なんとか最終日に滑り込みで行ってきました。
田口さんの作品は映像でコマ撮りのかくかくした動きが視覚にもリズミカル。
プロジェクターで映写されるメインの映像にはちゃんと今回開催したイベントでの様子が入っててこの展示が毎日進行中だったのだとわかる。
当たり前ですが、この展示がスタートした時にはなかった映像が出来上がってるわけなのです。
さらに奥の部屋にあった会場プランを見てびっくり!
なんと最終日ということもあり無人島プロダクションの藤城さんがいらしてて教えてもらいました。
なんと一ヶ月の間描かれた会場の図面は14枚。
田口さんマメだ~。
以前の無人島での展示で見た膨大なドローイング(たしかうん百枚あったし会期中にもどんどん増えてた)からするとまんまつながってる感じもします。
会場には田口さんがいらして直接お話を伺うことが出来てよかったです。
というのも、枯れた花にライトを当てた作品はご本人のお話しを聞かなければその面白さに気づかずに終わってたなあと。
田口さんがニコニコしながら花の影を手でゆらゆらさせて遮ろうとする。
??
何だろう?
答えを明かしてもらってびっくり!
なんと影だと思ってた部分が影だけでなく、描いたものだったのです。
目の前の花はすでに枯れてしまっているけれど、ちゃんと咲いてたときの
影をなぞって壁に描いたのだそう。
こういう時間軸の使い方が素晴らしい。
花の影と描かれた影の差異が日々に広がってく姿をみて、誰よりも作者で
ある田口さんが一番楽しいんだろうなあと。
これは壁に描かれているし、その花とセットで初めて成立するインスタレーション。
今日で最後、しかもほんとの終わりの時間。
ということで一部撤収が始まりつつありました。
おかげでスクリーンの向こうのオブジェの影がリアルタイムで動くのを楽しむことが出来ました。
自転車の車輪とかめちゃめちゃでかく見えるのが何だか新鮮。
よく考えて見たら子供の頃の影絵ってせいぜい障子ごしにきつねのクチを開けて見るくらい。
だからノスタルジックな気持ちになるけどちょっとみたことないなっていうすごく不思議な感覚になるような気がするのです。
さて、冒頭の映像に戻りますが印象に残ったのが楽しそうなお客さんたち。
布をスクリーンにして影になって動いたり踊ったりしてるのだけど、これがなんとも楽しさが伝わってくるのです。
いいんだよね、すごく温かみがあって。
そのお客さんたちがそこに来てくれたことで初めて出来あがる作品。これってほんとうに素敵な出会いだと思うのだ。
惜しむらくはこの楽しい雰囲気を知ってたら会期中に何度かいけたのになということ。
なんでここまでやるのかなあと思って田口さんに聞いてみたら納得。
田口さんはベルリン在住なのでこれまでの日本での展覧会は映像のみ送ってというようなやり方で、ご本人がずっと居られる展示は今回が初めてなのだそう。
だからだ!楽しみで仕方のない空気に満ち溢れていたのは!
というわけで本日にて終了です。
<関連記事>
・田口行弘 個展「Über ~ performative sketch」(無人島プロダクション)
田口さんの作品は映像でコマ撮りのかくかくした動きが視覚にもリズミカル。
プロジェクターで映写されるメインの映像にはちゃんと今回開催したイベントでの様子が入っててこの展示が毎日進行中だったのだとわかる。
当たり前ですが、この展示がスタートした時にはなかった映像が出来上がってるわけなのです。
さらに奥の部屋にあった会場プランを見てびっくり!
なんと最終日ということもあり無人島プロダクションの藤城さんがいらしてて教えてもらいました。
なんと一ヶ月の間描かれた会場の図面は14枚。
田口さんマメだ~。
以前の無人島での展示で見た膨大なドローイング(たしかうん百枚あったし会期中にもどんどん増えてた)からするとまんまつながってる感じもします。
会場には田口さんがいらして直接お話を伺うことが出来てよかったです。
というのも、枯れた花にライトを当てた作品はご本人のお話しを聞かなければその面白さに気づかずに終わってたなあと。
田口さんがニコニコしながら花の影を手でゆらゆらさせて遮ろうとする。
??
何だろう?
答えを明かしてもらってびっくり!
なんと影だと思ってた部分が影だけでなく、描いたものだったのです。
目の前の花はすでに枯れてしまっているけれど、ちゃんと咲いてたときの
影をなぞって壁に描いたのだそう。
こういう時間軸の使い方が素晴らしい。
花の影と描かれた影の差異が日々に広がってく姿をみて、誰よりも作者で
ある田口さんが一番楽しいんだろうなあと。
これは壁に描かれているし、その花とセットで初めて成立するインスタレーション。
今日で最後、しかもほんとの終わりの時間。
ということで一部撤収が始まりつつありました。
おかげでスクリーンの向こうのオブジェの影がリアルタイムで動くのを楽しむことが出来ました。
自転車の車輪とかめちゃめちゃでかく見えるのが何だか新鮮。
よく考えて見たら子供の頃の影絵ってせいぜい障子ごしにきつねのクチを開けて見るくらい。
だからノスタルジックな気持ちになるけどちょっとみたことないなっていうすごく不思議な感覚になるような気がするのです。
さて、冒頭の映像に戻りますが印象に残ったのが楽しそうなお客さんたち。
布をスクリーンにして影になって動いたり踊ったりしてるのだけど、これがなんとも楽しさが伝わってくるのです。
いいんだよね、すごく温かみがあって。
そのお客さんたちがそこに来てくれたことで初めて出来あがる作品。これってほんとうに素敵な出会いだと思うのだ。
惜しむらくはこの楽しい雰囲気を知ってたら会期中に何度かいけたのになということ。
なんでここまでやるのかなあと思って田口さんに聞いてみたら納得。
田口さんはベルリン在住なのでこれまでの日本での展覧会は映像のみ送ってというようなやり方で、ご本人がずっと居られる展示は今回が初めてなのだそう。
だからだ!楽しみで仕方のない空気に満ち溢れていたのは!
というわけで本日にて終了です。
<関連記事>
・田口行弘 個展「Über ~ performative sketch」(無人島プロダクション)