らかに介護の方が支援になったりします。そんな方の支援怖くて出来ない事も過去にありましたが、今までは包括にお返ししていましたがこれからは自分でその後も引き継ぐという事が転倒等に結びつかないか本当に怖いです。

認定調査について①がん末期の方で要支援判定が出る場合が多々あります。医療保険が適用され福祉用具位しか必要ないと言われたことがあります。看取りをすすめているのであれば、状態が悪化するまでの過程を含め判定してもらいたいです。まず半年間介護が出れば本人も家族も不安なく過ごせるのではないでしょうか?②区分変更をかけるのは本人の状態が悪化したからで、サービス事業所側の都合のような取られ方をした事がありました。正しく判断してほしいです。


ケアマネジャーに対する指導に関する意見

大東市のケアマネジャーは常に質の低さをなげかけられているようで常に責められているように思います。

外部研修でCMから聞くのは大東市だけではCMしたくないとのことです。;残念です。

みんなで良いものを作っていき、他市ではない、ものをづくりに関してはとても共感はできますが、大東市の今のやり方ではケアマネとして大東市では働きにくいです。他市の方々が口を揃えて、大東市だけでは働きたくないとおっしゃっています。その意見は本当によく聞きます。このままでは働く人の数も減りますよ。残念ですが、大東市ではケアマネとして働けて良かったと思えるような型づくりを見直してください。あまりにもひどすぎるの一言です

すべての方が上記のように感じるわけではないのですが、悩みや不安があっても相談したいと思える雰囲気はないです。もっとCM目線で利用者、家人(市民)に寄り添った対応をしてもらいたいです。

大東市のケアマネだけで予防マネジメントがまかなえないのであるのなら他市に協力してもらっていいと思っている。

事例検討会を今年度14回すると聞きました。日々バタバタしてる仕事のなかでそれだけする必要があるのでしょうか?

包括はケアマネの相談機関であって、制約を押し付ける機関ではないと思うのです。他市は要介護1.2のケアプラン点検もありません。

他市の包括や居宅の事業所から、大東市でケアマネをしている大変さを心配されます。大東市の包括の職員さんが次々に辞めていかれます。失敗だと認めて包括の見直しをしてほしいです。


介護保険運営、基幹型包括支援センターに関する意見

介護保険制度の基本理念は「自立支援」「利用者本位」「尊厳の保持」であったと思いますが、現在は「自立支援」のみに意図的に偏重し、ひたすら仕組みを複雑にし現場に手間を押しつけ、市から出るお金は変わらない(市民負担は変わらない)のにサービスは低下している様に見受けられます。コーミンに包括を委託したことについても単なる出来レースとしか見えず、又結果もでていないのに評価しています。

他市の被保険者さんと大東市の人との差がありすぎて、同じ介護保険料を払っているのにと思う。利用者さんに「なんで大東市はムリなの?」と聞かれるたびに、基幹型の人が説明してほしいと思う。私自身も納得していない事が多いので説明しにくい。

行政の方々には介護保険制度の不具合が課題。改善に向けて取り組みを優先していただきたいとおもいます。各事業所がかかえている課題、経営面も含め、利用者の方々の実情も把握したうえで施策展開をお願いしたい。今は一方通行の指示と威圧でしかないように感じます。本当に何がしたいか解らない。

誰のための介護保険制度か、いつも考えされられます。

大東市と包括はいつも一方的だと感じる。予防プランを持たないと要介護の方を依頼しないなど、脅しと感じることが多々ある。制度が変わり混乱は当たり前なので高圧的な態度ではなく、寄り添った物言いをしてほしいい。なぜ予防を持たないのか考えてほしい

まず、包括の管理者が〇〇氏であることが一番の問題である。再委託がはじまる前、準備期間は相当あったにも関わらず、全く準備されないまま開始され、かなりの苦情があり市民に迷惑をかけた経緯がある。そもそも全く知識のない者を任命する市が悪い。ケアマネからの人望が皆無の人に付いていくことはできない。
これから高齢化社会になるのは理解しています。介護保険を削減しないといけないことも理解しています。たとえば同じ改革をするにしても、他のまともな人が管理者になれば、もう少し上手く改革はできる。〇〇氏を管理者から下す。そしてこの事業から関わる事の無いようにして欲しい。包括の人事の改革が必要。初めからになるが、それが一番の近道だと思う。

大東市地域包括の管理者の一言でうまくいくこともいかなくなっていることが多い。頭ごなしな物言いをして、事業所のケアマネ達もとてもプランがたてにくく、介護保険料を使わせたくないだけの言動になり、利用者様の為と思えない。このままでは利用者様のクレームにつながりかねない。

まずコロナの対策をしないと現場が板挟みになると思います。

大東市は介護保険の運用について厳しいという意見があるが、それだけ勉強会も多く、問い合わせの窓口も広いように思う。

大東市独自の事業を斡旋するのは癒着を疑います。

大東市の総合事業についての取り組みは他市町村と比べても先進していると感じた。

責任回避、自己保身的な考えが多い。また規則に無いから出来ないという、杓子定規の対応などのルール―を守ることが目的になっているように思う。基幹型包括のシステムが上手くいっているようには到底思えず、一度解体して再興するべきだと思う。


その他のご意見
利用者、市民の方が利用できるインフォーマルサービスを充実させて欲しい。ちょっとした困り事を、地域で支えるシステムを充実させて欲しい。
①元気でまっせ体操で、予防改善が「日本一」になったことが原因だと思います。今、他の集団体操もいいビデオがたくさんあります。デイサービスを訪問してみて元気でまっせ体操よりもいいと思えることもあります。
②元気でまっせ体操もいいですが少し古いように思えます。
③どんなに加算が多くなっても予防プランはしたくありません。書類を簡素化したら引き受けるのではないでしょうか。
④大東市内で引き受けるケアマネがいないのにどうして他市のケアマネが引き受けると考えられるのでしょうか。もっと現実をみてほしいです。他市の方が予防プランは多いと思います。
⑤もっと利用者やケアマネの立場を考えて、サービスを早く導入できること、書類を簡素化してスムーズに仕事ができるようにしていただきたいです。


私は4年近く大東市の介護制度を良くしたいと声を上げてきました。
議会でも毎回取り上げてきました。
ケアマネージャーの声は大阪社保協と大東社保協のアンケートへ寄せられた声ですが、現場からこれだけ多くの声が上ったことを心強く思います。
引き続き、利用者のために、良い介護を提供できるように頑張ります!

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女性CWを配置しないのは人権侵害に当たる

2020年09月17日 | 日記
9月15日大東市で自治体キャラバンが行われました。

大阪社保協が福祉の向上を求めて毎年この時期に要請行動を行っています。

今回参加して印象に残ったものを記事にします。

大東市には女性CWが居てません。

生活保護の担当課に女性CWを配置していないのはなぜか?という問いに、大東市は「健康管理支援事業の専門家(保健師)を配置した」と回答しました。

※CW…ケースワーカー 生活保護の受給が開始したらそれぞれ担当のケースワーカーが付きます。

大阪社保協の寺内事務局長は「特にシングルマザーはDVが原因で離婚している方が多い。そういう方は男性が家に来ることだけで恐怖なのです。そして、先日はお父さんに性的虐待を受けていた子に出会った。年ごろの子どもがいる家では知らない男性が家に来ること事態が大きなトラウマとなり、その後の人生にも影響してくる」と、実態を報告し、さらに、「女性CWが居ないこと、男性がそういう方々の自宅を訪問することは人権侵害にあたります」と述べました。


私が関わったケースで女性CWが必要だと感じたケースには必ず女性職員に同行してもらうように個別にお願いしており、上記の保健師が同行することが最近可能となりましたが、普段の相談相手はやはりCWとなります。

大東市 CW10名(女性ゼロ)
豊中市 CW65名(男性29名、女性36名)
高槻市 CW40名(男性28名、女性12名)
守口市 CW35名(男性25名、女性10名)
門真市 CW40名(男性24名、女性16名)
四條畷市CW5名(男性1名、女性4名)
東大阪市CW127名(男性61名、女性66名)

大阪府下で女性CWゼロは摂津市と大東市だけという結果が出ています。

大東市の母子世帯(2020年3月末)は34世帯あります。

高齢者、障害者、傷病世帯などに同居している子どもの数も合わせても女性CWは最低でも一人以上は必要です。

そして、私は先日90歳代の女性に男性CWが家にあがってきたときの恐怖体験を伺いました。

年齢関係なく、その人の状況や生い立ちで女性CWがよいケースは多々あると考えられます。

大東市には早急に女性CWの配置を求めます。

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リハビリ職の同行・アドバイスの3ケース義務化について(アンケート結果報告③)

2020年09月13日 | 介護保険制度
本日はアンケート報告第3回目です。

1回目、2回目は以下のページをぜひご参照ください。

OGPイメージ

予防マネジメント・予防プランの再委託の「加算」について(アンケート報告①) - あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

大東市では地域包括支援センターが予防マネジメント・予防プランをほぼ100%に近い数で受け持っていました。2020年3月から予防マネジメント・...

予防マネジメント・予防プランの再委託の「加算」について(アンケート報告①) - あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

 


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予防マネジメント・予防プランを担当しないケアマネージャーに対する要介護1・2のケアプラン点検について(アンケート結果報告②) - あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

アンケート結果報告の続きです。前回の記事はこちらOGPイメージ予防マネジメント・予防プランの再委託の「加算」について(アンケート報告①)-あ...

予防マネジメント・予防プランを担当しないケアマネージャーに対する要介護1・2のケアプラン点検について(アンケート結果報告②) - あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

 



3 予防マネジメントへのリハビリ専門職同行アドバイス

 予防マネジメント・予防プランの契約にあたって大東市は「3ケースはリハビリ専門職が同行しアドバイスを行う」と条件をつけています。
これについてのケアマネジャーの意見は、「どちらともいえない」が21人(44.7%)で最も多く、「賛同できない」は18人(38.3%)、「賛同できる」は6人(12.8%)にとどまりました。


リハビリ職の同行・アドバイスの3ケース義務化への意見




【記載された意見】

意見①「賛同できる」に記載された「ひとこと」

時間調整は難しいが、専門職に同行して頂きアドバイスをして下さるのはありがたい。3ケースだけでなく必要ならばアドバイスをいただきたい。

専門職の方の意見を聞けることができるのでとても良いことだと思います。

実際にご本人に合って状態を見ていただけるので良いと思います

アドバイスは必要と思いますので、状況に応じては必要かと思います


意見②「どちらともいえない」に記載された「ひとこと」

アドバイスはありがたいが、リハ職の部分でサービス利用までの時間が長くかかるのでは。

リハビリが必要な方の場合は賛同できますが、全く関係のない場合には不要ではないでしょうか?リハビリ専門職についても指定の事業所のみという点にも賛同できません。

PTさんの声かけ一つかと思う。現状のADLを維持するのに必要と思われるサービスを終了もしくはサービス導入にならないケースもある。

リハビリ専門職の意見も大切(有効)だが、日程調整に専門職の都合が優先されるのは利用者家族にとってどうか。

いまのところ予防プランを持っていないため

リハ職の方に見てもらうのは必要だと思うが、リハ職ありきのプランはおかしい。

専門職の方が来られる日程も人により遅い所もあり、こまります。相手は高齢者です。できるだけ迅速に動かなければならないのに、専門職をさがすのに時間がかかります。

専門職の目で見る時にケアマネ必要ですか。へんな情報が入り左右されませんか。

ケアマネージャーの立場からはアドバイスをもらえるのでありがたいが、利用者にとっては“そんな事をするならいいや…”という気持ちになり、サービスを受ける機会を奪っているように思う。利用者にサービスを断らせる為の対応か?と疑う事もある。

必要性の評価の意味としては同行も必要

専門職に評価してもらう事は意義があると思うが、予防プランが通らなければサービス導入開始ができない事には疑問を感じます。

どうしてリハビリ職なのか?それなら初回は全て、リハビリ専門職の方が判断して、サービスが必要ならケアマネにふればいいと思う。

リハ職によるアセスメントは学ぶことも多く良いとも思うが、日程調整など業務が増える。

うまくアドバイスをしてくれるPTなら良い。PTのレベルの差がありすぎるのは問題。

必用なサービスを決定してくれることや意見を頂けることは良いと思うが、セラピストが足りなくて大変と聞く


意見③「賛同できない」に記載された「ひとこと」

調整に時間がかかり利用者を待たせることになる。

一見のリハ職に何もできないくらい公金の無駄になると思います。包括のプランナーとリハ職さんで改善の実績を示してもらえたら納得します。

無料でアドバイスが受けられるのはありがたいが、ケアマネのプランニングを信用して欲しい。ケアマネが困った時に読んだ時だけ来て欲しい。

もっとスムーズにサービス開始できないのでしょうか。利用者本位のサービスなら必要と思える時、必要とする時に、すぐサービスを入れるべきでしょう。あまりにも机上の、それもあまりにも元気でまっせ体操に結びつけすぎます。

大東市はリハ職が全てだと思っているようですが、それならリハ職がケアマネをすればいい。

利用者本位、利用者の希望、寄り添うケアプランが大東市のマニュアルプランでなければならない

リハビリ専門職の意見が絶対となれば、考え方に偏りが発生する。

特にリハビリ専門職の同行は無かった。同行すればサービスを強要される気がする。

マネジメント、プランとは専門職が意見を出し合い構築していくものだとおもっている。3ケースだけのアドバイス?とは良くわからない

利用者ごとに考えがあると思います。必ずリハ職が同行するのは介護保険の位置づけにはズレがあります。

アドバイスというより筋書きは決まっていますものね。そんなやり方にはとても賛同などできたものではありませんから

リハビリ職が皆、同じ方向、目的を見ているのか疑問です。個々人の思いで意見する可能性もある中で、どの様な教育されているのか不安です。

目的が不明瞭


意見④「その他」に記載された「ひとこと」

リハビリ専門職のアドバイスで契約できる・できないが決まる?

PTが全てではないと思う。義務化して得られる効果の説明がほしい。義務違反になれば罰則、命令。指導まで考え義務化されているのでしょうか。


予防プラン・予防マネジメントを作成する際にリハビリ職の同行・アドバイスを位置付けている大東市。

大東市はケアマネージャーは予防プランの経験がないためと説明しますが、何年も毎月、出席を義務化したようなケアマネ研修会を開催してきたものは何だったのでしょうか。

もっとケアマネージャーを信頼し、利用者本位のケアプランが作れるようにするべきです。

また、リハビリ職が同行する日程調整もケアマネにとっては負担となっていることや、サービス開始までに余計に時間がかかっている実態なども告発されています。

大東市は今の現状を認識し、すぐに改善をすべきです。



次回、アンケート報告最終回です。
ケアマネの本音が沢山書かれた自由記載欄をご紹介します。


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予防マネジメント・予防プランを担当しないケアマネージャーに対する要介護1・2のケアプラン点検について(アンケート結果報告②)

2020年09月12日 | 介護保険制度
アンケート結果報告の続きです。
前回の記事はこちら
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予防マネジメント・予防プランの再委託の「加算」について(アンケート報告①) - あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

大東市では地域包括支援センターが予防マネジメント・予防プランをほぼ100%に近い数で受け持っていました。2020年3月から予防マネジメント・...

予防マネジメント・予防プランの再委託の「加算」について(アンケート報告①) - あらさき美枝(新崎美枝)いのちかがやく大阪を日本共産党大東市議会議員

 



大東市は予防プラン等を担当していない介護支援専門員の要介護1・2のプランは地域包括支援センターによるプラン点検を実施する。としました。


2 予防マネジメント・予防プランを担当しないケアマネジャーに対する要介護1.2のケアプラン点検についてのご意見

 大東市は、予防プラン等を担当しないケアマネジャーは、その要介護1,2のケアプランを点検するとの方針ですが、ケアマネジャーの意見は、「賛同できない」が32人(68.1%)と7割近くが反対でした。「賛同できる」は3人(6.4%)にとどまりました。




【記載された意見】

意見①「賛同できる」に記載された「ひとこと」

プランを点検してもらえることはとても良いと思います。自分では気づけない事を指導してもらえると勉強になります。

自分が作成したプラン等の点検は見直し、再検討に役立つ。自己研鑽になる。


意見②「どちらともいえない」に記載された「ひとこと」 

必ず予防を担当すること‥ということか?

ケアプランチックをして頂き、教えて頂けるのは有難く思いますが、担当しないケアマネの点検というのは、何となく複雑な思いです。

勉強になる

指導を受ける機会は謙虚に受け止め、勉強になりますが、不安を抱え、市役所、介護保険窓口へ直接指導を仰ぐと威圧的な態度に気分が悪く、行きたくないと感じた。


意見③「賛同できない」に記載された「ひとこと」

ケアマネジャーを信用していないと思う行為で、現在再委託依頼しようとしているのに包括との信頼関係がもてず支援プランも持ってもらえない。

包括のプランナー三職種は居宅サービス計画書を作成していないので、その方たちに点検されてもただの揚げ足取りのようにしか思えないのでは?そもそもできますか?

ケアプランチェックの対象者の要件や条件が元々非公開です。

何らかの目的がありケアプラン点検をするのは必要だと思うが、それを条件に付けるのは納得できない。全員やるかやらないかどちらかだと思う。

そもそもケアプラン点検に賛同しかねます。

「〇〇しないならば、〇〇するぞ」というのは脅迫的でなぜそんな言い方をするのか?逆に予防プランの担当したらケアプラン点検は全面的に免除してもらえるのか?

予防プランを担当した後にケアプラン点検を受けたらバカみたいでだまされた気分になります。

おどしとしか思えない。それ程、誰もが引き受けないということを重く受け止める必要があるのでは。引く受ける人がいないのでそのようなことをするのでしょうか?

「脅し」のように感じる。

この書面を見た時にまたいつもの脅しだと感じました。

予防を持てない(持たない)ケアマネの質を低いと考えているように感じる

ケアプランをチェックするのであれば、すべてのケアマネを対象にするべきだと思います。予防プランを担当しないケアマネと担当するケアマネ、どうして分ける必要があるのでしょうか

ケアプラン点検の目的が圧力(一方的)に思う。パワーハラスメントと思える。

ケアプラン点検はとてもありがたい。勉強になると思っているが、プランを担当しないという条件を読んだ時はとても圧力を感じ嫌な気持ちになりモチベーションが下がった

予防プランを担当する事とプラン点検は別問題だと思う

介護度に関係なく適切なサービスを検討・調整していると思っています。

以前の吊し上げ、プランチェックがあるので、予防プランを持たない人はケアプランチックをするという脅しにしか思えない。

個々の状況でケース数が満杯の場合、持ちたくても持てない。

なぜ、予防プランを担当しないかを市は考えて欲しい。ケアマネと全く信頼関係ができていない中、市は苦肉の策で持たない事業所に罰としてケアプラン点検をする…ありえない。なぜ予防プランを持たないのか…□□氏、〇〇氏が上に立っているから…それくらいのこと…市はわからないのですか?特に〇〇氏は現場を知らない中、トップに立っています。人選ミスにもほどがある。せめて〇〇氏を変えれば少しはケアマネも付いていくはず。信頼関係のかけらもない。〇〇氏も感じていると思う。だから上から押さえての行動になる。他の市(四條畷、東大阪)はうまく委託ができているのに…それは信頼関係があるからだと思う。大東市が出来ないのは□□氏、〇〇氏の問題が最大だと思う。

担当しないケアマネは「圧力」を感じると思います

予防プランに協力しないとチェックが入るとは脅しのように感じる

点検を受けるのは良いとしても利用者本位のプランなどで指導を受けるのは変だと思います。アドバイスのみでお願いしたいです。

これを聞いた時には本当に驚き、未だ信じられません。ケアマネジャーをなんだと思ってこの脅しなんですか?お上が決めたことには従ってもらうと言うようなやり方だと誰も大東市でケアマネなんてやりたくなくなります。大東市で働いていいのか考えます!

実際に現場をみていない状況でケアプラン点検ができるでしょうか?点検する人はケアマネ更新研修も行っていません。まさに高圧的です。そんな人に点検されたくないです。

目的が不明瞭。事業所の人的配置など、予防プランを担当したくてもできないCMの事情もある。ケアプラン点検などそもそも何のために行い、何を評価しているのか解らない


意見④「その他」に記載された「ひとこと」
 
予防プランを担当しないから点検? というのは?です。

担当しないケアマネージャーだけでなく点検するなら、全ケアマネージャーを対象にする方がよいと思います。

独占禁止法で言うところの濫用優越的地位の濫用に近いのではないかと思う。点検が目的なのであれば、わざわざ公の場で辱めあわす必要はなく、別の方法があるのではないか。個人(逢坂氏、北川氏)のパワーが強く、組織を通じ制度を私物化している様にも思う。どちらにせよ正しいとは思わない。

各事業所及び各ケアマネさんにも事情があると思います。差別的な考え方だと思います。




アンケートを実施した中でこの項目が一番ケアマネージャーからの反発が強かったように思います。

脅し 圧力 脅迫 パワーハラスメント 差別的 威圧的

このような言葉が複数のケアマネージャーから発せられるくらい大東市の介護制度は信用を失ってしまっているのが今の現状です。

これまでのケアプラン点検は適正化の目的を持って行われてきました。
つるし上げのようなケアプラン点検で誰もが口をそろえて二度と点検を受けたくないと言いました。

大東市は今回のケアプラン点検は適正化の目的で行われていたものとは別物で、予防プランを持つ人も持たない人も予防プラン・マネジメントを学んでもらう目的だと話しますが、点検する人は同じであり、予防プラン等を持たないからと言ってこのような条件を押し付けることは撤廃すべきです。






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予防マネジメント・予防プランの再委託の「加算」について(アンケート報告①)

2020年09月11日 | 介護保険制度
 大東市では地域包括支援センターが予防マネジメント・予防プランをほぼ100%に近い数で受け持っていました。
2020年3月から予防マネジメント・予防プランを民間の居宅介護事業所へ再委託していく方針を取りました。

しかし、予防マネジメント・予防プランを引き受けてくれる事業所は少数でその間にも利用者数は増えるため、予防のケアプラン難民が発生していました。

大東市は苦肉の策として「加算」制度を作りました。

しかし、単なる加算ではなく「加算」にはある条件が付けられました。

週1回以上、①インフォーマルな活動に参加・継続していること、そして、さらに

②元気でまっせ体操に参加し、訪問・通所サービスの利用が不要となること、

さらに。元気でまっせ体操を継続していることが条件となります。

それが、年間通して達成できていた場合に介護保予防支援の431単位×12カ月分へ①3756単位と②3756単位が「加算」され、合計12684単位/年間となります。

12684単位は要介護1・2のケアプランの報酬(1057単位×12カ月分=12684単位)と同額となります。

この加算制度についてケアマネージャーの意見を聞きました。



【大東市内ケアマネジャーアンケートの概要】

〇対象  大東市内の居宅介護支援事業所  31ヵ所
〇実施方法等
  2020年6月17日アンケート用紙発送
       6月30日 回収期限
〇回収数
  事業所数 19事業所 (61.2%)
  回答ケアマネジャー数  47人




1 予防マネジメント・予防プランの再委託の「加算」について
 
大東市は要介護者のケアプラン料と比べて安い予防プラン料について、独自の加算をつけることで、「要介護1,2の居宅介護支援費と同額になる」としています。
しかし、加算を取得するためには「訪問型・通所型サービスの終了」「でまっせ体操参加継続」等があり、実際はかなり困難です。

これについてケアマネジャーの意見は、「賛同できる」との回答はわずか2人(4.3%)でした。最も多かったのは「賛同できない」で25人(53.2%)と過半数のケアマネジャーが反対意見であることが分かりました。




記載された意見

意見①「賛同する」に記載された意見はありませんでした。

意見②「どちらともいえない」に記載された「ひとこと」


加算をつけ報酬が上がることは良いというが居宅サービス計画書作成の手間と比べてあげることは妥当だが、めんどうすぎて、そもそも加算を出す気力があるのかを疑う

通所とヘルパーを利用されていた所から、そこを利用をやめて替わりとなる「でまっせ体操」等を利用をはじめるときがむずかしい部分なのかなと思いました。でまっせ体操を見学したことがないので一度見学したいです。

でまっせ体操がどこで行われているのかわからなく、規模もわからない。

大東市として加算の要件を決められたことに意見はありませんが・・・・。


意見③「賛同できない」に記載された「ひとこと」

支援の加算という方法ではなく、支援費のUPをお願いしたい。ケアマネジャーの関りは介護度によってかわるとは思わない。 

居宅の特定事業所加算とは同額になりません。

御利用者様それぞれに必要なサービスがあり、どうしても外せない事や、体操への参加を本人が拒否する場合もあると思う。その場合は加算が取れないというのは理解ができない。

要件クリアは難しいのでは…

サービスを利用したままでも、でまっせ体操等に参加継続させてあげたい。

サービスを利用したままでも、少なくていいから加算をつけてほしい。

通所サービスの終了はあり得ない。人は少しずつ年をとるにつけ体力はおとろえます。維持する必要があります。元気でまっせ体操を無理におしつけているような気がします。誰が決めているか公開すべきです。

でまっせ体操に行けない利用者もいます。

通所型・訪問型サービスを利用し生活を維持できている利用者様がいます。

「デイに行けるから元気になれる」「でまっせ体操に一人で行けない、地域の人と交流は難しい」と言う方に、終了に向けての支援をする事ができない。

プラン料が、そんなことで決められるのは賛同できない。

同額程の加算があるのであれば、要介護1・2で良いのではないでしょうか。毎月必ず訪問しますし、モニタリングも行います。大東市は坂が多く、現地まで行くのが困難な方も多い。支払いが1年後というのもどうかと思います。事務の簡素化が叫ばれている時代に逆行している様にも思います。

「加算」をつけたので予防プランを持つべきのように強制されている。しかし「加算」に条件をつけやりづらさを感じる。

加算がある事は賛同できるが、条件、要件があることで利用・活用しにくくなっている。もっと、選択肢が多い中で、「選べれる」事が利用者には大事かと感じてる

利用者の状況にあったプランが立てられない

要支援者には80代の方も多く外出先の移動手段の確保ができないなどの問題があります。乗り合いバスもあるようですが、自宅まで来てもらえれば出かけられるという話をされます。「でまっせ体操」はDVDをもらったら自宅で行えるとも聞きました。

通所可能な体操する場所がない場合。

加算を取るための書類も、又請求の仕方も全てにおいて複雑。仕組みがややこしい、先日の説明会で理解しているケアマネは皆無です。仕組みばかりややこしくして、この加算は取れない。仕組みを複雑にして加算を取らさないようにしているように感じる。市(□□氏、〇〇氏)としては、上から「こんなに加算を取れる環境を準備しているように」と思っているかもしれないが…本当に救いようがない方々だと思う。

加算よりまずは、相談しやすい関係や利用の際の流れの簡素化の方がお願いしたい。もちろん加算もありがたいが

継続して訪問型通所型サービスを利用されている方の終了が難しく、インフォーマルな活動につなぐのは難しいことが多い

利用者が高齢ということもあり、状態を維持していくだけでも困難。また様々な疾患を抱えている利用者が多い中、専門職のいない「げんきでまっせ体操」の継続のみで残存機能が維持できるとは思わない。

先日の研修で加算の説明を受けました。しかし理解しづらく、自分は加算を取らない方針でやっていきます。後で却下されるのも嫌ですので。

ケアマネジャーの役割を根底から覆す傲慢なやり方に大反対!加算が取れるからとは言っていますが 要件の内容がとても強引なものとなっています。人それぞれの生活様式が違うように楽しみ方や過ごし方など一人一人のものだと思いますが、これはすべての人をそこに当てはめていますよね。強引そのものです。

目的が不明瞭。予防プラン対象者の本来のケアマネージメントになっていないのではないでしょうか?でまっせ体操を肯定化する為にしか思えない。(実際の評価が不明)


意見④「その他」に記載された「ひとこと」

加算がややこしい

加算の仕組みが必要以上に複雑すぎる。なぜ複雑な仕組みにしているのか疑問であり、単純化できない理由を知りたい。加算算定に取り組む事業所を故意に減らしているのではないか。

まだ加算要件の説明がされておらず、詳細が理解できていません。

でまっせ体操ですが、地域によっては2~3くらいなので参加しても面白くないので参加したくない利用者様もいます。

外出することは苦手だが、家の中で家族と過ごし、畑作業を生きがいにしている方もいる。加算のため、でまっせ体操に参加を促すようなことにならないか?外にでることだけがリハビリではないでしょうか?

皆、元気になっていただけるよう自立を目指し支援をと常に考えていますが、サービス終了できず、逆に介護になられる方もやはりおられますし、(持病やケガ、骨折等)その中で加算に条件をつけるのは、どちらともいえません。ましてや、体操に参加するのがご本人にとって自立に向けての支援になるのか、と感じる方もおられます。


沢山の本音が寄せられびっくりしています。
ケアマネージャーさんが口々に言っている様に、利用者の状況や意向に沿ったプランが作れるように、元気でまっせ体操を押し付けるのではなく、多様性、複数選択が可能な形にしていく事が求められます。
加算制度は介護サービス切り捨て路線をあらわにしています。
元気でまっせ体操押し付けの加算制度は撤廃し、予防マネジメント、予防プランの報酬を引き上げていく事を求めます。








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久しぶりの投稿 皆様に感謝

2020年09月11日 | 介護保険制度
前回の投稿からしばらく間があいてしまいました。
もう少しマメに発信したいのですが。

しかし、投稿がない間も毎日250名以上の方がブログへ訪れてくださっていることに感謝いたします。
ブログ開設から2030日、記事本数1009本(この記事は1010本目)



少しでも政治に関心を持ってくださる方が増える事でよい社会を作っていく事に繋がればと思います。

そして、記事にすることで、私自身の考えも整理でき、記録にもなります。

記事を見てご相談してくださる方もいらっしゃいます。お役に立てて光栄です。

日本共産党は国民の苦難軽減をモットーに、そして、1人ひとりの尊厳を大切に頑張っています。

引き続き頑張ります。
あっ、ちなみに普段のつぶやきはTwitterで、普段の活動はFacebookで発信しています。

さて、予告ですが。

本日から何回かに分けて、大東市の介護保険サービス関連(アンケート結果)について発信します。

6月に大東市内の居宅介護事業所31カ所へアンケートを実施しました。

19事業所(61.2%)、47人のケアマネージャーがアンケートに回答してくださいました。

回収率がすごく高くてびっくりしています。

そして、そのアンケートにはケアマネージャーの本音がぎっしり詰まっていました

では。のちほど。





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