ソニーはどうした？

最近、ソニーで欲しくなる商品がない。
昔は無理してでも欲しくなる商品があった。その代表はウォークマンだ。
中学の時に初めて買ったのだが、他の東芝や松下やアイワのはなんかだめだった。
なんとなく、欲しくなるという感じをお金を払って買う。
ウォークマンはそういう空気があった。

いま、必至にipodにもってかれたポータブルオーディオプレイヤーのシェアを奪回しようとしている。
が、ipodはデザイン・価格において勝ってしまっているので、ソニーは厳しいと思う。
バッテリーの持ちがいいです。というのは普通のメーカーならオッケーだ。何も問題ない。
がソニーで、それはないだろう。
デザインや雰囲気、所有するためにこっちががんばっちゃうと言わせんばかりの魅力ある商品を提供してくれったら。
それこそがソニーだろう。

ipod shuffleがえらいのは弱点であるところの容量の少なさを逆手にとって、どの曲が転送されるか判らないという点を新しい使い方として提示してしまったところだ。技あり！
こういうことはソニーにやって欲しいな。
他がやらない、他に採用される見込みがない。なのに意地でMDに記録するビデオカメラを作ったり、切手サイズのデジタルオーディオカセットを作ってしまったりする。
そんなソニーは大好きだったんだ。

写真は私が最後に欲しくて買ったソニー製品VAIOのPCG-U3である。
もう発売が終了して2年経つが、中古市場での価格が未だに購入時の最安値からあまり下がっていない。
やっぱ、いい機種だと思う。
この後継で出てきたTYPE-U（キーボードないやつ）はどんどん値崩れしている。
やっぱ、だめな方向へ行っているのか、ソニーは。